天使と悪魔 09年
2015年9/7ガラケー投稿 2022年1/2タブレット端末による全面改稿開始〜1/16深夜作業終了
うっかり書き忘れてたけどヴァチカン内部のシーンでドン引きしたのが昔の教皇命令でギリシャやローマから運び出され ○○コ去勢されたり葉っぱ追加された彫像達 表現の自由や思想信条の自由を冒涜するこんな宗教滅んでしまえと頭に来たのは言うまでもない
【 そもそもイルミナティって何だよから始まり 人は誰であれ天使にも悪魔にも成れると結論付けた啓蒙思想 (但し神には成れないのがこのイデオロギーに感化された欧米人の限界でも有る。) に対するヴァチカン勢力による弾圧史説明に 秘密結社を騙る真犯人達が持ち込んだ反物質爆弾の恐怖等、謎解きは二転三転 結局権威主義に凝り固まった宗教にせよ効率主義に染まり弱者切り捨てがまかり通る科学崇拝にせよ 何方か一方の極端な思想に偏り敵対者を断じて認めないテロリストは度し難い 決して全知全能な存在では無い人が作り上げたモノに完璧な方程式は存在せず 安易に白黒決め付けても良い事なんて何一つ無い そんな物語。 】
★撮影当時はともかく令和4年現在 中華人民共和国の植民地と化したイタリア半島の観光地とローマ ナチの占領軍気取りな中国武装警察が大都市や観光地パトロールし逮捕権も持っている カトリックの権威とやらは70年前同様またしても全体主義者の軍門に下りました。
☆何でもかんでも差別だ男尊女卑だと喚き散らす狂人のせいで実現した 2022年新年早々フランスの歴史的建造物汚す糞醜いNIKE広告見て失笑したけどまんま特亜の理想社会ですな
原題:ANGELS & DEMONS
天使と悪魔
アメリカ 劇場公開作品 但しSONYプレゼンツ
同年 日本 劇場公開
原作:ダン・ブラウン Angels & Demons 2000年
2003年 日本翻訳版出版 角川書店上下巻
2006年 角川文庫にて上中下巻出版
令和4年1月13日 まずは今回この物語の紹介文やあらすじを再整理するに辺りかなり使い回された古臭い警句から始めましょう "歴史は繰り返す……そんな先人の警告に耳を傾けなければやがて取り返しの付かない事になる" 具体的には自称専門家を名乗るツイフェミや疑似科学でしかないイデオロギーの狂信者=匿名の詐欺師達による無責任な扇動に惑わされるな 少数意見に耳を傾けるのは近代社会の美徳でも有るが ただ声がデカいだけの愚か者の意向だけが反映される社会はローマ帝国の様に滅びの道を直走る事になる 逆に何もかも多数決で安易に白黒付け永遠の勝ち組と負け組が存在する社会も必ず行き詰まる
何事も程々に 世の中には絶対的な正義も正しい答えも本当の所存在しないのよ
"とある魔術の禁書目録" で原作者 鎌地和馬先生が面白可笑しく描いているように 科学の徒も宗教概念も果ては共産主義や民主主義の其れを見てても判るだろうが何方も必ずしも絶対ではありませんし万能と言う訳でも無い 映画の中で描きたかったのは代替わりするローマ教皇選挙 コンクラーベを通して描かれる宗教権威と科学万能主義の和解だった筈ですが そんなものよりも遥かに悍ましいSNSを悪用した各種脅迫行為に名誉毀損 何処までも肥大した自我で社会秩序や倫理道徳を腐らせる者により今や欧米社会そのものが存続の危機迎え 日本も決して他人事だと嘲笑え無い状況に陥ってる訳です 自由とは名ばかりな無法状態は その反動から圧政的な全体主義を招き寄せる その次に来るのは独裁者による地獄の始まりと 終わって見れば何もかも皆殺しの結末迎える革命ゴッコ 何にせよ居心地悪いとか息苦しいと感じたら我慢するのでは無く何とかする方法考えるのが人間の責任かな?
絶対に分かり会えない敵に大事なモノを踏み躙られたく無ければ命懸けで足掻いて見せるしかないのかも 最善の方法は未だ見付からないけどね
【 街全体が巨大な宗教施設であり歴史建造物の塊とも言える ヴァチカン市国 かつては半島各地に教皇領を持つ事実上都市国家による群雄割拠状態なイタリアの盟主だった宗教国家が今の国土に押し込められたのはナポレオン没落後に分離独立する形で誕生したサヴォイア王家を盟主とした他所と比べると割合ゆるゆるな中央集権体制となってから 以降ヴァチカンとイタリア王国は長年領土を巡り対立状態に有ったが ムッソリーニ率いるファシスト党の台頭により1929年ラテラノ条約締結=其れなりの接収対価をイタリア側が払い現在の姿となる 状況打開に導いたヴァチカン銀行の総裁は珍しくもカトリックに帰依したユダヤ人 ベルナルディーノ・ノガーラ つまりイルミナティと呼ばれる秘密結社とヴァチカンの和解はとうの昔に成されていた訳ですが突っ込みは無しでお願いします 】
★ちなみにヴァチカンの地下には元ローマ帝国の遺構や新興宗教として弾圧されてた頃の集団墓地に礼拝所 元下水道跡や抜け道とか大量に有るらしく全体像は未だ掴めてません
教皇急死を受け空白となった玉座 次代のローマ教皇を選出する会議=コンクラーベの直前、何者かの手により拉致された4人の教皇候補者達 同じく警戒厳重な筈のスイス・セイン素粒子研究所から大型ハドロン衝突型加速器により精製された反物質を封じ込めた特殊容器がシルヴァーノ・ベンティヴィリオ博士を殺害する形で強奪された。 保存容器のバッテリーの持ち時間は深夜0時まで 磁力の枷から開放された其れが対消滅現象を起こせば下手な核兵器顔負けな5kトンの大爆発が起きる 其れはヴァチカンのみならずローマをも吹き飛ばすには充分過ぎる威力
「今夜5時から8時まで1時間ごとに4つの焼印を押したプレフェリティーをイルミナティの祭壇で殺害し 深夜0時にヴァチカンは断罪の光により永遠にこの地上から消え去る。」
2つの事件に関わりリアルタイムで映像データと共にスイス衛兵本部へ送り付けられた不可解な犯行予告とも取れるメッセージとバーコードを連想させる独特なマーク 外部への犯罪情報を遮断しヴァチカン警察やローマ軍警察にも捜査情報明かさず独自捜査を始めたスイス衛兵隊=リヒター隊長の不可解な動きに疑念を抱いた ヴァチカン警察のオリヴェッティ警部が伝手を頼り ローマへ呼び寄せたのはロバート・ラングドン教授 手掛かり求めヴァチカンに急行して来た物理学者ヴィットリア・ヴェトラ博士から明かされた情報によると殺害されたシルヴァーノ博士はカトリックの神父でも有った事から先代のローマ教皇の元を訪れていた事が判明する バーコードの正体はイルミナティの紋章 啓蒙思想を異端視され弾圧された彼等は秘密結社となり潜伏したとされるが1688年に行われた4人の幹部の報復処刑を何故今頃になって行う必要が有る 合理的な説明を誰も行えない
自分は学術の徒で有りカトリック教徒と言う訳では無い ユダヤ系のラングドン教授に対し異端者として疑念の眼差し向けるリヒター隊長にシュトラウス枢機卿 喪中は暫定的に教皇の代行業務行うパトリック・マッケンナ神父こと秘書長も主人公達との距離を測りかねている プレフェリティーの処刑を止めるための手掛かり求め国立書簡庫へ 焚書扱いとなっているガリレオ・ガリレイの書籍に隠された暗号を解読しカベラ・デッラ・テーラ礼拝堂へ急行するが ヴァチカンに押し寄せた信者やマスコミにデモ隊により街は既に足の踏み場もない状態 時間内に辿り着く事が出来ず1人目の土の焼印押された枢機卿はタッチの差で処刑された後だった。
テロリストの脅迫に屈してはならない シュトラウス枢機卿を筆頭とする上層部の意向により群衆を避難させる事も出来ない状況下始まった教皇選定の投票儀式=コンクラーベ 2つ目の手掛かりから判明したのはサン・ピエトロ広場 カトリック教徒の団体と時代錯誤な儀式を繰り返すヴァチカンに抗議するためやって来たデモ隊の衝突により現場は大混乱 風の焼印押された2人目の犠牲者は未だ辛うじて生きていたが肺に穴を開けられており程無く死亡 遺体は何者かに殺害された観光客という事にされ蘇生措置その他で文字通り血塗れな主人公達は一旦捜査本部へ戻り仕切り直し ラングドンは手掛かり求め再び書庫へ
前教皇は果たして自然死だったのか? 秘書長と検死医師資格も持つヴェトラ博士はリヒター隊長の反対押し切り教皇の遺体が安置されている地下室へ 不慮の事故で危うく窒息死になり掛けるラングドン教授と護衛官 ヴェトラ博士の検死により教皇の死因は毒殺によるものだと判明 実は様々な証拠と教皇室に仕掛けられていた監視カメラの記録から教皇がどの様な最後を迎えたのか熟知しているリヒター隊長は穏便に事件を終結させるべく動いている 教会の暗部=神の猟犬こと眼鏡の暗殺者ミスターグレイに攫われたプレフェリティーの命よりもヴァチカンの権威を守らねばならない 残る2人の枢機卿救出をオリヴェッティ警部等やラングドン教授とヴェトラ博士に丸投げし真犯人を拘束すべく動くリヒター 3つ目の焼印は火 処刑場所は改装工事中のサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会 ヴァチカン警察と共に突入する主人公達は枢機卿火炙りにしてる暗殺者と鉢合わせ 銃撃戦によりオリヴェッティ警部等を含むヴァチカン警察の突入班は全滅
此れ以上の捜査は時間の無駄だ 反物質が設置された場所は真犯人を拘束し白状させる 事情知らされぬままリヒター隊長の命令でヴァチカン警察はラングドン教授とヴェトラ博士を拘束し捜査本部へ戻そうとするが 2人の熱意に根負けし最後のプレフェリティーを助け出すためナヴォーナ広場へ急行 水の焼印押されたバッシア枢機卿は重り付けられ噴水の中へ 迂闊に近寄った警官達は暗殺者により皆殺し 何故か撃ち殺される事もなく1人噴水に飛び込んだラングドン教授の必死の救助と呼び掛けに答えた野次馬達の協力により辛うじてバッシア枢機卿は生還を果たした 秘書官の元を訪れるリヒター隊長とシメオン神父 枢機卿達が監禁されていたのは捜査本部のすぐ隣に有る隠し部屋 焼印は後1つ存在する もしリヒター隊長が真犯人なら保守的で隠蔽体質なヴァチカンに批判的な秘書官が危ない ついに主人公とヒロインの前に姿現した暗殺者=ミスター・グレイにより携帯電話は炎の中へ
「あなた方は事件の目撃者として決して殺すなと依頼されている もし追ってくれば命を保証しない。」
神の猟犬として依頼者からの聖なる任務を遂行 対価を受け取り行方をくらまそうと動くミスター・グレイの車には仕掛け爆弾が……勿論其れは真犯人による口封じ 真犯人の可能性が極めて高いリヒター隊長を止めるため捜査本部へ急ぎ戻る主人公達 スイス衛兵の捜査官達と合流したタイミングで秘書室から絶叫が…………焼印押されのたうち回るカメルレンゴ 銃を手にしたリヒター隊長とシメオン神父は捜査官達の銃弾を浴び即死状態 断末魔を迎えながら何故か無言でとある鍵をラングドン教授に託すリヒター隊長 反物質容器が仕掛けられていたのはシスティーナ礼拝堂の地下墓地 予備のバッテリー取替で全ては落着するかに思えたが屋内はほぼ冷蔵庫と同じ温度で予定よりもバッテリー消費が激しく交換はもう不可能
最早礼拝堂を諦めコンクラーベに集まった枢機卿達や周囲の人々を数分以内に避難させるしかないが外の群衆は未だ何も知らない 焼印の痛みに苦しみながら反物質容器を手にヘリを操縦し広場を飛び立つカメルレンゴ なるべくヘリごと高々度で爆発させ最悪の事態を免れようとした彼の命懸けな挑戦は実を結び 爆風と衝撃波で多くの怪我人は出たもののヴァチカン消滅は何とか阻止 元空軍ヘリパイロットだったカメルレンゴは満身創痍ながらパラシュート降下で無事生還 彼の活躍でヴァチカンと大勢の信徒は救われた コンクラーベの会場では若きカメルレンゴ=パトリック・マッケンナ神父を次期教皇に推す枢機卿が多数派を占めようとしていたが ラングドン教授とヴェトラ博士が教皇室で見付け出した決定的な証拠 其れは自首を促すリヒター隊長とシメオン神父を真犯人に仕立て上げるマッケンナ神父の監視カメラによる映像 システィーナ礼拝堂に呼び出され大勢の枢機卿による無言の抗議に全てを察したマッケンナはスイス衛兵隊に追い詰められる形で逃走し 自ら精油を被り焼身自殺に追い込まれた。
若き秘書官と其れに雇われた神の猟犬による悍ましい連続殺人は無かった事にされ 殺害された3人の枢機卿とオリヴェッティ警部やリヒター隊長等は全員ヴィットリア教会の火災に巻き込まれ亡くなったと報じられ 命懸けでヴァチカンを守ったマッケンナ神父はパラシュート降下の際の打ちどころが悪く急逝 教皇庁では殉教者として聖人の列に並べるか検討中という形で処分された 新しいローマ教皇=ルカの名を戴いたのはバッシア元枢機卿 秘書官として抜擢されたのは保守派の重鎮シュトラウス元枢機卿 事件解決に貢献したヴェトラ博士に感謝しラングドン教授に本来持ち出し厳禁な貴重な資料を託すシュトラウス 年寄りならではの諧謔で未だ神を信じてないラングドン教授をやり込める秘書官との会話を最後に物語は大団円
★若き秘書官=マッケンナ神父はアイルランド出身の孤児 両親はIRAの内部抗争に巻き込まれ早世 前教皇はマッケンナ神父を義理の息子として育て近代的な思想を学ばせようとしたが彼の本質は…………と言う訳で連続殺人の切っ掛けは神の素粒子=反物質精製を認めた義父に対する怒り なお神の猟犬を名乗るミスター・グレイの正体はダ・ヴィンチ・コードにも出て来た属人会 流石に本物の暗部=マフィアは使えなかった
明らかに毒殺された可能性高いローマ教皇ピオ12世の話はある意味オカルトだから削除しました ナチの圧力に妥協しキリストをゲルマン人として認めユダヤ人虐殺黙認と大戦末期の南米逃亡を支援した猊下の本当の死因は今も不明なまま
爆発⇒衝撃波⇒何とか無事だった 改稿終えた直後にトンガで海底火山爆発(汗) 狙った訳じゃ有りませんが災害放送聞いてびっくりした




