2012 09年
高校生の頃、心霊写真と電波記事でみんなで大笑いする為に「ムー」を古本屋で購入してました。
当時中古価格で1冊100円のアレな知識が役に立つなんて大笑いです。
【マヤ歴の人類絶滅予告から3年経っちゃいました:ようやく冷静に楽しめる作品になった所で次の絶滅予言はいつなんだい?】
実は1999年に「アンゴラウサギの大王?」とやらも「最後の審判」とやらも来なかったから気にも止めてなかった作品です。
おや、何か間違えたかな?
「幻魔」も「ハルマゲドン:最終決戦の戦士」とやらも来ませんでした。
滅茶苦茶期待してたのに裏切りやがりましたね情けない。
雑誌「ムー」や「トゥワイライトゾーン」でお仲間募集してた自称超能力戦士や転生騎士の皆様、以降どうお過ごしでしょうか?
※あの手の人員募集、でんぱ要素が滅茶苦茶凄かったのが故「トゥワイライトゾーン」でオカルト要素が壮絶だったのが「ムー」です。
だからどうした?と聞かれても困りますから諦めて下さい
北米大陸のアレな人達は未だに最終決戦待ってるそうですがもう勘弁して下さいそろそろお爺ちゃんお婆ちゃんでしょう?あんたら。
映画の中で山奥に住み着いたまんまな人物が登場しましたから危うく腹筋が割れそうになりました。
そうか、最近は彼等もデジタル化進んでるんだねぇ。
ほぼ同じ頃に公開されたマンドリルもといニコラスケイジの「ノウ・ウィング」のあの無言で飛び蹴りかましたくなったラストを観てしまって怒りに燃えたんですよ。
で、てっきりこの映画も同じ感じで地球消滅→お空の果てからやって来た神様気取りの何かに選ばれた子供だけが保護動物みたいな扱い受ける落ちになるんじゃないか?。
他の人類は神様の名前唱えながら惨めな最後?と思ってましたから多少捻ったアイデアは面白かったです。そうかノアの箱舟か。
でもやっぱり大半の人間は死んじゃうんですよね。やっぱり。
※映画の中では敢えて触れませんでしたが潜水艦。特に攻撃型原子力潜水艦ならあの程度の災害でも生き残れる確率高そうです。
他に船舶でも最悪「ポセイドンアドベンチャー」状態で乗員が生き残ってる可能性がありますし、レーダー搭載したある程度大型の船なら逃げきれる可能性はあります。
それを考えると生き残った連中が好き勝手に希望を語りやがるラストには何かやりきれない物感じませんか?
私の場合間違い無く死にそうですし(笑)
生き残る殆どの人間が金持ちか政府関係者ってゆうのは何か納得行かないよな。
是非とも続編作って生き残った連中に地獄を見せて欲しいと思うのは傲慢ですかね?
…深く考えれば考える程「韓国面」に染まりそうで嫌ですのでそろそろストーリー紹介に入ります。
架空の話は不真面目にやるからこそ楽しめるしね。
【地軸の移動=大絶滅説は色々作品ありますよ。田中芳樹の「七都市物語」とか。】
昔は隕石衝突、地球温暖化による気候変動、果ては太陽フレアによる絶滅説、極端に歪んだ話だと「神の怒り(笑)」なんてのも有りますな。
地球の歴史において生命体の急激な絶滅&その後に起きた脇役の急激な進化&台頭は今に始まった訳じゃありません。
その中でも割と新しい説が「地軸転倒説」です。
地球の回転軸が何かの弾みで変更、この映画みたいに北極点がいきなりアメリカ合衆国ウィスコンシン州に変わったら、海流も大陸プレート位置も急激に変更。
衝撃で世界規模の地震&津波、異常な火山活動が起きてしまいます。
この説の場合、何よりもおっかないのが、本当に何時起こるのか予測がつかない事です。
この映画みたいに偶然運良く前兆がわかるのは不可能に近いという事をご理解下さい。
しかしまあ例の「マヤ暦の人類終末論」オカルトに割合寛大な日本では笑い話にもならず。
自称熱心なキリスト教国家(の割には昆虫以下の論理性しかない国)で周囲を失笑させる馬鹿騒ぎになったのは何故なんでしょうね。
では本編に戻します。
2009年のインド・元炭坑施設跡に設置された調査ポイントを訪れた主人公「エイドリアン博士」は、インドチームから提示されたデータに強い衝撃を受けます。
奇しくも南米の炭坑改造施設や北米・ヨセミテ国立公園にある施設と同じ数値を出したそのデータは明らかな地球規模の異常・磁力や大陸プレートの異常を表した物でした。
同年のG8首脳会議で首脳陣のみ限定で話し合いが行われ、チベットを舞台としたある共同プロジェクトがスタートします。
中国政府主導の元、現地では強制移住&溶接や各種機械を扱える人々の徴用。
チベットでは僧侶と溶接工の人の良さそうな兄弟等を巻き込んだ物語が始まります。
2012年、あるSF小説を数年前に発表した「小説家」が週末のキャンプでヨセミテ国立公園をふと訪れた時、事態は科学者達の予測を遥かに上回る早さで進み始めます。
以降は次々起こる惨劇で目一杯振り回されますから、どっしり構えてお楽しみ下さいな。
…それにしても、まさか学生時代にホラ話の記事を楽しんだ「ムー」の妄想混じりの科学知識が今頃役に立つとは思わなんだ。
世の中不思議な事は何一つないのだよ関君(笑)




