エクソシスト 73年
2021年12/5〜12/6タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
連続モノになりそうな気がしますので此処に投稿しときます
【 悪魔憑きってそもそも何なのか………確か小学生の頃かね 例の首回転シーンでテレビの前から逃走し二度と見る積りが無かった作品(*_*) 子供の頃から胡瓜駄目だったタレント=関根勤さんみたいなノリで食わず嫌いに再挑戦してみたのですが 悪魔だ悪霊退治だどうこうよりも そんな風に見える超常的な事案でも必ず何か原因有るに違いないと動く殺人課刑事キンダーマン警部補のキャラクターが興味深い……そんな感想抱きました 2以降については此れから再チャレンジ どんどん間抜けな展開になりそうですがオカルトなんて大概そんなもんです。 】
★そういや俳優のウィリアム・デフォーは映画 仮面の真実 03年 で逆関節で階段降りるあのシーン再現してましたね モダンバレエ習ってると楽勝らしいけど普通にキモい(苦笑)
☆映画で悪魔の象徴扱いされたメソポタミアのパズズ像は大英博物館に展示中 他の展示品と違い実害は無いそうな
原題:THE EXORCIST
この作品のせいで悪魔祓い師の意味となりましたが
本来はギリシャ語で誓わせる或いは厳命させる人=調伏者
悪霊や憑物は気合いで祓う存在なんだそうな……洗脳と大して変わらん
アメリカ 劇場公開作品
1974年 日本劇場公開
原作:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
信仰の神秘三部作の第1弾 The Exorcist 1971年
翻訳版は1973年創元社推理文庫より出版
令和3年12月5日 実はこの間BSでデジタル・リマスター版やってて少しの間だけ楽しませて貰ったのですが 英語版だからモブの登場人物の台詞が微妙に聞き取れなかったり そうこうしてる内に妹に○流ドラマ見たいからと介入されはいどうぞと視聴断念……偶々リクエスト有ったのとTSUTAYAから1月有効なDVD半額レンタルパス貰ったので折角だから日本語吹き替え版も入ったディレクターズカット借りて来ました。 昔は滅茶苦茶怖かったんだけど悪魔なんざ雑魚扱いな中華人民共和国や恐ロシアの謀略見慣れちゃうとな〜(苦笑) と言う訳で単なるミステリーとして堪能させて頂きました 悪魔祓いってやってる事は拷問と洗脳だし途中で患者が死んじゃったり不具になる事例も余りにも多いのでカトリックでは既に廃止したそうですが ロシア正教会ではこの映画が90年代にビデオで出回った事で逆に需要が増えた云々な話をバラエティ番組で見た記憶が有ります。
そういやNHKBSでも毎年ローテーション組んで放映してる精神科医が主人公な名画 白い恐怖 やってましたね。 心の病ってなまじ物理的に調べる手段が皆無なだけに治療は困難 日本国内でも引き籠もり直すとか対人恐怖症の治療行いますと反社会的勢力な暴力団じみた連中やかなり胡散臭い新興宗教団体が虐待の末に患者殺して警察沙汰になったりする事も ついでに書き逃げさせて貰うと精神科医の中には 患者よりもあっちの世界に逝っちゃった○○リカなんて中指立てる○○○イが一定数混ざってるから事故死扱いになってる事例も多数に登り………うん書けば書くほどドツボに嵌まるから闇の深いネタは此処までにしときますか 私はそんな風にいきなり壊れた人間介抱した経験其れなりに有ります どうも色々出る部屋で見ちゃいけないモノ見たらしいけど飲み会で話題に登っても無かった事にされるしね 私は幸い肩つかまれ声掛けられただけでした 何で壊れないのと ちなみにあの部屋の向い側は緊急病棟の霊安…………生きている人間は勿論誰も居ませんでしたよ?
【 映画冒頭でいきなり出て来るのは今じゃISILに根こそぎ奪われ破壊され尽くした旧アッシリアの首都イラク北部ニネヴェの遺跡発掘風景 いい加減20世紀末になっても居もしない絶対悪や神の奇跡妄信してるお馬鹿ちゃんは 何故神殿に魔物や忌まわしい存在を象った人形が奉納されてるのか理解出来ない様ですが日本人なら多分お分かりですね。 なまじ形の無い疫病や災いを荒神として封じ災いが降り掛からない様奉る 日本なら例えばお岩さんのお墓とか菅原道真公祀った太宰府天満宮 平将門祀った首塚なんかが其れにあたります 全知全能の神様なんて存在しないし自然災害はある程度予知出来ても完全には防げない ましてや人災そのものな原発事故とか武漢コロナ蔓延なんて大体そんなモノじゃ有りませんか(ため息) 】
★随分前に亡くなった原作者は信仰の神秘なんて説明してましたが 精神の病までも悪魔に貶された古い神や悪霊のせいにされても困ります まぁこの辺りは拝み屋やユタ(民間呪い師 普通はアレな女性が成る)の領分ですな
☆パズズは疫病や蝗害を神殿に封じた像 遺跡吹き飛ばされた数年後に始まったのが武漢コロナなら爆笑したんだけどな アレの雇い主中共も噛んでるし
其処はかつて豊富な水を湛えた水路が交差し今では想像も付かない豊かな文明を謳歌した人々が暮らしていたアッシリアの首都だった 1973年イラク北部ニネヴェ遺跡 昼間は軽く50℃を超える炎天下で多くの人々を雇い入れ発掘を続けるのは政府と共同で単なる1考古学者として共にツルハシやスコップを振り回す老いた男の姿 老人=ランカスター・メリンのライフワークは歴史研究 だが彼には研究成果を纏める残された時間は既に無い 本業はカトリックの神父で有り悪魔の存在を断じて認めないカトリック教会に置いて 職業そのものが公には秘される悪魔祓い師 12年前、アフリカのとある小さな村 少年の魂を救い出す代わりに危うく死にかけ心臓の病に苛まれる彼は気付いている 最後の戦いがもうすぐ始まると
清廉潔白で有ると言う事は己以外誰も救えない神の小羊で在ること この物語の2人目の当事者デミアン・カラス神父の信仰を妨げたのはイタリア語しか話せないから友人は皆無 治安最悪なニューヨークで晩年を過ごした末にアルツハイマー病が進行し牢獄の様な精神病棟で症状を悪化させた上に孤独死した母親メアリー・カラスの最後をカトリック教徒として看取ってやれなかった事 ワシントンDCに単身赴任を命ぜられ ジョージタウン大学で精神医学を教え信仰の悩みを打ち明ける信徒や神父の良き相談者で有り続ける生活はカラス神父の心を間違いなく疲弊させていたが 其れこそが神が与えた試練だと上層部はまともに取りあってくれない 自暴自棄となり酒に溺れてでも弱い自分を責め続けるカラス神父を心配するのは同じ心の弱さを抱える元相談者にして友人のジョセフ "ジョージ" ダイアー神父だけ
誰かを救おうと足掻き挫折した これ以上生き続けるのは辛いし罪を感じて生きていたくない 立場も経験も年齢も全く異なる2人の神父が自らの命を賭して当時12歳を迎えたばかりの少女リーガン・マクニールに取り憑いたナニかを祓おうとした理由は一体何だったのか 物語はその理由を直接的には明かさない
父の様に見棄てられない為に良い子を演じ続ける 思春期を迎え心も身体も大人の女性になる準備を始めた少女=リーガン・マクニールの心を追い詰めたのは他でもない人格者の振りをしたその母親=クリス・マクニール 同じ俳優だった夫との仲は険悪そのもの 内面はどうであれ良き母親を演じるため絶えず娘を束縛し何処へ行くにもアメリカ中を連れ歩く 顔馴染みはベビーシッターを務めて来たユダヤ人女性シャロン・スペンサーだけ 家や使用人は撮影拠点が変わる度常に総入れ替え 1つの学校に数ヶ月も居ない生活 ペットは精々インテリア扱いな小魚程度 週末深夜まで繰り広げられるのは絶えず入れ替るセレブ達を集めての乱痴気騒ぎ 母クリスはリーガンの虚言癖まで心の病だと否定し拷問同然の医療検査と様々な精神安定剤や薬物の服用を厳命する
多分この物語の様に得たいの知れないナニかに取り憑かれなくとも 恐らく大人に成れない可能性が極めて高かったリーガンの心を壊れるギリギリで救ったのは皮肉にもカトリック教会では悪魔や悪霊呼ばわりされるモノだった 子供部屋から突き落とされ或いは自ら落ちて変死したクリスの間男バーク・デニングス監督 悪魔祓いの儀式の末に心臓発作を起こし亡くなったメリン神父 カトリックやプロテスタントでは絶対悪とされる自裁をそのナニかに取り憑かれる形で実行する事で心が救われたカラス神父 悪魔に取り憑かれ様々な霊障や超常現象を引き起こすリーガンを実験動物扱いする医師や看護婦 実のところ見ず知らずな他人を救うより壊れる寸前の自分の心を救いたかったカラス神父の道程 友人が追い詰められている事を知りながら傍観者で在る事に堪らなく罪悪感を感じていたダイアー神父
デニングス監督を変死させたのはリーガンが別人格として分離し切り離そうとしている悪霊の様なナニかでは無いか 直感的に真相に辿り着き関係者の周囲を内偵していた 滅茶苦茶友達少なそうな変人=殺人課の刑事キンダーマン警部補 反抗すれば娘を精神病扱いするかなり身勝手な母親 身も心も制御が効かなくなりつつ有るリーガンと穏便に?縁を切る機会得たシャロンの暗躍 映画御覧になったお客様なら何故逆さブリッジで階段降りたり 首グルンと回し登場人物威嚇する悪魔のアレとか踊るベットに浮くリーガン 何だか知らないが異様に寒そうな悪魔祓いのクライマックスとか フィクションで特殊撮影だと割り切らなけりゃ到底真顔で凝視出来ない少女虐待描写を何故列記しないと突っ込み入れてくるかもしれませんが そんなモノはプロな他のライターさんとか熱心なファンの方がちゃんと順序立てて書いてますので今更だから此処では書きません
何処までも空回りな母親と医師達の迷走 自覚しないまま症状悪化させてゆくリーガンの変容 当初逃げる気満々だったけど母親の幻影に振り回される形で事案に深入り 遂には枢機卿に公には存在しない事になっている悪魔祓い師の派遣要請するカラス神父 キモさとグロ描写にサブリミナルな映像で散々観客振り回した末にキリスト教では絶対のタブーとされる自死を選んだカラス神父に駆け寄り末期の祈りを行おうとして止められるダイアー神父 このオッサン明らかにカラス神父のストーカーやってたとしか思えないんだけどお客様はどうよ? パズズの首の像や何か悪霊ポイッ映像につい目が行きガチだけどニネヴェの発掘現場で見付かった得たいの知れないコインみたいなモノをメダリオンにして身に付けていたメリン神父の理由 何故其れをダイアー神父は受け取り拒否し相変わらず自分の歪みに気付いてないクリス……他所様から親切にして貰うのは当たり前な恩知らずに託したのか
待ち受けているのはその罪に対する報いだから此れ御守りに渡したんだけど何時自覚するかな? 何故悪霊に取り憑かれていた間の記憶が全く無い筈のリーガンがダイアー神父をハグしたのか キンダーマン警部補が館を訪問した本当の目的等々…………謎を色々残した挙げ句物語は漸く終焉
◇追記:リーガンに取り憑いたモノは果たして悪魔だったのかそれとも………実はパズズは災禍齎す魔神で有りながら子供や胎児を狙う元妻の魔神ラマシュトゥが齎す災禍 具体的には18禁な事態や流産等からその悍ましい姿で子と母の身体と心を守る古き神でも有りました 後年製作されたエクソシスト・ビギニングではそんな描写が有りますが もしリーガンに取り憑いたのは淫魔としても恐れられるラマシュトゥなら 2人の神父が悪魔祓い失敗しつつも古き神が介入しリーガン救ったオチになるそうな まあこの辺りは解釈の違いですね 私はアレはリーガン自身が生み出した別人格=悪魔とレッテル貼られたモノだと解釈しました 勿論あくまでも似たような存在と対峙した経験から来る個人的な見解です。
なお私が最初に見てはいけないモノ見たのは小学校を卒業するかしないかの頃……気が付いたら2日程経ってて部屋には御札が数枚 庭には梵字入った木の札突き立てられてましたが詳細は怖くて聞けません でもまぁアレです一度壊れたら次は手慣れたモノ しっかり耐性付いてると思います(苦笑)




