HELL エメリッヒ版 11年
2015年8/15ガラケー投稿 2019年2/22タブレット端末にて全面改稿〜2/23作業終了 2024年現在、レンタルのみならず転売ヤーが闊歩するAmazonやメルカリからも消えました ぶっちゃけキワモノだったしね
【 物語の舞台は2016年のアメリカ合衆国。数年前から続いている太陽風の異常と温室効果ガスにより近代文明は崩壊…サングラス無しでは失明必至、日焼け対策の防護装備無しでは数時間で命を落としかねない灼熱の世界で生き残った人間同士が僅かな水や食糧、ガソリンを求め情け容赦無い殺し合いを繰り広げるという結構無茶でご都合主義満載なポンコツ映画。一応インデペンデンス・デイのローランド・エメリッヒ製作総指揮らしいのですが内容がアレなだけにレンタルコーナーから消え去るのは必至な作品です。 】
★日本版は“現在から4年後 我々の世界は もう地球にはない”が宣伝コピーでした。なお撮影ロケ地はドイツのアウトバーン…寂れ果てて殆ど廃墟と化したガソリンスタンドが結構多いそうな。
☆後“地獄”ってタイトルの作品はそれこそ無数に存在しますのでタイトルに責任者や主演の名前追記してます。今作は英文でまんまHELLが正式タイトルですが50音順で並ぶレンタル店だと色々エラい面倒臭い事になります(笑)…当初ヒロインの名前で良いかと書いてみましたが この映画の主演女優は名前が覚え辛い
原題:HELL
意味は勿論“地獄”
ドイツ・スイス合作劇場公開作品.
2012年日本公開.
勿論アルバトロスフィルム(笑)
ドイツ&スイス合作の地雷臭満点、アメリカ合衆国南部在住の屑白人に対する偏見満載なのアポカリプスホラーです。私はローランド・エメリッヒの名前と割りかし出来の良い予告編に騙されてよりにもよって当時新作料金払って観る事になりました……畜生、どうせならアサイラムのワニかサメ映画を見るべきだったと今も反省中 世の中には内容知らないままスルーするのが正しいポンコツ映画は割と多数存在します…つーか変態と変態の合作映画なんて死体損壊や食人描写必至じゃねーか(爆)多分暑かったから脳味噌働いて無かったのかも知れません クーラー入れてないからこの部屋夏場は軽〜く35度超えるしね。
登場人物は日射病か放射脳と化し判断力が低下したアホしか居らず、文明崩壊後のアメリカ舞台としておきながら有色人種やヒスパニックにアフリカ系がモブすら登場しません。出て来る奴はドイツもこいつも“全員プロテスタントを信仰する声が恐らく吹き替えな白人”しか存在しない辺り色々お里が知れます。環境に優しいとか温室効果ガス削減に協力しディーゼル車を普及させよう(嗤)とか原発に反対なんてデモ行進やってるタイプのナチュラリスト(笑)がよってたかって頭の悪い脚本書いてますからアメリカ南部の保守層に対する偏見は失笑モノです。下手にアメリカで公開したらあの爺様今度こそ仕事干されるかも知れません……まあ中共の飼い犬とハリウッドのリラベルさん達は雇ってくれると思うけどな。
物語本編はまあドイツホラー定番でスイス人が大好きなサバイバル…食糧ねーぞ(汗)ならば略奪だ人間取って喰おう…な噺なんで独自解釈のあらすじ書いてサッサと片付けるつもりですが見てて厭な雰囲気を感じたのは荒れ果ててる森の汚さでした。勿論文明崩壊後の世界という設定ですしCG使う予算が無かったから敢えて光量の加工でそんな演出が成されている訳ですが、日本の造成林やスコットランドの原始の森とかワシントン州の針葉樹林と違い明らかにまともな手入れされて無いソレは獣どころか鳥や虫すら存在しないんじゃ無いか……そんな印象を受けます。私は枯れ果てたミイラみたいなドイツ&スイス近郊の森だけは未だに好きになれません、コレに比べりゃヨルダンの砂漠(良く火星のシーンで使われる)や月面の大地の方が未だ生命の息吹感じますものねぇ。
では粗筋に入りますか…例によって辻褄合わないにも程が有る映画本編を見たのは今から4年前の話ですから色々思い出補正とか独自解釈入ってます。日射病か麻薬中毒患者の妄想みたいなストーリーを忠実に文章化しても誰も読んでくれませんので御容赦下さいませ。では…
【 本編あらすじ始める前に一言書いときますが太陽の黒点活性化や太陽風の異常による天変地異はそれこそ紀元前の歴史以前から存在しております モノによっては異常気象が50年以上続いた例も有りますが単純な結論書いとくとソレで滅びた文明は有りません 国や価値観、土地を疲弊させ滅ぼすのは何時だって其処に居る植物や微生物まで含めた生命で有り知恵の有無は関係有りません 此処4000年程は専ら人間が元凶だったりしますがねぇ(苦笑) 】
私レオニーがボーイフレンドのフィリップを失いながらも妹のマリーと共に2016年のあの高速道路近くに定住する人食い達の追跡を逃れ生き延びる事が出来たのは最後まで諦めなかったからだっただと思う……いや、寧ろ奴等に食われたフィリップが高速道路の空で目撃したと言う北へ向かう鳥を見たと言う与太話を信じたかったからかも知れない。ノアの方舟の醜悪なパロディと化した水も食糧も無い狂った太陽が燦々と照り付ける地獄から生還するには最早妄想に縋るしか無かったのだ。
別段特別な好意なんか抱きようも無い自分勝手な男フィリップに媚を売り妹に心底軽蔑されながらもアレの側を離れなかったのは、生き残った連中の中で唯一車という移動手段を持ちありとあらゆる生命が死に絶える灼熱の太陽が照り付ける昼間でも食糧や水を探し生き延びる事が出来るだろうと思ったから、ガソリンスタンドに潜伏していた男=トムと殺し合い寸前の戦いの末に仲間に加えたのはこれから待ち受けるで有ろう他の生き残り達とのデスゲームに備えてのことだった。僅かでも太陽の暴虐から免れる時間が稼げるであろう深い山林は同時に略奪者と化した他グループとの接触&襲撃も有り得るのだとフィリップは言い訳したが私も妹もそんな妄言を信じてなど居なかった。
森の中で奴等が仕掛けた罠にまんまと嵌った私達は色々有って妹マリーとガソリンを補給したばかりの車を奪われた。火炎瓶を片手に囮となったトムを一度は見捨てつつも脚に大怪我を負ったフィリップと共に妹と車の行方を追う私達は最終的に山賊生活を営む老婆エリザベートが首魁を務めるコミューンに捕らえられフィリップとトムは他に捕らえられた男達と共に食欲家畜として閉じ込められる。脚を怪我し長持ちしそうにないフィリップはその日の内に屠畜されコミューンの晩餐に、私と妹は奴等にフィリップだったスープを食わされそうになり新しい家畜を生産する共用の肉便器とされる寸前に偶々手に入れたナイフを使い脱走に成功。
隙を伺いババァを殺して家畜小屋代わりの地下室に押し込まれていたトムや男達を助け出し、彼等を囮にまるでレザーフェイスかジェイソンの様なコミューンのキチ○イ相手に命懸けの追いかけっこの末に辛うじて森から抜け出す事に成功した。逃げる途中暗い鍾乳洞に迷い込んだ私と妹そしてトムは途中何度も気が狂いそうになりながらも地下に滴り落ちる僅かな水を啜りながら北を目指し漸く安住の地へと辿り着いたのだ。
……まあ大雑把では有りますがこんなストーリーでした。何故北の山奥に緑と水の豊かな大地が有ったのかとか太陽の直射日光に当たれば数時間で即死するのに何故クライマックスの脱走シーンを真っ昼間に撮影したのかとか突っ込めば突っ込む程粗だらけなストーリーでしたので多分二度と見ないし借りないと思います(笑)くれぐれも警告しますが似非科学+テキサス・チェーンソーな爽快感皆無なポンコツ映画です‼どうしても見たいなら自己責任で視聴下さいませ。




