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ソルジャー・ブルー 70年

2014年3/10ガラケー投稿 2022年9/26タブレット端末にて改稿開始〜9/27作業終了 鉄砲(つつ)持つ兵士に花を掲げても嬲り殺され犯され奪われるのがオチ 当時は反戦映画の扱いだったけど今回最後まで視聴した私が抱いた感想は 無責任な平和主義の愚かさ加減 蕨市に巣食うクルド人見ても分かるでしょうが異国に馴染もうとせず権利ばかり主張する異民族受け入れた民族の末路は、何処も悲惨なモノです ローマ帝国がそうであった様に

【 アメリカの正義とやらを信じている奴等はどいつもこいつも屑だとぶちまけた ベトナム戦争でのソンミ村住民無差別虐殺と南北戦争の最中行なわれた先住民根絶やし作戦の1つサンドクリーク大虐殺をベースのフィクション 製作者が本当に罵りたかったのは虐殺を行った実行犯達だけでなくシャイアン族&アラパポー族絶滅政策を容認し女子供を手に掛け頭の皮を剥いで回った底なしの屑を英雄に仕立て上げたお前等白人共だと訴えたかったのだけど本来其れを行なうべきシャイアン族もアラパポ族も蚊帳の外なのが詰めが甘い 】


★シャイアン族やアラパホ族 ましてやソンミ村虐殺事件の生き残りの人々の監修受けて無い辺りは片手落ち 今も先住民達は合衆国内の法律とやらで人間扱いすらされて居ませんし彼等も親切面して何度も裏切る白んぼなんざ信じてません 武器を持たぬ者を殺さないという盟約破ったツケは過大なまでに膨れ上がりました。


原題:SOLDIER BLUE

合衆国騎兵隊の軍服色より 

蛇避け兼ねた (インディゴブルー) 染めに掛けて

アメリカ 劇場公開作品

1971年 日本 劇場公開

原作:テオドル・ヴィクター・オルセン Soldier Blue 1970年

翻訳版は見付からなかったです

❖多分レンタル版探すのはかなり困難かと


 令和4年9月27日 DVD焼いてその内旧稿丸ごと書き直す予定でしたがとある国の安物メディア使ったのが仇となりました 改めてレンタル店頼ろうにもこの作品は何故か取り扱ってない所ばかり 70年代〜80年代の日本映画もかなり冷遇されてるけど 名作映画が軒並みラインナップから外されてるのは色々やりきれない気持ちがします そもそも見る気皆無な半島ドラマはもううんざりするレベルで並んでるんだけどね とにかく今視聴可能なデータその他駆使して何とか書き直し お付き合い頂ければ幸いです 私がこんな映画有るよと知ったのは映画秘宝のムック本 当時はかなりマニアックな品揃え誇るビデオ1ってチェーン店有りましたのでそちらでレンタル 逃げ惑う子供の頭を騎兵隊がサーベルで切り落とすグロシーン有ったから半ば動揺しつつガラケーで投稿 勿論文章が支離滅裂気味だったので見向きもされなかったのは言うまでもありません  


物語のベースはシャイアン族&アラパホ族絶滅政策の始まりとなった サンドクリークの虐殺 事件が起きたのは1864年11月29日 プロテスタントの司祭でコロラド軍管区第三連隊800名の指揮官だったジョン・M・チヴィトン大佐がターゲットにしたのはシャイアン族やアラパホ族の中でも開拓民との共存共栄を望んでいた和平派の集落 戦士階級の男達が不在となるタイミング見計らい女子供に老人をターゲットにした作戦により惨殺されたのは少なくとも500人以上 南北戦争の最中に合衆国政府の意向や和平交渉を台無しにする形で行なわれた蛮行の結果始まったのは 其れまでターゲットを極力選んできた両先住民による無差別殺戮 結果、合衆国政府は最前線から8000名の兵力割いてコロラド州へ派遣 ベトナム戦争顔負けな絶滅戦争へと発展する事態に 戦後虐殺主導したチヴィトン大佐は不名誉除隊に追い込まれる訳ですが もう1つの虐殺ネタとなったソンミ村を襲撃し部下に命じて504人の女子供殺したウィリアム・カリー中尉同様、実行犯を庇い立てする蛆虫みたいな白んぼは山程居た訳です


ただまぁ西部劇の重鎮ジョン・フォード監督が制作した姉妹作と言える シャイアン 64年 結局アメリカではソフト販売のみで終わった 殺しが静かにやって来る 68年 徹底的にコメディ路線に走ったダスティン・ホフマン主演の 小さな巨人 70年 もあっちの評論家が自画自賛する程 人々の考え方や価値観に影響与えたか? とにかく生殖……もとい聖職者の前で己の罪を懺悔すればどんな恥知らずな振る舞いも神の名と共に赦されるなんて虫けら以下の生き方してる毛唐には大して響かないようだね 私等が出来る事は 他山の石以て玉を攻むべし 残虐なこの物語をフィクションと割切りつつ 残された写真や記録を検索しながらこんな人面獣心には堕ちるまいと自戒する事ぐらいかね



【 ロッキー山脈とコロラド川に囲まれたアメリカ合衆国の原風景 米墨戦争によりメキシコから奪い取ったこの地に最初に押し寄せたのは金の採掘狙う山師達だった やがて押し寄せる白んぼ達は勝手に此処を神にもたらされた自分たち約束の土地だと主張し バッファローを追い絶えず土地を移動し狩猟採集生活続けるシャイアン族やアラパホ族を始めとする先住民9部族と敵対する 2022年現在、コロラド州に残る部族は僅か2つ だがイタリア系移民の末裔と絶滅戦争を生き延びたユト族を代表する先住民の過激派抗議団体AIMの対立構造は今も続いている 】


★イタリア系白んぼが蛮族皆殺し叫びコロンブスの銅像立ててイキる一方、AIMは銅像引き倒したり赤いペンキぶちまけ毎年の様に逮捕者続出 此れでも彼の国には人種差別存在しないと言い張る合衆国政府って阿呆なのかね


 1864年コロラド州東部カイオワ郡 此処はプレーリーと呼ばれる荒地と低灌木が繁茂する元草原地帯 実は映画に映される様な無惨な光景となったのは1930年代に起きた人災によるものだったが詳しく説明すると長い話になるので敢えて此処では触れない 南北戦争の主戦場はテキサスやルイジアナへ移り合衆国領に再び組み込まれたリュニオン砦へ向かうのは スプリーンガン中尉指揮下の兵士&下士官20名に護衛された兵士の給与と主計官(ベイマスター)にシャイアン族とのいざこざの末に農家へ逃げ込んで来た白人女性クリスタ・メリー・ベル・リー 彼女は2年前砦の士官マクネア中尉の婚約者だったらしいがシャイアン族の調停者 マダラ狼 に略奪婚されどうも蛮族の考えに染まったらしい


秋の季節迎えても此処は未だ炎天下 長丁場を進む彼等騎兵隊員の格好はお世辞にも見られたモノじゃない 水の確保もままならないから砦につくまで風呂や洗濯とは無縁 シャイアン族襲撃恐れるベイマスターの厳命で側衛に出されたのはウィリー2等兵とこの物語の目撃者となるホーナス・ガント2等兵 幾ら奴等でも金は奪う筈が無い筈 だが楽観論は簡単に覆る カイオワ族の縄張りに潜り込んでいたマダラ狼率いるシャイアン族の戦士達の襲撃で騎兵隊第11小隊は皆殺し 偶々敵と刺し違える形で斃したものの頭打ち気絶していたガントと慣れた仕草で死地を逃れたクリスタだけが生き残る 武器は主人公が抱える先込め銃と数発の弾にナイフのみ 金と騎兵隊のライフルは全て奪われている 


リュニオン砦を目指し始まる徒歩での珍道中


途中迂闊な主人公がカイオワ族の斥候に捕まり1騎討ちの決闘に追い込まれたり シャイアン族へライフル銃売り込むため紛れ込んだ武器商人とトラブル起こしたりと色々有りながらも 父親みたいに名誉の戦死は御免被るとノンポリやってる主人公と シャイアン族でマダラ狼の庇護下にあった間に武装開拓民や騎兵隊により嬲り殺しにあった多くの先住民の女子供の惨殺死体目撃してるヒロイン=クリスタは疑似恋愛の様な関係を結ぶ 漸く辿り着いたリュニオン砦 第11小隊を全滅させられ給与奪われた挙げ句、奴等ライフル銃を入手した バトルズ大尉率いる騎兵連隊によるシャイアン族の根絶やし作戦のターゲットになったのは女子供が暮らす彼等の集落 政府軍寄りだけど無辜の民間人虐殺だけは避けたいガントはシャイアン族寄りなクリスタと共に何とか根切り作戦を止めようと奮闘するが 彼等が足掻けば足掻く程に事態は最悪の方向へ突き進む


多勢に無勢な襲撃により、留守任された僅かなシャイアン族の戦士達は玉砕 中途半端な反撃喰らい自制心を完全に失った兵士達により女はレイプされた挙げ句殴り殺され 逃げ回る老人や子供はサーベルによりナマス切り 延々と続く一方的な虐殺を止めようとした主人公は反逆罪で取り押さえられた 何も止められなかったヒロインと主人公の別離シーンを最後に映し出されるのは証拠隠滅のため御座なりに埋葬された犠牲者達の粗末な墓標



★シャイアンとアラパホ族が最初に報復対象としたのは皮肉にもリュニオン砦だった 互いに民間人を標的に据えた殺し合いの末、多くの同胞を失った両部族はオクラホマ州等へ追放され其処でも執拗な弾圧受ける事になる


☆先住民を根絶やしにして豊かになる筈だったコロラド州に壊滅的な被害齎したのは連作障害と地下水汲み上げで始まったダストボウル 少なくとも30万を越える開拓民の末裔が味わったのはシャイアン族と全く同じ死の行進 ジョン・フォード監督の作品 怒りの葡萄 は彼等を襲う報いを取り上げた物語でした


★まるで泣いてる様なフォークソング歌ってるのはカナダ・インディアンの血を引くミュージシャン バフィ・セント・メリー(またはマリー) 当時はベトナム反戦運動やら先住民族の人権擁護活動やってたとか とはいえ彼女の代表作って私等世代は全く知りません……何でもかんでも著作権がどうこうで試聴すら出来ないしそりゃあ音楽業界廃れるわ(呆れ)


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