MEMORIES メモリーズ 95年
2023年6/6〜6/7タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
そういやサントラCDも買ったのにMDに落としたの"彼女の想いで"の楽曲だけでした テーマ曲は電気グルーヴだけど今聴くと何かイマイチ(笑) 残る2作のサントラに関しては個人的には論外です
【 思い出は逃げ込む場所じゃない…… 1985年辺りから始まったある種の停滞期=OVAブーム末期のオムニバスってイメージしか無かったんですが森本晃司監督&今敏脚本設定、音楽 菅野よう子さん担当で原作敢えてアレンジしてみた "彼女の思いで" が名作過ぎて 観客そっちのけで動作テストと悪ふざけに徹したオマケ或いは駄作2本が色んな意味で霞んじゃったかなりバランス悪い物語でした なお当時の映像媒体はビデオのみ 別に大友作品の熱狂的なファンでもなかったから"最臭兵器"と"大砲の街"は殆ど早送りでろくすっぽ見てません 】
★気が付いたら"迷宮物語"も"ロボットカーニバル"もコーナーから消えてたので慌ててレンタル視聴 オムニバスは消えるの早い
日本 アニメーションOVA/劇場公開作品
内1作は大友克洋先生の
コミックベースで他2作は原案
1996年ビデオ化 2003年DVD化
令和5年6月6日 此処沖縄は既に夏 アブラゼミは未だ此れからだけど朝5時半辺りから既にニイニイゼミの蝉時雨が鳴り響いてます 小見出しにも書いた通り大方夏休み前の新作ラッシュに備えての対応なんでしょうが不人気作品のレンタルサービス終了が始まってるらしく特に今回削られてるのはアニメとホラー作品 そんな訳で既に消えた作品は諦めるにしても 終わりそうな作品は纏めて借りて来ました サーバーの容量いっぱいいっぱいですのでなるべく早めに視聴し取り上げデータ消去するなり保存用にDVD焼くなりして整理してゆこうかと思います
1995年〜1997年辺りまでは劇場公開版も含め"新世紀エヴァンゲリオン"の独り勝ち状態 だけど月刊アウトやアニメック等、アニメ雑誌は次々と休刊や会社そのものが廃業に追い込まれれてる冬の時代 ヒット作品は専らゲームとライトノベルだった頃 今回取り上げる此れは確か今は再開発で姿消した近所のTSUTAYAで借りたんだっけ 勿論媒体はビデオだった頃、今考えると割とお高めなレンタル代金払ったけど一泊二日で借りたから割と駆け足視聴 後年DVDレンタル始まってからは徐々にレンタル代金も値下がりし借りれる期間も随分長くなりましたけど新作アニメもビデオ化諦めてた映画も次々出て来る様になったから以前ビデオで視た作品は軒並み後回し 言っちゃなんだけどコレクションしたくなるレベルなサービスとか美女や美少女も登場しないしストーリーで勝負する作品だったからそう何度も繰り返し見ようとは思わなかった
勿論エロな方面の誘惑に負けたのも有りますよ(苦笑) 現品処分したし今じゃ時効だと思うけど個人経営の古本屋じゃ5枚=1000円で無修正な洋物とか和物も取扱ってたから誘惑多かったんだよ そんなアレコレも全国チェーン店な古本屋登場でオーナー代替わりした1店舗除き根刮ぎ絶滅 代わりにコンビニやらドラッグストアやらがオープンしては潰れ繰り返した結果 新作コミック買うためにわざわざ那覇に原付で行き来する程度には不便になりました 此れは沖縄に限った話でも無く都心部以外は当たり前の光景になっているかも 家の近所なんてリゾートマンションばかりだし以前はあちこちで営業してたタコ焼き屋とか大判焼き屋のスタンドも消えたから寂しい限りです 病院施設の建設と道路工事が一段落したら色々出店しないかなと期待したいけど今の所元気なのは老人介護福祉施設に葬儀屋ばかり 定期的に営業来るから何かむかっ腹が立ちます。
■彼女の想いで/初出:講談社ヤングマガジン1980年11月17日号掲載
❖唯一まともにストーリー楽しめたのは本作のみ 個人的な意見になるが後はそもそも見る価値無い実験映画なのでどうしても閲覧するなら自己責任で 人が宇宙を拠点としても得体の知れない幽霊譚は繰り返される そんなエピソード
西暦2092年 ステーション103を母港とする4人乗りのサルベージ船コロナ号は航路清掃の任務終え帰途中に不可解なSOS信号を受信する 発信場所は磁気嵐により航路から外された宇宙の難所RZ3005ポイント 巨大だが明らかに年代物な閉鎖ステーションに乗り込んだ2人の飛行士ハインツ・ベックナーとミゲル・コストレーラが目の当たりにしたのは此処がステーションの中とは思えない宮殿の様な建築物 酸素も有りメンテナンスを担当するロボットも生きているものの此処の主で元オペラ歌手エヴァ・フリーデルはデータによると約1世紀以上前の人物 コロナ号を救難信号で誘い込んだのは此処を管理するAIだった 外では再び始まった磁気嵐と小型艇を取り込み養分として吸収するステーションを相手にしたイワノフ艦長と青島機関士の戦いが繰り広げられる中、AIが作り出したエヴァの幻想に取り込まれるハインツとミゲル
自身と既に亡くなっている主の意思を一体化させ文字通り発狂しているAIとの対峙 ハインツだけが正気を取り戻したのは 二度と会えない筈の娘エミリーと妻アンナとの再会と誘惑 娘は屋根の上から転落死し悲嘆にくれた妻は……………… なおも幻想とホログラフを使い彼のトラウマを揺さぶろうとするAIとの圧倒的に不利な戦闘を終わらせたのはステーションに取り込まれ粉砕される寸前のコロナ号が放つマイクロブラックホール弾アナライザー砲 完全に幻のエヴァに魅入られ正気を失ったまま機械に食われるミゲル 本物のエヴァは既に自室のベッドの上でミイラ化していた 閉鎖ステーションは粉砕され磁気嵐によりまるで巨大な薔薇の様に再結集 外へ吸い出され唯一の生存者となったハインツを目覚めさせたのは船外作業服のヘルメットの中を漂う薔薇の花びら
■最臭兵器/オリジナル書き下ろし
❖ぶっちゃけクソアニメ(笑) 手間暇掛かってますが愚鈍なだけでなくどうやっても死なない主人公に嫌悪感しか抱けないゲテモノ でも此れまんま東宝怪獣に置き換えやったのがゴジラ シンギュラポイントです 舞台山梨県にしたのは"ヤマナシ落ちなし意味はなし"なダジャレの積もりかな?
風邪が治らない……そもそも重篤なのはその頭の中身と意地でもマスクしないそのゴミ以下な人間性だと思うが 研究所でクシャミ繰り返す田中信夫研究員が解熱剤と間違え飲んだのは所長室のテーブルの上にうっかり置いたままになってた人間を病原体に作り変えるそんな薬物 元々愚鈍であるのみならず何処までも自己中な田中は自身のせいで周りの人間死んでるのに助け求め一路東京目指す 植物を活性化させ嗅覚持つありとあらゆる生物をその臭いで死滅させ遂には放電して全ての電化製品をも破壊し無効化させる其れは愛想笑いで何とか誤魔化そうとするが存在そのものが生物の敵と成り果てる 延々30分近くこんな作品劇場で見せられたお客様を私は心底可愛そうだと思います。 此れで締めのエピソードが感動出来るなり大爆笑出来る作品だったら良かったのにね 我慢した末に北の首領様みたいな物語見せられたら思わず金返せと言いたくなるかも
■大砲の街/オリジナル書き下ろし 後年絵本化
❖当時は何コレ?で終わった作品だけど劇場公開から早四半世紀以上 ずっと日本目掛けて此れやってるのが北朝鮮 奴等自分達が吹き飛ばされないと永遠に分からないでしょう
描かれるのは砲弾穴でボコボコになった不毛の大地を移動するその街或いは挙国一致の軍事国家の花形は要塞砲の砲手様 主人公は小学校低学年の子供に要塞砲の装填係を務める初老の父親 そして軍需工場で働くメタボ気味な母親 此処は何もかもが戦争を継続するためだけに動いている世界 自分達は何のため何処の誰に向かって大砲を撃ち続けているのか本当の所誰も知らないし考えることも禁じられている 夕方のテレビニュースで報告され評価される各砲台の命中率や相手に与えたダメージ 夕食後は灯火管制と外出禁止の時間 朝晩の日課で実物と比較すると思いっ切り美化されまくりな砲手の肖像画に敬礼しベッドに入る子供が寝入った頃に始まるサーチライトによる夜間警戒
❖ほぼ四半世紀振りに見る訳だから 残る2作品に対する今度こそ食わず嫌い克服を……………… やっぱり無理でした(苦笑) 楽しくも嬉しくも無いのにヘラヘラ笑う卑屈な人間って老若男女関係なしで気持ち悪くて嫌いなんだよ