ミッション:インポッシブル 96年
2021年8/31〜9/1朝タブレット端末にて執筆&脱稿 新規割込み投稿
007慰めの報酬がアレな出来だったから口直し目的で視聴 見たのはほぼ20年振りだけどやっぱり馬鹿映画だと思います でもウクライナ危機を予測してる辺りが凶悪かな? ベラルーシの背後にはロシアが居たら完璧でした
【 テレビシリーズの主人公ジム・フェルプスをあんな風に惨めに退場させただけでなく ゴールデンラズベリーの最低脚本賞を全会一致で受賞した辻褄合わせ放棄したストーリー クライマックスにユーロトンネルで繰り広げられる日曜朝のヒーロータイムもといお笑い芸人のバラエティ番組で偶にやる短編特撮ドラマコントを遥かに下回るアクションシーン 見せ場全く無しなジャン・レノやエマニュエル・ベアールは何故登場したんだとなるポンコツ超大作ですが………ノリと勢いって怖いよね しっかり売れたから続編に繋がりました。 】
★実は20年近く前にゴールデン洋画劇場で見て以来 DVDしかもシネマサイズで見たのは初めてだったんだけど……あの理不尽なストーリー展開は元ネタが "ヨブ記" だったからなのね(汗) でも何故聖書ネタにしたんだろうか?
☆勿論フェルプス演じたピーター・グレイブスをはじめ 脚本読んで激怒したテレビシリーズのオリジナル・メンバーは全員が出演拒否 ピンチヒッターで"真夜中のカーボーイ"に主演したジョン・ヴェイトが代役演じてます。
原題:MISSION:IMPOSSIBLE
不可能な任務
アメリカ劇場公開作品
同年 日本劇場公開
原案:テレビシリーズ Mission:Impossible
スパイ大作戦の邦題で1966年〜1973年 シーズン7 全171話
続スパイ大作戦 1988年〜1990年 シーズン2 全35話
令和3年8月31日 例年なら繁殖シーズン終えてとっくの昔に力尽きてるクマゼミが数こそ大分減らしたものの今年は元気です 気温も夜でも30度前後、水撒きしたり色々やってますが熱帯夜は9月に入っても続くかな 当初は8月いっぱいで今現在レンタル店に並ぶ007シリーズの紹介を全部終わらせる積りでしたが なんつーか "慰めの報酬" があまりにアレな内容だったから続き見るのに躊躇してまして ならばシリーズ3作目まではテレビで見たものの以降の続編全く手を出していない "ミッション:インポッシブル" シリーズでも口直しで見てみようかと思い立ちレンタル…………そういや完全に忘れてたけど トム・クルーズの顔出て来る度に 色んなお笑い芸人(特に内村光良さんの小須田部長)が再現したあれやこれ思い出し妙な笑いが込み上げる1作目って、あからさまなまでに原作レイプでしたよね(苦笑)
テレビで初めて見た時ジム・フェルプスが裏切りの末・死亡と言うあまりに酷いラストに失望し続編の劇場公開はスルー 後日ビデオ化した時に劇場で見なかった事を本気で後悔しましたが あの頃、家に帰る時間帯も専ら夜10時〜11時ぐらいだったから"3"も結局テレビ視聴 "2"と違って内容若干マンネリ化してたから以降は完全スルーしてました オリジナルのテレビ・シリーズ=スパイ大作戦は確かカラーになった後半シリーズの冒頭部分を見た程度 若山弦蔵さんが声をあててるピーター・グレイブス演じる主人公の少しお笑い要素入った遣り取りが楽しみでした 本編はなぁ………小学校低学年に大人の駆引きとか諜報戦の真髄なんて伝わる筈も無く 他のチャンネルへ切り替えてましたとも 80年代後半にAFNで続編放映されてましたが勿論全編英語だったので冒頭部分とタイトルバックを楽しんだ程度 そっちは毎回渡される媒体が違ってCDだったりビデオテープだったりと様々
ちなみに映画本編公開された頃はDVD市販されて無いので小型ビデオ データ関連はフロッピーからMOな辺りが時代の変化感じさせます 小型化された携帯電話も未だ其処まで普及してなかったけ
【 脚本段階で既に色々やらかし絶賛されるよりも 伝説のクソ映画と後年まで罵られる可能性が極めて高かったから此れで終わりとなる筈だった第1作 続編制作の決め手となったのは今見返してもやり過ぎとしか表現出来ないトム・クルーズの暴走だったかも………神は越えられない試練は与えない そんなテーマで書き残された元ネタ=ヨブ記は家族や親友バタバタ死ぬし自身は疫病でボロボロになったり財産や家も何もかも失う等 かなり洒落にならない嫌がらせそのものな内容でした ちなみに続編2作もそんな要素組み込まれてた記憶が有ります そんな試練突破しても何の意味も無い気がしますけどね。 】
★勿論続編もストーリーは滅茶苦茶です ボーン・シリーズもそうだけどノリと無意味なアクションで乗り切るそんな作品ですので辻褄が合わない等のツッコミは御遠慮下さい そもそも1回見てああ面白かったで終わる作品です ノベライズなんて出版出来る筈がない
冒頭ウクライナ共和国キエフで行われているのはテレビシリーズでお馴染みの騙しのテクニック 死体役のクレア・フェルプスに動揺を隠せないターゲットが知っているのは悪名高い独裁国家ベラルーシのミンスクからこの国へ潜り込んだ破壊工作員の名前 ちなみに本編のエピソードとは全くの無関係ですのでスルー宜しく 変装屋の後継者にして主人公のイーサン・ハント そして出落ちキャラだけどIMFチーム壊滅まではハッキング業務取り仕切ってたジャック・ハーモンの見せ場だけ 雰囲気だけは原作踏破してるから関係者激怒させた訳ですよ。
ジム・フェルプスにウクライナの映画勧めるCA 「映画なら劇場で見るよ。」 とやり返すのは定番のコメディ描写 シリーズ知ってるお客様なら待ってましたの おはようフェルプス君から始まる今回の無茶振りは96年当時政情不安で色々物騒な東欧諸国へ潜入している諜報員の名簿リスト売り付けようと動いてるCIAの裏切り者プラハ大使館付のアレクサンデンデル・ゴルツィンの反乱阻止 動かぬ証拠映像撮影し依頼主ごと逮捕する任務 集められたメンバーはイーサンとその相棒のサラ・ディウス 尾行得意なハンナ・ウィリアムズとジャック・ハーモン バックアップ要員は親子程歳の離れたフェルプスの妻クレア
困難だけど誰も死なない簡単な囮捜査は予想外の大惨事を迎えた ジャックはエレベーターで事故死に追い込まれ 作戦指揮するフェルプスは何者かに撃たれカレル橋から川へ転落 ハンナとクレアが乗った車は爆破され単独行動を余儀なくされたサラはターゲットを殺害する何者かを目撃したものの凶刃に斃れる フェルプスを助けようと動き独り生き残ってしまった主人公 幸い殺されたゴルツィンが持ち出したMOは 独立部隊IMFに否定的なCIA作戦部長ユージン・キトリッジが手配した偽物だと判明するが オフィスから見付かる数々の証拠資料 個人銀行口座に振込まれた多額の現金 裏切り者と決め付けられ別働隊に拘束されそうになったイーサンは咄嗟にレストランの水槽破壊し包囲網から脱出 チームだけが知っているセーフハウスへ逃げ戻り装備調達と仲間を殺し自分を罠に掛けた犯人の手掛かり求めジャックのノートパソコンを検索 惨劇を偶々生き延びたクレア・フィリップと共に反撃を開始
キトリッジが探していたのは腕の立つCIA諜報員を次々と転向させている コードネーム・ヨブ 手掛かりとなるのは死んだ内通者に名簿奪取を要請した性別年齢不明の人物マックス ロンドンでの面会に応じた闇社会を取り仕切る黒幕は腕利きの部下を率いる妙齢の老婦人 標的の信頼を得たいなら嘘やデタラメ吐かず事実だけを伝えろ 「ヨブの部下から預かったそのMOは偽物だ 元IMFの生き残りで有る私なら本物を手に入れてみせる。」 突入チームをダシにマックス達の信頼を得たイーサンとクレアは活動資金を入手 CIA本部に潜り込むために彼がスカウトした人材は ちょっとした不祥事を起こしIMFを解雇された腕利きクラッカーのルーサー・スティッケルと 調達のプロで大概の乗物を動かせるフランツ・クルーガー
9.11同時多発テロ以前のCIA本部ラングレーは内部に潜り込みさえすれば 下手な在外公館よりも抜け穴だらけ 小火の鎮火を口実に消防員姿でまんまと潜り込んだイーサン/クルーガー/クレア クレアは更衣室で事務員に衣裳代え偽のIDでカフェテラスに陣取り ルーサーは消防車からパソコン経由で監視システムを操作しバックアップ 確か"3"まで踏破されたワイヤー使って感圧センサー埋め込まれた床面ギリギリで止まるあのポーズやら何やら色々やらかしつつまんまと必要なデータをMOにコピーした主人公等は発煙筒を使い 避難誘導の体を装いまんまと脱出 不祥事発覚恐れたキトリッジは殆ど悪役同然な罠を展開したり別働隊を率いてイーサン抹殺に動き出すが まぁ何の効果も上げていないのでまるごとスルー こんなのが上司だったらそりゃあ裏切り者が増えるわなと視聴者納得させた所で物語は終盤戦へ
ヨブはMOが端から囮だと知っており イーサンのプライベートを熟知し彼を陥れる事が可能な実力とベテラン諜報員を転向させる程信頼性が有る人物 勿論今回のMO奪取作戦にも監視役=クルーガーを送り込んで来ていたが あの髭眼鏡……致命的なミスをやらかしていた クルーガーが愛用するナイフは断末魔を迎えたサラが主人公に託した唯一の手掛かりと同じ特注品 そもそもハンナと共に自動車爆弾で殉職する筈だったクレアは何故無傷で生還出来た? イーサンでさえセーフハウスに戻るまで青色吐息な状態だったのに 疑念が確信に変わったのは重症を負いながら再び主人公の前に現れたリーダー=フェルプスが語る今回の陰謀劇の真相と事件の黒幕 底なしに無能で喚き散らすだけが得意なユージン・キトリッジがヨブ? あんな馬鹿に人望なんて有る訳が無い
万が一に備えチーム内で唯一信頼出来る味方ルーサーに本物のMOを託し もう1人の味方=ルーサーを派遣してくれたメッセンジャーと共に セーフハウスから持ち出した手持ち装備で慎重に罠を張り巡らせる主人公 案山子役のキトリッジとCIA突入チーム マックスとその部下達もロンドン駅に集結した 英仏トンネルを抜けフランスへ向かう高速列車ユーロスターの貨物室でフィリップに変装した主人公にまんまと騙され裏切りを証言したクレア 其れを見越し2人を口封じする目的で現れた本物のフィリップ 勝ち誇る老害の顔色を豹変させたのは殺されたサラが使っていた秋葉原製の盗撮メガネ……ちなみに此れ書いてる令和3年8月 女子更衣室に此れ仕掛けた馬鹿がまんまと捕まったニュースがネットで流れてたから思わず吹いた
「おはようフェルプス君、まさか君が裏切り者だったとはね………。」
キトリッジやイーサンなんかより遥かにおっかない上司の登場 そして始まるラストバトル 最早これまでと自首を呼び掛けイーサン庇って撃たれたクレア 時速200kmを越える列車からクルーガーが操縦するヘリに乗り移り脱出を図るフィリップとイーサンの死闘はトンネル内でも続くが 御年60近い爺様と肉弾戦 俺何でこんな馬鹿映画に出演したんだろうと悩むジャン・レノもとい明らかにやる気皆無なクルーガーの迷演技 一昨年開通したばかりの本物のユーロスターやトンネルなんか吹き飛ばす訳には行かないからかなり手作り感漂う特撮シーン 失笑必至なラストバトルの詳細は申し訳無いけど本編見て泣いて下さいな 多分此れでトム・クルーズが次回作から本気で身体張る様になったのかな?
結局狭いトンネル内でローター引っ掛かり操縦不能に陥ったタイミングで主人公が貼り付けたガム爆弾喰らいクルーガーは即死 スキッドにしがみついてたフィリップ君は恐らくミンチ 吹き飛ばされユーロスターの後尾車両にしがみついてた主人公目撃し車掌が気絶するギャグ挟み物語は大団円 悪党だけどかなり魅力的なマックスは司法取引に応じさせるためキトリッジを言葉巧みに丸め込んでるがどうなったのかは不明 でも次回作から本部長居ないから多分間抜けな部下共々アラスカ送りで流氷数える仕事貰っているのかな? パリのカフェテラス……今回の任務遂行でお尋ね者からIMFへ復帰することが決まったルーサーと本場のカフェオレ楽しむイーサンは辞職決意しつつ空路ラングレーへ 其処へ現れたのはカリブの映画を熱心に勧めるCA………果たしてイーサンはメッセンジャーからの司令を受けるのか?
勿論この時点で続編の可能性ほぼゼロだったから答えは出ません。
★プラハのアメリカ大使館や街中のシーン "007カジノ・ロワイヤル 06年" 見たお客様なら見覚え有りまくりだと思います。 治安悪くて撮影ロケ不可能なモンテネグロのあれやこれはみんな此処で撮影してるのよ パーティ会場は勿論カジノ・ロワイヤル 螺旋階段が特徴的なセーフハウスも "ペイド・バック 10年" やその他の映画で見覚えが………ちなみにお魚いっぱいな水槽レストランはセット
★追記:ユーロスターとヘリのアクションはスタジオ撮影ですが雰囲気出すため時速230km相当の風圧再現し撮影⇒結果トム・クルーズは青アザだらけ全身ムチ打ち状態になったそうな………こうなるなら普通に走る車両で撮影しようよ となった結果無謀なスタントが始まってます。
☆ユーロスターは撮影当時フランス製のTGVでしたが不具合や事故が多発 今はドイツ製の高速車両使ってますが将来は日本が技師供与したイギリス製の車両が走る予定………EU抜けたからお高いだけのポンコツはもう御免だそうです。 中華人民共和国も売込みかけてるけどドイツ車両で色々やらかしてるから多分無理(苦笑)
なお……フランス製も中身中国なドイツ製も雪が降ったら暖房止まり 暑くなったら冷房止まる特別仕様 日立の車両じゃまず有り得ないそうな。




