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戦闘機対戦車 73年

2015年8/20ガラケー投稿 2024年1/4タブレット端末にて改稿開始〜1/5深夜改稿終了 殆ど丸々支離滅裂な旧稿は没にしました 一応youtubeで無料閲覧出来ますが英語で勿論字幕無し よってネタバレ全開でストーリーを再整理してます 此れから本作購入する奇特なお客様はあらすじを読まない方が良いのかも

【 1942年11月北アフリカ 何もかもくたばれと言わんばかりに照りつける太陽と雲1つ無い青空 隠れる場所なんて何処にも存在しない真っ平らで不毛な砂の大地に巻き上がる埃 硬い地面の上で1方的に機関銃撃ちまくる狂った将軍(少将)の指揮する戦車からプロペラ回して逃げまわるのは翼を撃たれて二度と飛べないP40戦闘機 下手なホラーなんかより遥かに打ちのめされる虚無的なラスト 傑作か駄作かは見る人やその時の気分により真っ二つに分かれるそんな物語 】


★邪魔する奴は皆殴る‼ 本作のラスボス怪演以降、赤狩りでハリウッドから干されてたロイド・ブリッジスさんはこの路線で驀進開始 "フライングハイ"シリーズの男前(おっとこまえ)な管制官 "ホットショット"シリーズでは作戦司令からまんまジョー・バイデン彷彿させる痴呆老……もといアメリカ合衆国大統領役まで登り詰めました どんな綺麗事も拳には勝てん なお外見はドナルド・トランプ元大統領(笑)


原題:DEATH RACE

死の競争

アメリカTVムービー 劇場未公開

1975年 日本 テレビ朝日の土曜映画劇場にて吹替放映

❖DVDは2001年発売 レンタル店での取り扱いは既に終了しております

❖カラーだけど4:3のブラウン管テレビサイズ画面


 令和6年1月4日 世間様の大半は仕事始め 昔は農道だった家の前の道路は未明から此処近道だからと制限速度30kmなスクールゾーンにも関わらず50kmから80km近いスピードで車走らせるDQN多数 毎年この時期はガードレール曲げたり歩道乗り上げアパートの土台や塀にぶつかるアホウが多発する訳なんだけど何故か此処では交通取締りはやってません 違反者いちいち止めてたら道幅狭いからぶつかる輩も居るんだわ 多分何人か死なないとまともな対策施されもしないんだろうな 今年は元日早々発生した能登半島大震災と翌2日夕方に羽田空港で発生したほぼ満員の乗客乗せたエアバスA-350機と海上保安庁の連絡機が滑走路で衝突し爆発炎上 なんつーか例年になく正月らしさもお目出度さも皆無な新年となりました 


恐らく崩壊した家屋の中に閉じ込められているであろう現在行方不明状態だと判明してる79名の無事を祈りつつこんな前振り書いてるけど ビルが倒壊する程なマグニチュード7.6の揺れに高さ1.5mの津波 沿岸部の輪島/朝市通りでは大火災も起きて街の中心部200棟が全焼 他にも高台の住宅地が崩壊し道路も陥没したり罅割れる等もう滅茶苦茶 それでもこの程度の人的被害で収まったのはやはり東日本大震災の教訓が生かされたのかも そんな機会なんて要らないんだけどさ 日本経済新聞で能登半島の交通アクセスの不便さ扱った震災前の記事閲覧させて貰ったけど鉄道網も高速道路も本当に限られた路線しか無いから其処が寸断されたら詰み 自衛隊や消防署の災害派遣も難航してるとか ぶっちゃけ大阪万博なんてやってる場合じゃ無いけどな あの増税クソメガネは震災復興口実に嬉々としてまた国民負担求めるのかなとオチ付けつつ本作の紹介を


旧稿ガラケーで書いたのは9年前、稚拙にも程が有るその内容についてはその内DVD借りて手直ししようと思いつつも他にも魅せられた作品多かったから先延ばし でそうこうしてる内に本作を沖縄で唯一取扱ってるTSUTAYAが軒並みレンタルサービス終わらせ大慌て 特売セールで3本売ってた本作が残り1本になったから根負けする形で購入 ちなみに税込み550円だったけど正直丸損した気分だよ(苦笑) アイデア一発勝負なキワモノなので多分万人受けは難しい こんな微妙な映画って昭和末期辺りまではビール片手に暇持て余しつつ楽しむモノ 主役級のP-40戦闘機だって生産数こそ滅茶苦茶多いけど何処の戦線出しても二線級の雑用機扱いだったし独ソ戦線じゃ初心者でも落とせるカモ扱いでした



【 イギリス側にしてみれば此処を枢軸国側に占拠されたらアフリカや東南アジアにインドやオセアニア等の国々からの戦略物資(砂糖と紅茶)の補給路線が封じられると恐れていたスエズ運河争奪戦 だが失策続きのイタリア軍支援で送り込まれたドイツ・アフリカ軍団を率いてたエルヴィン・ロンメル将軍等首脳陣を除き、此処の戦略的価値を見出していたのはナチの上層部には誰も居なかった 第二次エル・アラメインの戦いは連合国軍23万に対し枢軸国側の戦力はイタリア軍含めても精々半分以下 端から物量差でドイツ軍の負けは確定している 】


★撮影ロケ地は治安が宜しいヨルダン砂漠 イラク舞台にした戦争映画はだいたい此処で撮影してますので結構見覚え有るかも 


 1942年11月5日 ロンメル将軍による直談判により漸く撤回された死守命令 エル・アラメインの戦いで弾薬を始め多くの物資を枯渇させたドイツ・アフリカ軍団はリビア砂漠を横断し当時フランス・ヴィシー政権統治下の植民地チェニジアを目指す行程2200kmに渡る撤退作戦を実施 その過程で多くの将兵が力尽き連合国軍側へ投降したものの工兵隊の置き土産と言える地雷原等のブービートラップは多くの連合国軍将兵に要らぬ犠牲を強いていた その日カタラ平原でドイツ軍車列狩りに駆り出されていたアメリカ陸軍航空隊の戦闘機乗り……オリジナルの音声も吹替版の声優さんの熱演も滅茶苦茶かん高く耳障りなデル・カルペッパー中尉の駆るP-40Eウォーホークは無駄な寄り道したがために基地に戻るまでの燃料が足りず単機イギリス空軍が前線基地を展開する平原の飛行場へ


人を殺したく無いから事実上のサボタージュ続けてる主人公(カルペッパー)のP-40Eが爆弾架抱えているのに着目したウェブリー少将は敵が砂漠に無差別に設置したブービートラップを吹き飛ばすため主人公を臨時徴用 イギリス空軍のキティホーク戦闘機は皆旧式で爆弾架も皆無 ノコノコ新型機で燃料集りに来た主人公の機体は渡りに舟 もし任務放棄或いは何も無い砂漠に爆弾投棄し米軍基地に戻るなら撃墜しろ 援護兼監視役を任されたのは1939年からイーグル飛行隊(合衆国義勇軍)に志願 長年イギリス空軍と共に戦い続けてるアーノルド・マクミラン少佐 たかが数時間拘束されるだけの野暮用だから文句言うな だが主人公は敢えて何も無い砂漠に爆弾投棄し戦場から逃げ出そうと図る そんな最悪のタイミングで遭遇したのが撤退中に逸れたドイツ軍の補給車列と イタリア軍工兵隊と共に地雷原敷設を終えた直後空爆受け独り生き残ってしまった第6機甲師団師団長エルンスト・バイムラー少将が便乗する1台の戦車 


機銃掃射で嬲り殺しにされる味方を援護するため車長のベルケ中尉は機関銃で立ち向かうが撃たれ重傷を負い 代わりに機関銃座に付いたバイムラー少将が少佐(マクミラン)戦闘機(キティホーク)を撃墜 パラシュート降下した少佐(上官)見捨てて基地に逃げ戻れば無線通信で不特定多数が聞き耳立ててる任務放棄その他の罪で軍法会議が待っている 当時旧稿書いた時は心底軽蔑するゲスだと軽蔑してた主人公(カルペッパー)戦闘機(ウォーホーク)を荒野へ降ろし上官を助け出そうとするが血に酔った少将(バイムラー)は戦車砲で翼に大穴開けた この辺り後年アニメ"ガールズ&パンツァー"で説明してたけど第二次大戦までの戦車は動きながらじゃ中々砲弾なんて当たらないモノなんだとか という訳で足首折った少佐(マクミラン)主人公(カルペッパー)は飛べない戦闘機で崖飛び越えたりしながら必死にドイツ軍の戦車から逃げ回るが あまりにも多くの部下殺されブチ切れモードなバイムラー少将は瀕死のベルケ中尉から指揮権奪う形でシュッテツアー曹長(軍曹)やベッカー1等兵やハフマン1等兵を脅し付け追撃を続行


気温50度越えの炎天下、延々2日間に渡る無意味な追跡劇が幕を開ける 偶々パトロールと砂漠で干乾びてる敵味方を回収するため動いているヒューゴ兵長下数名の兵士が駆るグレイハウンド装甲車の救援活動 夕刻遂に力尽きたベルケ中尉の埋葬と あの狂人(バイムラー)も逃げ回る主人公達も置き去りにしてチェニジアに向かった味方に合流すべきだと軍曹(シュッテツアー)に訴えるハフマン1等兵とベッカー1等兵 隙あらば追い縋るバイムラー等に降伏しようと泣き喚くゴミ以下な主人公(カルペッパー)に二度目の遭遇戦で肩を撃たれ流血が止まらないマクミラン少佐の決死の説得 バイムラー少将はヒューゴ兵長の乗った装甲車を待ち伏せ攻撃で撃破し辛うじて脱出したイギリス将兵を拳銃片手に皆殺し 遂に心折れ体力も限界迎えたマクミラン少佐は主人公の泣き脅しに付き合う形で降伏しようとするがバイムラー少将は機関銃でマクミラン少佐をミンチに 自分の卑怯な振る舞いが上官を殺しこんな窮状を生み出した なおも主人公を射殺しようと拘るバイムラーは反抗したハフマン1等兵を射殺 遂に追い詰めた主人公にありったけの鉛弾を……戦車降り満身創痍の主人公にトドメ刺そうとした狂人を射殺したのは上官と部下を無為に失ったシュッテツアー軍曹だった


砂嵐が吹き荒れる荒野で生き残った2人のドイツ兵と主人公 シュッテツアーは和解を求めるかの様に疲れ果てた主人公に水の入った水筒を手渡す 物語は此処で漸くエンドロールへ 彼等が無事生き延びたのかどうかは誰も分からない


❖戦争映画なのに何故、主人公は何処までもヘタレで卑怯者なのか? 其れは当時ベトナム戦争介入から10年以上も経過したアメリカ合衆国の国内事情から 所詮海の向こうの余所の国 何故私達が高い税金払い戦争続けなきゃいけないの? そもそもお金持ちで徴兵されても後方勤務で楽出来る筈の大学生達が60年代末期から始めたのがベトナム反戦平和運動 世論におもねる形でしかもこの頃から始まったバイオレンス描写に関するリベラルサイドの厳しい規制突破するため主人公は無防備マンな屑に(笑) 9年前の私はそんな裏事情知らなかったことも有り意地でも撃ち返さない何処までも卑怯な主人公がさっさと死ねよとすら思ってました 勿論その感情は今も変わらないけどな

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