モンスターズ地球外生命体 10年
2014年3/6投稿 2018年12/10改稿開始〜
【 治安悪化で辺り構わず銃撃戦 大型旅客機や乗り捨てられた戦車を始めとした各種車両、客車のみならず機関車までもが河川や線路沿いに不燃ゴミとして放置され廃屋やスラムが広がる2010年当時のアメリカ大陸をメキシコから北上しハリケーン・カトリーナで軒並み破壊し尽くされた合衆国東海岸南部州・ルイジアナまでデジカメ片手に撮影ロケした事で出来た“低予算=日本円換算で120万円(微妙にウソ)”怪獣映画。まあ監督変えて予算増大させた続編はメイン舞台イラクにしちゃった(撮影場所はヨルダン)から微妙にポシャりました 】
★但し120万円はカメラマンの機材込み人件費と携帯端末の代金 爆発シーンやジャングルに落ちてた飛行機等のCG加工代を含めると日本円で4000万程度のコストが掛かってます。
原題:MONSTERS
勿論意味は化物あるいは怪物
イギリス劇場公開作品
日本公開2011年
今回原稿書き直そうと思ったのは他でもない…この映画で主人公達が合衆国目指したルートがまんま2018年12/10現在ホンジュラス起点にまるでゾンビの行進思わせるノリでメキシコ&合衆国・国境検問所辺りに居座る阿呆みたいな数の棄民団そのまんまだったから 案外この作品予言だったかも知れません(苦笑) 英語が通じない異国で体験する巨大怪獣の驚異 DVDには日本語吹き替え版も入ってますが英語・翻訳字幕入りで見た方が緊迫感があり楽しめる物語です。 なにせ主人公疫病神=アンドリューとヒロイン以外、みんな現地の人々で日常会話がスペイン語 そこら辺の微妙なギャップが異常な緊張感に繋がってます 残念ながら吹き替え版はメキシコ人のおばちゃんたちの声まで日本語になってますので外国と言うより沖縄かフィリピン観光に来てしまった様な違和感を抱いてしまう事になります。
バイデン政権誕生により作りかけ途中で放棄された旧メキシコの壁ですが、その後状況は激変しました 合衆国民の人権よりも不法入国者の生活支援をとやらかす自称リベラルやマスゴミが州兵や国境警備隊相手に騒ぎ起こす一方で、合衆国国内からメキシコへそして南米各国を目指す車の列も出始めています。 双方の流れが激増したのは2019年に入ってからの事ですが勿論都合が悪いから報道拒否 ホンジュラスやベネズエラを何とかする為に武器や支援物資積んで向かう者達のみならず アメリカ国内とは比較にもならない程充実した医療サービスや桁違いに安価で高精度なメガネ作って貰う為に一縷の望みを賭けて南米へ 産経新聞で一度だけ記事になりましたが大半の国内大手マスゴミは裏取りすらやってません(黒い笑い) それ以外にも中国製じゃない食糧品や混ぜ物入ってないコカイン求めてなんて連中も出入りしてんだよねこれが(汗)
一応怪獣映画あるいはモンスター物に当たる作品なんですがメインは怪獣じゃありません 終わらない戦い=戦争が日常化した世界に対する拭いようが無い違和感 人がバタバタ死に街は廃墟となり生き残った者は右往左往しながらも何とか日常生活を送り続ける 市街地を流すタクシーの横を追い抜いてゆくのはミサイルを満載し防衛拠点へ急行するトラック オバチャン達が川で洗濯するその頭上を飛び交うのは戦闘機 辛うじて生き残っていた渡し船で河川を移動する二人が目撃したのはジャングルのあちらこちらに転がる大型旅客機の残骸に運悪く怪物に捕捉され沈められた渡し船 まあ本当は警察と麻薬カルテルの抗争で沈められた船+CGで追加したスクラップなんだけどね。
[登場人物・舞台]
◆アンドリュー◆
自称ジャーナリスト実際は悲惨な状況を写真に撮って一発当てたい人間の屑(笑)本当に役立たずですので気にしない方が物語を楽しめます
※失礼、主人公では無く疫病神です。コイツ!
◆サマンサ◆
疫病神と契約した新聞社社長令嬢、社長命令で取り憑いたコイツと南米コスタリカ→メキシコ→アメリカへの旅に。
婚約者居るそうですが本編には関係有りません。
後は全員、現地の人達。普通に日常生活撮影したそうですが日常の基準、明らかにヤバいです(汗)
物語は中米(国名不明)サンホセから始まります。
※撮影はメキシコ~アメリカ合衆国南部だそうです。
[ストーリー]
アメリカ・NASAが太陽系で生命体を発見→サンプルを回収した探査機が事故でメキシコに墜落。謎の巨大生物が大発生し封じ込める為の戦いが……その6年後の話です。
作戦は大失敗!南米で、アメリカ南部 で多数の一般市民を巻き添えにして毎日戦闘が続く状態です
メキシコは封鎖中
合衆国は怪獣侵入を阻止する為防護壁を建設中とニュースが流れています。
怪獣が大発生し街のあちこちに惨状が…と本来なら書きますが。何がヤバいってこれが特殊撮影でも何でも無く、日常風景なんです。
(画面いじったのは爆発シーンと注意看板、怪獣登場シーン、さすがに沼地の戦闘機や黒焦げのブラックホークは偽物でしょう。偽物ですよね!?)
現地の人達にそれっぽく演出をお願いしたそうですが、廃墟だらけの街、橋の下に列車が落ちてそのまま放置されてるし、
川に至っては…
横に落ちてるの旅客機だよね!? 戦車も道端に落ちてる!?
何が怖いってそんな世紀末覇者かヒャッハーな暴走族が出てきそうな風景が延々とアメリカ南部まで続きます。
アメリカ合衆国、本当に大丈夫?(たぶん竜巻か例のカトリーナの災害跡がそのまんま、ほったらかしです)南米のシーンと違ってそこら中に戦車は落ちてませんが(汗)崩れ落ちた建物に星条旗がなければ、シリアの市街地みたいになってます。
怪獣が歩き回ってる山の中(自然風景が皮肉にも異様に綺麗なんだ。コレが…)以外は普通に戦場跡だらけ。
物語の前半でタクシーの運ちゃんが、ヒロインの質問に答えます
「この国から逃げ出したいとは思わないの!?」
※ガチの日常会話です。演出なし。
彼はにこやかに、そして誇らしげに答えます。
「死ぬかも知れない?それは運だからね。それでも俺の故郷はここなんだ。」
ちなみにすぐ横走ってるのはミサイル満載したトラックです(汗)演出じゃありません。
低予算で作った怪獣映画ですが今の南米~アメリカ合衆国南部の現実を撮影したノンフィクションでもある怪作です。




