超時空要塞マクロス・愛覚えていますか 84年
夏休みの終わらせ方その④お送りします。
【夏休みの終わらせ方④三角関係に終止符をうってみる…あなたが究極のヘタレで相手が軍人の場合、人生も終わります色んな意味で編】
…つーかくたばれリア充(笑)
散々ひねり廻したけど超絶展開なストーリーに、インパクトが強過ぎる大野雄二
(ルパン三世を始め70年代~80年代のドラマに映画・アニメ音楽の巨匠)
のBGMが凄い違和感で纏める事が不可能な「マリン・エクスプレス」は流石に書くの諦めました。
アクションだけならともかく、タイムスリップにムー帝国ネタはついてけない
※1番の問題は登場人物の殆どが「メトロポリス」と被ってる事です(笑)頭の中が「混ぜるな危険!」となりますから一緒に観るもんじゃないです本当に。
という訳でどういう訳で
「ラブコメ」の定番「三角関係」を人類存亡を賭けた殲滅戦の最中にやってのけた怪作「マクロス映画版」のお話です。
何考えててるのか解らない「不思議ちゃんアイドル」と「優柔不断な主人公」に「婚約者を失ったばかりの年上軍人ヒロイン」の壮絶な闘いは、テレビアニメでなんと36話・2部構成で続き当時小学生~中学生に
○恋愛って怖い
○優柔不断って人間の屑だ
○アイドルって気持ち悪い
○アイドルの歌は電波兵器
と色々トラウマ植え付けた作品でした。
特に私の場合効果絶大で、以前の仕事でアイドルに会う機会が滅茶苦茶多かったにも関わらず「何考えてるか解らない不思議ちゃんな人対応」で全て対応しましたよ。
要するに発情期の野犬かクレーマーあるいは対ヤクザシフト。狂犬病恐い。ファンにバレたら命はねーな。
※モー娘ファンや広末ファンは流石に絶滅してますから時効だよね?
テレビ放映時はミンメイファンvs早瀬美沙ファンにはっきり別れてまして
私は美沙ファン。
主人公「一条輝」の優柔不断ぶりに毎回激怒してましたっけ。
性格が良いのが「美沙」でいい性格してやがるのが「ミンメイ」です!
異論反論どんと来い!!
雑誌なんかではいい年したおじさん&おばちゃん達が封書を使った大喧嘩。(中学生から見りゃ大学生は立派なおじさん&おばちゃんです、実際なっちまうともっと上の大人でも子供かあんた?と思いますが…)
テーマは「好きな女の子守る為に君は兵士になれるか?」とか「未成年の徴兵や戦争参加をどう思います?」とか月単位の気長なケンカは書く奴のセンスや発想に説得力の有る意見を出せるかな?の闘いですから滅茶苦茶面白かったです。
安保法案にわざわざ「戦争法案」なんて幼稚なネーミングセンスや、まるで癇癪おこした幼児レベルの野党議員とは大違い。
あんたら幼稚園からやり直してきなさいな(嘲笑)
では前置きはそろそろ強制終了。
物語の説明に入ります。
テレビシリーズの使い回しは有りません。
ストーリーも全てリセットして再構築。
尺の都合でテレビシリーズ後半で大活躍した「味方殺しのカムジン」はザコキャラ降格。
…当時カムジン・ファンは泣いてたなぁ。
巨人族・ゼントラーディ軍の本来の敵「仮称:観察軍」は登場しません。
テレビ版では「ゼントラーディ軍」は、ゼントラーディ=男/メルトランディ=女と住み分けられた連合戦闘民族で武器も人員もそれぞれ独自の工場製造でした。
映画版では数万年も前に男女に別れて殺し合っている敵対関係です。
恒星間移動の亜空間ジャンプ能力に艦内に都市機能有した巨大戦闘艦「マクロス」は地球に無人状態で不時着した「観察軍の戦闘艦」を長い年月と主導権争いの内戦の末に統一政府で再建した修理品ですが
映画版では地球軍が恒星間移民用に建造した事になっています。
公開当時はまさか28年以上も続編や前史が作られるとは誰も思わなかったんだよ。
中華料理屋の娘ミンメイが、主人公踏み台にしてアイドルデビュー
主人公も民間曲芸パイロット→人員不足で徴兵されて軍人にってややこしい展開は廃止。
ミンメイは最初から大人気の「歌姫」に
主人公の「輝」は最初から戦闘機「バルギリー」のパイロット。
ヒロイン「美沙」や先輩の「ロイ・フォッカー」は基本的に立ち位置に変更無しです。
主人公「一条輝」がぶれない男になり。「歌姫・リン・ミンメイ」がまともな性格になったのが大爆笑でした。
ま、おかげでテレビアニメより「文化侵略の恐ろしさ」が拡大され「正直うざい三角関係」が整理されてすっきりしましたわな。
【ヤ・クザ・デ・カルチャー:ゼントラーディ語(うろ覚え):意味/これが文化か!】
※DVDのレンタル可能ですが敢えて当時ビデオやテレビ放映で観た記憶で書いてます。間違いあったらごめんなさい。
ゼントラーディ軍とメルトランディ軍の地球圏をめぐる攻防戦から脱出した移民戦闘艦「マクロス」は現在木星圏にあり、執拗に追撃して来るゼントラーディ戦闘艦と交戦状態にあった。
作戦中に偶然逃げ遅れた「歌姫リン・ミンメイ」を救出したものの結果的に巨大な艦内で二重遭難した主人公「一条輝」と「ミンメイ」は救援隊到着まで共同でサバイバル生活する形となり仲良くなってゆく。
※ダイジェストのイメージ映像でやってたから生活シーンというよりデートシーンです
護衛の戦闘機を引き連れて漸くやって来た救援隊は「早瀬美沙」が指揮。
同乗者にはミンメイの従兄弟でマネージャー(名前忘れた)がいた。
ようやく助かった2人と美沙/マネージャーの4人は再襲撃して来たゼントラーディ軍の捕虜になる。
マイクローン(小さい人=地球人)初めての捕虜にゼントラーディ軍首脳陣は困惑する
彼等は何故か男女一緒に行動し敵対関係に無い。
その後、尋問でどのように子孫を残すのか教えられた彼等は大混乱となった。
という感じで本来のマクロスのテーマ
戦争以外何も知らない異星人が「恋愛や歌」で文化的な侵略を受け。
世界が融合してゆく話になります。
…ここまで書いて恐ろしい事に気が付いたんですが
意外とマトモなSF映画じゃん。おかしいなぁ?
イメージとして残ってるのは
アイドルのプロモーション・ビデオかい!って突っ込み入れたくなる「ミンメイの歌と踊り」に滅茶苦茶エグい戦闘シーンなんですよ。
サブタイトルになっている「愛覚えていますか」は、ある惑星に残された、ゼントラーディ&メルトランディ共通のご先祖様が残した遺跡で見つかった「曲の様な物」にミンメイのマネージャーが歌詞を付けた作品だったと思います(たぶんね。)
あれから随分たちました。画質的にDVDで観るにはキツい作品になりそうでが。
物語を再構成したこの映画。
もう一度観る必要がありそうです。




