慟哭[どうこく] 93年
2024年7/24〜同日深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 その昔"反省だけなら猿でも出来る"なんて大鵬薬品チオビタ・ドリンクのTVCM(確か1993年)が有りましたが国内外問わずどいつもこいつも責任取れないどころか逆ギレする屑ばかり せめて自身だけでも其れだけは誠実に守ろうと自戒込めつつこんな物語を 世の中を腐らせるのは何時だって人の怠惰と無責任 その遠因は日本じゃお馴染みの自己責任云々な終わり見えないストレス
【 あの事件から既に35年が経過しても私が未だに赦せないのはコミケに乗込み 『 見て下さい此処に10万人の宮崎勤が居ます 』と言い放ったレッテル貼り大好きなワイドショーのレポーター 自称良識者な左翼崩れのリベラルと事件捜査よりも内紛に邁進した警視庁上層部 思い込みで捜査を引っ掻き回す所轄署の迷走 失われた35年を引き起こしたのは謝れば死ぬと徹頭徹尾責任回避し続けたこんな屑ばかりが世の中に蔓延していたからなのかも知れない 】
★東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件とオウム真理教や統一教会等のカルト台頭 この国を含め世界を腐らせた本当の病巣は何だったのか色々振返りつつ
日本 ミステリー小説
貫井徳郎 著
東京創元社.刊 黄金の13シリーズの1冊として
1999年 創元社文庫化
❖ベースはあの事件だけど勿論フィクション
でも映像化は誰もやりたがらないだろうな此れ
令和6年7月24日 数日前から続いてるWi-Fiの動作不調と原因不明(多分高温によるエラー)なタブレット端末のアクセス制限 延々9日越えた昼間は35度越えで夜も30度越えの熱帯夜 此処のサイトにアクセスするのも滅茶苦茶時間掛かるしやたらとウェブ繋がってませんと暑さに殺られた端末異常発生するものだから何も書けず 仕方無いからとDVD纏め借りしたり図書館通い詰めたり古本屋回ったり ガンプラ作って気を紛らわしても良かったけど貧乏性だから1本も投稿しないで其れに専念するのも不誠実かとそっちも組立途中で中断 という訳で取り上げようとサーバー放り込んだ映画やアニメに何とか購入し読み終えた本がまた増えました 床が抜ける前に何とかしたいもんだ此れ(苦笑)
此処沖縄は久し振りの台風で少しだけ暑さが和らいだ所 何とか病院での定期検診も終わりついでに自宅じゃまず見ない"めざまし8"をロビーで見てて阿呆な題材に危うく脳が揺れそうになったり声優の小原乃梨子さんの逝去報道に軽くショック受けたりと情緒不安定気味 で、YouTubeで"らんま1/2"の再アニメ化決定のニュース知りふと思い出したのがその作品を途中で沖縄でのテレビ放映打ち切りに追い込んだワイドショーとマスゴミに扇動された愚民達が仕出かした創作物とその愛好家にロリコンだのサイコパスだのレッテル貼りした陰湿な魔女狩りの思い出とその数年後始まった終末思想を売りに信者集め金儲けとありとあらゆる犯罪行為に邁進したカルト教団の台頭と地下鉄サリン事件 今回もそんな事起きないよねと願いつつ
同じく"イヤミス"の大御所な伊岡瞬先生の文庫本末尾に載ってた宣伝文読んで 何れ一度は読んでみたいと思ってたあの時代をリアルタイムで体験した作家さんによる嫌がらせみたいな物語 元になった事件があの連続幼女誘拐殺人事件なだけに案の定後味は最悪だし同時代に同じテーマ扱ったラノベと比べてみると娯楽作品としては色々穴だらけ でも四半世紀も読まれ未だに再版続いているのは此方なんだよな 物凄く理不尽さ感じるけど世の中大抵こんなモノかと
【 あらすじ読むにあたってご注意を…… 私が図書館から借りた本作読み終えしみじみと抱いた感想は"こんな胸糞悪いだけの嫌がらせみたいな小説にわざわざお金払わなくて本当に良かった" その1言に尽きます(笑) 此れ読んでるあなたも被害者になりたくなければ手を出さない方が懸命なオチ無しの理不尽劇 大方相手が子供なら簡単に殺せるなんてそんな理由で幼女手に掛ける真犯人は物語の中ではまんまと逃げおおせてます 或いはこの物語で明らかに挙動不審な行動してる彼或いは彼女が真犯人なのかも 私のように犯人推測出来ても物語は動かないし真相は原作者しか知りません 】
★という訳で怒られたら消しますが敢えてネタバレ全開です 此れから読むお客様はブラウザバックお願いします
平成三年1月8日未明 昨年度12月10日に行方不明となり、事件事故双方の可能性が提示されていた斎藤奈緒美ちゃん行方不明事案は最悪の結末を迎える 河川敷から意図的に撒き散らされた衣服の隣に捨てられる悪臭放つ黒いゴミ袋 被害者はどうやら誘拐直後に扼殺され此処に昨日放置されていた事実が判明 東中野署と遺体発見現場となった多摩署の合同捜査本部が設置される事となり広域捜査を支援するため警視庁捜査一課長の佐伯警視と丘本重雄警部補が合同チームを取り仕切る事になる 警視庁長官の入り婿で公安捜査官として逮捕実績も有る佐伯警視の周りは敵だらけ 出世競争に敗れた検察官の石上恒也警視は出自が卑しいと忌み嫌う佐伯のスキャンダルを探り出す事で破滅させようと付け狙い 東中野署の捜査官達の纏め役な北岡巡査部長は法務大臣のご落胤でキャリア官僚な佐伯が現場を取り仕切る事に嫌悪感すら抱いている 彼を理解し味方となってくれるのは直属の部下な丘本警部補だけだった
同じキャリアで有りながら普通に恋愛結婚に漕ぎ着けた丘本警部補と違い生まれた時から籠の鳥 警視庁長官の1人娘美恵との恋愛結婚を契機に入り婿となり押川と縁を切り佐伯の姓を名乗る 独り娘恵美子が生まれ政界とは無縁な捜査官人生 其れすらも実父の計略だと気付いたのは妻の不倫発覚から始まる無様な茶番劇 大切にしていた娘は母親から吹き込まれ彼を軽蔑し嫌悪感を露わにする 佐伯が偶々知り合ったバツイチのルポライター篠伊津子と別居先で閨を共にする様になったのは2年前 其れが彼の転落人生の始まりとなったのは皮肉としか言いようが無い
記者会見に駆け付けたマスコミが指摘したのは此れが連続幼女誘拐殺人事件の可能性 実は行方不明となっていたのは斎藤奈緒美だけではない 昨年10月15日に行方が分からなくなった幼女・香川雪穂も犠牲者となっている可能性を捜査本部も危惧している 捜査は進展を見せないままただ日々が過ぎ去ってゆく 事態を更にややこしくしたのは推測やお気持ちで根拠の無い飛ばし記事を書いたとある新聞社 結局其れは誤報と発覚したものの有象無象の流言飛語が飛び交い捜査官達を振り回す結果となった 2月10日月曜日、事件は再び動き出す 西尾久署管内で拐われたのは4歳の幼女 多田粧子 48時間が経過し初動捜査は空振りに そんな最中に石上検察官が写真週刊誌に佐伯と伊津子の不倫をリーク 無責任なワイドショーを始めとするマスコミのバッシングにより捜査官達からの反感を買ってしまう佐伯を更に追い詰めたのは大手新聞社にワープロ印刷で送り付けられた犯人による犯行声明文 数日後、捜査本部に郵送されて来た二度目の声明文に添えられていたのはどうやら死んでいる可能性が高い多田粧子の変わり果てた姿を捕らえたポラロイド写真 彼女の遺体は結局多摩湖湖畔の森林地帯で見付かる
三度目の犯行声明文の宛先は不倫騒ぎで名前を知られてしまった佐伯警視宛 3月17日月曜日、4人目の犠牲者に選ばれたのは報道により自宅住所も家族構成も丸裸にされていた佐伯警視の1人娘 恵美子 3月19日早朝、彼女は首を絞められ河川敷に放置された遺体で見付かった そして佐伯警視は本当に壊れてしまう 物語を徹底的にミスリードさせる松本と名乗る狂った男が辿り着いた冴えた遣り方は新興宗教団体に多額のお布施払い学んだ死者復活のノウハウ 平成三年秋から平成四年春にかけ彼の手で儀式の生贄として拐われ殺される3人の幼女達 松本=元佐伯警視だった狂人が4人目に手を掛ける前に捕らえたのは元部下の丘本警部補 だが殺され或いは行方不明なままの4人の幼女を殺した真犯人については何ら手掛かりが見付からない
❖東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件…… 本作の元ネタとなったこの事件が4人もの犠牲者を出すまで解決しなかった本当の理由は"ミステリー小説じゃ有るまいし同じ犯人が蛮行繰り返す筈は無い"という捜査担当者とマスコミの思い込み 思い上がった犯人が捜査機関に手紙送り更にはビデオ映像送り付けた事が容疑者絞り込む重要な証拠となりました なお本作に関しては実は連続殺人やってたのは松本だけ 逆に捜査担当者もマスコミも連続殺人だと思い込んだのが真犯人捕まらない間抜けな状況生み出しており読む人が読めば誰が彼女を殺したのか薄っすら推測出来る様になってます
❖当初は書店で対価払って文庫本購入する積りだったのですが偶々ブックオフで見掛けクライマックスシーンのみ立ち読み……何か思いっ切り地雷臭したので書店では新刊で米澤穂信先生の"冬季限定ボンボンショコラ事件"買い 本作は図書館本借りました 買わなくて本当に良かった(笑) なおブックオフではFポール・ウィルソン先生のあのシリーズ見付け20冊纏め買い 今上下巻な始末屋ジャックの1つ読み終えた所だけどそこそこ楽しませて貰ってます




