人喰殺人鬼 04年
2015年10/6ガラケー投稿 2019年2/5タブレット端末にて改稿開始〜2/8一旦改稿終了
【 1954年〜56年迄タイ国内で大騒ぎとなった連続幼児殺害事件で“取り敢えず犯人”として逮捕され根拠どころか証拠も無いけど6人殺し内臓食べたと自供した為に絞首刑(或いは銃殺刑…ミイラに銃傷あるのかはっきりしません)〜中国共産党政府に受け取り拒否されたからその後ミイラにされ防腐処理⇒あの国では観光名所で有り小学生の遠足や社会見学の定番コース(冷や汗)シリラート病院&死体博物館の目玉商品となった知恵遅れの中国人移民がどんな風に虐められ連続殺人鬼となったのか…あくまでも想像元に悪趣味全開で捏造しまくった問題作…だからテレビ放映も不可能だと書いときます。 】
★なお事件発覚&犯人処刑以降、タイでは夜眠らない悪い子は人喰殺人鬼に拐われ食べられると怒られる様になります…妖怪扱いかね(-.-)
原題:THE MAN-EATER(Zee-Oui)
リー・ホイが発音出来ないからタイでは
シーウィーとなりました。
英題:THE MAN-EATER(Li-Hui)
どちらも殺人鬼として処刑された
セウン・リー・ホイの名から
タイ王国劇場公開作品.
2008年日本でDVDリリース.
★そもそも何故にこんな後味最悪な悪趣味映画見ようなんて思い付いたのか…全くこれっぽっちも全然思い出せ無いのですがまさかバイト先でストレス溜めてたのかな?まあ敢えて全て思いだそうとは思いませんけどね。怨みなんざ忘れず抱え込んでも禄な事になりませんので…それとタイトルはアレですがスプラッタ描写は控え目です。代わりにシーウィーが拷問されたり虐待される残酷シーンが満載となります。
まずは何故タイに中国からの棄民が殺到したのか その辺りの時代背景から説明しないとリー・ホイ=シーウィーがタイ人のみならず華人社会やその子供達から向けられた露骨な敵意や軽蔑に侮蔑の理由が理解出来ないと想います。 第二次世界大戦終結によりアメリカ合衆国とイギリスにソビエト連邦の全面支援を受けた中華民国は戦勝国となりました ところが日本軍と開拓移民や商社の日本人を殺したり捕虜収容所へ追い立てた途端、中国大陸は悲惨な無政府状態に突入したのですよ(笑) まあ要するに曲がりなりにも治安維持してた怖い警官や日本軍が居なくなり 今迄安全な奥地に潜伏してた毛沢東率いる共産党義勇軍=八路軍が蒋介石軍に襲い掛かり同時に各地の軍閥が再び情け容赦無しの殺し合い始めちまったもんだから日中戦争時代よりも悲惨な状況に突入した訳です。
特に旧満州は日本が作り上げたインフラ巡って大陸に攻め込んで来た火事場泥棒のソビエト軍や中華民国軍に八路軍 とどめに略奪目的で押し寄せた自称一般市民等の馬鹿共によって再び更地となるのですが それはともかく1949年に中華人民共和国が大陸を統一、朝鮮戦争で元国民党軍を使い潰し停戦後に始めたのが土地の再分配と反革命分子の摘発と公職追放でした。 その為、台湾筆頭にパキスタンやカンボジアとかラオス、果てはベトナム等に武器を持ったまま国民党軍の残党が避難民を装い逃げ込んで来る訳ですが当然ながら近隣各国でトラブルが多発した訳です。 特にタイ北部やラオス山岳地帯に居座ったソレ等が生活費稼ぐためにやらかしたのがケシの花 要するに阿片栽培。 勿論それぞれの治安機関と国民党軍の殺し合いや賄賂の横行、麻薬密売よる治安悪化が始まりました。
第二次世界大戦でタイ王国は連合軍に宣戦布告したにも関わらず日本政府の全面支援により辛うじて小規模な国境戦闘や空襲を経験する程度で生き残りまます。 カンボジアからもぎ取った領土をフランスへ返却し、没落した日本軍の代わりに連合軍へ歩み寄る事で国体を維持する事に成功したものの周辺諸国は再び大国の植民地 しかも一度自治を取り返したから独立運動が始まりかなりきな臭い状況 隙あらば狙われる可能性が極めて高く実際スイス留学から戻ったラーマ8世は暗殺され(公式には変死扱いで、死因は額に空いた銃傷) 代わりにアメリカ留学から帰国したラーマ9世=後のプミポン国王が若干18歳で就任したものの直後に起きた軍事クーデターと朝鮮戦争勃発により国連軍派遣しなけりゃならなくなる等、政治と経済の大混乱は続き山岳地帯に居座る国民党軍に対処するどころではなくなります。
まあそれ以前からタイの華人社会は腐敗と犯罪に不法滞在者の象徴 まんまブラック・ラグーンな環境でしたから度々軍や周辺住民と敵対 王国による長年の飴と鞭による圧力と混血化、タイ文化への歩み寄りにより初めて華人系の首相が誕生したりと対立がある程度沈静化したのは21世紀に入ってからの事になります。 但し2010年代に入ってからアノ国と一緒にやらかした経済&文化汚染や南沙諸島への侵略基地建設。 果ては一緒に持ち込んだ排ガス規制無視した自動車の普及による微細粉塵の被害拡大で再び関係は悪化。 バンコク市内に至っては工場の煙と廃棄ガスで防塵マスクやゴーグル無しだと鼻血吹いたり目の血管が破裂してって悲惨な状況は下手すると北京やインド以下なのかも知れません。
そもそも儒教思想も共産主義も仏教国でありヨーロッパ同様、契約書や約束に重きを置くタイ王国では疫病扱いです。 だからこの物語は微笑みの国タイの暗黒面=歴史的にも過去から現在も続く因縁で怨み骨髄な中国人に対する恐怖と嫌悪&第二次大戦後無理やり入り込みトラブル引き起こした事実も含む残酷映画と書くべきなんでしょうが 中国も現地華人社会も相当真黒だった事実を淡々と描いたノンフィクション 但し死刑になりミイラ加工された以外はほぼデタラメな作品と言えます。
実は今回原稿書き直すに辺りリー・ホイとは実際どんな人物だったのか色々調べてみましたが逮捕⇒処刑を行ったタイ王国だけでなく彼の母国である中国にも処刑前の写真と自白調書以外まともな資料が残されてないんです。 よってあくまでも映画のストーリーに基づいた信憑性皆無なあらすじを書き綴る他は無いという状態です なにせタイの資料では“1944年にミャンマーに派遣された国民党軍の一員として日本軍と戦い人肉の味を覚えた”ことになってます ところでその日本軍、英語喋って金髪碧眼だったんじゃ無いかね?
☆それ以外では12人兄弟の末っ子として生まれたが先天性異常があり育児放棄されたとか色々書かれてますが虚実混じりで信憑性が…ねぇ。
【 という訳で映画では事件解決しリー・ホイ=シーウィーの犯罪を調べ上げ上司や警察の意向に逆らってまでも追い詰めたのは、昔華人犯罪者に妹を殺され内臓食われた過去を持つ美人新聞記者とその仲間達という体裁を取っています。勿論犯人が何故子供殺して食べるなんて行為を繰り返したのか……その動機や喘息の件も含め全て捏造ですのでご注意下さいませ…4年前は余りに胡散臭い真相だったからあらすじ書くの諦めたんだよなぁ。 】
☆あらすじ自体は4年前に見たうろ覚えな記憶参照に好き勝手捏造してますのでご注意を…新聞記者の名前完全にど忘れしてますのでまた見る機会が有れば書き直します…但し確約は出来ません。既に撤去されてる可能性高そうだし。
★リー・ホイのトラウマ体験は恐らくは朝鮮戦争における出来事ですが演出の都合で第二次大戦に変えてます。タイトル英語にして反日要素入れたら世界中の華人系にちゃっかりセールス出来るしね。
1953年.朝鮮戦争停戦直後 軍を追い出され仕事が無いから故郷にも戻れない30歳のセウン・リー・ホイが親族を頼り糧を求め辿り着いたのはタイ王国だった。 不衛生だからと髪の毛をバリカンで刈られ家畜の様に消毒液をぶち撒けられタイ語では発音出来ないからと“シーウィー・セウン”に名前を変えられた。 タイ語どころか英語も話せない男が叔父の紹介で送り込まれたのは華人系中国人が運営する家族経営の鶏肉加工所 来る日も来る日も鶏を屠殺し羽を毟るだけの仕事を与えられた彼は流暢に喋れない事や元々知恵遅れ気味だった事も有り加工所の子供達からも嫌われ虐められる毎日 ある日隙を付き金を盗んだシーウィーは其処から逃げ出す。
その後、次々と職を転々したシーウィーは専ら肉体労働の日雇い人夫となるのだが、基本的に体力が無く相変わらずタイ語が話せず喘息持ちだったが為に飯場の仲間達に嫌われ執拗な嫌がらせを受ける。 孤立する彼に親切にしてくれたのは同じ経験を積んだ華人出身の現場監督とその幼い娘だけ だが虐めにより戦争中のPTSDを再発させたシーウィーはある夜誤ってその8歳の娘を絞め殺してしまった。
幸い別の人夫が容疑者として警察に追われ犯人として疑われなかったが、娘を失い意気消沈しこの仕事を辞める事を決断した現場監督の紹介で農業従事者の仕事を斡旋して貰う だが農場は台風により壊滅、またしても職を失ったシーウィーは喘息も悪化し遂には薬を買う事もままならなくなった。 相変わらず言葉に不自由でありながら軍人時代の癖で民間人を下に見る彼は同僚に喘息の薬を捨てられた事で遂に錯乱してしまう。
貧乏な村で母1人子1人で育ったシーウィーは幼い頃から調子を崩す度に喘息を発症させている。 村の蛋白源であり貴重な薬の代わりとなるのはちょっとした罪で処刑される罪人達の血肉であり内臓は薬の代わり 幼い頃喘息が発症する度、母が調達して来てくれたのはそんな形で処刑された人間の内臓だった 俺は未だ死にたく無い、シーウィーが狙ったのは弱く殺しやすい子供の心臓 そして残虐極まる連続殺人が始まる 各地を転々としながら日雇い仕事で湖口を凌ぎ喘息の症状が起き始めたら子供を殺して内臓を調理し食べる 殺人行脚は3年にも及んだ。
華人同士の殺し合いは別段珍しい話でもなく ましてやスラムの子供が事故死するのも日常的だったタイ この物語のヒロインで実質主人公でもある新聞記者は幼い頃“薬にする目的で華人の犯罪者に妹を殺され食べられた過去を持つ”だから小五月蠅い上司から不可解な貧民街での子供殺しなんて詰まらない事件を追わずもっと明るいニュースを集めて来いと怒られながらも当初別々の事件だと思われたソレが調べて行くに連れ連続殺人なんだと確信を抱く事になった 偶々シーウィーとニアミスし現場に残された遺留品から彼の関与を確信し仲間達と追い詰めたが彼等が目の当たりにしたのは 6人目の犠牲者を殺したばかりのシーウィーの姿。
犯人逮捕後、記事に纏める為シーウィーの経歴を調査するヒロイン達と自白調書取る為に容赦無き拷問を繰り返す警察の姿を映しながら、シーウィーの悲惨極まる過去を調べ上げたヒロインは彼が単なる人喰い殺人鬼では無くタイの華人社会の犠牲者でも有る事実に打ちひしがれるのだが とにかく連続殺人を見逃しプライドをズタズタにされた警察と判事達は
今迄起きた全ての人喰い殺人を自分がやったと証言すれば祖国に送り返してやれるぞとシーウィーを説得。
殆ど正気を失ったシーウィーはそんな自白をしたらどうなるか分からない状態で6人の殺人を告白し 当然ながら泣き叫びながら処刑場へ送られた。
物語はその後、蝋や柿渋でコーティングされミイラとなった本物のシーウィーを映し出し終焉を迎える 実際に彼に殺され食べられたのは何人だったのか、その後もタイでは日常的に似た様な事件が頻繁し次々と犯人が刑場送りとなった為に定かでは無い。
口は災いの元というか何と言うか書き直した原稿投稿直後にこのDVDレンタルしてた馴染みの店が閉店決まっちまったい(涙)多分コレからはネット配信の時代になるのかね。
2019年2/9追記




