ゼフィラム / CO²ゼロ車を開発せよ 09年
2023年3/2〜3/3タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
なおこの物語が奄美や沖縄で売れなかった理由はハッキリしてまして…… ソテツ地獄って聞いた事有ります? フィリピンやキューバもそうだったけど食べ物よりも戦略物資として有用な砂糖生産させるため奄美や沖縄じゃ琉球王朝&薩州が農民は此れ以外作るなと命令 フィリピンとキューバじゃアメリカ合衆国が同じ様に相当圧政敷いたから猛毒だと分かっていてもソテツのデンプン何とか抽出し餓死を免れようと色々やる途中、1家全滅とか集落壊滅なんて地獄絵図作り出したからなんだけどね 特にキューバとフィリピンはそれで先住民絶滅したから他所から奴隷送り込んだ文献残ってます。
勿論琉球王朝から更に弾圧受けてた宮古島や石垣島そして与那国島に至っては下手なホラー顔負けな胸糞な歴史満載なんだよ
【 欧米企業が推し進める安易な成果主義や下請け企業に負担押し付ける功率厨なビジネスモデルは必ず破綻する 地球温暖化対策やSDGs=国連主導による持続可能な開発目標を求めるなら国家間の遣り取りでは埒が明かない 企業こそが環境保全や貧困格差是正に動くべきで 技術レベルがどうこう以前に官民利権塗れな電気自動車に後数十年で枯渇するガソリンエンジン自動車に未来は無い とある大手メーカーモデルにした日本自動車工業が艱難辛苦の末に選択し目指すのはサトウキビを材料にしたエタノール燃料ハイブリッドカー普及による明るい未来 】
★なお舞台を2007年〜2008年としたから サブプライムローン破綻とかオバマ政権誕生による掌返しとか色々不可抗力やら取り上げる厄ネタが多過ぎて物語としては微妙な出来に
ラテン語題:ZEPHIRUM
要するにプロジェクト・ゼロ
日本 ビジネスモデル長編小説
楡 周平 著
朝日新聞 週刊朝日08年10月10日〜09年7月17日号連載
同年書籍化 2013年 朝日文庫化
❖尚、廃版決定 再版予定無し
令和5年3月2日 この本を偶々図書館で見掛けたのは今から三年前 危機度そのものが具体的証拠に乏しく色々胡散臭い地球温暖化云々…… 私の様にぎりぎり昭和生まれなら覚えているでしょうが後10年で枯渇すると騒いでかれこれ50年の石油同様、大体30年周期で氷河期来るぞと温暖化来るぞは入れ代わり立ち代わり国連の研究機関とかマスコミが繰り返してるので (その辺りは古いSF映画やポリティカルフィクションで散々ね) 殆どグリム童話の狼少年の其れと化しているし 人口急増対策に昆虫食の導入をなんて阿呆な捏造ブームに至っては私が覚えているだけでもイモムシ食おうとか料理にサソリやアリをなんてモノも有ったっけ ちなみに私は偶発的な事故だけどうっかりGと腐りかけの野菜の炒め物食べて数日間トイレの住人やったし 生牡蠣に至っては必ずあたるから何度か病院のお世話になってます
コオロギに関してはサルの脳みそに 凌遅刑に供された○○から生きたまま抜いた肝臓や心臓その他 子供の○○ッコで煮込んだ鶏卵等々を医食同源で食べたりと 日本よりも遥かに食のチャレンジャーな中国人ですら 共食いするから汚いしたかが遺伝子組換えで毒性をどうにか出来る筈無いわと忌避している代物だから私は絶対に食べないし 貰ってるか否か関係無しで国からの補助金目当てでそんなモノ混ぜ込んで販売してる "敷島製パン" の扱う商品はもう二度と買わないと決めています。 超熟の食パン好きだったけどそんなゲテモノ食いを顧客に強要する様な企業や政治家に芸能人を信頼しようとは思わん
長々脱線したけど食わず嫌いなまま一読もせず終わる筈だったこんなモノに手を出したのは先月借りた2冊が中々興味深かったからであり中山七里先生の作品が全てレンタル中だったから そういや借りようと思ってた長浦京先生のプリンシバルもリボルバー・リリィも貸出し中だったよ 大方、以前紹介した篠田節子先生の "ブラックボックス 13年" 同様に朝日新聞社からの情報提供によるリクエストだったんでしょうが小説と言うより物語をついでに書き加えた企画書みたいな作品で 今となっては事実誤認を始め様々なツッコミ要素満載だから廃版 ガソリンに代わる代替燃料は紆余曲折の末に日本政府&関連企業の二人三脚で低コスト化に成功し実用化のメドが付きつつある水素燃料自動車が圧勝する可能性が極めて大となりました エタノールってこの頃は懸念だけだったけど燃焼させると有毒物質が発生するリスクが有ったし ブラジルの現状は中共と半島生物による経済植民地化により連載時とは比べモノにならないレベルで状況悪化
二酸化炭素を本当に吸収してるのはアマゾンのジャングルじゃ無かったし 一昨年判明した植物が持つ下手な量子コンピューター顔負けな地下ネットワークによる自然環境バランス維持システムのトンデモなさとか 他にも時代遅れとなった情報ばかりだから掲載誌共々廃版の憂き目見るのは時代の流れかと
【 物語の時系列は2007年〜2008年 其れは1997年⇒ロシアが愚図り2005年に漸く約2年の猶予期間置いてスタートする京都議定書に記された温室効果ガス削減目標達成の為の始まりの年 馬鹿と偉い奴しか読まない日経新聞よりは経済通かも知れない朝日新聞&週間朝日編集部が話題にしたかったのはハイブリッド車を越えるかも知れないバイオエタノール車の提案 当時はリベラルのお勧めだったし誕生したばかりのオバマ政権は大々的に小麦畑潰しデントコーン生産によるバイオ燃料事業始めたばかり 】
★尚、小麦生産の代替え地となったのはウクライナ共和国 今の体たらく考えると殺意すら湧いて来るがこの物語はあくまでも史実ベースのフィクションです よって編集部の方針で半島や中国の蠢動や欧州のインチキもといクリーン・ディーゼルのあれやこれも無いから滅茶苦茶お間抜けな御伽噺と化してます
2007年11月上旬、何となく外資に喰い物にされてなけりゃこんな感じだったかも知れない日産モデルにトヨタの要素も入った古参自動車メーカー=日本自動車工業⇒通称日工で実用化前の最終段階に入った新型ハイブリッドカー=ゼロ号 ハイグレードのCRJ-3/中間車種のCRJ-2/戦略車種のCRJ-1 其々半ば悪ふざけで便宜上オスカー/グラミー/エミーの開発コード与えられたテスト車輌の性能は中々優れたモノだったが北米マーケティング部から1年前にゼロ号開発のプロジェクトメンバーに抜擢され加わったこの物語のヒロイン栗林絵里香37歳独身を戸惑わせたのは此れを北米市場にどう売り込むのかという問題
実の所、デトロイトに陣取るアメリカ合衆国のライバルメーカーは既に敵ですらない 額に汗かき知恵とアイデアを絞る割に報われない事も多い物作りなんか時代遅れだとハーバード大を筆頭に優秀な卒業生達は製造業では無く 秒単位で報酬稼げる株式取引業に流れ空前の活気を呈しているが 彼等が打ち出の小槌だと思い込んでるサブプライムローンは既に破綻の兆候が見え隠れしていた。
先進国主導で始まった温暖化対策初年度のあれこれ 確実に将来枯渇するであろう化石燃料に代わる次世代エネルギーを使った新車開発をどう進めどう食傷気味なユーザーに売り付ける? 物語では敢えて中国要素もトヨタのプリウスネタも欧州のクリーンディーゼル車ネタも外してるから色々もにょるけど プラチナやリチウム等大量のレアメタルが必要な電気自動車はぶっちゃけ論外 水素燃料に至っては当時は大量の電力必須な上に安全性が云々だったし 問答無用でリアルにCO²排出ゼロ目指すなら原子力……勿論其れも却下となる 従来のガソリンスタンドに代わる新エネルギーの流通や安定供給に必須な莫大な建設費掛かるインフラの整備 此れからの主流はアメリカ民主党政権が推し進めるバイオエタノール燃料を使った自動車の普及だ 路線は決まったもののアメリカで製造始まったコーン栽培によるバイオエタノール燃料製造は余りにも非効率的極まりない
何かイメージ良かった頃の楽天の三木○社長や本性バレて無い頃のカル○○・ゴーン連想させる牧瀬亮三社長に直訴 初孫誕生で其れまでの効率厨から環境問題を考える様になった意識高い系の善人社長を頭目にトップダウンで推し進められるゼロ号開発とセールスの売りは消費の対価に対する社会的責任 栗林が目を付けたのは当時は二酸化炭素を吸収する地球の肺だと信じられていたブラジルはアマゾンのジャングルで起きていた貧困層による無分別な伐採と焼畑農法 利益の何割かをジャングル買い取り伐採禁止の自然保護区とする事で地球環境の未来に貢献出来ないか ブラジルの環境破壊を研究してる専門家達の意見纏め完璧だと思われた原生林保護計画の致命的な盲点を指摘したのは駐日ブラジル大使館に在席する商工労働部代表補佐で日系ブラジル人女性の 翔子・マリア・重森
彼女との交渉で明かされる過激な自然保護活動家により滅茶苦茶となったアマゾン自然保護活動の実態 ブラジルのみならず南米諸国の宿痾とも言える大地主法による極端な貧富の格差による治安の悪さ ブラジルにおいて、まともな戸籍どころか土地の地権証明する事の困難さ 以前紹介した映画 バクラウ/地図から消された村 19年 みたいに元逃亡奴隷の末裔が勝手に村作り殆ど山賊同然な自警団運営し殺し合いやってたりと 彼の国は本当に滅茶苦茶なんだよ そうこうしている内に始まるサブプライムローン破綻から始まったリーマン・ブラザーズのあれやこれでアメリカ合衆国のみならず世界中の経済活動は大混乱の渦に巻き込まれ あの時代リアルタイムで体験してる私等にしてみれば未だに悪夢見る派遣切りを始めとする大量リストラの地獄絵図 勿論日工も例外じゃなく組み立て工場の派遣労働者2500人の雇い止めと緊縮財政によりゼロ号開発もSRJ-3とSRJ-2が開発中止になるなどトラブル続き それでも開発継続決まったSRJ-1を使った次世代型エネルギーを使った新型車を売り込みアマゾンで令和5年になっても無分別に続く乱開発を止めるため主人公達が提示した冴えたアイデアは?
敢えてネタバレすると此れが荒れ地と化した放棄された牧場や耕作地を買い取る形で始まる地元民&企業と日工&七洋商事による共同事業 バイオエタノール燃料の材料となるサトウキビ畑の展開となるのだけれど…… 今となっては不正解なんだよな此れ
❖原子力はクリーン云々(笑) 欺瞞バレたのは99年の東海電力で起きた放射性物質流出事故と勿論2011年3月11日の東日本大震災による福島のメルトダウン なおクリーンディーゼルの嘘がバレたのは2015年に入ってから フォルクスワーゲングループ(アウディやBMWに元イタ公のバイクメーカー・ドゥカッティ他)は未だ責任の所在を認めてません
❖私が2007年の出来事で覚えているのはまたしても繰り返された2月10日深夜のアメリカ軍海兵隊員による14歳少女レイプ ちなみにネットリンチで色々心折れた被害者が告訴取り下げたから事件にすらならなかったし2008年に開催された北京オリンピックの前準備や応援で忙しかった左翼団体も野党議員も知らん振り 勿論政権与党はあのチャイナマン福田が総理だったから話題にすら上げてません
❖うっかり書き忘れてたけど殆ど雨が…… しかも下手すると2022年に豪雨災害起きるまで数百年単位で雨降ってなかったブラジルで其れなりに水が要るサトウキビ栽培やったら間違い無くアマゾン川が干上がります 地力根刮ぎ奪うコーンに至っては論外だけど何方もアメリカ合衆国が土地買付け手を出し地獄見てるのよ
最近の研究じゃ海藻や珊瑚礁による二酸化炭素を含む温室効果ガスの吸収⇒石灰岩化のメインは地球表面の7割覆い尽くす海 どうも火山の噴火や森林火災なんかでもフレキシブルに急増したり激減したりして吸収率変えてることが判明し分からん事増えたと研究者が頭抱えてるとか なお石灰岩は海洋汚染すら濾過するから沖縄の海は透明度高い訳です
植物の地下茎使ったネットワークも研究始まったばかり 具体例だと桜の花が開花するタイミングで他の植物からフェロモン放出され蜜蜂誘導したりメジロ等の野鳥呼び寄せ種の運搬とか受粉やったりなんてのも此れらしい だとしたらヴィーガンなんて虫けらにも劣る害獣に落ちぶれる訳だがどうなんだろうね?




