ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です 14年
物語本編は買った人限定のお楽しみという事で(笑)
ピッツァとあのテーマ曲の話です。
余談ですがドイツ生まれのフランクフルトを使った「ホットドッグ」はイタリア移民が多かったシカゴではトマトやピクルスがたっぷり入った「シカゴスタイル」になりました。
チャンスがあればいずれ書いてみたい話です。
【ピッツァは1日にして成らず:byアンチョビー】
事前の宣伝媒体でドゥーチェ=アンチョビー(統領)の水着姿までサービスしたのに本編出番が全部合わせても2分以内(笑)と
※そういやオープニングにも出番が無いぞ(汗)
「ひとでなし」以外の何者でもない酷いストーリーで日本だけでなく世界中で涙を誘い伝説?となった「幻の大洗vsアンツィオ高校戦」が満を持してリリースされました。
派手な外見とは裏腹に見事に「おかん気質」なドゥーチェ(笑)
陽気で「突撃バカ」なペパロニ
お淑やかな美少女なのに、実は大洗歴女チームの「カエサル」の親友で優秀な大砲屋「カルパッチョ」
制作スタッフも出演者も全力疾走しまくった豪快な物語になりました。
実は2回戦以降も毎回応援に来ていた「アンツィオ高校」が何故か画面に登場しなかった理由があまりに酷い(笑)のは監督の愛の賜物という事にしておきますね。
事ある度に弱兵呼ばわりされるイタリア軍ですが、少数での冒険的な作戦や道路建築・料理等については紀元前から現在まで世界最強レベルです。
※第二次大戦中も魚雷を改造したお手製潜水艦(アクアラングが必要な後の水中スクーター)と時限爆弾でたった数人でイギリスの新型戦艦「ウォーストパイト」を撃沈してます。
捕虜等から情報を集め衝撃を受けた「イギリス」「ドイツ」「日本」は秘密兵器として数人乗りの小型潜水艦を開発しますが成功例は以降ありませんでした。
大量虐殺と大量破壊を自慢するどっかのヤクザ国家と比較するのは馬鹿げた話だと思います。
もっとも史実でもイタリア軍が最後に対外戦争に勝ったのは紀元前ローマ共和国時代の対ハンニバル戦(カルタゴ戦争)まで遡ります。
ローマ帝国滅亡以降は「オーストリア&ハンガリー帝国」「フランス王国」「スペイン帝国」等、様々な国家に分裂統治されたり
※イギリス含めみんなギリシャ→ローマ文明の後継者になりたかったという面も有ります。
下手なインチキ宗教より近代化や文明に貢献してますから。
都市国家としてバラバラだったイタリアは現在の様な「イタリア共和国」になったのは1946年の事です。
フランスに支配されていた、コルシカ島産まれのナポリ人「ナポレオン・ボナパルト」が皇帝を退位し「サヴォイア王家」を中心としてフランスから独立したのは1816年。
その時は未だヴェネツィア等様々な都市国家が有りましたから統一感は有りませんでした。
要するに元々地方がそれぞれ独自の歴史と文化を持って色々発展してきた国ですから「食品」「ファッション」「芸術」が華開いた訳です。
特に食文化についてはローマ建国の際手本としたギリシャだけでなく世界中から様々な食材を取り込んで来た歴史がありますから、今後も様々な新商品が誕生する事でしょう。
※但し他のヨーロッパ諸国同様、悪名高い「アルカニダ」の不法滞在者が寄生虫みたいに張り付いてますから不安要因が…。
麻薬に武器密輸、人身売買や詐欺商売、挙げ句の果てに幼児を材料にした「人肉カプセル」かってアメリカ中で大暴れした「コーザノストラ」や「カモッラ」よりも凶悪で残忍な正真正銘の「ひとでなし」がどんな悪影響を与えるのか心配です。
イタリア戦車の魅力や物語については既に沢山の人々が書き記してますから、ここではアンツィオ高校の校章にもなっている「ピッツァ」とあのテーマ曲「フニクリ・フニクラ」について書いときます。
エジプト→ギリシャ経由でヨーロッパ全域に伝わった「パン食文化」偶然発見された「イースト菌」による自然発酵にはある程度のリスクが有りました。
ドライイーストと違って天然の酵母菌は発酵が上手く行かないことが度々あります。
発酵せず無駄になったパン生地の再利用としてイタリアで発展したのが「ピッツァ」です。
食べやすく薄く伸ばした生地に「ホワイトソース」「水で戻して柔らかくした干し肉」「チーズ」「ハーブ」を乗せて
パンを焼いた後オーブンの残り熱で一気に焼き上げた「ピッツァ・ブランカ」は庶民の軽食、あるいは軍隊の食事としてローマ時代から親しまれていたファストフードです。
他の国の場合は薄く伸ばした生地に空気を含ませて「パイ」を発展させました。
ユダヤ人の場合は酵母を使わず空気を混ぜこんだパン「ベーグル」等、様々なアイデアから産まれた食品が誕生しています。
いっそのこと茹でてしまえ!で誕生した「パスタ」は水と燃料、乾燥技術が発達した地方から産まれました。
南米大陸から鑑賞用の植物としてスペインへ(未熟な実は有毒成分がありますからジャガイモよりも長い時間冷遇されていました。南米では旨味成分を引き出す乾燥食材として活用してたんですが片っ端から原住民皆殺しにしてましたから食べ物として理解してません)入って来た「トマト」が加わって現在の「ピッツァ」に発展します。
世界中に広まったのは第二次大戦後、連合軍とは比較にならない「美味いご飯」を作る捕虜や戦前から移民として生活していたイタリア人によりアメリカで「トマトパイ」として普及。
アメリカで大量生産される様になった「トマトケチャップ」同様、日本に広まったのは随分後の話です。
※イタリアから伝わった「ホールトマト」をベースにしたトマトケチャップはアメリカで「ハンバーガー」や「ホットドッグ」の人気と共に全米に広まりました。
※日本の場合、中国経由で「赤茄子」として江戸時代に入って来ましたが蒼い実の有毒成分と固くて青臭い味が原因であまり普及せず、明治初期までは鑑賞用。長い品種改良の末、戦後に「桃太郎」が登場してから食材として普及しました。
とは言っても昔は生食がメインで青臭さをどうにかする為、蜂蜜や砂糖で食べてた記憶があります。
アメリカ人好みのふっくらとしたパン生地使った「ピザ」や日本生まれのケチャップを使った焼きパスタ「ナポリタン」サラダの彩りに加わった「プチトマト」によって普及して来ました。
同じくアメリカ発明のセロハンで小分けした軍隊用の「スライスチーズ」
※ヨーロッパ人には香りのしないプラスチック食材として馬鹿にされますが好みの別れるチーズ臭さが無くなった事で日本で普及しました。
四角い容器でまとめて焼いたドイツ産まれの軍隊用「食パン」を活用した「ピザトースト」が喫茶店の人気メニューとしてなった後
ファストフード「宅配ピザ」で全国レベルになりました。
※石釜の代わりに電気オーブンによる調理法が確立して初期投資が楽になった事も理由です。
産まれ故郷のイタリアの場合、ローマ時代から祭りの際「パンの無料配給サービス」があって大型オーブン(石釜)が都市部に普及、火事の予防と燃料代の節約で外食産業が発展していました。
※旨味成分が強いアンチョビーを使ったピッツァやパスタは材料供給の問題があるから未だ高級食材です。
日本の場合は江戸時代に広まった「お伊勢詣り」等の神社仏閣巡りを口実にした団体旅行でセイロ等、大量の米や魚を蒸し焼きにする方法と「旅館」が発展して来た事を考えるとなかなか奥が深い話になります。
ちなみに魚の焦げ目は最後に「焼きごて」で付けてました。
※地方土産に「団子」や「餅」「饅頭」が多かった理由も実はコレです(笑)
特に温泉地は天然のスチームが確保できますから。
【イタリア最古のCMソング】
今回アンツィオ高校のテーマ曲として舞台を盛り上げた「フニクリ・フニクラ」イタリア王国誕生の頃、観光地「ヴェスティオ火山」に作られたケーブルカー「フニコラーレ」の宣伝ソングです。
元々の歌詞は旅行に連れ出した意中の彼女に車内で告白するか悩みまくる「スケベオヤジ」の葛藤を歌ったコミックソング(笑)
偶々観光に来てた「ドイツ人作曲家」の勘違いで伝統的なイタリア民謡として世界中に広まりました。
日本では最初は「登山列車」で紹介されましたが、日本在住のホビット族「田中星司」の作詞した「鬼のパンツ」でなぜか電波ソングに
100年履いても破れない無敵の虎皮パンツの歌詞が思い浮かんだアナタは間違い無く昭和産まれです(笑)
【おまけ】
あの伝説の歌詞発表から早四十年以上。この間テレビに登場した「田中星司」さんは全く外見変わってませんでした(汗)
…やっぱりホビット族なんじゃ……!?




