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ジャッジメント・フライ 13年

2015年9/15ガラケー投稿 2019年2/6タブレット端末にて改稿開始〜2/7終了

【 人死に大歓迎 存在しない事になってる旧式旅客機ボーイング727Nに見ず知らずの男女7名を閉じ込めたらどんな行動取るか どうせ実験終わったら証拠隠滅で皆んな殺すから大丈夫というかなり雑な人間観察バラエティー(笑) 目が覚めたら飛行機の中・雲の下では核戦争(勿論嘘)が始まりました飛行機の燃料は残り僅かだけど操縦士達はコクピットに立て籠もりしかも銃を片手に殺す気満々 まるで9.11のアレを思い出す不穏な気配に貴方ならどう行動しますか? とまあそれだけのシチュエーションサスペンス 致命的な事にオチすら無いのだねコレが。 】


原題:CHARIOT

ギリシャ語で戦車(馬車)の意味

アメリカ劇場公開作品.

2014年日本DVDセールのみ


★原題が何故チャリオットなのか…それは戦争が決まった街が被害を避ける為街の存続に必要な重要人物を戦車(ベン・ハーのアレ)に乗せ脱出させた故事からという話ですが生け贄の儀式と都市国家間戦争ばかりやらかした挙げ句、山賊あがりのローマ人に国も文化も何もかも乗っ取られた“ギリシャ文明”にそんな風習があったとは知らなかったです。


 4年前この映画見た時はそんな実験に何の意味が?と思ってましたが、人死にこそは出ていないものの“カラパイアのオカルト記事”によると50年代の核実験観察ツアー後の無料健康診断とか霧に紛れたサンフランシスコでの細菌空中散布による感染実験(後にスティーブン・キングがザ・ミストでホラー小説化)や60年代の地下鉄での薬剤散布(要するにテロ対策の実験 因みにターゲットとなったのは皆んな黒人だったそうですが真相の程は不明です)等、無作為に選ばれた人物を対象としたはた迷惑な生体実験は…勿論実験終了後は其れなりの口止め料が支払われる…人知れず定期的に行なわれているそうです。まあ外国人である私等が巻き込まれる可能性はかなり低い筈だと書いてましたが…事実でしょうか?


同時に1984〜1985年迄、漫画雑誌・少年ビッグコミック増刊号に連載(Ⅰは78年の毎日中学生新聞連載版からの再掲載。私は総集編読みました。)されてた尾瀬あきら(代表作は夏子の酒)の漫画SFシチュエーションホラー“とべ!人類Ⅰ/Ⅱ”を思い出しちまったんだよね ちなみにソッチはいきなり誘拐され気が付いたら7人の見ず知らずな男女と一緒 無理やり核戦争で滅んだ地球から宇宙船ホモ・サピエンス号に乗せられたけど食料調達や空気どうする 何よりも麻酔効きすぎて死んじゃった女の子も居るんだけどと鬱描写満載 約150年に渡る物語で世代を重ね結局生き残り後の地球を目指すのはヒロインとお腹の中の子供だけ 燃えも萌も皆無だし今更ヨハネの黙示録ネタも相手にされないから日本国内での娯楽作品化&映像化は厳しいかな?


物語の舞台となるのは今では旧式機となったボーイング727 運航してた時代が時代だったから原因不明な墜落事故やパイロットの操作ミスによるトラブルで100機が墜落あるいはバードストライクによる事故や爆弾テロで胴体着陸等を敢行 テロリストや自暴自棄な馬鹿にやたら狙われた機種で日本だけでも通算6回、世界規模だと合計180回もの空前絶後なハイジャック実行された記録を持つ迷機です。 同じ世代のDC-9やイギリスの旅客機よりも多く見えるのは航空会社への導入数が桁違い(ざっと1800以上)だったからではあるのですがね。 この機体以降ハイジャックは桁違いに減少し事故率も右肩下がりとなりました ある意味貧乏くじを引きまくった機種とも言えます。


散々不安感を煽った上で何だこりゃな謎解きとバイオレンス 物語のオチは貴方の想像に任せますな物語ですのでよほど主人公や登場人物に感情移入しないと中々楽しめない自主制作作品。 好き嫌いがかなり分かれる物語ですので見る見ないの判断は自己責任でお願いします 4年前こんな映画見せられた私は静かにブチ切れました(笑) 畜生新作料金で借りちまったわ。 ではそろそろあらすじへ あくまでも独自解釈で4年前の記憶を元に適当に再構成した 幾ら何でもアレ見直すのは勘弁して欲しい 内容ですのでちゃんとしたストーリー構成は作品ホームページか検索サイトで参照或いはDVD借りて参照下さい。



【 何時もの様に自宅へ戻り久し振りのベッドで1杯やって眠りに付いた筈の長距離トラック黒人運転手である主人公=コールが呆然としたのは警報で起こされた此処が自宅のベッドなんかじゃなくフライト中の飛行機のファーストクラスだった事だ 同乗者は自分も含め全部で7人。 同じ様に目を覚まし混乱している初老の白人=運輸長官のマイケルや大学院生の白人女性=エミリーと共に機内を散策しエコノミー席に誰か居ないか客室乗務員の呼び出しボタンを押してみたのだが此処に居るメンバーと恐らくは施錠された操縦席に立て籠もるパイロット達だけらしい。 】



 その後残る4名も目を覚ましたが言語学者を名乗るアラブ系ラフィックが此処が飛行機の中だと知って突然暴れ出した 取り敢えず物理的に眠って貰ったが飛行機恐怖症だったらしい。 見ず知らずの相手ばかりで何が何だか説明出来る者が存在しないのは分かったので一体何処の何者なのか自己紹介から始める事になる。 もしかしたら共通項が有れば我々が此処に攫われた原因が分かるかも DHC=国土安全保全保障省の捜査員だと名乗る中年女性ジェネヴィーヴの司会でハッキリしたのは俺達に何一つ共通項が存在しない事実。


IT会社社長を名乗る眼鏡の優男=エイデンはともかく主婦=ベリンダや俺コールの職業=長距離トラック運転手と運輸長官に何の関係が 事態が急展開したのは食料や水を探していたエイデンが無人の客席からスマートフォンを発見した事、これで家族と連絡取れるし外で一体何が起き何故俺達が此処に居るのかハッキリする筈だ 回線がロックされたスマホに映し出されたのは核兵器投下により首都圏が次々と壊滅しているというニュースの生中継と背後で起きた核爆発でキャスターが消し炭になる衝撃映像だった。


続け様にスマホに掛かって来た電話は恐らくはこの事態を引き起こした責任者らしいコリンズ少佐と名乗る人物 彼の話によるとコレは核戦争勃発等の緊急事態時に備え前もって決められていた政府機関存続に必要な人材を安全圏へ逃す為の“チャリオット計画”の一環らしい 現代の方舟とも言える大型旅客機に運輸長官や国土安全保障省の捜査官、IT会社社長に言語学者が乗せられた理由は漸く判明したがトラック運転手の俺や単なる主婦に大学院生が巻き込まれたのは何故なのか そもそも機体にはもっと多くの人々が意識を奪われ乗せられる筈だが何故7名だけなのか 質問を受けた大佐も驚きと戸惑いを隠せなかった。


飛行機が降りる予定だった当初の目的地は核攻撃により着陸不能となった、だからバミューダへ航路を変更する様何度も無線に連絡したのだが司令部から幾ら呼び掛けてもコクピットからの返信が返って来ないらしい このスマホは機内で事情を説明する役割を担うメンバーへの緊急回線 だとしたら指揮官と呼ばれる8番目の人物は何処へ消えたのか 疑問は程無く解決した。 収納部屋に隠された男性の射殺死体が見つかり機内はパニック状態に それまで普通の主婦として振る舞っていたベリンダの正体は政府の工作員だった。


殺された男と共にチャリオット計画に基づくメンバーを回収し飛行機に乗せた後、突然襲われ反撃し射殺したものの脱出の機会を逃したまま取り残されたという彼女は銃を片手に全員大人しく席に戻る様脅迫するが背後から襲い掛かりソレを取り押さえたのは意識を取り戻したラフィック。 此処で漸く監視カメラが全ての客室を網羅している事に気付いたメンバーは1計を案じ偽の爆弾を仕立て上げ未だ何1つ話し掛けて来ないコクピットとの交渉を始めるが何故か銃片手に飛び出してきた副機長と銃撃戦となる。


ジェネヴィーヴの活躍で錯乱状態の副機長は射殺されたがマイケルとベリンダが撃たれて即死。 流れ弾はそれまで副機長に銃で脅されていた機長にも命中しており彼は瀕死の重症を負ってしまう。 機長の指示で操縦桿を握る事になったのは主人公(コール) 彼の話によると核戦争勃発の情報を聞いた副機長はいきなり挙動不審となり隠し持っていた銃で脅し客室との連絡が取れなかったらしい 主人公から乗客3人の死亡とコリンズ少佐と名乗るチャリオット計画の責任者からの連絡を知らされ機長は絶望的な声を上げる この飛行機には当初から目的地ギリギリの燃料しか搭載されていないのだ。


操縦席に置かれたマニュアルを確認したエイデンにより謎は更に深まった。 現代のソレとは違いあまりにも古臭い操縦システムに機内設備しか無いこの飛行機は明らかに政府専用機でも国内外で飛び交うどの機体でも無かったのだ この旅客機は数十年前に全機退役した筈のボーイング727で有りマニュアルに記載された番号が本物で有れば数十年前イランでハイジャックされ爆破された筈の機体 此処まで来ると最早核戦争の情報すらも疑わしい アレから機内唯一のスマホはテレビが映らずコリンズ少佐から一方的に掛かって来た電話以外はロックされ何処にも繋がらず操縦席の無線も最初から動いてなどいなかった


ならば高度を下げ雲の下に出たら全てがハッキリするだろう 自動操縦をOFFにしてN844AA便は市街地を一望出来る高度へと機体を向ける、其処から見えたのは何時もと同じ賑やかな週末の大都市の夜景 全面核戦争もチャリオット計画も何もかもがデタラメ 真実を知らされていたのはジェネヴィーヴだけだった 国土安全保障省が計画したその実験は参加者の不慮の事故死も想定済の生体実験。 マイケル運輸長官やベリンダに最後まで氏名不詳の男や操縦士達は既に情報操作により交通事故や小型飛行機の事故で命を落とした事になっている 生き残った私達は此処で起きた事を公表しない代わりに莫大な沈黙料を政府から支給されるのだと 勿論そんな甘い話が有る筈は無い。


結局機長も命を落とし操縦桿を任されたのは主人公 エイデンの活躍によりスマホのロック機能は解除されコリンズ少佐が偶々この飛行機の監視を続けている戦闘機に撃墜命令を出す瞬間を傍受してしまった 撃墜され何もかも無かった事にされるのを防ぎたいのならこのまま低空飛行を維持し過密状態の大空港へ一か八かの強行着陸を図るより外に方法は無い 全ては今迄大型トラックしか運転経験が無い主人公に託される。


画面は此処で暗転し飛行機が記録から抹消された事実とチャリオット実験計画の公表封印を決めた事実を記し終わります。



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