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トゥルー・ディテクティブⅡ① 15年

2024年8/25〜8/26 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 そういや次の夏のオリンピック開催地はあのロサンゼルス こんな場末も良い所な人気度のエッセイ読んでくれてるお客様もその大半が忘却の彼方に有るかそもそも生まれてない頃に起きたのが前回のオリンピック開催翌年に発生し街が無政府状態と化したロサンゼルス暴動(1992年4/29〜5/4) あれから四半世紀以上経過しても人種間憎悪な歪みはそのまんま そんなテーマで物語展開してるこんなシリーズを 勿論地上波じゃ視聴不可です

【 テーマが当時のあの事件(ロサンゼルス暴動)覚えてないと多分ちんぷんかんぷん とはいえ今もロサンゼルス近郊に住んでる人々にしてみれば再び起こり兼ねない山火事みたいな危機を襟首掴んで突き付けてくる物語 彼等は再び屠畜される豚みたいに泣き喚き逃げ回るのか それとも家族を護るために銃を手に抗ってみせるのか 登場人物がやたらと多くその関係もかなり入り組んでるからついていけないと日本じゃ不評だったエピソードですが私はそこそこ楽しめました 】


★多分ジェイムズ・エルロイ先生の暗黒のロサンゼルス史シリーズに嵌まったお客様限定 舞台が怪異より遥かに悍ましい人の業を煮詰めた街なので前作やシーズンⅢにⅣと違いオカルト要素控え目


原題:TRUE DETECTIVE

探偵物語 シーズンⅡ

アメリカ合衆国/ケーブルテレビHBO有料配信ドラマ

同年 日本スターチャンネルにて

トゥルー・ディテクティブ/ロサンゼルスのタイトルで放映

全8話 DVDは4巻に各2話収録

❖R15年齢制限有り


 令和6年8月25日 気温はやっぱり32度越えてますが湿度が幾分下がったのか日差しが少しだけ弱まったのか幾分過ごし易くなりました 取り敢えずクマゼミのシーズンは終わった様でやっぱり居るオオゴマダラに加え空を飛び交う少しだけ赤味増したシオカラトンボ 小川の水質良くなったのか此処じゃかれこれ四半世紀は見ていなかったギンヤンマも飛んでたりするので懐かしいやら嬉しいやら なお昼間は雨水集めるタンクの下で涼を取りつつ溶けてた通いの半野良も クーラーの有る部屋に引きこもり状態だった家猫も道向かいの山学校に出掛ける様になりました 都心なら猫は部屋で飼えとクレーム来るんだろうけど家の猫達は網戸ぐらいなら自分で開けます 今は別宅の飼猫やってる灰色猫が子育て手伝いついでに教え込んでるんだよ 唯一其れ出来ない最後の愛弟子も開け閉め要求するときは人を呼び付けドアノックするし


今回は色々気に入らない点有りつつも漸くDVD化されたシーズンⅣも楽しめた事だし 既に此処のGEOではレンタルのラインナップから外されてるトゥルー・ディテクティブⅡを暫く取り上げてみようかと 舞台は2010年代のロサンゼルスに程近い架空の街ヴィンチ市 メインとなるエピソードは2028年の夏のオリンピック開催地が決まりあの80年代後半同様に近隣地域の大規模再開発が州予算のみならず合衆国の国庫からも投入される期待が高まるそんな頃 単純に面積だけなら日本列島の25倍 かなり貧富の差は有るものの統計上では3億1000万を越える老若男女が暮らすカリフォルニア州の最大の問題は環境汚染と交通アクセス 自動車発展まで横暴極めた鉄道マフィアに対する憎悪と反発から流通すらもトラック頼り サンフランシスコには市電有ったりロサンゼルスには地下鉄有るけど州全域を網羅する大量輸送システムはほぼ皆無 土地柄、自動車の廃棄ガスが季節風等に押し流される事も無く 高齢者やペットの圧倒的な死因が気管支炎を遠因とするものばかりな州なので環境対策は急務なんだけどね


自由と権利を享受したいなら、其れに正比例する義務と責任を果たさなくてはいけない 私も他人の事どうこう嘲笑う程ご立派様では無いけどさ こんな当たり前の(ことわり)に目を背けるからリベラルは何処まで行っても屑なまま せめて自宅周りのゴミ拾いぐらいは自分でやらないとやがて居場所すら失います



■第1話 招集 THE WESTERN BOOK OF THE DEAD/西方の死者の書


❖エジプト文明で登場する彼の世に向かう魂向けのマニュアルが"死者の書" アヌビス神に生前の行い裁定して貰うため色々記載されてる其れを心臓と共に捧げることになってるが……キリスト教やイスラム教にそんな概念は存在しない 推挙=最後の審判下されるまではみんな未決囚 だからやりたい放題で歯止めも効かない


 シリーズ2作目だけどネイティブ言語の日本語字幕版でこの物語見せられたお客さんが思わず頭抱えたのは4人の主人公の背景説明する常長にも程が有るストーリー展開 ぶっちゃけその辺りのエピソードを列記しても疲れるだけだから此処では大幅に端折らせて貰う ロサンゼルス市近郊の街ヴィンチ市で産業廃棄物処理とカジノ経営を取り仕切る事で市長や警査署長すら取り込んでいるマフィアのボス=フランク・セミョン 彼の一世一代の大博打となったのはカリフォルニア州を横断する高速鉄道建設計画 ルートには勿論ヴィンチ市も組み込まれている事から建設予定地12区画分の土地を自宅やカジノを担保に掻き集めた500万ドルで購入し大儲けとなる筈が現金託したキャスパー市政代行官が行方を眩ませる


フランクのトラブル処理に度々駆り出される汚職塗れなレイ・ヴェルコロ刑事 マフィアが支配するヴィンチ市そのものを潰したいヴェンチェラ群の意向受け動いている群保安官事務所の捜査官アンティゴネ・"アニー"・べゼリデス刑事がキャスパー市政代行官を探し動く中、偶々不祥事仕出かし停職中なカリフォルニア州ハイウェイパトロールの白バイ警官ポール・ウッドルー巡査が明け方見付けたのは公園のベンチに座らされた両眼を塩酸で溶かされ下半身をショットガンでぐちゃぐちゃにされたキャスパー市政代行官だったもの 何故彼は突如行方を眩ませたのか? 持ち歩いていた筈の現金500万ドルの行方は?



■第2話 暗鬼 NIGHT FINDS YOU/君に見付かるかも知れない


❖暗鬼とは暗がりに浮かび上がる亡霊 其れは本物の怪異ではなく罪悪感や猜疑心等、心の迷いが見せるもの


 俺を陥れたのは誰だ 共同経営者(キャスパー)は殺され現金500万ドルの行方は分からない 出資者に加わる筈だったロシアン・マフィアのオシップ・アグラノフや共犯関係に有るヴィンチ市長(オースティン・チェサーニ)の掌返し ブチ切れモードのマフィアボス=フランクは子飼の部下を動員し独自に犯人を探し始める中、ヴェンチェラ群保安官事務所/ヴィンチ署/カリフォルニア州ハイウェイ・パトロール(以降CHP)による主導権争いの末に捜査本部を設立 指揮する事になったのはヒロインのべゼリデス刑事 所轄署からはヒゲでアル中なヴェルコロ刑事と見た目まんま大地康雄さんなティーグ・ディクソン刑事 CHPからは第1発見者なウッドルー巡査 普通に考えるとたった4名の特別捜査本部なんて有り得ない話だが3つの警察組織は捜査の進展や犯人の逮捕なんて正直どうでも良かった 


ヴェルコロ刑事も影でフランクから強要されてるからチームに参加 ヴッドルー巡査に至っては州警上層部からマフィアと繋がり有るヴェルコロ刑事の内偵命じられいる 上層部の意向無視する形で真面目に捜査に取組んでいるのはべゼリデス刑事ぐらい そして彼女のお眼鏡に叶ったのは元LA犯罪特捜班出身で11年前に妻をレイプしたヤク中をマフィアの手引きで殺したことで汚職捜査官に甘んじているヴェルコロ刑事 市政代行官がのめり込んだヴィンチ市の非合法売春 べゼリデス刑事を悩ませる妹アテナのポルノ業界への依存と父エリオットが教祖務めるヒッピー系の新興宗教 ちなみに母親と2人の兄弟(或いは姉妹)は自殺し(アテナ)含め妹2人はヤク中だの売春容疑で刑務所とシャバ行き来する生活 息子チャドが学校で虐められカツアゲされたから虐めっ子改め未成年犯罪者を糞親ごとボコるヴェルコロ刑事が売春婦から聞き出した市政代行官のもう1つの家に忍び込んでる何者かに撃たれるシーンで物語は次回へ 他にも色んな登場人物が伏線バラ撒いてるけど この第2シリーズはDVDか配信映像繰り返して見る事で色々見えて来るドラマらしい


多分映画とは違う事でアピールしたいのかも

❖1話=1時間✕8話編成のドラマでも登場人物4人の背景とその人間関係描いたら幾らやっても話が進まない(笑) ぶっちゃけるとそんなクライムドラマです

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