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骸の爪 06年

2023年11/26〜11/27タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿

飼猫行方不明中な為、本調子に程遠いのは勘弁を 犬と違って奴等は大概前触れ無しで…………

12/1深夜2時いきなり窓こじ開け帰って来やがった 『ただいま』より先に『腹減った飯食わせろ』ってお前なぁ(苦笑)

【 例え怨嗟に塗れた無念の最後を遂げたとしても此の世から消えた死者の魂が現世に干渉する事はルール違反 だけど本シリーズの売れないホラー小説家 道夫秀介は忌み物引き寄せる霊媒体質だから未解決事件を穿り返し 無自覚で憑き物絡みの新たな惨劇を巻き起こす ちなみに未だ未読な三作目は短編集で長編の続編出てない辺り(苦笑) 1作目よりはホラー控え目かなり場当たり的なオチになりますが2時間物のサスペンス劇場なら安心して堪能出来るそんな作品 】


★なお編集次第では滅茶苦茶怖いホラーに出来そうだけど仏師&仏像絡みだからヘタレたな此れ 


日本 ミステリー文学小説 今回ホラー控え目

道夫(みちお)秀介(しゅうすけ)

2006年 幻冬舎 刊/2008年 同ノベル化/2009年 同文庫化

❖そういや火曜サスペンス劇場じゃ神社仏閣ロケは定番でしたね


 令和5年11月27日 市立図書館の書籍がずっと貸出中だったりそもそもシリーズものなのに2巻しか無かったり1巻のみだったりするので諦めて古本屋回ってるとやっぱり目立つ空き店舗 深夜も飲み歩く県外や海外の観光客右肩上がりで増え続けそろそろオーバーツーリズム状態なのに食堂やレストラン畳む理由は物価高と人件費高騰 増税クソメガネを頭目とする自民党や公明党そして財務省による官製不況は実際かなり深刻です だけどこの後に及んでも中共参りを欠かさないあの売国県知事には全く見えてないらしい 例によって県外から掻き集めた日本市民動員し自衛隊増強反対なんてイベントやってましたが NET上で左寄りと貶される琉球新報ですら日本市民しか味方居ない彼等に対する地元の人々のリアクション厳しいよなんて記事が出てきても見向きもしない辺りもう末期的かと


漸く冬が来たと庭の菊は一斉開花始めましたがミツバチと共に飛び交うのは明らかに季節外れなアゲハチョウにスズメ蛾 ワイドショーによると北海道は大雪 本州も例年にない大寒波でどこもかしこも大変そうですが沖縄は未だクーラーや扇風機回ってます だって折角淹れたホットコーヒーをそのまま飲むと汗ダラダラ流れるので勘弁を と場当たり的な前振りでお茶濁しつつ今回はこんな物語を 古本屋で200円特価だったから同作家の"カラスの親指"共々纏め買いし楽しませて頂きましたが流石にネタ尽きたのか評判悪かったのかホラー要素はかなり控え目になりました あと犯行動機や報復殺人の切っ掛けとなった仏師の後継者争いとか痴情の縺れなんかもかなり"火曜サスペンス劇場"なのはどうなんだろう(苦笑) ストーリーの捻り方や演出次第では化けると思うけどページの都合も有ったのかな 京極夏彦先生みたいに鈍器として使える小説書くには時間が無かったのかも



【 基本は台湾同様先祖崇拝 墓地の整備管理も民間業者が取り仕切ってる此処沖縄では首里等の旧首都圏を除いてはあんまり仏教に纏わる物は中々置いてません 道祖神の代わりに石敢當 地蔵に至っては戦争で軒並み木っ端微塵になってるし最近県外移住者のお墓が建ち始めてから漸く仏像らしいモノが並ぶ様になった所 ちなみにお墓に屋根や石のベンチにバーベキュースペース有ったりするのは定番だったりするけどね という訳でキリスト像同様、仏像も仏師なる職業も思いっ切りマイナーな環境で育った輩があらすじ纏めてますので勘弁を 】


★祖父母始め多くの親族眠る父方の墓地は隣保育園と老人ホーム 頭の上をモノレールが行き来するし施設こっそり抜け出し散歩するジジババや幼児も居るから夜間は安全のため深夜までライトアップに監視カメラ付き 駐車場に法事の時のためトイレ始め水回りも充実してる至れり尽くせり仕様 海外なら犯罪者やホームレスが住み着きそうですが私も何度か体験してるけど人間の墓守以外にも沢山居ます 何をとは敢えて言いません


 平成16年(西暦2004年)11月22日 前作"背の眼"から約10ヶ月後 容疑者の変死で幕を閉じたあの事件をベースにホラー小説化 本のお陰で其れなりに名前売れ従弟の小鳥(ことり)(しのぶ)とその幼馴染の結婚式にお呼ばれする形で東京から滋賀県へ 式は楽しく盛り上がったものの少しばかりトラブルに 実は従弟夫妻がビジネスホテルの予約うっかり忘れてた 予定より数日早くその伝手で取材申し込んでいた暮ノ宮山中の仏師工房瑞祥房(ずいしょうぼう)の世話になる語り部 男性だけど女性的な容貌が訪問客に多大な誤解招く当代仏師 松月(しょうげつ)の厳しい指導受けながら此処で共同生活送る3人の男性仏師見習い 魏沢(ぎざわ)良治(りょうじ)岡嶋(おかじま)聡一(そういち)鳥居(とりい)伸太(しんた) 


松月や離れで隠居生活送る先代松月に孫や曾孫の様に可愛がられその才能買われてる唯一の女性仏師見習い野方(のぼう)麻耶(まや) 彼女(麻耶)に慕われる庭師 唐間木(からまき)老人と此処に隣接する古寺の慈庵(じあん)住職 その独特な容貌から三途の川の奪衣婆(だつえばばぁ)こと[エバさん]と呼ばれるアクの強い料理人の老婆 姫乃木(ひめのぎ)の遣り取り挟み 20年前にとある理由で行方眩ませたままな仏師見習い韮澤(にらさわ)隆三(りゅうぞう)の未完成作品が大量に安置されている宿房で眠れない夜を過ごしていた語り部が体験したのはまたしても過去のフラッシュバックと覚しき幻覚と幻聴の嵐 深夜に歩くと噂される訳有な千手観音立像の豹変に宿房で動き回る無気味な何か頭割れ写真撮ったら何故か血を吹き出してる鴉枢(うす)沙魔(さま)明王像 仏師見習いの1人岡嶋が行方不明となり取り乱す弟子達 翌朝、夢現の最中に聞いた[マリ]の単語を迂闊にも口にした語り部は態度豹変させた松月に半ば脅しつけられる形で宿房から追い払われた


割れた頭から血を吹き出す仏像の写真手土産に真備(まきび)霊現象探究所を訪れる語り部 例によって仏教で御馴染みの記号(まんじ)の由来云々語る蘊蓄やら小芝居挟みつつ 11月末、今度は所長の真備(まきび)庄介(しょうすけ)に助手の北見(きたみ)(りん)と共に再び滋賀県の瑞祥房へトンボ返り 仏師見習いの岡嶋は未だ行方不明のまま このままでは再び20年前の悲劇が繰り返される 反対する松月等を取りなし3人の宿泊と調査を認めさせたのは野方麻耶(まや) 例によって滋賀県警に伝手を持つ真備(まきび)は20年前に何も持たずに徒歩では麓へ降りる事すら不可能な仏師工房から失踪し其の後、松月(しょうげつ)により急遽取下げられた捜索願いの謎を探ることに その日行方不明となったのは韮澤(にらさわ)だけでは無かった 実は当時韮澤と交際しお腹に彼の子供授かっていた松月(しょうげつ)の娘 皆神(みなかみ)茉莉(まり)も同じ日に行方不明になっていた事が明らかとなる 2人の失踪が有耶無耶となったのは翌年発生し瑞祥房にも其れなりの被害齎した阪神・淡路大震災の大混乱


3人の到着を待ち受けていたかの様に始まる不可解な出来事 千手観音立像の側で見付かった血痕に血を連想させる何かを使い駐車場に描かれたくの様な文字 通報受け駆け付ける暮ノ宮警察の谷尾刑事と竹梨刑事 検査の結果駐車場の其れはベンガラを使った何者かの嫌がらせだと判明するが屋内で見付かった其れは紛うことなき誰かの血痕だと判明 警官隊を動員しての瑞祥房及び瑞祥寺の泊りがけの捜索が始まった 失踪事件以降、仏師見習いや唐間木老人にエバさんにも内緒で工房に設置されていた鴉の置物模した監視カメラにも岡嶋が出てゆく姿は映されていない そして今度は仏師見習いの魏沢が行方不明に 奴が韮澤が帰って来た 怯える鳥居の口から明らかとなる韮澤隆三と皆神茉莉が行方不明となった真相は? だけど事件の目撃者も本当に韮澤を草刈鎌で殺害し登り窯で遺体焼いて証拠隠滅図った3人の実行犯も致命的な勘違いを犯している 父親である松月と祖父の先代松月は(茉莉)が痴情の縺れから韮澤殺して逃げたと思い込み 登り窯から半焼け状態で飛び出した誰かを実行犯達は蘇った韮澤だと思い込んでいた 縺れに縺れた勘違いから始まる死体無き殺人事件はどんな結末を迎えるのか そもそも2人の仏師見習いは誰が手に掛けもし殺したとしても死体は何処に?


まぁ平均年齢滅茶苦茶高めな瑞祥房という閉鎖空間で動け殺せる能力持つ人物なんてたった1人しか居ない訳ですがそもそもその動機は? 勿論事件は割と呆気なく解決する訳ですがまんまとダシに使われた語り部も危うくピンチを体験したりと今回はもう揃って無いのは崖と船越英一郎さん演じる刑事役ぐらいのモノかと


❖ちなみに色んな意味でネタバレするから文庫版表紙イラストは思いっ切りアウトかと(苦笑)

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