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エクソシスト ビギニング 04年

2021年12/13〜12/14午後 タブレット端末にて執筆し脱稿 即日新規割り込み投稿 いまいちストーリー整理しきれてないけどこんな感じですかね どうもパズズは今回も悪役じゃ無かった様な気がします。 2021年12/15追記:PV46万達成 閲覧頂きありがとうございます。

【 本編前日譚として作ってはみたものの………良く良く考えると第1作目で出た⇒心臓発作でお亡くなりになるお爺ちゃん神父(ランカスター・メリン)主役にするの何か間違ってない? 撮影している間、誰も突っ込まなかったのが運の尽きとなったシリーズ第4作 声が渋い津嘉山正種さん筆頭に日本語吹き替え版は相当頑張って怖がらせようと努力したのは認めてよとまあそんな物語 最近じゃ神や悪魔が齎す祟りより その権威に縋り利用しようと企む人間の方が遥に恐ろしい……そんなオチになりました。 】


★何にせよ全能の神とやらも悪魔とやらも安易に担がれる存在に堕ちましたな


原題:EXORCIST:THE BEGINNING

調伏者:前日譚

アメリカ劇場公開作品

同年 日本劇場公開

❖ラジー賞最低リメイク&続編ノミネート作品

何でも大袈裟にやり過ぎるとギャグにしかなりません


 令和3年12月13日 心当たり色々探してみましたが "エクソシスト3" は何処も取り扱っておらず 並んでいるのは露骨に怪し気な類似作品ばかり やっぱり穴だらけにも程が有る全知全能の神なんざ相手にもされないまともな国では胡散臭い悪魔も神の奇跡とやらもホラーのネタにすらなれません(笑) だから他所様と違って武漢コロナの蔓延も抑えつつ有る訳ですが 他人の不幸は飯の種なダマスゴミや他人卑下しないとその薄っぺらいプライドすら維持出来ない自意識高い系 SNS等でネットリンチ繰り返し正義の味方気取ってる恥知らずな類いは わざわざこんな状況下、自らを生贄にして疫病やら歪んた価値観押し付けようと妄動する訳です………実の所、其れが憑物で有り悪魔憑きの正体なんだけど具現化すると無様さね 


本編とは全く関係有りませんがそんな物語何本か見付けて来たし 手持ちのラノベでもそんな作品有りますので此れ書き終えたら原稿取り掛かり一緒に晒して置こうかと思います。


今回紹介するエクソシストの前日譚は過剰な演出と主役選択ミスが原因でポンコツ映画扱いされてますが ヴァチカン=カトリックのみならず僅か80年前にキリスト/ユダヤ/イスラム教が犯してしまったおぞましい黒歴史をちゃんと映像化した事ぐらいは評価して置くべき物語 本来弱者の味方=精神的ライフラインで在るべき信仰とやらがヒトラー/スターリン/毛沢東&熊のプー/ついでに不細工な電話器(キム何とかとやら)その他な全体主義のイデオロギーに屈した事実 引いてはいけない時に日和った結果、今じゃヴァチカンの権威とやらは共産主義に諂う現状見てるとな そりゃあ我欲に狂う阿呆な性職者や守銭奴が増える訳だわ 神道や仏教でも似たような事を警告してますが 具現化したモノや組織はありとあらゆる生物や自然環境と同じで 何れ必ず硬直化=老朽化し壊れる存在でしか有りません 意固地に其れ守ろうとして先鋭化 本来穏やかに終わる筈が心筋梗塞起こしてぽっくり逝ったなんて史実は歴史書調べりゃ幾らでも転がってる噺です。



【 日本限定の楽しみ方になりますが本編視聴前に軽く 野村芳太郎監督作品=映画版・八つ墓村 77年 と比較すると地味に笑えます。 考えてみりゃアレも戦国時代に悲惨な騙し討ちで殺された尼子一族の武将達の呪い描いた因縁深いホラー映画でした とは言えハリウッドR15対象作品なんで残虐描写は少しばかり劣るかな でも色々被ってる様な気がするのは何故だろう? 】


★意表ついて憑かれた人物=犯人が別人だったオチまで一緒の様な気が……後第1作オマージュした描写が多々有りますな イマイチ怖くないのが玉に瑕


☆勿論今回暴れる悪霊or古き禍神もパズズじゃ有りません とある人物救うため犠牲者多数の傍迷惑な大混乱引き起こしただけです


 オープニングは西暦……恐らくは400年代後半のアフリカ沿岸 今ではケニア西部のトゥルカナと呼ばれる穀倉地帯 十字軍なんて発想なんか影形も無い時代に行われた歴史から抹消された会戦 子供を攫い生贄の儀式繰り返す邪教集団討伐に挑むローマ帝国軍 部隊に同行した無名の修道士が漸く正気を取り戻した場面から 丘に囲まれた平野部に屍を晒すのは無数の将兵達 彼等の死因は何れも禍神に魅入られた事による同士討ち 独り生き残った修道士が手に入れたのは禍々しい顔が特徴な魔除け像=パズズの頭部 そして時代は一気に進み1949年 当時未だ英国領だったエジプト・カイロへと舞台を移す。


その日はエジプトでも年数日しか無いはずの雨が降った日 市場の片隅で独りスコッチをあおる元神父にして考古学者ランカスター・メリンの目の前に現れたのはヴァチカンのメッセンジャーと覚しきセメリエと名乗る紳士 高額の前金と共に提示された任務はトゥルカナの砂漠地帯デラーティで見付かった 有る筈の無い時代に建設されたキリスト教遺跡の調査とその付近で度々見付かっている禍神の頭部像の入手 ケニアに派遣されたイギリス軍が演習中に偶然発見した其れは明らかに建設直後に埋められたモノ 既にイギリス側とはヴァチカンの神父や教会遺跡の知識持つ専門家(メリン)を発掘現場へ派遣する事で調整が付いている 蝶に魅入られた趣味人(サディスト)グランビル少佐との面談 ヴァチカンから派遣された若き調査員(狂信者)フランシス神父との出合い 発掘作業は度重なる砂嵐と威嚇を止めないハイエナ 蔓延する原因不明な皮膚炎や痙攣発作により滞りがち 何よりも教会とはとても思えない装飾の数々に怯えた現地人は誰も中へ入ろうとはしない 


前任者で考古学者でも有ったヘシオン神父は建物調査中に発狂 ナイロビの精神病棟に収容され 現場指揮官となったジェフリーズ大尉は吹き出物に悩まされ集められた現地人のサボタージュに悩まされている 軍診療所に独り残り作業員達を苦しめる原因不明な疫病や痙攣の治療続ける女性医師=ドクター・サラ・ノヴァクは元強制収容所の生き残りでユダヤ人からの改修者 生き残るため看守に身体差し出した過去を告解し夫とは疎遠気味 通訳のチューマの話では発掘現場の周囲には数十年前まで先住民の集落が有ったらしいが疫病により壊滅したらしい 取って付けた様な白木の十字架が立ち並ぶ墓地の異様な風景 先住民はカトリックでもプロテスタントでも無かった筈だし墓標は明らかに新しかった 発掘作業に動員されたのはイギリス政府に反抗的な態度崩さず 不毛の地を開拓せよと強制移住命ぜられたキクユ族=後にマウマウ(ハイエナ)団として決起 植民地派遣軍相手に絶望的な抵抗続ける人々は白人に対する敵意を顕にしている


実の所、ルシファーを崇拝する異様な教会を建築しその地下に祀られた古き神を封じようとしたのはヴァチカンだった 土地を浄化したいなら根こそぎ破壊するべきだったのだが派遣された軍のみならず神父達も根こそぎ返り討ち 妥協案として悪と決めつけた古い迷信(システム)を誤作動させるために持ち込まれたより巨大な悪 歪みはさらなる歪みを集め始めようと動き始める 建物内の槍の向きを逆にキリスト像を倒し逆さ吊りにしたのは 此処の発掘を忌避するキクユ族の呪い師の警告だったが この物語の主人公メリン神父を始め端から彼等を未開部族だと見下している白人達には理解出来ない所業でしかない メリンを苛むナチス占領下のオランダで民間人虐殺に加担した悪夢 親子揃ってキリスト教に改修したエメクイの1家に降り掛かる呪い 教会の地下に隠された秘密に気付いたメリンは手掛かりを求めヘシオン神父が入院しているナイロビへ向かうが 自身の身体に鉤十字を刻んだヘシオンは首に刃物を突き立て自害 サラに懸想するジェフリーのおかしな挙動 ハイエナの餌食となるジェームに何か得たいの知れない存在に加護を受けたらしいジョセフ


悪魔憑きとされたジェフリー大尉が生贄に供され 同じくジョセフが父エメクイと村の呪い師の手に掛かりそうになるが 超常的な能力で惨殺されたのは呪い師達だった 部下が惨殺されたニュースを聞き付け発掘現場へイギリス軍歩兵小隊を率い現れたグランビル少佐は妄想に操られるままキクユ族の村長を殺害しその後口から蝶を吐く悪夢に苛まれ拳銃で頭を撃ち抜いた 兵士達も村人達も既に正気を失い殺し合いの準備を開始 此処に居てはジョセフが殺される メリンは悪魔憑きと推測される少年をフランシス神父に託しナイロビへ逃れさせようとするがデラーティを覆いつくすかの様に現れたのは巨大な砂嵐 安全地帯は双方が近寄りもしない呪われた教会の中だけ 


キクユ族とイギリス軍の間で始まった戦闘に巻き込まれ通訳のチョーマが即死 未だ行方が分からないサラを探す主人公が彼女の部屋で目の当たりにしたのは夫ヘシオン神父と写るサラの結婚記念写真と明らかに異様な儀式の跡 悪魔憑きはジョセフではなくサラの可能性が高い 慌てて教会の中へ駆け込むが後の祭り 残された血の跡から恐らくフランシス神父は殉教 一縷の望みとなったのはナイロビで出会った何もかも知っているらしいジオネッティ神父から託された悪魔祓いの偽典書と聖水に十字架 映画八つ墓村のクライマックスシーンと全く同じで下手すると失笑モノなサラ=悪魔憑きと偽典唱え聖水振り撒くメリン神父の戦い 砂嵐の中既に敵味方の区別なく動いている相手に襲い掛かり殺し合うイギリス軍兵士とキクユ族の戦士達 当然ながらサラに取り憑いた悪魔=ラマシュトゥの正体掴めないまま行われた悪魔祓いは限定的なダメージしか与えられず パズズの加護を受けているメリンとジョセフの能力により何とか撃退には成功したものの後頭部に致命傷を負っていたサラを助ける事は出来なかった。


砂嵐により再び地中深く埋め戻された教会から穴を掘り脱出したメリンとジョセフが目の当たりにしたのは互いに殺し合った挙げ句半ば砂に埋もれる状態で死んでいるイギリス軍とキクユ族の人々の酷たらしい姿 その後天涯孤独となったジョセフが何処へ引き取られたのかは本編では語られない 遺跡調査の際、偶々手に入れたパズズの頭部像も恐らくは砂の中 調査も依頼も空振りに終わったと イタリアへ戻り事件の顛末を語るメリンの報告を満足気に拝聴しているのはセメリエ 再び神職に復帰する事になったメリンは神父としてヴァチカンへ歩み出す。


主人公は別に信仰を取り戻した訳では無い ただ神職を辞する事で自らの犯した罪から目を背け続けていた彼は気付いてしまった 神は地獄の中に放り込まれてこそその存在が見えるのだと



★実はマウマウ団の乱って精々19世紀頃の話だと思ってましたが1952年〜1960年まで続いたキクユ族=強行派による独立闘争 イギリス軍は5万もの兵力と戦車や戦闘機まで投入 第二大戦終結までそれなりに近代戦術学んだ筈のKALFAを相手に戦闘を継続 その間キクユ族に同情的だったイサク・ディーネセン(映画 愛と悲しみの果て の主人公で バベットの晩餐会 の原作者)を始めとする多くの外国人をも追放&資産没収してます。 


精々小銃と勇気だけでは戦力差は逆転出来ず結局マウマウ団ことKALFAは壊滅 イギリス軍はナチス顔負けな強制収容所作り容疑者少なくとも2万人以上(それとは別に戦闘では約12000人)を殺害した事でケニアの42部族を全て敵に回す事になり1964年にケニアは独立 まあアフリカ諸国の中ではそこそこ上手くやって来たけど近年イスラム原理主義勢力とか紛争地域から無数の難民が国境線突破し居座っている為 治安は悪化中です。



ちなみにカトリック布教したい多くの外国人によりイギリスよりも恵まれた学習環境与えられたケニアの人々の識字率は大英帝国を遥かに上回りました。

ぶっちゃけ映画の反乱シーンは時代錯誤も甚だしいとだけ突っ込まさせて貰います 文字が読めずウホホやってた蛮族は士官除けばイギリス軍の方だったしな マサイ族に至っては基本高卒レベルでかなり頭良くあの格好は観光客向けよ


★ポール・シュレイダー監督版⇒全没喰らいドミニオン……のタイトルでNET配信のみだったもう1つのビギニングは見てないので感想差し控えます せめて何処かでレンタルしてくれれば楽しめるのに何故没に?

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