表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
394/1233

13ウォリアーズ 99年

2015年10/14ガラケー執筆し投稿 2023年5/22タブレット端末にて全面改稿開始〜5/24深夜作業終了 なるべくCG使わず大勢のエキストラ動員して作った映画ですがアメリカでも日本でも大コケしました 失敗の理由は本編に書いときますが他にもグロシーン誤魔化す為に画面ずっと真っ暗闇だからブラウン管テレビ向けじゃ無かったかも

【 アラブ歴400年/西暦922年 イスラム原理主義が台頭してくる前は21世紀のヨーロッパより遥かに文明社会だったアッバース朝のイラク 大臣の妻に色目使い現在のタジキスタン辺りに外交官としての栄誉だけ与えられ左遷され旅の最中の吟遊詩人アフマド・イブン・ファドラーン以下略が神に見捨てられた世界スカンジナビアで目撃したのはとうの昔に絶滅した筈の人類の亜種なマンイーター軍団vs人類最強ヴァイキングの戦士達による壮絶な絶滅戦争 後半内容はかなり創作混じってますがヨーロッパ人の原点らしい彼等の生活習慣や考え方に死生観 敢えて映画版では目一杯誤魔化してるけど人身御供=殉死の儀式その他を色々綴った貴重な文献がベースな娯楽作品 】


★最初に此れの撮影引受けた監督がリアルさ優先し 主人公以外皆毛むくじゃら(サンタクロースかムック) 吹替版で見てても本当にダレが誰やら分かりません(笑) そりゃあ原作者が敗戦投手(臨時監督)引き受けても興行失敗するわな


原題:THE 13TH WARRIOR

13人の戦士達

アメリカ 劇場公開作品

2000年 日本 劇場公開

原作:マイケル・クライトン著 EATERS(食人族) OF() THE() DEAD(死闘) 1976年

翻訳版はハヤカワNV文庫 北人伝説 確か1980年頃

❖ノンフィクション扱いだけどかれこれ1000年以上前のアラブ外交官アフマドの記したヴァイキングに関する報告書+8世紀に英国で出版されたデンマーク英雄伝(ベオヴルフ)なのでフィクションとして割り切って下さいな


 令和5年5月22日 日本よりも中国共産党や露助に忠誠誓う中核派とそのシンパによるG7サミット反対デモにカメラ向け人権侵害だと騒いでたのはJAP嫌いでLGBTQの特権階級化を他所の国に強要するBBCのみ ゼレンスキー大統領の動向を安倍晋三元総理が暗殺された時の様にテレビで生中継しやがったから暗殺やら無差別殺傷テロやら警戒してたけど何事も起きず何よりです 公務員服務規定により三食冷たい弁当しか食えなかった特別警備終え其々の派遣元へ戻るお巡りさん達に人気のお土産はやっぱりお馴染みもみじ饅頭な辺り広島の観光客向けサービスはそろそろ新しいアイデア求められてるかもと思いつつ かれこれ8年近く前にガラケーで書き逃げした本作の改稿を 私がこの映画を初めて見たのは未だ映像ソフトがVHSビデオだった2001年頃 当然ながら後に4万円⇒テレビ用でも3000円程度までコストダウン進んだDVDプレーヤーと異なり 当時はかなりコストダウン進んでも4万円相当なビデオデッキは応接間に鎮座しており私は精々週末午後ぐらいしか借りて来た映画楽しむ時間が有りませんでした なんせ見終えたら巻き戻しは原則ルール 二度見や巻き戻し繰り返しなんてテープが絡まる恐れ有ったしやれません


別段アントニオ・バンデラスに思い入れが有る訳でもなく 21世紀に入ってもクソ寒くて皆んな体臭凄そうなスカンジナビアの蛮族に興味ある訳でもなかったんだけど マイケル・クライトン先生が執筆した原作小説は中学生の頃に近所の古本屋からカバー無しの50円で入手 其れなりに読み込んでおり王族の葬儀=生贄儀式の前に行われるエログロな描写がトラウマモノだったんだよ でこんなゲテモノ作品が滅茶苦茶手間暇掛けて映像化されたと雑誌で目にしたからかなり期待しつつ吹替版のビデオ借りて来たんだけどさ…………一応全年齢層対象だったからお目当てのエロとグロはかなり控え目 ストーリーはまあ其れなりにドキドキさせて貰ったけどクライマックスシーンはまんま "七人の侍" だったし何よりもアレだ 壮絶な死に様見せるヴァイキングの若き王ブルヴァイ役の吹替が当時現役プロレスラーだった佐々木健介さんで 滅茶苦茶格好良かった大塚明夫さんを始めとする声優陣の熱演を独りブチ壊すレベルの酷い棒読みでなぁ 流石にVHSビデオに音声切り替え機能なんて便利なモノ付いてないし 何にせよ吹替版じゃないと小見出しにも書いた通り主人公以外は全員毛むくじゃらなモップみたいな髪型とヒゲだからせめて声で聞き分けないと本当にダレが誰やらわかんない 



【 オリジナル・ヴァイキングの血統はまんまナチズムな優生思想に染まった北欧では70年代に絶滅 よってヴァイキング役はチェコを始め東欧系のカナダ移民で最低基準が筋肉モリモリで身長180cm以上平均体重90kgオーバー 勿論そんな出演作品絞られる輩がハリウッドにわんさか居る筈も無く 殆どのメンバーが悪役専門なテレビ俳優 なお日本でウケなかったのは全員アル中のホームレスよりも遥かに不潔感漂うメイク施されたメンバーばかりだったからだけど アメリカでウケなかった理由はバンデラス演じる主人公が滅茶苦茶デキるイラク人な設定だった為 数年前まで湾岸戦争で悪役やってた彼の国の人間に好意持てる筈は無い(苦笑) 】


★8世紀辺りのヨーロッパ人男性の平均身長が160cm以下なのに比べヴァイキングは平均170cm 食事に苦労しない王族ともなると184cm越えるとかで高身長にイケメンで金持ちがちやほやされるのは今も昔も変わらない なおバンデラスは174cmでハンフリー・ボガートやトム・クルーズ同様、割と小柄 だから欧米だと出演作品が絞られます。


 西暦921年アッバース朝のイラクはバクダット 親子程歳の離れた大臣の妻に色目使った云々で暗黒時代のヨーロッパ大陸へ左遷となったのはアフマド・イブン・ファドラーン・イブン・アル=アッバース・イブン・ラシード・イブン・ハンマード……とかくこの時代の貴族階級はアラブ人ですらフルネームが滅茶苦茶長いので以降アフマドまたは主人公とするがそれまでの本業が文筆業で英雄譚暗記し宴会で披露する吟遊詩人だったアフマドは父親の親友で滅茶苦茶濃い顔のギリシャ系通訳メルチシデク(オマー・シャリフ)に付き添われる形で商人達と共に今のタジキスタン共和国辺りで栄華極めてたチュルク王国へ大使として赴任するための1年掛かりの旅へ 当時のヨーロッパは8世紀の西ローマ帝国滅亡以降の大混乱と小氷河期を原因とする戦国時代 例えるなら市町村レベルの国家が乱立し激減した農作物を始めとする食糧奪い合い何処もかしこも皆殺しな民族紛争の真っ只中


遊牧民で異民族襲い生計立ててた韃靼(タタール)人盗賊団の襲撃受けあわや皆殺しを覚悟した主人公達を気紛れで助け出したのは ヴォルガ川の支流を船団で行き来しながら傭兵として糧を得るヴァイキング達 その夜外交官として礼儀尽くそうと彼等の王へ面会求めたアフマドとメルチシデクだったが勝利の宴会だと思われた其れは寄りにもよって傭兵家業の最中に戦傷負い遂に事切れた王の葬式 カタコトのギリシャ語で遣り取りする表敬訪問の最中、他の候補者をその場でたたっ斬った若き後継者ブルヴァイ王の振る舞いにドン引きする主人公(アフマド)通訳(メルチ)だったが彼等の蛮族振りはタタール人の比じゃ無かった 映画ではバッサリカットされたけど宴会終わって始まる男女入り乱れての乱交による子作り 薬物と酒に一晩続く乱交で頭がアレになった先王の妻を生きたまま故人と共に燃える船で火炙りにする人身御供 どうせ此の世は地獄だから戦って死ねば良い ヴァイキングは老若男女関係無しにどいつもこいつもイかれてる こんなキチガイ共(ミッドサマー)に関わってたら命が幾つ有っても足りない 


何とかタイミング見計らい彼等の庇護下から離れ目的地のチュルクへ向かおうとする主人公達だったが 彼等の故郷に現れた異民族侵略の情報と隣国からの救援要請 船団国家を導く巫女の占いにより12人のヴァイキング戦士と1人の異民族の戦士を救援に向かわせろとの託宣が出た この救援は殆ど片道切符な死が待っていると警告入るが身長196cmで外見そのまんま脳筋なブルヴァイ王が最初に志願しノリと勢いで次々現れる志願者達 偶々その光景を見物していたアフマドも断る機会失ったまま巫女なババァに指差され13人目の戦死……もとい戦士(イケニエ)として陸路ヴォルガ川を遡り海路今のデンマークへ向かう事に そもそもノルウェー語なんて一切話せない主人公は拒絶する事が不可能 多分此れが今生の別れですと通訳にもあっさり見放されドナドナと騎乗の人に とかく生死に関わるから彼等の会話に聞き耳を立てほぼ1月程度で日常会話レベルの言葉覚え乗馬も得意なアフマドは小さなアラブ人としてブルヴァイ王=ベオウルフのお気に入りとなる 犬や馬とやったと自慢する迂闊に抱き着かれたり肩組まれたら男でも妊娠しかねない奴等にホモな性癖無いのは不幸中の幸いだった  


霧の中漸くスカンジナビアへ到着 ブルヴァイ王の叔父にあたるハイジリアリ王と後妻ウィロウ女王との謁見 既に首都にあたる集落も度重なる人食い(ウェンドル)の襲撃で若い男子は根絶やし状態 だが先妻との間の息子な皇太子はブルヴァイ王とその部下や主人公に国を捕りに来たと露骨に敵意向けられる その夜、ヴェンドルの襲撃によりアフマドは軽傷負いラグナとホウラクが殺され首を奪われた このままでは皆んな殺される ブルヴァイの指揮で始まった首都(但し実情は村レベル)の城塞化 名前出て来ないけど治療通して女医師と仲良くなるアフマドに11人を付け狙う皇太子に対する野蛮な牽制 その夜襲ってきたのはヴェンドル騎兵の群れ 火攻め行う敵と乱戦状態となりスケルドにハルガとロネスが討たれ 瀕死のレセルも程無く後を追う 怯えるヒロインとアフマドはその夜激情に駆られるまま1夜共に なお肝心要なシーンは勿論まるごとカット


敵の正体が怪物では無く熊に偽装したネアンデルタール人だと判明しウィロウ女王を介してこの国の巫女に託宣を貰う 熊の精霊を宿した積りで人食いと首狩りやってるヴェンドルは山奥の洞窟に拠点を築いていた 奴等は角付きのカブト被った首領と託宣告げるシャーマンを殺せば烏合の衆となる ブルヴァイ率いる7人はシャーマン仕留めるため洞窟の中へ 彼等の崇拝する女神像に捧げられていたのは食糧として消費されたヴァイキングの骨の山 その膨大さと惨たらしさに戦意顕にする主人公達 何とかシャーマンは仕留めたものの毒手で傷付けられたブルヴァイは衰弱し神官達との戦いで深手を負ったヘルフダンも仲間たちが逃げる時間稼ぐため犠牲となる ブルヴァイが負った傷は最早治癒不可能 持って一晩な状況下始まるヴェンドル騎兵との最終決戦 乱戦の最中に敵の首領と刺し違えたブルヴァイの活躍により辛うじて勝利 アフマドにハージャとエグソー……後何故か名前出て来ないから暫定的にヴァイキング1号2号としとくけど派遣された13名中、主人公含む6名が生き残り船団へ生還 名誉の戦死遂げたブルヴァイことベオウルフの葬儀は時間無いからダイジェスト 生前の彼等から託されたこの大冒険を文筆で残すためラテン語で執筆するのはその後も色々有って漸くバクダットへ生還果たしたアフマドだった 主人公のモノローグにより物語はエンドロールへ


8世紀に出版された事になってる欧米版桃太郎こと叙情詩ベオウルフですが 最近の研究だともっと後年に纏められた可能性が高いらしい 原作者不明で版権も消滅してるので割と何度もCG満載で映画&ドラマ化されてますがDVDスルーな辺り色々お察し下さいな ドイツ/アメリカ合作なSFファンタジー映画アウトランダー 08年もベオウルフの物語をいじった亜種

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ