アンダードッグス 20年
2023年2/20〜2/22 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
ストーリーネタバレすると色々台無しとなる物語なため時代背景とさわり部分だけなのは勘弁を 原作小説自体が忘れ去られた頃にまだこのサイト有り私が生きてたら追記します
【 某要介護探偵も公言してるけど 世間様に必ずバレる犯罪行為に手を染める輩は大概性根が腐っているか自分達は絶対的な正義だと思い上がった阿呆ばかりで此れは個人に限った話でもない 弱肉強食或いは餓鬼道に染まりきった汚い手口で這い上がって来る企業や国も何時周りに仕返しされるか心底怯えきっているから敵味方を勝手に決め付け理不尽な簒奪重ね右肩上がりに敵を増やし ある日侮っていたどうでもいい負け犬に喉笛を食い千切られる と言う訳で日本じゃ省庁再編 香港は中国に返還 合衆国はイラクのフセイン政権打倒と占領に略奪目的の為色々コソコソやってたあの時代に有ったかもしれない物語 】
★1996年12月〜1997年9月 あくまでもフィクションだけど郵政民営化に農産物自由化の強要とあの時代のアメリカは鼻持ちならない程には傲慢だったね 今はEUが正しく其れにあたる そして次は何処かな? 一度滅びかけた日本が仲間入りしないことを切に願うよ
英題:UNDER DOGS
負け犬チーム
長浦 京 著
角川書店 小説 野生時代 2019年2月号〜2020年1月号連載
加筆修正の末に同年単行本化 文庫化は多分映画にタイミング合わせるかな?
令和5年2月20日 お昼のニュースで松本零士先生享年85歳の訃報聞いて頭の中で考えてた前振りが何もかも吹っ飛んでしまい暫く放心状態 まぁ年齢だいぶ行ってましたから時間の問題ではあったけどね 数年前にイタリアで開催されたイベントで体調崩し昏睡状態で緊急搬送 幸い意識は回復したものの以降半ば引退状態なのは知ってましたが心不全か…… 心よりお悔やみ申し上げます。
“ 力無き正義は無力であり、正義無き力は非道でしかない ”
そんな格言残したのは早逝した有名な数学者で有り乗り合いバスの概念を後世に残したブレーズ・パスカル氏ですが 私がこの格言の意味を物語のスタイルで実感し思い知らされたのは未だに根深い精神的なトラウマになってる アニメ銀河鉄道999の1幕=永久戦闘実験室や新谷かおる先生版も含めシリーズ全部単行本で楽しませて貰った 戦場ロマンシリーズ&ザ・コクピット でした ちなみにこの格言、力を権力やお金に入れ替えたバージョンも有りまして最近ワイドショーを賑わせてる自称お金持ちな中国人女性による沖縄の無人島・屋那覇島の購入経緯とその後のイキり振りを見てるとマンガやアニメを知らないお客様でも日本人ならしっかり中国人に対しそんな感覚を抱いたかと パヨク?奴等にそんな権利は元々無ぇよ 彼の国は外国人どころか例え身元確かな共産党員であっても個人の土地所有は認めて無いから島購入したら中国領土かよ(怒)とね
なお手引きしたのは沖縄で不動産取扱ってる売国奴な輩に決まってると朝日新聞系列なとあるテレビ局が県内の不動産屋に総当たりで電話取材敢行したそうですが 自治体から島購入し転売したクソ野郎は数十年前から軍用地ビジネスで荒稼ぎしてる中国資本な東京の不動産屋 此方では正義面した馬鹿を掣肘すべく広報担当者が名前出し屋那覇島転売の経緯や他の地権者のみならず土地手放さざる終えなかった地方自治体が被った様々な風評被害と理不尽をクレームを其々の企業や自治体サイトで公開してますので情弱極まる阿呆な振る舞いは控える様に 本州で居場所無いからわざわざ此処沖縄に戸籍移して売国運動やってる反社な連中除けば県民の大半はオール沖縄もあの阿呆知事も見限ってます なお増税クソメガネやシェイシェイ林田を頭目や外務大臣に据えてる現政権与党も実は信頼してないから厄介なんだ
【 今回紹介する作品も図書館からジャケ借りした物語 内容自体は中々興味深かったんだけど かれこれ20年以上も昔の日本や中国返還前の香港舞台にしてるから当時の社会情勢結構忘れてるわ(苦笑) ぶっちゃけ今の高校生だと農産物自由化とか省庁再編による政治家と官僚の暗闘 そもそも何故農水省に所属していた主人公が上司の命令とは言え裏金作りに邁進していた事情なんてまず分からないんじゃ無いかな? 私もなんじゃこりゃとなったからNETで調べ漸く大蔵省の解体騒ぎを思い出した口だし なお毛唐の走狗と化し 官僚から政治を取り戻すと息巻いてた森喜朗元首相筆頭にどいつもこいつも後年東京オリンピックに関連する横領に関与したクソ野郎が勢揃いしてるのは少しカチンと来たぞど畜生 】
★当時はブラックな職場で広報担当してたから テレビどころかニュースも禄に閲覧してません 大体狂牛病の風評被害対策と増税やら値上げ攻勢やらで深夜に帰って寝るだけな生活続いてたんだよ と言いつつ趣味には睡眠時間削ってましたがね
この物語を始める前に先ずは原作者がページの都合で説明描写放棄した時代背景から…… アメリカ合衆国を頂点とする連合国軍が日本の敗戦後にGHQを尖兵に始めようとしたのは 財閥と官僚機構を頂点とする日本の解体と植民地化による取り込み だが其れは東西に分断されたドイツや某半島の様に東西冷戦の勃発により道半ばで中断を余儀なくされた なお近代日本を歪ませた癌細胞と言える軍の精神主義者や好戦派だけは全てでは無いにせよ摘出され廃棄されている 多分昭和期終わり頃に生を受けた世代なら覚えているだろうが 合衆国を筆頭に西側諸国もワルシャワ条約機構側もアフリカや中近東、果ては東南アジアや南米諸国を舞台に人材と資源に軍事力を延々と浪費する醜い無為な縄張り争いを続けている間に日本は官民連携で経済活動を優先 一時はマンハッタンを始め多くのアメリカ合衆国不動産を所有したり海外から美術品を買い付けるまでの発展を果たした事で再び合衆国に因縁を付けられる事になる せめてイギリスやフランスの様に侮られない程度の自国領の防衛力や諜報機関を持っていればある程度悲劇を防げたのかも知れない
株屋に付け入られる切っ掛けとなったのが 91年ソ連を始めとする東側の経済崩壊と 90年代後半の日本土地バブル崩壊と先進国として煽てられ言われるがままにサインしたありとあらゆる自主輸出規制にその逆にデカいだけで役立たずなアメ車や理不尽な迄に値段吊り上げられたアメリカ製兵器や機材の購入 余談だけどアメリカならウォーターゲート事件で日本ならロッキード事件になりますが当時の政権与党のトップが没落するスキャンダルが何故マスコミにリークされる形で発覚したと思う? 案外その裏に潜むのはアメリカ合衆国を事実上二分する共和党と民主党の醜いゴタゴタや政治家操り阿漕な商売やってる投資ファンドを始めとする経済マフィアが関わっているのかも 裏切り有りで惨たらしい描写満載なスパイ映画か犯罪ミステリーな要素も有る 此れは要約すると犯罪組織と変わらない大国諜報機関により送り込まれた非合法工作員と親族殺され会社は合衆国企業により二束三文同然で買収 報復に動くイタリアン・マフィアのパワーゲームに巻き込まれただ惨たらしく殺されるだけの囮として放り込まれた主人公が ありとあらゆる伝手や駆け引き使い生き延びるだけの物語だと言えるだろう
なお本作はあくまでもフィクションです 農水省の裏金云々や退職者の生活支援システム(日本の公務員はリストラされても失業保険が1円足りとも給付されません 勿論抜け道は有りますよ) に大国諜報機関の駆け引き等、色々エグい描写満載ですが 何処まで史実や事実に基づいているかは分かる筈も有りません 陰謀論に至っては悪魔の存在証明やるようなモンだし
では出た⇒死んだな名前連ねるだけでも面倒臭い登場人物を色々端折りつつ物語を再構成するに辺り、務め人なら社内研修で徹底的に叩き込まれるが殆どの輩が其れを右から左に流すため中々厳守出来ない近江商人における商売繁盛の鉄則を書き連ねてみよう "売り手と買い手が満足するのは当たり前 商売を長続きさせたいなら社会貢献を忘れるべからず" だがアメリカは平然とルール違反を犯した イスラムに融和的な企業を経営破綻させ二束三文で乗っ取ってしまえ 90年代初頭、合衆国政府主導による経済侵略作戦=ジュネーヴの薔薇により破産し自殺に追い込まれた者は多数に渡る シチリア評議会と深い繋がりのある輸入食品会社を経営するマッシモ・ジョルジアンニの長男も犠牲者の1人
例え我が命を対価にしても黒幕達に報いを…… 拠点を香港に移し経済発展著しい日本や香港で堅実な商売を続けながら独り息子を死へと追い遣った奴等を追い続けるマッシモは その物的証拠=香港の中国返還に伴い恒明銀行からバミューダ諸島の法律事務所やマルタ共和国の民間経営コンサルタント会社へ移送される世界の主要十数ヶ国の要人が関わった違法な取引データを綴るフロッピーディスクの奪取を計画 元特殊部隊や諜報員で構成された襲撃チームは全部で4つ "合衆国暗部の暗殺も含む妨害活動やデータを所望するイギリス/ロシア/中国を出し抜く形で奪うため その内1チームないし3チームは囮として使い潰さなければならない" 中でも端から全滅して貰う予定な疑わしいメンバーを搔き集めたDチームの取り纏め役に抜擢されたのは、以前は農水省で裏金作りに関わっていたこの物語の主人公 古葉慶太
裏金作りに関しては検察特捜部の追求逃れ証拠不十分で逮捕を免れたものの 執拗なマスコミのバッシングと合衆国経済界と誼を結ぶ故郷の代議士や官僚達により街工場経営する両親や痴呆症になった祖父母を半ば人質に 重篤な対人恐怖症となり1年程引き籠もりその後元同僚の能代の紹介で接客業務が無いNET証券会社に再就職 再出発を果たした矢先に再び裏金作りに関与した政治家や上層部によりスケープゴートにされようとしていた主人公をマッシモが救い出し どう考えても助かる可能性が皆無な囮チームのリーダーに彼を抜擢したのはどんな理由だったのか? 案外同じ合衆国暗部に横死させられた息子と同じ匂いを感じたのかも知れないが真相は定かでは無い
一生贅沢しても使い切れない報酬と新たな身分と引き換えに主人公を含む4チームに与えられたリスクは 敵対組織に寝返ったり職務放棄した場合は即座に報酬が取り上げられるばかりかシチリア評議会により終生命を狙われる未来 与えられた作戦計画を振り分けられたメンバーが途中殺され或いは捕まった場合は他のチームと共同で臨機応変に ところがデータ強奪を恐れた合衆国暗部が最初に暗殺したのは多くの護衛に警護されていた筈のマッシモだった 5人の多国籍メンバーな筈のDチームは主人公のボディガード役が早々に行方眩ませ 代わりに派遣されて来たのは元オーストラリア特殊部隊の女兵士ミア・リーダス IT技術者でフィンランド人のイラリー・ロンカイネン 元銀行員で色々後ろ暗い任務やっていたイギリス人のジャービス・マクギリス 親英派としてマークされ香港返還後は家族共々強制収容所送りな香港警察總部の潜入捜査官 林 彩華督察
最後の1人はアチラコチラに粉掛けた末に裏切り者として英国諜報部に殺処分される出た⇒死んだな三下以下なインド人だからばっさりカットするとして 主人公を含めほぼ全員が負け犬であり疑い出せばきりがない裏切り者でも有る面々による1996年〜1997年の香港舞台にした諜報戦と同時進行で描かれるのは其れから21年後な2018年の東京から始まる主人公の血縁者らしい天才クラッカーの若い女性 古葉瑛美をヒロインに据えた後日談 敵味方多くの犠牲者出して古葉慶太が入手したファイルを何故各国の諜報機関が奪還出来なかったのかという顛末 数年前原因不明の火災事故により海外で変死した彼女の父=古葉慶太は本当に死んだ或いは殺されたのか 古葉瑛美とは本当は何者なのか 作戦に関与した十数ヶ国の政治家や官僚に財界の大物の醜聞が記された其れが21年間に渡り封印されていた真相があの諜報戦を生き延びた者やその遺族により炙り出される
誰が裏切りどう死んで行ったのかについては此れから小説買うなり借りるなりして読むお客様のためにならないからネタバレはなるべく避けるが 古いスパイ映画やアクション映画が好きなお客様ならハリー・パーマの国際諜報機関シリーズやジョン・ル・カレの書いた各種謀略戦物+映画版のジェイソン・ボーンなシリーズをイメージして頂ければどんな物語か想像付くかも知れない でも滅茶苦茶多い登場人物のややこしい人間関係とテーマがテーマだけに崩画もドラマ化も難しいかな
❖何度となくアメリカ合衆国が元凶の金融破綻引き起こしてる株屋にとって滅茶苦茶目障りだったのが郵便局が持ってた簡易保険と郵便貯金で有りJAこと農協が管理するJTバンクや住宅ローン等々に保険その他 ヨーロッパやイギリスみたいに投機目的で荒らせないもんな なお日本の金融機関の合衆国進出を許せば彼の国のメガバンクは間違い無く絶滅します
なおフィクションだけど史実な農産物自由化やこの物語では日農となっているJAの民営化や解体云々が思いっ切り流れたのは皮肉にもアル・カイダによる2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件………… 戦争モードに突入した合衆国はアフガニスタンやイラクで延々15年以上続く戦争に突入し疲弊 滅ぼし損ねたロシア共和国や中華人民共和国をイキらせる事になるのだが この作者多分書くんだろうな




