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魚が出てきた日  67年

2015年8/13ガラケー投稿 2020年12/17改稿開始〜

【1966年1月17日 スペインの観光地アンダルシアのパロマレス村で起きた 下手すると此れで地球が終わる筈だった アメリカ軍による水爆投下事故の隠蔽工作の顛末をベースに舞台をギリシャの離れ小島に変更した極め付けのイングリッシュジョーク作品 なお史実で落下した水爆は4発でしたが安全装置が稼働したのは1発だけ 残り3発の起爆装置は見事に爆発したものの幸いにも核融合反応は起こらなかったそうな 但し大量の放射性物質がぶちまけられてます。】


★水爆直撃した畑は今もその大半が立ち入り禁止 海で起爆した其れが回収されたのは投下してから何と80日後 でも被害は隠蔽されたまま。


☆度重なる事故の末にアメリカ合衆国は飛行機搭載核爆弾では無く弾道弾ミサイルを使う方向に変わります


原題:THE DAY THE FISH COME OUT

魚が出て来た日

イギリス/ギリシャ/西ドイツ合作 劇場公開作品

アメリカのみTV放映

1968年日本劇場公開



 沖縄では夏のシーズン「スク(アイゴの稚魚)」が一斉に海岸に押し寄せる日が有ります

漁で大量に取れた「スク」を塩辛にして、ビンに漬ける「スクガラス」は沖縄限定酒のつまみです。

ちなみに「スク」は出てきた朝一番に捕まえないと風味変わるので「その日その時限り」の漁となります。


以上映画には全く関係ない作品タイトルにかけた地方限定ボケの説明でした。



 原爆ネタはシリアスな話は「黒い雨」や「はだしのゲン」等の定番日本映画や

アメリカの地方都市で爆発その数日後に始まる「地獄のスタート」まで描いた「ディ・アフター」がありますが、


ブラック・ユーモアと料理だけは、自由にやらせたら軽く制御装置(リミッター)ぶっ飛ばす程「自重しない」イギリス人と

年寄り夫婦の下ネタと貧乏描写が大好きなギリシャ人にコンビ組ませるとこんな激マズ料理もとい映画が完成します。


…なんか皿の上で紫色のカエルみたいな奴が「ゲショゲショ」鳴いてますが料理いいえあくまでも映画です


……あっ・空飛んだ(笑)


余談ですが大体この時期近所のレンタルDVD店に「はだしのゲン」4種類(役者/サブタイ違うから戦後編とかの連載版じゃない)あるんですが毎年おんなじ話制作してた時期があったんでしょうか?


アニメコーナーにある萌キャラ変換したあれは地雷臭するから毎回見ないふりしてます。


ちなみにこの映画、原爆並みに危険な女優「キャンディス・バーゲン」も登場してます。具体的に書いたら拙いからぼかしますけど

○はかない(スースーしないと緊張感がでない)

○つけない(締め付けられるのキライだそうです)

○自重しない(何故か撮影スタッフのカメラアングルが毎回危険な事に(笑)→これだけは他人のせい)


イギリスからやって来た「前全開スーツに超ミニスカ考古学者」役です


理解致しました。

総突っ込み待ちですね。




【とこしえに貧乏な島「マリネ…」もとい「カロス島」に夏が来た】


 物語は映画公開時にスペイン近海でアメリカ海軍がやらかした大ポカを茶化すミニコントから始まります。そういえば日本近海でも70年代末に飛行機に搭載したまま水爆計2発

空母から落っことしてますが、誰も話題にしてませんね?

未だに行方不明ですよ。それ。


※公海上の事故で回収不可能な日本海溝の底。安全装置外してない(以上アメリカ海軍の公式釈明)

原水禁や原水協とやらは当時も今も抗議してませんね。不思議です?


ギリシャ領「カロス島」上空で原爆2発/極秘扱いの特殊兵器を搭載した「キャンベラ爆撃機」がエンジントラブル。

墜落する前に「危険物」を沿岸に投棄した。


※海に落とせない理由が勿論有ります。

今も昔も航空機用原水爆弾は「放射線防護」されてません。


冷戦時代、原爆搭載したB52爆撃機を替わりばんこに空中待機させる仕事やらされたパイロットの話が有りまして高度1万㍍で機外温度が氷点下でも機内の温度30度超えてて、死ぬ程暑かったそうです。


広島&長崎の被爆者データと1940年代末~1950年代まで強行した「アトミック・ソルジャー作戦:投下直後の爆心地に兵隊突っ込ませる本当の生体実験」を資料参考に成人がどこまで被爆したら健康に影響でるのか精密なデータがあります。

だから搭乗時間の制限があり安全?です。


たぶん……


もっともデータ元がどうなったかは誰も知りません。


イギリスはオーストラリアの砂漠で

現ロシア(当時はソビエト)は今のカザフスタンで

フランスはアルジェリアで

中国はモンゴル自治区で人間を投入した全く同じ実験やってます。


脱線長すぎました本編戻します。

墜落事故を目撃した子供と釣り人が役場に連絡したがど田舎ならではの連絡遅れで「某国国防省オクタゴン(皆周知の事実だから匿名無駄です。どう誤魔化してもアメリカだわ)」に緊急連絡が届いたのは真夜中の事だった


事態を重く見た政府は「観光ホテル建設の為の業者を装った回収部隊」をカロス島に派遣したが事態は思わぬ展開に


この話の舞台になった「カロス島」岩と荒れ地だけのギリシャでは普通の貧乏島で仕事は漁業とヤギの飼育だけ



デンマーク王国が移民募集する「グリーン・ランド」にも住民が大挙して押し寄せるぐらいの「死にかけ」です。


※グリーンランドの位置付けは

○ロシア:シベリア

○中国:ゴビ砂漠

○アメリカ:サウスダコダかユタ州

○日本:言えるかバカ

だと思って下さい。


20世紀に入ってからもグリーンランドは移民が全滅した噂があります。(あくまで噂ですよ(笑)北極圏と同じ環境ですから)


死因は凍死と餓死

吹雪で3週間出られないって状況、当たり前にある島です。

もっとも今は砕氷船と雪上車。食料保管方法も進化しましたから半年ぐらいなら死にませんけど。

(基準が違う)



【ピタゴラスイッチ状態で人々が集まる最中に、最悪の事態が始まります】


①島の広報がマスコミにホテル建設情報リーク


②マスコミとギリシャ半島からやじ馬兼観光客がやって来た


③ホテル建設予定地(嘘の)の道路建設やらされていた島民がギリシャ時代の遺跡発見


④遺跡目当ての発掘チームとマスコミ追加、更に観光客が沢山やって来た


という「ピタゴラスイッチな状況」に困り果てる「原爆回収部隊(笑)」

若い独身兵士は現実逃避した挙げ句、ナンパしてますが。いいのか?


その頃島の裏側で空から落ちてきた厳重に防護された箱を「たぶん大金入ってる金庫」と勘違いした貧乏なヤギ飼い夫婦が………



事態は最悪の結果に一直線。



クライマックスは遺跡発見で観光客も含め海岸で大パーティー


海に大量に浮かび上がる魚。事態に気付いて慌てて逃げる回収部隊


全ての事態の原因で何が起きたか気付いたパイロットは大泣きしながら笑って食べ物をむさぼり食う。


その時島の全島民向け放送が緊急放送を………ってとこでいきなり画面が真っ黒に。



下手なホラーよりどぎつい映画です。




本編では敢えて書きませんでしたが


グリーンランドの隣の島「アイスランド」で

共和国独立以前のデンマーク植民地時代に


デンマークから到着した移民団が2回、

全員行方不明になっています。


尚原因は未だに不明です。


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