トゥルー・ディテクティブⅢ② 19年
2023年9/25〜9/26タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿
鉄は熱いうちに打てと言う訳で2日連続投稿になります
【 疑わしきは罰せずではなく村社会の心の安寧守るために敢えて残して置いた異端者や弱者を犯人に仕立て上げ殺す又は官憲に生贄として差し出す 其れは欧米に限った話でもなく日本を始め人間が暮らすありとあらゆる場所で繰り返された冤罪事件や未解決事件を生み出して来たモノ 最近17年振りに百鬼夜行シリーズの新作出版した京極夏彦先生や怪異譚収集してた柳田國男先生ならこう定義付けてたっけ"妖怪或いは通りモノ" 彼の国は未だ本質的には異端審問や魔女狩りやってた中世の生き物でしか無いのかも 】
★学校で進化論教えるなとか地球が丸いのを認めない紀元前レベルのバカが21世紀になっても先生名乗れる国だからね この物語あくまでもフィクションだし所詮は他人事でしか有りませんが
令和5年9月25日 もう沖縄ではこの季節の定番事案になってるので本当に今更ですが 赴任先移動で日本にやって来た若いアメリカ兵や下士官、或いはその家族や軍属がアメリカ本国より遥かに安くしかも飲み放題だったりするせんべろやら居酒屋で飲み過ぎた挙げ句 飲酒運転で検挙されたり当て逃げとか物損事故起こし県警やアメリカ軍憲兵隊に検挙される事例が多発 多分沖縄のみならず在日米軍基地が隣接する横須賀や佐世保に三沢なんかも同じ現状なんだろうけど この物語に登場するアーカンソー州出身の田舎者にしてみれば酒は自分でコントロールし楽しむモノなんて概念が禁酒郡なんて悪法により耐性皆無となっている可能性が高いかも 以前から外圧呑まされる形で酒やタバコ購入の際は年齢確認義務付けたり未成年者と知りながら酒を売ったとか居酒屋に入れただけで店側が罰を受ける様になったのはもう本末転倒も良い所 酒は飲んでも飲まれるな リベラルやらポリコレが幅効かせる社会はどんどん小学校低学年の学級会化が進んでると思います だいたい日本じゃ飲酒運転は一発免停だけど欧米じゃ自己責任扱いだっけ 本当にみっともない話だと思うぞ私は
前振りは此処までにしてどうもNET検索で感想閲覧する限りものの見事に路線変更に失敗し 第1シリーズ絶賛するありとあらゆる人々から全否定された第2シリーズの反省踏まえ 不可解な現象やフラッシュバックで老境迎えた主人公が怯え苦しむ描写が有りまくるし未だ解決の糸が見え無い状況下のこの物語 紫の煙ことウェイン・ヘイズが苦しめられる年齢不相応にも程がある記憶障害 意味有りげな台詞残す妻の幻想は何を伝えようとしているのか? 其れは児童誘拐&失踪に冤罪事件や未解決事件よりも遥かに深刻なアメリカ合衆国そのものを滅亡に追い込みかねない厄介な薬害問題を遠回しに告発する伏線でも有るのだけれどその辺りのネタバレは追々 今回の2話で描かれるのは、小見出しにも書いた通り冤罪事件や未解決事件を生み出す"通りモノ"がメイン ベトナム戦争の最中に始まったインディアン居留地や民族保護の予算削減と居住権の剥奪に関しては"ダーティ・ハリーのシリーズ"や"ウィンド・リバー"等でも散々取り上げてますので出来ればそっちを閲覧下さいな カムチャッカ半島経由で入り込んだアイヌを先住民族として保護し アルメニアやアゼルバイジャンでもまた戦争起こしその身勝手さを持て余す 自称クルド人に生活保護費云々なんて寝言抜かしてる自由民主党の老害達見てると案外他人事でも無いのだけれどな
■第3話 指紋 The Big Never/有り得無い事
❖監視カメラの映像と指紋が証拠だ 其れは90年代から始まった科学捜査を過信する馬鹿が仕出かす冤罪事件の始まり 偶々強盗事件が有ったタイミングに店内に居たから犯人に違い無いと決め付けられ長い長い裁判の末に漸く無罪を勝ち取った被害者は数百人を越える
1990年5月17日 ジム・ドプキンズ弁護士とアラン・ジョーンズ弁護士に参考人招致されたのは今もアーカンソー州警察で現場指揮を続けるローランド・ウエスト警部補 パープル・ヘイズことウェイン・ヘイズ刑事を左遷し10年に渡り冤罪事件と気付きながら頑なにミスを認めなかった検事局に恨み骨髄な彼の口から語られるパーセル事件のブザマな顛末 再び始まる事件の再捜査 捜査本部を立ち上げたローランドは妻ルーシーに先立たれ一時は自暴自棄になっていたトム・パーセルが暮らす家を訪れ報告 そして延々10年に渡り広報課に左遷状態のパープル・ヘイズの現場復帰を取り付けた
1980年11月 何者かに殺害され洞窟に安置された兄ウィル少年と未だ行方不明なままの妹ジュリーの捜索は難航中 ファーミントンの郵便局から投函された娘を諦めろ云々な内容の脅迫状は本当に犯人が送り付けたモノなのか? ジェラルド・キント検事長が記者会見で何もかも話したせいで捜査本部には多数のイタズラ電話や偽物の脅迫状が迷い込みどれが本物の犯人からのメッセージなのかもう誰にも分からない 子供達の母ルーシーの元勤め先だったホルト食品が運営する犯罪被害者支援団体がジュリー捜索に1万ドルもの懸賞金出した事により捜査は更なる大混乱を引き起こす
「 俺達は何処かで重要な事を見落としている様な気がする 」
ウェイン・ヘイズ刑事とローランド・ウエスト刑事は再びパーセル家を訪問 子供部屋を改めて調べた結果見付かったのはジュリーが描いたあの洞窟やホルト食品の工場の壁 そして明らかに自宅でも友達の家でもない部屋のスケッチと不可解なメッセージが綴られたノートの切れ端 改めて洞窟周辺を調べてみると兄妹が両親に見付からない様隠していた玩具の詰まったズタ袋 そして住宅地図には記載されておらず捜査官達がこれまで誰も立ち寄らなかった遺体発見現場に程近い農場と道路が見付かった 此処で陰遁生活続ける農場主によるとウィルとジュリーの兄妹は週3回もの頻度で此処を訪れ 少し遅れ茶色のセダンに乗った黒人男性と白人女性と合流し何か色々やっていた事実が判明する だが既に事態は最悪の方向へ動き出していた ゴミ回収業で生計立ててる先住民ブレッド・ウッダードを児童誘拐犯だと決め付けた男達により始まったリンチ このままでは奴等に殺される 何とか自宅に逃げ戻ったウッダードは最悪の事態に備え納屋に隠匿していた武器弾薬を部屋に運び込む 傍から見てると其れは幼い子供を詰めた死体袋を持ち出した様に見える
2015年5月 ケーブルテレビ局が企画した未解決事件に関するインタビュー証言でデレクターのイライザ・モンゴメリーから記憶の彼方に封印された30年以上も前の事実を指摘されパニック状態に陥る老境の主人公 俺は何故そんな重要な手掛かりを忘れようとしていた? 自問自答を続けるウェインの前に現れる妻の幻影 何故再捜査は上手く行かなかったのか ウィル少年の遺体を安置した何者かはパーセル家に死蔵されていた聖体拝領の記念写真を模してあのポーズを取らせた可能性が極めて高い 謎が新たな謎を引き起こす形で物語は次回へ
■第4話 確証 The Hour and the Day/時間と日付
❖カトリックに置いて入信を認められるのは7歳より 但し日本では有る意味成人年齢と目される15〜16歳が聖体拝領の儀式受ける歳となる 兄妹の父でアイルランド系のトム・パーセルは彼の両親同様カトリック信者だった だからあれ程不仲なルーシーと離婚しなかったし多少のおイタは目を瞑る事になった 終わってみれば其れが悲劇の遠因だった可能性は極めて高い
1980年11月ウェインとローランドの両刑事は手掛かり求めカトリック教会へ 日曜学校に通う兄と妹の楽しみは説話を終えた後、優しい叔父と共に過ごす時間…………だが此処には兄妹の親族なんか誰も居ない 黒人刑事に胡乱な眼差し向ける神父に嫌悪感顕にするローランド ハロウィンのバザーでトウモロコシの花嫁人形売っていたのは此処の信者パティ・フェイバーという老婦人 あの日親族に配るためと10個纏めて買い付けたのは片目が白濁した黒人男性だったらしい 勿論名前も居場所も話して無いので2人は再び手掛かり求め黒人貧困層が暮らすディビス・ジャンクションを訪れる 此処では白人の来訪は歓迎されず黒人なのに刑事やってるウェインにも敵意剥き出しにする不審者ばかり 片目怪我してるサム・ホワイトヘッドに事情聞こうとしたら危うく住民にリンチされそうになり這う這うの体でトラブル回避 午後、再び教会に戻り此処の信者に指紋押捺の協力依頼するも目ぼしい手掛かりは見付からない
1990年5月 漸く始まったパーセル事件の再捜査、だが自身の醜聞を恐れたジェラルド・キント州司法長官(80年では検事長)がアーカンソー州警察署長と共に捜査に介入 あくまでも犯人は銃撃戦で射殺された悪いインディアンと言う事にしたいと圧力掛けウェイン刑事の捜査官復帰を妨害しようと立ち塞がる もしかしたらジュリーは未だ誘拐犯から追われる立場なのかも知れない だとしたら一刻を争う可能性も考えられる 他の捜査官達に関係者の消息確認任せウェインとローランドは強盗事件が起きたオクラホマ州サリソーへ 今回視聴者のミスリード誘う目的で仕組まれた2015年編のエピソードは列記してもアレなので此処ではバッサリカットさせて下さいな 老境迎えた主人公を追い詰める幻想と幻聴にフラッシュバックについては次回で説明しますので
舞台は再び80年11月 放置されたウィルの自転車から見付かった不良学生フレディ・バーンズの指紋 あからさまに嘘付いてた3人組をこってり絞ったがどうやら放置された自転車を酒の勢いで乗り回し壊して捨てた事が判明したが兄妹の姿は見て居なかった 同じ頃、カート壊され徒歩でゴミ回収業に勤しむブレッド・ヴッダートを付け狙う男達の影 追い立てられたウッダードは指向性対人地雷を敷地内に仕込んだ自宅に狙撃銃片手に立て籠もる 緊急連絡受け駆け付けるウェインとローランドの前で暴徒達が玄関を抉じ開けるもそこにはクレイモアが……暗転する画面と爆発音
そしてウィル殺害とジュリー誘拐事件であるパーセル事件は悍ましい結末へ
❖2023年9/27追記 ドラマ本編でも相棒侮辱されたローランド・ウエスト刑事が車の中で悪し様に罵ってましたが 欧米に置いて差別される者が更に弱い者を差別し場合によっては徒党組んで暴力振るったり殺害する事例は事欠きません プロテスタントが東欧移民やイタリアにアイルランド系が崇拝するカトリックを、カトリックが黒人貧困層やインディアンに日系人を でインディアンと呼ばれる彼等も他の部族やラティーノに生肉食べるエスキモー(或いはイヌイット)を差別し迫害に勤しむ 偶々見てた"めざまし8"で 去年の2月に撮られたモノだけどアイルランド体操協会の女性が10代行かない黒人少女にメダル授与拒否する映像見ながら…………男性より女性の人種差別が尚更陰湿なんだよな 私等は心で思ってもフラットで対応するべきだなと自戒込めつつ
アレは本当にみっともないしお天道様に顔向け出来ない。




