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麻衣・夏の扉 87年

2019年10/27〜10/28午後タブレット端末にて執筆し脱稿 10/28夕方割込投稿

PV25万突破記念ですが読む人選ぶテーマですので黒猫館の隣に移します。

【 当時"もう1人の亜美の物語(ちなみにアニメの方にも居た筈だけど覚えて無い…誰だっけ?)"としてヒロインの肌色ばかりな艶姿を表紙に売り出された小説でしたが内容がね……ぶっちゃけると"処女厨"や"女の子相手に都合の良い夢見てる童貞様"には色々ドギツいエピソードが展開するから使えません…ナニをと聞くな頼むから。 まあ要するに好きな人と身体の相性が良い相手は必ずしも一致しないとか愛する人に何もかも正直に語る昭和初期の漫画キャラみたいなヒロインなんて存在しない……其れを理解出来ない身勝手極まる俺様キャラは自滅し純真で良い人でしかない幼馴染みの少年(ぜんいのやくたたず)は多分死ぬ迄彼女の苦しみに向き合わない…そんなモヤっとした気分になった物語です。 】


★18禁相当作品を当時未成年だった私が何処で手に入れ読んだかについては黙秘権を行使します。 ちゃんとお小遣い握りしめ本屋で定価で購入致しましたよ。まあこのサイトで不特定多数の投稿者に噛み付いて呪詛返しされてる名前すら書きたくない(なにがし)みたいに自分の狭い価値観を他人に押し付ける阿呆が居なかった時代でしたからね。


☆勿論私も余りに大映ドラマな展開(たぶんしごだなコレ)に多少心へし折れ崩れ落ちた童貞でしたから"黒猫館"と違い敢えなく手放したんですよ……まさか今じゃ6700円ものプレミア価格付いてるとは(汗) もっとも1時期10万円以上の値段が付いた"ガンヘッドのサントラ盤"同様ネットで出回りゃ暴落します。


日本・ヤングアダルト小説

富士見文庫⇒現在は角川書店が出版権所有?

もしかしたら文学作品としての再版は有り得るかもです。

但し写植原稿をデジタルデータに変換するのは其れなりに

手間暇と経費が掛かります。定価420円は今じゃ無理。

著者:倉田悠子(くらた ゆうこ)=稲葉真弓(いなば まゆみ)の別名義作品

イラスト担当:富本起矢⇒現在は真光寺たつや

当時は別段規制無かった…今だとR15作品かな?



 今では物語の内容も曖昧模糊なこの小説を敢えて取り上げたのは、古い物語だから単なるエロラノベだからと置き去りにされ忘れ去られるのは勿体無いと思ったからです。 5年振りに書棚の奥に仕舞ってた"黒猫館"のノベライズ版引っ張り出して以前書いた駄文読み返すと自分の首を絞め落としたくなるので折を見て書き直そうかとネットで色々調べてたら稲葉真弓センセの2014年当時の訃報記事と最近ロリコン文化の元凶の1人だった漫画家=吾妻ひでおセンセが亡くなったニュースを見付けてしまい色々当時の事がフラッシュバックしまして覚えている限りの記憶を書き残しておこうかなと思い立ちました。


ネットの世界で少しでも話題になれば電子書籍化或いは再版に繋がるかなと…………特にヤングアダルト或いはジュブナイルと呼ばれたこの手の物語は消耗品扱い…意識高い系の馬鹿が騒ぎ立てた結果、台詞や内容が出版社に自主検閲されたりするマンガ程ではないにせよモノによっては返本後の裁断処理やら版権や著作権があちこちに移る等、中々残るモノでは有りません。 紫綬褒章(しじゅほうしょう)受賞作家・稲葉真弓と18禁オリジナルビデオアニメくりいむれもんシリーズの初期の作品を物語として楽しめるノベライズを書き上げた謎の女性小説家・倉田悠子が同一人物だと発覚したのは彼女が癌で64年の生涯を閉じてからの事でした……まあ出版業界と稲葉真弓作品愛読者の間では公然の秘密だったみたいですね 文章って書いてる作家の癖が出ますから誤魔化し様が無いのかも。


今回独自解釈…いや色々厄介なこの物語のキャラクターを語り部になんて私じゃ無理(涙)…な物語を再構成するにあたり、一応キャラクター名をネット検索で裏取り確認して、大雑把に記されたあらすじと当時読んだ記憶をフル動員して確かこんな結末だった筈と纏めてますが記憶違いや勘違いも多いかも知れません。もし小説と異なる部分が有るのなら感想欄で指摘頂ければ喜んで修正致します…正直書くと倉田悠子作品は"MAKO・セクシーシンフォニー(平野俊弘・画)"に"サイレントレイク(ねぐらなお画)"や"サマー・ウィンド(AIC)"に"ジュラハンター・ケネス 霊女(シーラ)の誘惑(阿乱霊・画)"も読んだ筈なんだけど全然覚えてないんだよう(T_T)




【 そういや当時は、バイク=不良の代名詞だとかスケバン(笑)なんてUMAレベルな存在になんじゃこりゃ?となったのを覚えています。 一応当時女性だけは16歳=大人の仲間入りだった時代の物語だから色々トンチキだったりするのですよ。物語のヒロインにして語り部の神崎麻衣にしても随分古風な価値観で生きてる典型的な"おぜうさま(故:芦田豊雄命名)"でしたし一応エロ小説でしたから処女喪失のアレやオレ様大学生にレイプされながらも身体は…の場面はドン引きでした。 】


★全年齢閲覧OKにしてるし運営に怒られるから具体的な描写は控えますが「○○○で●●して■■が溢れる」なんて有り得ない(怒)とそっち系の姐さんとベットの中にてシモネタ談義で激論した記憶が……AVなんてファンタジーで御座います。後酒の勢いは怖いです…迂闊に思い出したら○にたくなります。


☆なんだかんだと貶しつつもこの物語覚えていたのは本編文章との落差有りまくりな富本起矢の清純さと淫靡さが同居する写真では絶対出せないアンバランスなヒロインの絵姿でした。ネット検索で閲覧可能ですが自己責任で判断下さい…モヤモヤしても責任取れません。



「結局の所、高木哲という人物は身勝手なひとでなしでした…………。」



 私"倉田悠子"が彼女の初体験から始まる波瀾万丈な恋愛模様の顛末を当事者にして被害者でも有る元クラスメイトから聞かされたのはあの悪名高い大学生・高木哲(たかぎてつ)が自業自得とも言える自損事故により19年の人生を終えた数年後の事だった。 当時絵を描く事が大好きで男性と満足に話す事も出来ない何処までも奥手な美しい少女"神崎麻衣(かんざき まい)"が人生の転機を迎えたのはは16歳の誕生日を終えた夜1987年・初夏の季節だったと言う。想いを寄せる幼馴染"(とおる)"に勇気のたけを絞り告白……ぎごちなくも互いにとって甘い一夜を過ごした彼女が奈落の底へ突き落とされたのは其れから僅か数日後の事、突如決まった音楽の才能を見染められた幼馴染の海外留学直後に巻き起こったのは不仲状態だった両親から知らされた離婚話。


夏休みと言うこともあり彼女と同じ様に其々の複雑な家庭事情を抱えていたり実の兄に思慕している事を悩んでいた2人の親友に会い相談するタイミングを逸したまま独り別荘地で過ごしこれからの人生に悩み続けていた彼女に欲情し凌辱したのはとある理由から身勝手な父親に三行半を告げ血の繋がらない義理の妹"(もえ)"と一緒に古い邸宅を買い付け勝手気儘な自堕落な生活を送っていた"高木哲"である。


「ビデオに撮った映像を公表されたくなければ俺の呼び出しに応じろ。」


学校では"萌"に監視され両親は自分自身の事で手一杯、長距離恋愛中の彼氏(とおる)や親友達や学校の担任にも事の次第を相談出来ず繰り返されるDVと凌辱に悩み苦しむ彼女だったが徐々に追い詰められていったのは(ケダモノ)の方だったらしい……そもそもアレが想いを寄せていたのは様々な医療鑑定の結果、実の血の繋がった妹だと判明した"萌"だった。 妹の代用品でしかない彼女をいたぶる(あに)に嫉妬心を抱いた彼女が一線を越えたのは程無くの事。傷付いた心を癒やし脅迫に応じようとしない彼女に心折られた哲がビデオを焼き捨て妹と関係を持ちその直後に自損事故に見せ掛けた自裁により19年の人生を終えたのは凌辱事件から僅か数ヶ月後の事だったと言う。


兄の葬儀後学校を辞め、母の元に戻るとスケバンを引退し髪を切った萌が同じ男に抱かれた麻衣に託したのは、汚されながらも独り美しく生きる彼女(まい)を哲が描いた肖像画。荷物を運び出し出した邸宅の中庭で其れを火にくべ煙となり空へ登ってゆくのを共に眺めた2人は背中を向け別々の道を歩み始め………あれから二度と会う事は無かったのだと彼女は呟く。両親の離婚を契機に疎遠となったただ優しいだけだった甘い幼馴染との関係は自然消滅……今はそれぞれが別の相手と交際しているのと笑顔を見せる彼女の姿に何となくモヤっとした感情を抱いた私は彼女が何故突然そんな昔話をしてくれたのか今も考え続けている。



何かエロい描写…そもそもそっちの才能皆無だから書けと言われても困る…バッサリ削ったらかなり短い不条理劇になりました。まあその内文庫本手に入れたら運営に怒られない範囲で色々手直ししてゆこうと思います。


ほんじゃま黒猫館の手直し始めますか。









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