エイセス・大空の誓い 91年
2015年8/15ガラケー投稿 2020年11/25改稿開始〜
【主人公が大人の事情でダグ・マスターズから黒人で鬼教官のチャッピーことチャールズ・シンクレア大佐に交代 年齢が其れなりだから第二次世界大戦からの生き残りに設定変わった無茶振り作品 ムスタング改造のMe109や練習機改造したゼロ戦 果ては朝鮮戦争時代のT-33ジェット練習機を魔改造し 簡易で安価な軽攻撃機に仕立て上げたイロモノ戦闘機が登場する航空アクション そういや模型じゃ無い本物のP38戦闘機が大暴れする唯一の作品になるかも。】
★なお第二次大戦に参加したアメリカ合衆国史上初の黒人パイロット達の乗機はP51ムスタング 当初ジム・クロウ法を盾にした陸軍上層部の反対で実戦参加は認められてませんがイタリア戦線限定で350人近くが爆撃機護衛任務をまっとう 戦死或いは事故死により88名を失っているそうです。
原題:ACES:IRON EAGLE Ⅲ
撃墜王:鋼鉄の鷲3
アメリカ劇場公開作品
大人の事情でイスラエルは手を引きました
同年 日本劇場公開
シリーズ3作品目の「アイアン・イーグル」続編ですがタイトル毎回変わります
ちなみにシリーズ2作目の「メタル・ブルー/アイアン・イーグル2」についてはDVD捜査不可能だったという事で察して下さいな。
…売れなかったんだやっぱり
確かテレビ放映で観た筈なんですが主役戦闘機がいきなり旧式の「F4ファントムⅡ(1958年製)」に戻ってしまい興醒めした記憶があります
当時まだ生き残っていたソビエト連邦の「天才女性パイロット」と前作のアミバ様ではなくアメリカ空軍の「新人パイロット」の恋愛描写絡めたアクション映画
…調べてみると発想自体は前作よりまし
※前作の脚本は正気度(SAN値)マイナスレベル
よっぽど馬鹿な脚本&登場人物がアレじゃなけりゃ売れそうなんですが
いったい何やらかした?
DVD見つけたら確認しますね。誰も喜ばないけど
このシリーズ毎回主人公が変わりますがベテランパイロットの「チャッピー」だけは手を替え立場を替えて登場します。
3作目は「チャッピー」の休日編という事で現役時代に乗りこなした「相棒」で友達と色々やってるんですが……
友人達の国籍と愛機が色々おかしい
○日本:主人公「堀越」愛機:三菱零式艦上戦闘機52型
※元神風特別攻撃隊の生き残り
※演じたのはあの「千葉真一」
○ドイツ人
愛機:メッサーシュミット109型
○イギリス人
愛機:スーパーマリーン・スピットファイア
○アメリカ人:チャッピー
愛機:ロッキード・P38ライトニング
……君ら、いったいどこで知り合った
しかも人種どころか時空を超えたメンバー編成って?
※余談ですがこのシリーズ知らない圧倒的多数に説明:アメリカで「チャッピー」みたいなアフリカ系人種が戦闘機乗りになるのはもの凄く困難です。
※アフリカ人のパイロットは、アフリカ諸国に普通にいますから、敢えて国籍強調します
64年まで大学どころか高校までも「人種差別法/ジム・クロウ法」でアフリカ系人種/有色人種専用でもないかぎりなかなか入れませんでした。
とは言え道が無い訳ではなく第2次世界大戦中「基地警備員迄職員全てアフリカ系アメリカ人だけで編成された」航空隊は存在します。
いろんな形で陰湿な差別受けてますけどね。
アフリカ系アメリカ人で女性しかも国際ライセンス持ちのパイロットも実在します。
彼女がパイロットになったのは1922年の事でした。
1892年にアトランタで産まれ~1926年にわずか34歳にして事故で亡くなった「エリザベス・コールマン」の場合、アフリカ系アメリカ人の支援をおこなっていたシカゴの新聞社の協力で
フランスで操縦者免許獲得。
例の差別法の影響といろんな意味での偏見でアメリカではアクロバット操縦教えてもらえなかった為、今度はオランダに留学。
オランダでは「フォッカー社」の全面協力で専任パイロットから直々に指導を受けて国際ライセンス獲得。
アメリカに凱旋帰国しました。
以降は亡くなる迄アクロバット飛行機乗りとして各地で巡業しています。
※敢えて強調しますが操縦教えたのは第1次世界大戦でドイツ戦闘機生産してたあのフォッカー社です。
もっとも彼女の場合
白人の血もチェロキー・インディアンの血も入った物凄い美人ってこともあったそうですが(笑)
話戻しますが
やっぱり今回も「正気度マイナスレベル」な脚本です。
主人公「堀越」の話では第2次世界大戦で知り合い友人になったそうですが。
映画本編よりも気になる裏設定って…
【敵はジェット戦闘機?ならばミサイル積んで、スマート爆弾も積んどきます。速度もジェット戦闘機と互角になる様改造済み。大丈夫理屈じゃないんです!】
マッコイ爺さんどころか某ノベルの女性が天敵な「自重しない関西人」でも雇ったんかい!!
そういやこの映画もDVD見たことないや。
※ネタばれしますが今後も色々アレなんでDVD出回る可能性低いですなんせ主人公が「わはははは、バンザーイ(爆発音)」しますから(笑)
…販売限定かねやっぱり。
まあSAN値だだ下がりの色々頭が悪い作品ですからチャッチャッと行きますか。
今回の敵は南米の「麻薬組織」です。
「戦車」持ちな私設軍隊、用心棒として「ジェット戦闘機」の中隊保有。
へたな独立国家真っ青な戦力と資金があるのにやってる事は
パイロットを脅迫して
「麻薬のアメリカへの密輸手伝いやらせる」ってのは
果てしなくセコい。
日本風に例えると
○幼稚園のバスジャック
○ダムや浄水場に毒入れるぞと脅迫
……昔はギャグだったのに何かリアルですね(汗)
やり直します
○イベント会場で全裸で盆踊り
○コミケ会場で「マダオ」のコスプレで飲酒。
…OKこんなレベルです。
麻薬組織のジェット戦闘機はマニア大泣き必至の「F86セイバー」&「F80シューティングスター」混成部隊です。
朝鮮戦争時代の旧式機でアメリカ空軍なら「瞬殺」ですが主人公達の戦闘機は更に古い、第2次世界大戦のプロペラ機。
普通なら麻薬組織の圧勝なんですが
下手なジェット戦闘機なら「瞬殺レベル」の改造されてまして観た人は
「空いた口がふさがらない」事になります。
否常識な正義の味方はかなり理不尽です。
あきらめて下さいな。




