ブラジルから来た少年 78年
リアルで「ムカデ人間」作った狂人。
「ヨーゼフ・メンゲレ」についてはちょっと調べれば山程エピソードがありますから敢えて省略しました。
ナチス残党を追うハンター達の話も結構ノンフィクション物が出回ってますので興味のある方はどうぞ、実際非合法の暗殺は1980年まで行われています。
※人違いも多数有り
【DVDやCS放送でようやく本当の映画オリジナル・ラスト迄描かれた未公開作。…そーかそんなオチなんだ…】
第2次大戦中アウシュビッツ強制収容所の「死の天使」と呼ばれた伝説的など変態医師「ヨーゼフ・メンゲレ」が
戦争終わって数十年も経ってヒトラー復活の為にクローン人間を94人も大量生産。
同じ環境下で成育させて独裁者を復活させようという
まあ阿呆にも程があるんじゃねーのという計画を
戦後数十年もナチス残党を追い掛ける事に人生をある意味無駄に費やしたお爺ちゃんが解決するという「アイラ・レヴィン」原作の映画化作品です
原作発売は76年(日本では“鷲は舞い降りた”同様リーダーズダイジェスト掲載で80年)映画化は僅か2年後でしたが話題にならずお倉入り、結局当時人気だった“ゴールデン洋画劇場”未公開映画傑作選の1つとして放送。
悪役も探偵役も“お爺ちゃん”まあ未公開作品にもなるわな。と思われがちな物語で確か中学生の頃図書館で読んだ雑誌“リーダーズダイジェスト”の傑作選では
若いモサドかシンベト(イスラエルの諜報期間と非合法作戦部隊)の隊員の“実験者リスト”提供要求を突っぱね燃やしてしまう所で終わった筈です。
なんせお爺ちゃん探偵で主人公「リーバ・マン」が探し出し結局命を助けてくれたヒトラー候補達は全員小学生のお子様、
いつか独裁者になるかも知れない、
いつかユダヤ人を虐殺するかも知れない、
だから殺してしまえじゃナチスと何も変わりゃしない。
と唯一の証拠品を燃やすシーンは説得力があったんですが、後に文庫本になったバージョンもテレビ未公開?バージョン(今もそうだけどコマーシャルの問題で結構カットシーン有りますよ)も敢えて不吉なラストを描いています。
※記念品収集とか写真現像して微笑むブキミなシーン
この映画何回かゴールデン洋画劇場で再放送やってまして、もしかしたら何回目かのバージョンで観てしまった可能性が有ります。
…なんか悪魔の化身扱いってどうなのよ?
【理想のこども(笑)○ブリ作品を否定する気はないけど自分は間違いなく悪魔寄りなクソガキでした】
※放映当時中学生だった私の“ヒトラー候補生”についてのささやかな弁明です。
今となっては小学生時代の自分に逢ったら間違い無く“往復ビンタ”です(笑)
今の自分も大した事はないと思いますが
無駄な自信に他人に対する薄情さ、幼児期にやらかした黒歴史は山ほどありますともさ。
実際当時は彼等と同世代だったわけですし、あの行動に違和感も気持ち悪さも感じなかったのよ。
例の世界的大ヒット小説「帰ってきたヒトラー」の映画撮影スタートのニュースと
シリア&イラク/リビア難民(ある意味元凶が今回も欧米の自分勝手な人権擁護とイスラム原理主義なのは泣けてくる…歴史を勉強しなさい阿呆共)を廻る異民族排阻のゴタゴタ…
ふとこの映画の事を思い出して色々検索してみたら皆さん子供の不気味さを“気持ち悪い”と書いてありまして、ちょっとムカついたので弁明してみました。
反省はしていますん(笑)
【ヒトラーのクローンと言えば…】
1時期ナチスの復活やらヒトラー再生やら色々作品ありました。流石に21世紀にもなってそれやらかした作品は無いけどね。
作品名も出版社も思い出せない小説で、ヒトラーの頭を冷凍保存、クローンで製造した候補生を殺害して頭をすり替え“ヒトラー復活”を狙う物語が有りました。
※明後日に“スーパーモルゲン”とふりがながついた作品だったと思います。
ラストシーンが画面想像するとエグかったんですよ。
主人公が犯人共から取り上げた冷凍ケース。
不用意に開けてしまった中身は帽子かぶった“総統閣下”夕暮れ時のロサンゼルスのあの坂道をゴロゴロ転がって行って犯人共も主人公も「あーーっ」となる場面が強烈な物語でした。




