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我々は、みな孤独である 20年

2023年3/18〜3/19タブレット端末にて執筆し脱稿 同日新規割り込み投稿

東日本大震災から12年目を迎えた春のお彼岸向け

【 前世で私を殺した犯人を捜してほしい…… 南米の武闘派麻薬密売組織と闇金に追われ事務所の金持ち逃げした従業員は凶状持ちの底無しの屑だった 思い切りトラブルに巻き込まれ事務所放り出し夜逃げか闇金と手を組んだ東北地方の小学校4年生の頃から腐れ縁続く半グレの頭目 丹野(たんの)美智夫(みちお)に捕まり殺され○○湾に沈むか 人生詰んでる私立探偵に持ち込まれた大手会社経営者からの正気疑う調査依頼は 世界の根幹に関わる程度には個人の手には余るもの なおかなり中毒性高いから読む際はお覚悟を 】


★昭和生まれでニュータイプ論に振り回された初代ガンダム世代とか 奈須きのこ先生の小説 空の境界で阿頼耶識(あらやしき)の概念学んだ世代なら何となくついて行けるけど下手すると此れで悟り開く輩が出ないことを祈ります(笑)


英題:WE ARE ALL ALONE

皆んな独りぼっち

日本 ミステリー小説風 幻想文学

貴志(きし)祐介(ゆうすけ)

㈱角川春樹事務所 雑誌ランティエ2011年9月〜2014年5月

We are all alone を大幅加筆し2020年書籍化

2022年5月 ハルキ文庫化

❖年齢制限無いけど変な思想や妄想に感化され易いタイプは

精神汚染の危険性有るから要注意 壊れても責任持てません


 令和5年3月18日 春の彼岸入りですが今日は仏滅だから法事関係は明日に持ち越し つ~訳で明日は下手すると夜明け前から地元の餅屋で重箱片手に並ぶ予定 地元大手スーパーでも買えるけど値段も味も段違いだから競争激しいんだよ 此処沖縄は既に葉桜どころかサクランボが成ってますが本州の桜開花は此れからですな 東日本大震災の被災者や家族奪われた遺族の神経をTikTok使い思い切り逆撫でした埼玉光高校サッカー部のアホウは実名も経歴も晒され被害者面したのが致命傷となり撮影者共々人生お先真っ暗 多分一番泣きたいのはこんな屑と偶々同じ学校だったり恐らく活動制限されるであろうサッカー部 残念ながら今の受験システムではそもそも生きてる事自体が間違いなうじ虫を間引く事が出来ないから本当に同情します 以前度々NHKの海外番組に出演してるハーバード大学のマイケル・サンデル教授も様々な媒体で懸念表明してましたが 


1神教的善悪論で視野を狭めた野狐禅(やこぜん)な輩は、成功は絶え間ない自分の努力であり才能 自力では這い上がれない程の不幸な体験は神が与えた天罰であり 頭の出来が宜しくなくて大学にすら行けない奴等はサボっているだけだ だから幾らでも罵り(おとし)める権利が人生の勝ち組には有ると思い込むみたいで 今年に入り矢鱈と馬鹿面晒してるティックトッカーとかバカッターな面々ってかれこれ20年以上前にホームレス襲撃し焼き殺したり 近所な犬猫や小学校で飼われてる兎や鶏を惨殺し遂には幼児や小学校を襲撃する輩の近似種とも言えるかと この間亡くなった大江健三郎が発表した小説 "芽毟り 仔撃ち" はそんな事繰り返してる主人公達が心底軽蔑してるど田舎の村人に物理的にボコボコにされ嬲り殺しにされる描写満載な鬱エンドなんだけど多分彼等は間引かれるその瞬間まで何処をどう間違えたのか理解出来ないでしょうね 官僚や経団連のお利口さんな効率厨は成功者だけを求めるけど落ちこぼれと成功者を分けるのは所詮運でしか無いんだよ 勿論親ガチャなんてゲームな世界に生きてる輩の妄想 二世三世の芸能人や政治家とか官僚居るじゃん? アレ本当に成功者かな?


人間含むありとあらゆる生物って大概親のコピーだぞ 偶に突然変異の天才やデッドコピーが居るだけだし


東日本大震災から12年&春の彼岸入りだから 通算1001本目はまんま前世やら見ず知らずの人々が体験した過去・現在・未来の出来事を白昼夢で追体験しうっかり道を誤るマフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイ・ノアな気分味わえるこんな物語は如何かと ホラー小説や幻想小説で御飯食べてる先達様は何時か必ず通る道 ニュータイプに覚醒したり大悟すると出家した瀬戸内寂聴先生とか地球温暖化を防ぐため人類半分間引こうとマジ切れしてるジェームズ・キャメロンみたいになっちゃうからこの手の妄想は悪ふざけ感覚で楽しむのが正しいやり過ごし方 晩年は言霊云々唱えてた平井和正先生や今じゃ自分を秦の始皇帝の生まれ変わりだと喚いてるつのだじろう先生もアレだしなぁ(苦笑) そういや本作出版元な角川春樹社長の爺様もイカれさんだったね お願いだから精神病まないでね貴志祐介先生。



【 数年前大手興信所から独立 探偵1人に事務員1人の小さな茶畑探偵事務所の主 通称チャバこと茶畑(ちゃばたけ)徹朗(てつろう)の大きな人生の転機となったのは最愛の女性 早坂(はやさか)亜未(あみ)を2011年3月14日、宮城県南三陸町を襲った大津波で失った事だった アルコール依存症な父親のDVが原因で両親は離婚、色々あって一時は荒れた生活を送ったものの 父親の死を契機に母親と妹が暮らす母方の実家へ引き取られやがて漁師見習いに ダイビングのインストラクターから大学卒業し保母の仕事に付いた亜未と籍を入れ穏やかで平和な人生を満喫する筈が 何故、故郷を離れ個人経営の私立探偵に身を(やつ)す人生を歩んだのかは物語の中では明らかにされない 】


★敢えて年代も舞台も明らかにしてないけど主人公が其れなりに歳食った描写とか色々有るので物語再構成するに辺り私は2023年に中山七里ワールドと化した史実気狂い野放しのDQNランド=千葉県(笑)辺りでイメージしてます


 時代は恐らく江戸時代 場所は見聞きし前世の自身が語った言語から間違い無く東北地方の米処(こめどころ)な何処か 前世の私は集落間の農業用水巡る利権争いに巻き込まれ何者かに鎌を突き立てられる形で殺されたらしい 断末魔の苦しみも愛する妻を置いて逝く事に対する絶望感もまるで昨日の事の様に覚えている。 今は順風満帆だが国連主導の脱炭素社会が云々とやらで将来のジリ貧が確定してる大企業・栄エンジニアリングのオーナー=正木(まさき)栄之介(えいのすけ)が前世の白昼夢に取り憑かれたのは 水利権に絡む敵対的企業買収の内部資料情報流出の犯人が肉親の誰かだと確信し 頓珍漢な振る舞いで容疑者達に揺さぶりかけるため伝手を使い天眼院(てんがんいん)浄明(じょうめい)なる呪い師を社外から相談役に招き入れてからの事 


「 名前も分からない前世の私をいったい誰が殺したのか調べて欲しい 」


人員に余裕有る大手興信所でも、ウチはオカルトはちょっと無理とあからさまに嫌がる怪しさ満点な依頼内容だったが探偵事務所独立も支援してもらったお得意様に逆らう訳にも行かず 何よりも探偵見習いの北川(きたがわ)遼太(りょうた)に運転資金持逃げされ雲隠れ 事務所の家賃も滞納しており人生詰んでるチャバこと探偵・茶畑(ちゃばたけ)徹朗(てつろう)と マルチ商法で悪名高い会社の元広報でと顔も名前も知られており次の再就職先は風俗か企画物なAV女優業か…… まともな職場に再就職なんて夢もまた夢な事務員 桑田(くわた)鞠子(まりこ)にしてみれば調査費用別途即日現金支払いで成功報酬1000万は破格にも程が有る。 栄之介(依頼人)も見込んだ通り一見無関係とも思える断片的な事実から事件の全体像を組み上げる能力が人並外れて群を抜いている………… 要するに下手な新興宗教の教主や詐欺師より虚構(嘘と出任せ)に満ちた推理で依頼人を満足させてきた主人公達なら簡単に達成出来る筈のお仕事だった


前世云々なんて阿呆にも程があるオカルト噺を端から信じていない主人公(チャバ)事務員(鞠子)の伝手で元小説家の小塚原(こずかはら)鋭一(えいいち)に依頼し報酬20万でどうにか其れらしい物語を仕立て上げ 念のために郷土史家に監修を依頼 勿論トントン拍子に上手く行く筈も無く 未だ探偵(プロ)を出し抜くかの様に足取りが掴めない北川遼太(探偵見習い)に多額の負債有ると事務所に押掛ける闇金の小口(こぐち)(しげる) 小口が巻き込んだ表向きの職業はNGO代表だがその中身は下手な暴力団や地元警察も中々手が出せない正真正銘の狂犬でかつては共につるんだ相手でもある半グレの丹野(たんの)美智夫(みちお)の登場とその部下テツ そろそろ後進に道を譲る年齢な頭首の真意伺う息子 正木栄進(えいしん)の代理人名乗る有本(ありもと)康弘(やすひろ)の介入 同じく組織裏切り麻薬持ち逃げしてる北川遼大の行方追う南米武闘派組織のヒスパニック系マフィアの登場で物語は混沌した状況に 


天眼院に貼り付いていたテツが見せられた前世の白昼夢はまるで疫病の様に主人公達にも感染 どうも元から前世や前前世の殺戮の夢に酔っているらしい丹野の気狂い描写 自身の能力に酔った末に現世の記憶も一般常識も何もかも失い完全に廃人と化した天眼院 本来そのまま狂い死ぬ筈だった天眼院をその能力使い治療した本物の能力者 賀茂(かも)禮子(れいこ)との接見 元職場の同僚探偵の裏切りとか 2011年3月14日のあの日、児童を高台へ避難させながらもまるで生贄となるかの様に迫り来る津波に向かい歩み死んだ亜未の不可解な最後 南米マフィアに捕まり生きながらバラバラに切り刻まれたテツの遺体発見 報復を兼ね主人公と共にマフィアの頭目捕まえた丹野が始める人間の活造り 冒頭の謎解きは早々に真祖明らかになるけど 殆ど悪夢な前世や前前世の白昼夢ばかりでなく ふと擦れ違った赤の他人の前世や前前世、果てはそれまで生きてきた過去や当人が知る筈も無いその待ち受ける未来まで無制限に情報が飛び込んで来るまんまニュータイプかよな白昼夢


まあ他にも細かいエピソードが色々有るけど 殆ど狂人と化した主人公がギリギリのラインで踏み留まれたのは最愛の女=亜未を今も思い続ける鋼の自制心 途中危なかったけど結局公私色々面倒見てもらってる鞠子とエロな1線越えなかったし(苦笑) とうの昔にラインを踏み越えた丹野により遼太は既に殺されて麻薬も金も奪われており 南米マフィアとその家族のみならず悪事の片棒担いだ小口等も容赦無く手に掛けた丹野相手の殺し合いから辛うじて生還する主人公は遂にこの世界の恐ろしくも優しい真相に辿り着くのだけど まぁその辺りのあれやこれは出来ればこんな稚拙な紹介文なんか読むより本を借りるなり文庫本購入するなりして楽しんだ方が無難かな 多分文庫がわざわざ間を置いて令和4年=西暦2022年に発売されたのは東日本大震災から12年目を迎えた世界に対する願い込めた物語だし。


うっかり書き忘れてたけど謎解き兼ねたエンディングでの主人公のモノローグが強烈です


我々は、みな孤独である でもその孤独が二人きりに変わるまで

待っててくれ亜未 たったの432億年だから。


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