表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
280/1232

COUBOY BEBOP カウボーイ ビバップ⑧ 99年

2022年4/24〜4/25タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿

此れ書いてる最中の事ですが日課の散歩中に頭の上に仔猫が命中 どうもカラスの仕業らしい 取り敢えず見捨てるのも忍びないから持ち帰ったけど生き残れるのかね此れ

【 土壇場で一切躊躇しない馬鹿は傍迷惑だけど面白いとなった迷作回=カウボーイ・ファンク アニメ放映からほぼ四半世紀も経過した令和4年現在も世界中の研究機関で実験が続けられている魂の電子データ化の希望と絶望を描いたブレイン・スクラッチ そして色々問題有りまくりとは言え何処までもついてないヒロイン=フェイの悲しみと終わりの見えた物語のプロローグと言えるハード・ラック・ウーマン 愛着有りまくりな物語を締めるのは中々寂しいモノが有ります。 】


★それにしても延々2日間 月末の精算締め兼ねてるのかタブレット端末の処理速度が遅すぎて原稿が捗らない(涙) 追加料金払って再契約すれば動画も見放題と言われても出費は抑えたいものです。


 令和4年4月24日 上記の理由で私の端末は現在つんぼ桟敷(放送禁止用語?) 知床の観光船遭難とかNHKのニュース鵜呑みにするとウクライナ側が滅茶苦茶不利な露助の侵略戦争の傍証確認したくても動画データが見れません 雨で手持ち無沙汰な母と妹がサスペンス見てるからそもそもテレビ視聴は不可能 と言う訳で端末使えない手持ち無沙汰を解消しようとその内購入する積りだった之貫紀(このつらのり)せんせの D-GENESIS ダンジョンが出来て3年 を3巻〜5巻買い 久し振りに3冊纏めて一気読みし気分転換 此処数年こんな贅沢やってなかったから楽しかったけど罪悪感が凄い 3冊+消費税で5000円近かったし(苦笑) 


では今回はSession #22 / カウボーイ・ファンクでネタキャラにされたテディ・ボマーのモデル=ユナ・ボマーことセオドア・カジンスキー服役囚の話から 18年間もの間小包爆弾で通算26人を死傷させた元天才数学者は幼い頃から飛び級繰り返し16歳でハーバード大学へ 数学者としては優秀だが幼少期受けた虐待にクラスメイトからの執拗な虐めが原因で 精神面では同世代の男女に比べかなり未熟だった少年を被験体に行われたのはCIAによる洗脳実験 内容についてはかなり端折るけど要するに気弱な試験体に加虐性を身に着けさせ虐められる立場から脱却させよう 殺人や傷害に躊躇する感情を弱さと断言し其れを取り払う為のプログラミングだったそうですが 半ば精神に異常きたしたカジンスキーは卒業後程無く社会生活からドロップアウト 


対人関係に支障きたし27歳で教職辞め人里離れた山中で自給自足の引き籠もり生活 ところが住んでいた所が再開発とやらで山林伐採されたことを切っ掛けに爆弾テロを開始 ターゲットはその著作が第二次大戦後の会社経営者や政治家に多大な影響与えた亡命ロシア人=アイン・ランドの唱える利己主義に嵌った研究者や技術者達 捜査は見当違いの方向へ暴走し身内からの通報で漸く逮捕 裁判で洗脳実験等を明らかにすると色々困る事になるから死刑は無理 司法取引で全ての犯罪行為を明らかにする事で終身刑に減刑 自分さえ良ければどうでも良いなんて考え罷り通る現代社会を悲観し 愚か者を断罪し訴えなければ世の中はもっと酷い事になると思い詰めた末の犯行だったそうですがやってる事が爆弾テロな辺りバカと天才は紙一重 頭の中で世界を理解したつもりのお利口さんは何も知らないお馬鹿ちゃんと大して変わらない 私は常にそう自戒する事にしています


追記:2023年6/10 ユナボマーことカジンスキー死亡 何にせよ事件は此れで一段落かな



■Session #22 カウボーイ・ファンク Cowboy Funk


★ちなみに賞金首のモデルとなったユナ・ボマーは令和3年末にどうやら末期癌で医療刑務所へ搬送 漸く人生終えられそうです


 こんな奴に捕まったら犯罪者の名折れだ 下手な犯罪者よりも傍迷惑だと世間で評判なスパイク・スピーゲルよりも酷い 賞金稼ぎ(カウボーイ) アンディ・フォンデ・オニヤテ クラムチャウダーの缶詰メーカーとしても有名なオニヤテ牧場の御曹司 物凄くイケメンで金持ちだけど全くモテないのは極め付きのナルシストで他人の顔も名前も覚えないし人の話を全く聞かないその傍若無人振り 最近火星政府騒がせてる突っ込み所満載な爆弾テロ犯テディ・ボマーを追い詰めたのに横から現れたアンディはスパイクをテディ・ボマーと間違え襲い掛かり三つ巴のカーチェイス 中華街はソードフィッシュで暴れたスパイクと今時ワイアットアープ名乗り馬に跨りテンガロンハットなアンディにより瓦礫の山と化した


通算2度に渡る阿呆な対決の末にうっかり存在そのもの忘れ去られたテディ・ボマーは大激怒 2人に挑戦状叩き付けるが肝心要のスパイクも粉掛けたフェイが呆れる程アホなアンディも賞金首の事なんか眼中になく 市役所ビル狙った爆弾テロそっちのけで対決始めるスパイクとアンディ なおやっぱりガン無視され大激怒なテディ・ボマーをぶん殴り逮捕したのはフェイだった あからさまな死地を生き残り尚も大喧嘩を止めない馬鹿2人の対決はちょっとした偶然からスパイクの勝利 いいパンチだったと今回の事件を最後に賞金稼ぎを引退するアンディを出迎えに現れたのはもしかしたら飼い主よりも頭良いかも知れない愛馬の勇姿


哲学無き資本主義社会は必ず滅びる 私はただ其れを警告したくて爆弾テロを繰り返してた 護送車の中で漸く真面目に自分の話聞いてくれる看守さんと出会い滅茶苦茶嬉しそうなテディ・ボマー(苦笑) 彼の懸念はまんま旧世紀から世界経済を支配する利己主義に囚われたエリートの暴走だったが 其れはもしかしたら余計な事だったかも 世の中エリートよりも底なしのアホの方が圧倒的に多い 反省し刑期終え真人間になること誓うテディ・ボマーと看守の横を並走するのはカウボーイを引退し 今日から侍の武蔵名乗るアンディと次郎丸と改名したその愛馬


下手の考え休むに似たり どんなエリートもアホの行動力には太刀打ち出来ないとオチを付け今回のエピソードは終了。



■Session #23 ブレイン・スクラッチ Brain Scratch


★機械に身体繋がれただ生かされている人間は何も感じていないのか? 数年前に緊急搬送され蘇生措置受けてた時に不意にそんな怖さ味わったけ 幸い意識回復したけど寝たきりはかなり辛い


 肉体は単なる魂の器に過ぎない 信者の魂を電子データ化し飢えや恐怖そして老いの心配も無い新しい人生を 久し振りに見直してもまんまオウム真理教そのものな電子移民財団SCRATCH(スクラッチ)のプロモーションCMから始まる今回のエピソード 自殺教唆と詐欺の容疑者 教主ドクター・ロンデスにI.S.S.Pが掛けた賞金は破格の3800万W 抜け駆けし組織潜入したフェイからの連絡は途絶 50年前に姿眩まし2年前に教祖としてネットTVに現れたロンデスの手掛かり探しジェットは元同僚から情報収集 エドはネット使い本拠地探し スパイクは幹部が次々と逮捕されても信教の自由云々喚き立て未だ信者勧誘止めない下級信者に接近するが肝心要な教祖の行方は誰にも分からない まさか本当にロンデスは電子世界で神となったのか?


突破口となったのは洗脳途中で逃げ出したフェイの緊急連絡とホームページに仕掛けられた高周波使った洗脳システムを見抜いたアインの活躍 そういや見た目単なるワンコだったけど下手な人間より頭良い設定だったね(汗)となった所で漸く事件の真相へ 結局の所ロンデスなる人物は端から架空の存在でしか無かった 本当の犯人は交通事故により植物人間と成り果てた元天才ハッカー少年ロニー・スパンゲリ 衰弱死寸前なフェイを助け出すため死屍累累な廃墟に仕掛けられた洗脳システムと対峙するスパイク アレスバレーホスピスに潜入しスパンゲリに繋げられた生命維持システムに影響与えない形でネット接続遮断するジェットとエドの活躍で多数の犠牲者出した新興宗教は致命的なダメージ被ったが 未だ魂の救済信じる狂信者達までは手が出せない


放映当時に世論動かし惑わせてたのはテレビだったが 其れ以前はラジオだったしその前は新聞そして流言卑語を含む噂話 具体例上げると色々問題有るから世界的宗教になった所は敢えて書かないけど最近だと武漢コロナの予防接種で政府は無駄な人間を減らそうとしているとかウクライナ侵略は欧米軍産複合体の陰謀だとか人が人で在る限りそんな迷信や陰謀論には事欠かない 媒体そのものは流行り廃り有ろうとも人間はそこまで合理的には生きられません この手の話は踏み込むと永遠に終わらないから今回は此処まで

 


■Session #24 ハード・ラック・ウーマン Hard Luck(ついてない) Woman()


★ドン底を終わりだと思い詰めるか後は登り始めるだけだと奮起するか? 元ネタのKissの楽曲は応援歌でも有るのだけれど……


 将来の自分宛に送られた応援ビデオ 眠れない夜は度々其れを眺めていたフェイを驚かせたのは寝ぼけ眼でマーライオンを見た事有ると呟いたエドの1言 火星に向かう筈だったBEBOP号を地球へ降ろし故郷の手掛かり求め探索に向かう2人 エドの証言は単なる勘違いだったが 実の父親と逸れ野良猫みたいな生活送ってた彼女がかつて世話になってた孤児院のメンバーに遭遇 どうも父親の方も逸れてから7年もの間、各地を転々としながらエドを探していた事実が判明 迷った末にエドはちょっとした計略用いスパイクとジェットを巻き込む形で父で地図作りに熱意捧げるアップルデリー・シニズ・へサップ・リュトフェンとその助手マッケンタイアを見付けだす 


この親にしてこの子あり 芦田豊雄キャラを連想させるアップルデリーは子供の性別も名前も覚えてない見事なまでのエドの父親だったが其れは本編見て楽しんで貰うとして マーライオンを手掛かりにシンガポールだった島へ辿り着いたフェイに声を掛けて来たのは老境迎えた婦人クララ 元クラスメイトだったと言う彼女から知らされるコールドスリープに関する真相に動揺するフェイはそのままBEBOP号へ舞い戻る 未だ戻らない記憶に振り回されシャワー浴びる彼女に襲い掛かる記憶のフラッシュバック 私は此処で生まれ此処で事故にあったんだ 全てを思い出し何もかも投げ出す様に家へと向かう坂道を駆け上がるフェイを絶望のどん底に叩き落としたのは隕石により徹底的に破壊しつくされたかつての我が家


家族が未だ生きてるなら二度と会えなくなる前に側へ 私の居場所は何処だろう 悩んだ末に再び隕石追い掛け行方不明となった父親と再会果たすためBEBOP号を降りる決断下すエド 彼女と共に旅へ出る事を決断したアインもジェットに別れ告げ姿を消した アップルデリーから渡された手土産=籠いっぱいの鶏卵を茹で卵にテーブルにはアインの分も含め5つのお皿 たった2人となった男達は寂しさを紛らわそうと茹で卵をヤケ食い 夕闇迎えた廃墟の中で漸く自分の寝室だった場所を見付け出したフェイは黙って転がり空を見上げる 漸く思い出した楽しかった思い出は彼女をただ絶望へ叩き落としただけだった。


そういや今回約四半世紀振りに再視聴するまですっかり忘れてた固茹で卵(ハードボイルド)を無言で食べるジェットとスパイク 離れる方も寂しいけど取り残される方もしんみりするのは世の中の常 歳喰うとそっちの方も心に響くんだよな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ