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ホワイト・バッファロー 77年

2021年12/3〜12/4タブレット端末にて執筆し深夜脱稿 新規割り込み投稿

オルカ共々、JAWSにあやかろうと宣伝活動が迷走した動物パニック作品

でも本当はオルカ共々怪獣映画です。

【 全長3.5m体重は軽く1トン(最大個体で1724kg)を超え怒らせると数十頭〜数百頭の集団で時速70kmで8kmも走り回るその独特な攻撃習性は後に "風の谷のナウシカの王蟲=大海嘯" にしっかり引用されたアメリカ合衆国の森林と草原最強最悪の怪獣 実は水牛の親戚だけど スー族の金鉱山狙ったインディアン(ブラック・ヒルズ)戦争前夜、伝説級の化物ホワイト・バッファローと対峙したのは病により盲目になり掛けてる伝説のガンマンと幼い娘(史実では白人が持ち込んだコレラ)を怪獣に殺され復讐を誓う若きバヤブヤ族の戦士 滅茶苦茶面白くなる筈なのに何処か微笑ましいのは着ぐるみの完成度が微妙(ファンシー)だったから(笑) 】


★怪獣映画で西部劇なのに製作サイドも日本の配給会社も宣伝方法思いっ切り間違えたポンコツ作品 でも大好きです。


☆テレビ公開時 幻の白い魔牛襲来! ホワイト・バッファロー のタイトルで放映 以降月曜ロードショーの定番作品でした


原題:THE WHITE BUFFALO

アルビノなアメリカバイソン 登場人物も怪獣もみんな逸れ者(ローグ・ワン)

アメリカ 劇場公開作品

1978年 日本 劇場公開

原作:リチャード・セイル著 The White Buffalo 1977年(但し推定)

翻訳版は1978年 角川文庫にて出版⇒廃版


 令和3年12月3日 最近watewolf様の感想コメント読んでた時にふと思い出したのが ジョーズ 75年 のバッタもんが云々………そう言えばガラケー投稿/此れ書いてる段階で少しずつ手直し中の オルカ 77年 とか 投稿済の テンタクルズ 77年 本物使うの大変だから熊の手だけ作り数人掛かりで操作し役者殴った爆笑エピソード満載 その内見たいなと気長に捜索中な グリズリー 76年 にテレビ放映数日後プールで真似して数人掛かりでクラスメイトの女の子に口と指でプルプルやった ピラニア 78年 (ちなみに即座に正直野暮ったいスクール水着姿の当人と教師にボコられました(笑)) ………うん 試しに列記してみると本当に酷いや 勿論映画館で見た訳じゃなく殆どがテレビ テンタクルズに至っては偶然DVD見付け大喜びで初視聴 パペットマペットなシャチ君大暴れなその酷い詳細については既に書いたから省略させて頂きます。


私がこの作品に魅せられたのは確か小学生の頃 高校時代に偶々古本屋で原作小説入手し映画版とは思いっ切り雰囲気異なる主人公の抱える焦燥感と迫りくる失明の危機 (だから本編では中々サングラス外さない) と言う勝ち目無しな恐怖を味あわせて貰ったのですが 幾ら残された肖像写真が何となく似ているからって他の作品じゃインディアンのハーフだったりガチなインディアン役がやたらとハマってたグルジア人の俳優 チャールズ・ブロンソンをワイルド・ビル・ヒコックに起用するのは何か微妙な気がします。 お陰で本当にインディアン俳優起用したワームことクレイジー・ホースが何故かインディアンにしてはキャラの濃さが足りないと感じたのは私だけですか? なお脚本纏めたの原作者本人ですが何処まで撮影に介入出来たのかは不明 あの時代は監督とプロデューサーがやりたい放題だし


この作品も何処のレンタルDVD店にも置いてなかったから 紹介するの諦めてたんですが 黄昏のチャイナタウン や一度見たかったブロンソン主演のブラックコメディ 正午から3時まで と共に発見 喜々としてレンタルしたのは言うまでも有りません 他にも見たかった作品有るから暫く通うかも 但しかなりマニアックな品揃えだから割り込み投稿で入れときます 見る人選ぶ物語だし仕方が無い



【 映画ポスターでは体長推定20mクラス 普通に4足で仁王立ちしてても4mは超えてそうな怪獣だったホワイトバッファロー 実際の映画では平均サイズで別に群れも率いておらず その優しげなつぶらな瞳とぎごちない動きが物凄くラブリーな癒やし系着ぐるみだから笑わない様お願いします 最後の走るシーンはそこそこ頑張りました オープニングからして実際の大きさバレない様に撮影スタッフの努力が見え隠れ あとクレイジー・ホースは白人が勝手に付けたあだ名 本名はタ・シュンカワケン・ウィトコ 酋長だった事は無く36歳で騎兵隊の騙し討ちにより暗殺されるまで滅ぼされそうなスー族に味方した義勇の士でした。 】


★意味は "彼の奇妙な馬" 本名長いからタシュンケと名乗ってました 最初の妻とは死別 二度目の妻はフランス女性(ちなみにスー族のハーフ) 字幕&吹き替えのシャイアンは間違い フランス人とは仲良かったって記録残ってます


 アメリカ人なら当時子供でも知ってる英雄だから 映画では敢えて説明描写省略されてるがワイルド・ビル・ヒコックとはどんな人物なのかから始めよう 普通なら例え連射可能なウィンチェスターライフルでも返り討ち必至なバッファローを単発銃で仕留め 南北戦争ではその能力買われて南軍ゲリラ狩りや強行偵察任務を次々とこなし生還した伝説のガンマン 当時捏造や飛ばし記事等々本当にやりたい放題だった新聞により名を馳せた人物 晩年のヒコックを悪夢で苛まさせたのは手に掛けた多くの敵と光視症に対する恐怖 英雄殺し名を売りたい無法者は山程居るし 恨み骨髄でその命狙う元南軍兵士に至ってはどれだけいるか分からない


1874年9月 東部で興行主として成功収めていたビル・ヒコックが余計なトラブル避けるためジェームス・オティスの偽名でほぼ数年振りに西部へ向かっていたのは 不可解な悪夢に連日連夜魘された末の事だった。 終ぞ行った事の無い山の奥 ライフルを手に立ち尽くすヒコックを襲うのは決まって巨大な白いバッファロー ヒコックにとって恐怖は例え死ぬ事になっても立ち向かわなければならないモノ もしかしたらアレが俺の死神なのか 新聞によると騎兵隊や開拓者を次々と手に掛けた怪物(ホワイト・バッファロー)はダコタの山岳地帯に居るらしい 去年起きた大恐慌を切っ掛けに合衆国陸軍は今年スー族の居留地で見付かった金鉱山に目を付けた 兵士達の素行の悪さではかなり定評のある第七騎兵隊とインディアンが正面衝突すれば厄介な事に成りかねない 


駅馬車に乗り換えるため大陸横断鉄道をシャイアンの駅で降りる 駅の構内に山積みとなっているのはバッファローの骨 牧場主に雇われたハンターや騎兵隊が先住民を飢えさせ疫病を撒き散らせる為に組織的に行った根絶やしの証拠(なお先住民の中には同じ白人の開拓農民も含む ジェニーの旦那が僅か1年で病没した理由は此れで感染者増えたコレラが原因 エーカー法で土地建物を5年所有したら自分の財産になるから組織的に開拓村滅ぼした連中には事欠かないのが西部です。) かつてはカンザスの大平原を埋め尽くしていた6000万頭のバッファローを滅ぼしたのは白人の欲望とウィンチェスターライフル 分離独立を図った南部連合を滅ぼし 牧畜に邪魔な怪物が消えたら次はインディアン やりきれない気持ちを抱え古い友人が経営するバーへ顔を出す 


第七騎兵隊を指揮するカスター将軍には命を狙われていた グデングデンに酔っぱらい飲み屋に馬に乗ったまま暴れ入ろうとしたから奴の馬を撃ち 背中から狙って来た阿呆を2人ばかり返り討ちにしたら其れが騎兵隊員だったと知り何もかも馬鹿馬鹿しくなり保安官職を辞したのは数年前の出来事 報復諦めておらず今度は7人の騎兵隊員をけしかけた阿呆(カスター)の目の前で全員を射殺 慌てて部下共々街を逃げ出したカスターと第七騎兵隊がどんな末路を迎えたのかについては此処では語らないで置こう 問題は正当防衛で撃ち殺した騎兵隊員の中に その粗暴さで悪名高い西部の農場主ジャック・カイリーンの息子が居た事 厄介事を片付けるために西部に来たのに新たな因縁が付き纏う ビル・ヒコックの最後の数年間はそんなエピソードばかり綴られる


同じ頃 スー族の居留地ブラックヒルで騎兵隊のガイドに雇われていたヒコックの旧友片眼のチャーリー・ゼインはホワイト・バッファローに襲われ壊滅した騎兵分隊を置き去りに河川敷を逃亡中 逆上した怪物は勢いのまま遠く離れたバヤブヤ族の居留地を襲撃 偶々挑発行為繰り返す騎兵隊や禁足地に潜入した砂金採りを潰すため戦士達が村を離れたタイミングで行われた夜襲により多くの住民が重軽傷を負う 頭を打ち犠牲者となったのは戦士長タシュンケ=クレイジー・ホースの独り娘 悲しみを顕にする 部族の成人でタブーとされる振る舞いをやってしまったタシュンケに呪い師が与えた罰は成人名の剥奪と村からの放逐 娘の命を奪った怨敵を殺し剥いだ毛皮で遺体を包み弔ってやらねば娘を奪われた母もお前も救われない 死者を弔う泉の前で復讐を誓うイナダシュ・ミエボ=英語でミミズ(ワーム)を意味するただの逸れ者となった元父親は白頭鷲に導かれる様にスー族の居留地ブラックヒルへ


豪雨と雷に追い立てられるかの様にフェッターマンの開拓街へ向かう駅馬車 同乗者が東部の世間知らずだと舐めてかかり逆恨みからヒコックを殺そうとしたコクシーを突き落とす 追い出された間抜けは侵入者を認めないスー族の戦士に敢え無く殺され 馬換えの最中行われた襲撃でもう1人の同乗者=酒場女も即死 途中見せしめで殺された2人の砂金採りも馬車に積み翌朝漸く開拓街へ ホワイト・バッファローを目撃しながら生還した旧友チャーリーとの再会 かつての元恋人ジェニーとの湿度高い遣り取り 主人公を殺すため街にやって来たカイリーンと6人の男達 酒場で襲って来た3人の間抜けを返り討ちにして付き纏うなと警告するがプライドズタズタにされたカイリーンは更に逆上 逸れ者のインディアンをなぶり殺そうとする16人のスー族の戦士との戦闘を助太刀 其れはちょっとした気まぐれからやってしまったのだが 後刻拳銃1丁片手に雪山で孤立 ウィンチェスターライフルで襲い掛かるカイリーンと3人の部下に囲まれ絶体絶命のヒコックの命救ったのは逸れ者なインディアン


どうやらインディアンもホワイト・バッファローを倒すため独り死地に飛び込んで来たらしい 吹雪で身動きが取れない状況下で洞窟に避難しながら互いの境遇を語り合うヒコックとワームにチャーリー 巧妙に罠を仕掛け夜襲掛けてくるホワイト・バッファローとの攻防戦 怪物を倒すのは早いもの勝ちだ 翌朝漸く吹雪は止み ヒンクスとチャーリーは待ち伏せ攻撃 ワームは別のやり方で怪物退治に挑む 決戦地となったのはヒンクスが何度も悪夢で見た獣道 遥か遠くから勝ち名乗りの雄叫びをあげ突っ込んで来る白い悪魔 ヒンクスが使った1発装填型ライフルは余りの寒さに弾が凍り付き撃てない 突き飛ばされた主人公を助けるためチャーリーのウィンチェスターが火を吹くが小口径過ぎてダメージを与えられない 追い詰められた2人を助けるかの様に現れたワームは弓矢でバッファローを挑発 


怪物の背中に跨がりチャーリーから謝礼で貰った銃剣で怪物を滅多刺し 延々と続くかに見えた肉弾戦の末漸く仕留められたホワイト・バッファロー その振る舞いと戦い方に互いに敬意を抱きながらも其々の理由で本名名乗れなかったビル・ヒコックとクレイジー・ホース どうしてもインディアンに対する憎しみが捨てきれないチャーリーはヒコックと決別 娘を弔うための準備を終え独り居留地に戻るインディアンとかつて彼等の呪い師を殺した事で部族から報復対象とされてしまったガンマンとの別れ もし次会う時は敵同士………だから2度と会わない事を互いに祈ろう


1876年6月25日 東部に戻ったビル・ヒコックは無法者に背中から撃たれその生涯を終え 1877年9月5日 仲間と共に第七騎兵隊殲滅しカスター将軍を討ち取り勇名を馳せたクレイジー・ホースは和平交渉に応じた所を騎兵隊の暗殺によりその生涯を終えた。



途中と後半かなり端折りましたが下手なアニメ作品よりもストーリー詰め込みまくり 落ち着いたら少し手直しします。

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