赤い砂 Arena Rubra 20年
2023年12/22〜12/23タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿
【 国立疾病管理センターと製薬会社の稚拙な安全管理体制と不祥事隠蔽体質 そして中核派やオウム真理教みたいな反社がテロ起こそうが見てるだけで何もしない公安調査庁と警視庁上層部により引き起こされる前代未聞の大惨事 平成15年執筆〜完成し出版社や編集者に17年近く売り込んでいたものの 漸く文庫化して貰えたのは本作と同じ過程経て中華人民共和国がばら撒いた武漢コロナが世界中で猛威奮ってた令和2年 出版元はあんまり売れないだろうと踏んでいた様ですが(笑) 此れから地獄が始まるとなった所で終わるので映像化は難しいかと 】
★中国じゃまた新たな感染症が蔓延し火葬場がフル稼働してるなんて外信入ってたけど国内マスゴミは調べるの面倒臭いとガン無視してますね デマで終わることを祈りつつ
日本 ミステリー文学小説
伊岡瞬 著
文藝春秋社 文春文庫書き下ろし
❖デビュー前の2003年執筆⇒2020年緊急出版
令和5年12月22日 いきなり藪から棒で恐縮ですが昭和46年11月14日、今からかれこれ52年も前に起きた"渋谷暴動事件"をご存知でしょうか? まぁ大まかな事件の流れについてはスマホかタブレット端末等で検索すれば一目瞭然だし 同じ日同時多発で発生し多数の重軽傷者と惨たらしく殺されたデモとは無関係な民間人の被害詳細 中核派(正式名称:革命的共産主義者同盟全国委員会)のメンバーな屑学生推定15名により角材やゲバ棒で滅多打ちにされた末に火炎瓶投げ付けられ焼き殺された新潟県警に所属する機動隊員中村巡査(殉職により警部補)無念の最後を含む事件とその顛末が閲覧出来ると思います
勿論こんな前振り書いてる私自身物心付く前の話だったのでこの歳になるまでテレビで流し見してた激動の昭和みたいなタイトル付いたモザイクまみれのドキュメント番組でしか認知してなかったけど 指名手配されつつも中核派に組織的に庇われ日本中を逃げ回ってた屑の1人大阪正明が漸く平成29年5月18日に広島安佐南区の中核派アジトで逮捕されたのは事件から46年もの年月を経てからの事 朝日新聞が不当逮捕だと騒いだり芋づる式に共犯者達が逮捕されたりと色々有った末に東京地裁の第1審で漸く出た判決は懲役たった20年 なお支援者名乗る反社共と被告は無罪判決が妥当だと即時抗告したそうですが奴等の理想郷=北朝鮮や中華人民共和国じゃテロリストは即日処刑なんだけど民主主義舐めてるにも程が有る 正直火焙りの刑が妥当かと思います 勿論遺灰はあのビン・ラディン同様に産廃として何処ぞに埋立て廃棄するか海へ
でこんなのが逮捕された報道聞いた時、私が不思議に思ったのは本来この手のテロリストを追詰め検挙するべき役割持ってる筈の公安調査庁は延々半世紀近く何をやっていたのかという疑問だったのですがね 警察署や派出所の掲示板には令和5年12月になっても未だに逃走中なオウム真理教のテロリストの写真がそのままなのを見てると尚更な 多分本作執筆した伊岡瞬先生もそんな疑念と執筆当時は中華人民共和国原産なSARS=重症急性呼吸器症候群(60代以上の致死率50% 中国がデータ供出拒否してるためワクチンは未だ存在しない)が猛威奮ってた頃だったのでこんな小説書いたのかも 当時は未だ日中友好だの半島のアレと仲良くだの御花畑の住人の方が圧倒的に多く、出版社や報道機関に潜り込んだアカが主要ポストに居たから黙殺された可能性もかなり高いかも 弱者の味方面しつつ搾取したり公金チューチューしてる輩の正体バレたものの社会から排除するまでには未だ至って無いからね
【 生命ですらないある種のプログラムと言えるウィルスを殺す手段は現代の医療技術には存在しない 悪名高い武漢コロナの世界的大流行を抑え込んだのは感染予防措置とウィルス研究の末に様々な医療メーカーが製造したRNAワクチンだったがあれはウィルスに対する抗体を作り出すプログラムであり 1度発症してしまった患者を救う方法は抗ウィルス薬の定期投与に頼るしかない 結局の所、最大の特効薬は地球上のありとあらゆる生命体だけが持つ体内の抗体なんだそう 以前はただ死を待つだけだったエイズさえも此れで病と戦える様になったそうだし 】
★尚、エボラ出血熱の場合は感染⇒発症し死に至るまであまりにも短いので抗体生み出す余裕が無い とは言え感染を阻止する研究は今も続いている
感染の始まりは2000年7月半ば 午後4時を迎えたJR山手線高田馬場駅に侵入してくる列車を待ち受け飛び込んだのは国立疾病管理センターの職員 阿久津久司 夏風邪をひき体調不良気味な被害者は職場を早退 だが線路に飛び込んだのは別に立ち眩みを起こしたとか精神的に追詰められた訳では無い ウィルスに乗っ取られバグを起こした頭脳が繁殖目的で別の生贄を求めたことによる 遺体は文字通り粉砕状態 飛び散った見慣れない灰色の吐瀉物の様なモノにうっかり手袋越しに触れてしまった警視庁戸山署鑑識職員の工藤智章巡査部長 運転手の早山郁雄が同じ様に夏風邪の症状に苦しめられた挙げ句、異常行動起こし自ら命を絶ったのは事故から2週間後の7月31日 工藤巡査部長錯乱に巻き込まれ揉み合いの末に拳銃暴発で大怪我をした山崎浩司巡査も搬送先の病院で同じく2週間後に突如飛び降り自殺
大学時代からの腐れ縁で度々自宅に招かれたこともある盟友の不可解な変死の謎を追い戸山署刑事課の永瀬遼と武井邦夫両巡査部長は警視庁捜査一課五係からとある別の事件の連絡係として派遣されていた長谷川則彦巡査部長の協力得ながら最初の犠牲者の手掛かり求め国立疾病管理センターを訪れるが警視庁上層部の何者かの圧力により連続自殺事件はあくまでも事故として揉み消される 自殺では無く事故として処理されれば懲戒免職は免れ遺族に退職金と保険料がほぼ満額で支払われる 其れは末期癌の末に自ら運転する車を電柱にぶつけ亡くなり同じ過程を経て家族の安寧を守り切った父(ちなみに当時刑事で上層部も事故死捏造に加担した)の後を継ぐ形で刑事となった永瀬巡査部長にも身に覚え有る話でもあった その後新たな犠牲者が現れることなく無情に月日は流れる 再び不可解な自殺が始まったのは2003年7月に入ってから
4人を死に追い遣ったのは1999年南米のナレグナ共和国サン・アスラ村で発見されたニューアレナ 1次感染で83名、2次感染で120余名を沈黙の錯乱へと追い遣った致死率70%越えの危険な新興ウィルス 治療と封じ込めにあたった担当医師達によるとその外見は砂を連想させる形状をしており発症者が陥る悲惨な最後から赤い砂と名付けられたそれは非活性時は粉末化し持ち運びが容易い危険物 ぶっちゃけると煮沸消毒されていない水や養分豊富なワインや野菜ジュースとかに粉末混ぜてしまえば街1つぐらいなら簡単に滅ぼせるぐらいには増える だが其れは上手く使えばHIVウィルスを人体から完全に排除出来る特効薬の材料となり得るモノ 利益至上主義者で創業者でもある父西寺喜久雄を裏切り同然の手段で強制引退に追い込んだ西寺製薬現代表取締役社長 西寺信毅は違法な手段を行使してでも莫大な利益を齎すウィルスを手に入れるため会社の暗部を使い阿久津を買収しサンプル持ち出しを要請 その結果発生したのが2000年7月に起きた不可解な連続自殺
4人が死んだ直後に届いた差出人不明な謎の脅迫状に未だピリピリモードの西寺社長宛に再び届いた脅迫状 赤い砂による5人目の犠牲者となったのは会社の汚れ仕事を任されている探偵社所長 斉田哲夫 実は本当の5人目の犠牲者+αはウィルス入りのワインをプレゼントされたホームレス達だったが主人公達は未だ知らない 同じ頃管内で連続発生する酔っ払いや高齢者を狙った連続強盗傷害事件を追っていた永瀬巡査部長とやはり警視庁から派遣されてきた長谷川巡査部長は偶発的に探偵社社長の謎の自殺に関わることになる 事務所の遺留品から見付かった阿久津の名刺 三年前に亡くなった4人の遺族に定期的に振込まれる送り主不明な見舞金 エリート街道な筈の国立疾病管理センター受付嬢を辞職し今は水商売で日銭を稼ぐ謎のヒロイン=有沢美由紀 挙動不審な態度顕にし不可解な言動が引っ掛かる阿久津の元妻 岩永多佳子とその息子 明浩 どうも三年前の不祥事も現在進行中で発生している信毅社長宛の脅迫行為も把握しているらしい先代社長 西寺喜久雄 祖父を陥れた父に憎悪募らせる信毅の長男 西寺暢彦と岩永母子の不可解な遣り取り
国内最初の感染者にして犠牲者 単なるエリート崩れと思われていた阿久津久司の意外な正体 公安調査庁の外部協力者として西寺製薬を内偵 阿久津に張り付く形で彼を監視していた有沢美由紀の悲惨な過去と秘められた思い 警視庁も戸山署上層部に同僚の武井巡査部長も三年前の自殺事件を穿り返そうとしている主人公をどうにか抑え付け思い留まらせようとする中、何故か協力的な警視庁長谷川巡査部長の秘められた思惑 西寺家に拉致監禁された美由紀を奪還するため一か八かの殴り込み 事件は永瀬巡査部長が大怪我負ったもののヒロインは無傷で保護され監禁犯として主人公に怪我を負わせた実行犯として逮捕された先代社長 此れで1連の赤い砂に纏わる惨劇の連鎖は未然に防がれた 後は西寺製薬に対する公安調査庁や厚生省による強制捜査による事件の幕引きとなる筈が 脅迫状を送っていた岩永母子を共犯者に仕立て上げた真犯人による何もかもを巻き添えとする自殺行為により事態は主人公をも感染者として巻き込んだ大惨事へとなだれこむ
とまあ小説は三年前に出たばかりだしミステリーなので真犯人の正体とその動機とか オチを曖昧模糊にごまかしつつ物語を敢えて閉めて置きます 勿論途中物語の進展を迷路に追い込む謎の連続強盗傷害犯もその報いを受けますよ。
❖例によってミスリード誘ったりかなり登場人物多く人間関係もごちゃごちゃしてるのでばっさりカットしてます 大まかな話の流れだけ書いてオチや犯人ネタバレは敢えて避けてますが怒られたたら消しますね




