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クルーシブル 96年

2024年6/14〜6/17 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 ブロードウェイや学園祭でアメリカでは御馴染みらしい赤狩りの恐怖を揶揄した戯曲を実は悪人なんて居なかったとアレンジしてるそんな映画 結果悲劇は強調されたけど史実では毒婦呼ばわりされてるアビゲイル等のヘイト描写が抑え目に 何かテレビ放映するからと原作の意図捻じ曲げる日テレの自意識お高い脚本家みた…………いいえ、何でも有りませんよ

【 異端審問案件仕立て上げお高くとまった清教徒の堅物女からイケメンで小金持ちな旦那を奪い取る お年頃の少女達が意中の男を魅了するため集まり始めたブードゥーのおまじないにより始まった無責任な流言飛語と2人の少女のヒステリー症状による同調圧力と密告奨励により悪魔憑きとして告訴された老若男女は延べ150人 19人が無実で有るにも関わらず単なる噂と資産目当てで処刑され 拷問や過酷な環境下で獄死に追い込まれたのは6人 割とソフトに描写された戯曲版より更にリベラル(笑)に配慮した映画版……なんつーか微妙です 】


★なお歴史から何も学ばない毛唐はまたやってる 戯曲化された当時は"赤狩り"だったけど今ならLGBTQかな 集団ヒステリーには付き合えません


原題:THE CRUCIBLE

坩堝(るつぼ)の意だがキリスト教圏では試練のダブルニーミング

アメリカ 劇場公開作品

1997年 日本 劇場公開

原作:アーサー・アッシャー・ミラー 戯曲TheCrucible 1953年

翻訳版は早川書房アーサー・ミラー全集(2)1984年/同演劇文庫2008年

多分60年代に翻訳されてた筈だけど資料見付かりませんでした

❖元ネタは1692年のセイラム魔女裁判(厳密には異端審問)


 令和6年6月14日 かれこれ数週間は道向かいの墓場に泊まり込み3食飯強請ってた微妙にブサイクなチビ猫が今朝からいきなり連絡途絶 手掛かりらしいもの何1つ残って無いけど拾われたのかそれとも…… 子猫と言っても生後半年ぐらいで其れなりに大きかったからカラスに狩られた可能性は低そうだけど色々落ち込む事に 飯寄越せと大鳴きする癖にキャットフード片手に私近付くとダッシュで木に登り威嚇する奴だったので最悪の事態も考えられるけど家は既に通い含めて猫6匹棲んでるしなぁ 保護しても避妊手術して譲渡会で何とかするしかなかった 所詮私は全能でも全知でも有りません 救える命より救えなかった命の方が圧倒的に多いのはもうどうしようもない…… どうしようも無いのは端から分かってるけどさ本当にやり切れん


ワイドショーじゃ金銭強要と拉致監禁、4人掛かりでの執拗なリンチの末に橋から投げ落とされ溺死した17歳の少女を手に掛けた屑 北海道は旭川市のDQN女 内田(うちだ)梨胡(りこ)とその舎弟女19歳が6/12に再逮捕され他にも拉致監禁に関わった16歳の未成年者男女2匹の補導に関する勘繰りでもちきりだった様 犠牲者となった村山月嬢に関しては謹んで冥福祈るけど こちとら手の届く範囲のトラブルに振り回されてて 正直見た目もケバいDQN女の異常性やその過去はどうでも良かった 人食い熊と同じで銃による殺処分で良いんじゃね此れ? そもそも旭川市のみならず北海道の民度はあまりにも腐り果てている 治安回復させるならもう自治体と学校の権限を剥奪して他所から捜査機関派遣し徹底的に何もかも作り直すしか無いのかも


という訳で雨が止まない事も有り落ち込み気味なので今回も普段ならまず取り上げない見終えた後は厭世観に取り憑かれそうなこんな物語を 自分さえ良ければ他人の命や財産なんて奪ってしまって構わない 齡16歳にして我欲に狂う人でなし(但し史実&戯曲版)を生み出したのは閉鎖的な環境かそれとも流れ始めたら止まらない同調圧力による強要だったのか? 案外其れはこんな陰惨な物語に魅せられる私や此れ読んだ奇特なお客様の心の奥底に普段沈めて有る筈の嫉み妬み等の弱さなのかも かと言って本作の主人公格な冤罪被害者ジョン・プロクターの様に此れを神の試練(クルーシブル)だと唯々諾々と従う神の家畜になるのは御免被る 人であれケダモノであれ命有る限り最後まで足掻くべきだ つーか迷惑だからこんな碌でもない案件をお天道様に判断丸投げするなよ毛唐 


6/15追記:こんな前振り書き終えたタイミングで何食わぬ顔でチビ猫改めアホ猫生還 やっぱり近寄ったらダッシュで逃げるが朝昼晩呼び付けガツガツ飯食ってます 何故に丸1日行方不明だったかなんてあたしゃドリトル先生じゃ無いんだから分かりません 

 


【 本作レンタル⇒サーバーに死蔵したのはかれこれ3年前 身も蓋もない話ですがあのセイラムの魔女裁判扱った作品なら資料に残された殆ど18禁な描写を期待したのだけれど…… 幾ら史実ベースとはいえ、ブロードウェイで老若男女の視聴に耐えうる戯曲を更にソフトな描写に変更したのと日本の映倫よりどぎついエロ描写規制入り単に後味が悪いだけな物語となりました という訳で大半の店舗にてレンタルは殆ど終了しております まぁ必死に探す程のモノでも無いのかも 】


★そんな理由でエログロ描写期待するなら当時のイエロージャーナリズムが好き勝手書き逃げした記事翻訳した資料かオカルト系のムック本を閲覧下さいな ビデオ全盛期のレンタル店ならスペイン映画なそんな描写をホラー扱いで中学生でも見れたんだけどね 規制云々よりもAVに勝てなかった(笑)


 1692年2月深夜、満月の夜 英国領植民地(流刑地)アメリカ北東部 マサチューセッツ州セイラム 13名の少女達が円陣を組み焚火に据えた鍋に供物捧げ願いを唱える怪しげな集会を定期的に始めたそもそもの切っ掛けは、服装や言葉使いから始まる厳格な宗教戒律を強要されたガス抜き行為を兼ねた意中の男を自分に夢中にさせるおまじない 映画ではリベラルの都合でアフリカ系な少女が呪い師ティテュバ演じてるが 史実では収容所の両親から引き離されキリスト教の教化(洗脳)受けるため神父宅に寄宿してる南米先住民(インディオ) おまじないを盛り上げるためアビゲイル・ウィリアムズが持ち込んだのは屠畜済の鶏だった 滅多に食せないお肉への期待と猟奇的な要素が加わり盛り上がる儀式に乱入したのは此処での異端信仰(商売仇)を警戒するアビゲイルの叔父サミュエル・パリス神父 


突如現れた怖い大人の乱入にパニック起こした少女達は逃亡 気絶したベティこと従妹エリザベス・パリスが足手まといとなりアビゲイルは呆気なく捕まった 空に浮かぶ少女を始め無責任で淫靡な流言飛語が飛び交う翌朝の開拓村(セイラム) わざとなのか其れ共パニックからなのか昏倒したままのベティとマーシー・ルイスの病状が更に噂に信憑性を齎す このままでは魔女狩りに名を借りたリンチ殺人が始まる可能性が有る パリス神父は"此れは悪魔憑き"だと診断したが その判断に否定的なウィリアム・グリック医師等村の首脳陣の軽挙妄動を抑えるため 以前、別の開拓村で異端審問の冤罪事案を防いだジョン・ヘイル牧師を招聘 表向きは近代医術に花を持たせたものの此れをチャンスに不信心者を排除する気満々


もし異端とされたら私達は魔女とされ縛り首だ 既に欧州やイギリスでは前世紀の野蛮な遺物扱いだった魔女狩りはカルト思想に染まった神父やエリート層が追放される流刑地では未だに繰り返されているし見せしめ兼ねた絞首刑が繰り返されてると虚実混交した噂話が飛び交っていた 皆で証拠隠滅し何とか有耶無耶にしようと奔走するアビゲイル達をさらなるパニックに陥れたのは漸く意識取り戻したベティやマーシーの錯乱と悪魔憑きを彷彿させる異常行動 開拓村の人々を宗教による戒律と不安感煽り扇動続けるパリス神父に嫌悪感を抱くウイリアム医師トマス・パットナム等の重鎮達(似非エリート達)の暗躍 そして映画しか見てない私みたいな無知蒙昧な輩を困惑させるイケメン農夫ジョン・プロクターと草刈り手伝う2人の使用人(説明無いけど実は息子)の登場シーン とある理由でジョンとその妻エリザベスの関係は冷え切っていた


数年前プロクター家に行儀見習いとして預けられたアビゲイルに迫られる形でうっかり肉体関係持ってしまったジョン 勿論不義密通は清教徒の世界では極刑相当の罪となるが(エリザベス)は敢えて口外していない 半ばパットナムの八つ当たりで始まったティテュバへの拷問を切っ掛けに始まった悪魔憑きの密告奨励 罪の追求を逃れるためアビゲイル等が積極的に気に入らなかった村人達を次々と悪魔憑きに仕立て上げたことで始まる残酷な処刑ショー 裁判を手っ取り早く終わらせるためトーマス・ダンフォース判事等は冤罪だと否認する容疑者達を次々と絞首刑 彼等はそもそも悪魔憑きなんかじゃない ジョン・ヘイル牧師の訴えは端から判事や群衆から黙殺される 万能感に酔うアビゲイルによりジョンの妻(エリザベス)が悪魔憑きの容疑者に そして妻の無実を訴えたジョンも悪魔憑きとして死刑判決が言い渡される 事態をコントロール出来なくなったアビゲイルは拷問や処刑に嫌気さしてる看守を買収しジョンに駆落ちを申し出るも彼は罪悪感と清教徒としての誇りのためにマーサやレベッカと共に自ら絞首台へ向かう馬車へ乗り込む


事ここに至り魔女裁判で容疑者や死刑囚に罵声を浴びせ掛けた群衆も刑務官も安易な判決を繰り返した判事達も既に気付いている 私達は虚言や言い掛かりに扇動されるがまま無実の人々を悪魔憑きとして殺し続けた事を 結局アビゲイルはパリス牧師の有り金盗み集落から逃亡 だが無意味どころか害悪でしか無い公開処刑を間違っていると否定し止める者は誰も居なかった 1692年3月1日から始まったセイラム魔女裁判が漸く植民地政府の介入で沈静化したのは10月29日の法廷解散命令 投獄された最後の容疑者が恩赦により解放されたのは1693年に入ってから



❖史実のアビゲイル・ウィリアムズは当時12歳で従妹のエヴァは10歳 パリス神父宅に預けられた頃は両親がインディアンに殺され今で言うPTSDによるやさぐれモード 勿論アビゲイルとジョン・プロクターの肉体関係云々はアーサー・ミラー先生の脚色によるもの 事実だったら当時はともかく戯曲発表された50年代なられっきとした犯罪行為だしなぁ 勿論史実にプロクターに該当する輩は存在してませんのでご安心を にしてもこの子までFateで英霊化してるのね(汗)


❖魅了のおまじないはセイラムのみならず清教徒の流刑地となった近隣開拓村全域で行われていたという セイラムで絞首刑となったのは3人で冤罪犠牲者の総数は近隣開拓村も含む 此れを切っ掛けにイギリス司法や植民地統治への不信感が高まり独立運動が加速する辺りこの事件で利益を享受した人物は誰も居ない

なお扇動者には如何なる報いも与えられておりません みんな少女だったし未成年者だったので…… トーマス・ダンフォース判事に至っては街の名士となり新たに建設された都市にその名前冠してます

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