表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
262/1233

ボーダータウン 報道されない殺人者 06年

2023年9/19〜9/21タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿

失敗した……麻薬戦争や誘拐ビジネス要素はこの映画では些末事でした 前振りのその部分は全面改稿致します

【 メキシコ合衆国チワワ州シウダー・フアレスで起きた 判明しているだけでも延々15年に渡り5000人もの先住民の未成年者女性がレイプされ殺され砂漠に遺棄された未解決事件を物語化した半ノンフィクション あれから既に17年、あまりにも多数に渡る実行犯の逮捕や断罪は上流階級も関わってるからなおざりにされたまま その切っ掛けを作ったバラク・オバマ元大統領と合衆国民主党議員達は野放し状態 ちなみに今もメキシコでは1日76件=年35000人の老若男女が惨たらしく殺され遺棄された形で見付かってます 】


★なお2021年度は3万5625人 アメリカ合衆国は1万3537人+ヤク中で10万人 ブラジル連邦共和国に至っては5万7341人が殺されました 23年度も多分其れぐらい殺される筈です 正しく目糞鼻糞を嗤うネタですな なお日本は874人です


原題:BORDEN TOWN

国境の町

アメリカ 劇場公開作品

2008年 日本 劇場公開

❖2023年9月現在、テキサス州エルパソへのシャトルバスや国際線空港も建設されたシウダー・フアレスはメキシコ合衆国でも割と安全な町と言う事になってます

……他所が余りに酷過ぎるだけですが


 令和5年9月19日 今月も其れなりに出費嵩み色々苦しいけど久しぶりにテキーラ飲みたくなったから某ホームセンターへ 先月辺りから近所のスーパーでもまず見掛ける事が無くなった"ダルマ"ことサントリー・オールドが大幅値上げ(汗) 具体的には1600〜1800円(税別)程度だったのにいきなり2810円(税別) どうも原材料費と輸送費がアホみたいに跳ね上がったかららしいのですが、このままだと1時期の県産泡盛みたいに安易に値上げやらない輸入品に駆逐されるのは時間の問題かな? とは言え諸経費高騰は何も日本に限った話でもなく流通量が多かったり店舗在庫そんなに抱えていない所の値上げラッシュは収まる気配すら有りません 取り敢えず増税クソメガネと財務省に経団連を呪っておこう 発泡酒は飲まないけど其れも10月から値上がりすると決まったからまた値上げラッシュが始まるだろうしな 欧米みたいに大麻とフェンタニル流行らしたいのかも


知らない間に黄色や茶褐色のラベルで子供の頃から割と見覚えあったアーリータイムも、樽元が別の企業に敵対的買収喰らい吸収合併 ラベルもデザインも思いっ切り変わり日本取扱い店舗も変更となったとかで旧デザインは終売 新発売でオールド・クロウよりも安かったからまずは試しと買ってみたけどそういや旧版飲んだ事無いので味の違いが全く分からん(苦笑) 所詮は嗜好品だからお気に入りになったら次も買うかな ちょっと癖は強いけどどう感じるかは人によって違うだろうし他にも飲んだ事無い酒は幾らでもあるので気長に楽しむのも悪くないかと なおテキーラは下手するとウイスキーよりもお高目に前は何処のメーカーも1300円以内だったけどゴールドは既にバーボンよりも割高 財布と相談し今回は泣く泣く辞退しました 半島製のウォッカだけは滅茶苦茶安くなってるけどアレ飲むぐらいならコンビニで売ってるブリックパックの日本酒(鬼殺し)選びます


とまあ近況ネタは此処までとして今回取り上げる本作のテーマは 令和5年になっても未だ殺戮やレイプが繰り返される主にメスティーソや白人による先住民アステカ/サポテカ/ミシュテカ/マヤその他に対するありとあらゆる犯罪行為の事実隠蔽と搾取 アメリカ合衆国をそのまま真似た極端な貧富や教育の格差後押しするのは、他の南米諸国同様にスペインやポルトガルが持ち込んだ大地主製とキリスト教カトリックに其々の民族が立ち上げた麻薬カルテルと呼ばれるマフィア組織の三位一体 此れに加えて劇場公開当時は精々10万程度だった中南米各国から流入してくる経済難民と呼ばれる棄民達 2010年代辺りからベネズエラやブラジル筆頭にその数は年200万人を越える数に激増 メキシコ合衆国への移住申請も年7万人に急増してるけどアメリカ合衆国政府や同経済界からもっと移民増やせと圧力掛かっているんだとか で……飲料水と生活用水が枯渇寸前です 合衆国から流れ込むリオ・グランデ川の水は硬水だから飲用には使えず地下水汲み上げ メキシコシティは陥没寸前だし飲料水の代わりは恐ろしい事に水より安価なコカ・コーラ で10代迎える前に糖尿病で命落とす貧困層が物凄い勢いで激増中



【 邦題で追加された作品タイトルが大概的外れだったりするのは良く有る事ですが 1990年代〜2013年に掛けシウダー・フアレスで主に麻薬カルテルの抗争や誘拐ビジネスやレイプ目的で攫われ殺され砂漠に遺棄されたり埋められてる形で見付かった犠牲者の数はトータルで15000人を越えており 内、先住民で未成年者女性の数は約半数以上 なにせ実行犯の中には高校生もおり次いで中学生や小学生だったと書くとその陰惨さが分かるかと 割と同性も拉致の手引き役等で協力者やってたから2つの麻薬組織間で延々と復讐の連鎖が続いていたんだとか 】


★砂漠に遺棄すれば即座に犬の餌かミイラ化するから身元判別不可能だと考えたらしいけど 科学捜査の進歩により身元確認のみならず遺留品から実行犯の手掛かりも呆気なく判明 遺体バラバラに損壊し下水道に流す方式に戻ったそうです。


 ベトナム戦争におけるアメリカ敗戦以後、一気に悪化した麻薬カルテル間抗争に 近年は毎年200万を超える難民とは名ばかりな棄民の不法滞在 ただでさえも治安が悪かったシウダー・フアレスの状況を破綻状態に追い込んだのは1994年に施行された北米自由貿易協定 カナダから資源持ち込みアメリカ企業がメキシコ合衆国に建設した様々な工場で組み立てた安価な工業製品や衣類を世界中に売り込むそのシステムは当時精々78万程度だった市の人口を僅か数年で150万人に押し上げた 絶えず人々が流れてゆくからとある家がいきなり空き家となったりアパートの住人が退去手続き行わず突如行方眩ませても ああ……アメリカ合衆国への密入国成功させたんだなと周りの人々はそう思い込む 特にグリンゴと影で罵られ軽蔑される白人と未成年女性の結婚云々はそう珍しい話でも無かったのだ 


この街に不名誉な称号が付いたのはチワワ砂漠で次々と見付かった若い先住民女性のミイラ化した遺棄死体 対応が後手後手に回ったのは彼女達がただ此処を通り過ぎる最中、行倒れた不法入国者の成れの果てだと勘違いされた面も確かに実在する 元よりスペインやポルトガル植民地時代に、弱肉強食を国是とする中世ヨーロッパキリスト教カトリックの価値観を叩き込まれたラティーノ ……厳密には混ざり者(メスティーソ)にしてみれば 貧乏でまともに学校すら通えない先住民の命は滅茶苦茶軽い 急遽建設された1000を越える工場の工員として掻き集められたのは固定資産税の支払いもままならない元小作農や先住民の貧困層 16歳のエバ・ヒメネスが目を付けられたのはスラム街で暮らしている事がバレたから 彼女をレイプし絞め殺したのはバス運転手のドミンゴ・エスパルザと上流階級に伝手を持つアリス・ロドリゲス だが殺され埋められた筈のエバは蘇生しスラム街へ逃げ戻る


とある理由でCNNを自主退社し、今は新聞記者としてシカゴセンチネルに居るローレン・エイドリアンがフアレスへの潜入取材を嫌々引受けたのは ジョージ・モーガン編集長から海外特派員の推薦を取り付けるため 正直、先住民のレイプ殺人事件なんてまともに捜査されるのかすら怪しいモノ CNN時代の元相棒でメキシコ戻り地元新聞社(エル・ソル誌)のオーナー兼主任記者となったエレナ・ディアスに接触図るも当初はけんもほろろに断られる 警察とレイプ殺人犯双方に追われ逃げ込んできたエバとその母ルーデス・ヒメネスを匿ったことでローレンは事件の渦中に踏み込む事になった チワワ砂漠で見付かったのは精々450名前後 だが行方不明で処理されてる先住民の少女達は既に5000名を越えていた 先住民に対する弾圧とレイプに虐殺や奴隷労働の実態を表沙汰にしたくない地元警察にマフィアや大地主達に工場で莫大な利益上げてるアメリカ合衆国の経済界そのものがヒロイン達の敵だった 実はローレンは元メキシコ先住民で密入国者の子弟 父親が密入国者狩りに殺され孤児院に保護された彼女はラティーノ系アメリカ人として長年身分偽り髪の毛すら金髪に染め 正体バレるから結婚はおろか決して病院にもメキシコにも近寄らない生活続けていた 


地元警察とロドリゲスの襲撃受けホテルから命掛けの脱出 レイプ被害を受けた被害者を私財投じて匿うテレサ・カシージャスにエバを託し ローレンは自ら囮となり先住民女性として色々怪しい噂が流れるエバの元勤め先に潜入して奴隷労働の悲惨さを記事に纏め、ついでに偶然判明したレイプ殺人犯の1人エスパルザを撃退したもののロドリゲスにはまんまと逃げられてしまった。 彼女がレイプされ殺される筈だったスクラップ置き場から多数の行方不明となった先住民女性の惨殺死体が発見される だがメキシコ合衆国上流階級の大地主達やアメリカ合衆国経済界の圧力に屈したシカゴセンチネル社は特ダネ記事書いたローレンを損切り 彼等に雇われた地元マフィアによりディアスも暗殺され ローレンに見捨てられたと勘違いしたエバも生き残り賭け一か八かのアメリカ合衆国テキサス州への密入国を図るが呆気なく捕まりフアレスへ送り返される 新聞社とモーガン編集長に三行半叩き付けディアスの訃報知りメキシコに舞い戻るローレン(主人公) エスパルザの裁判を控えロドリゲスは主人公(ローレン)をスラム街で殺そうとするも 失火により偶発的に始まったスラム街の大火災 瀕死の主人公(ヒロイン)助け出しロドリゲスに致命傷喰らわせたのはスラム街に戻ってきたエバ


長い夜が明け漸く始まったエスパルザの裁判 大勢の先住民達が抗議に押し寄せる中、ローレンとエバは裁判に出廷 エスパルザを連続レイプ殺人事件の罪で刑務所へぶちこみ エバは人権擁護NGO団体の保護を受ける事になった なお焼死体として回収されたロドリゲスは殺人犯として無縁墓地に葬られた 退職金でエル・ソル誌を買い取った主人公は拠点をメキシコ合衆国に移しディアスの後を継ぐ形で主任新聞記者を続けているが未だ先住民未成年女性を狙ったレイプ殺人は収まる気配が無い エンディングで掘り出される17歳の惨殺死体 其れはエバの元同僚の1人だった少女 事件の解決は未だメドが付かない



❖文字通り当局の許可取らないゲリラ撮影となった本作のメキシコ合衆国劇場公開は未だ成されておりません とは言え主演(ヒロイン)ローレン役のジェニファー・ロペスはバリバリのニューヨーカーでプエルトリコ人 ディアス役のアントニオ・バンデラスはスペイン人の出稼ぎ俳優 出演者の大半がアメリカ出身者だったし本編の大半が英語仕様 スペイン語による会話シーンはほんの一部しか出て来ない辺り…… ほぼフィクションの娯楽作品と割り切るしか無いのかも





❖2017年の統計で人口約1億2920万越えたメキシコ合衆国は約60%が白人や黒人との混血なメスティーソ 元々メキシコ合衆国で暮らしていた先住民は現在2800万程度 実は彼等の居留地だけは貧乏過ぎて麻薬カルテルの抗争も殺人事件もあまり起きて無かったりします 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ