東京ゾンビ 05年
現東京都知事の理想社会を描いた問題作(笑)
続編有るそうですが見たく無いです(笑)
【ゾンビ対だめにんげん②日本の格闘技マニアの場合編】
前回に引き続き脱力系ゾンビ映画の話です。
今回はゾンビ=歩く屍者から果てしなく縁遠い日本を舞台にした作品です。
明治以降の日本で歩く死者の怪談話が少ない理由は江戸時代末期に海外、
主にアメリカから様々な病気「梅毒」「狂犬病」「コレラ」等々一気に入って来て大問題となり「火葬」の風習が対策法として定着してしまった事が影響しています。
※アフリカでもアメリカ大陸でも先住民滅亡の原因の1つになってる辺り滅茶苦茶タチが悪いです。
何故か中国と朝鮮では逆に酷い目に遭ってます(笑)
インフルエンザはアジア大陸で今も毎年改良型が猛威を振るってます。
悪名高い「ペスト(黒死病」はインド経由で「梅毒」は南米経由でヨーロッパを地獄に変えました。
火葬以前は木桶に入れてさっさと土葬したり、(日本の幽霊定番な白装束+三角布は江戸時代から)戦国時代なんかは魂の有る場所と思われていた頭だけちゃんと弔って
腐敗しやすい身体は鳥獣に漁られないように人里離れた場所に埋めてしまう事が多かったそうです。
敵対勢力への威嚇を兼ねて皆殺し&野晒しが常識なヨーロッパや中国と違って遺体から発生する各種病原体を「けがれ」として忌避する
実体験を踏まえた古代からの宗教観やどんな悪人でも死んでしまえば「ホトケ様」な死生観、
喰人を「おぞましい事」「浅ましい事」として忌避する感覚
(中国や朝鮮は娯楽でやってますけどね。おぞましい事に未だに。)
人間を物=使い捨てにする「奴隷」の感覚が無かったというのも「ゾンビ」の発想が出て来なかった理由なんじゃないかと思います。
そもそも「九十九神」なんて発想がある邦[くに]ですから寧ろ「生き人形」や「化け猫」の方がおっかないですしね。
※日本は別に奴隷が居なかった訳では無くて農奴や戦争奴隷は江戸時代まで有りました。
ただまあ江戸中期にかけて様々な改革があったのとそれ以前からの萌芽が色々有りましたから(戦国時代の成り上がり等々)身分差も良い意味でグダグダになってます(笑)奴隷宗教の○リ○ト教やユ○ヤ教、戦争宗教の○ス○○教もあまり普及しませんでしたから(笑)
…という訳で、日本でゾンビ映画が撮られる様になったのは身勝手な人間が増えた「バブル時代以降」になります。
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から数十年も後の話です。
尚、この映画で一番怖いのはゾンビでは有りません。
国民全体が「○○う○んじん」化した世界観そのものです。
【消火器工場のアフロとハゲはリアルホモォーなカップルです(笑)】
何かマニアの人には果てしなく評価の低い作品です(笑)
まあ韓国化した日本描かれてもねえ。
原作は駄目人間しか描かない漫画家「花くまゆうさく」この人、何故かエロ本関係の雑誌でしか見たことないのは気のせいでしょうか?
日本の下町にある消火器工場で働く「フジオ(ハゲ:哀川翔)」の唯一の楽しみは最近入社した後輩にして弟子「ミツオ(アフロ:主人公の浅野忠信」と休憩時間や仕事後に行う「レスリング」でした(笑)
※オリンピックのアレというより総合格闘技のアレです。
寝技メインでやってますから何か嫌な腐の香りが漂ってます(笑)
自称末期の「肝臓癌(本人が思い込んでるだけの健康体)」な「フジオ」の夢はいつの日にか寝技の本場「ロシア」に行く事。
ちょっと頭がアレな「ミツオ」は生まれた時からアフロヘアーでみんなからイジメられて育ちました。
強くなる為、毎日格闘技?を教えてくれる「フジオ」は唯一の友達にして師匠です。
ところが二人の仲に嫉妬しレイプしようとした取引先の腐系セールスマンを間違って殺してしまったからさあ大変!
証拠隠滅の為に都内の中心部にある名物不法投棄場所「黒富士」に出かけます。
※この人の作品こんなのばっかりです(笑)面倒くさいから突っ込みませんよ。
ちなみに「腐系」と書きましたが「耽美」は一切有りません(笑)
ゴキブリとかムカデとかの交尾見てしまった気分を味わえますから苦手な人は「早送り」して下さい。私は思わず「スキップ」させました(笑)
そこは生ゴミから要らなくなったジジイまで投棄する日本最大の「ゴミ箱」でした。
変な薬物まで投棄したから突然ゾンビが大発生(笑)
混乱状態の中、偶々スーパーで生理用品泥棒やってる女の子がゾンビに襲われそうになってる光景を目撃した「ミツオ」は格闘技でどうにかしようとして車の外に。
結果的に「女の子」の救出には成功しましたが実は格闘技センスゼロで最弱な「ミツオ」を庇って「フジオ」は「ジジイゾンビ」に噛まれます。
噛まれた「フジオ」はゾンビになる事を拒否し自らの夢「ロシア」行きを「ミツオ」に託し橋の上から飛び降り自殺。
…それから五年が経ちました。
東京は生き延びた人々が壁の中に有る街で生活。
中心部のビルに住む一部の金持ちを除いて大半の貧乏人は壁の側にあるスラム街暮らしです。
助けた女の子と「できちゃった結婚」した「ミツオ」は今日も嫁と娘に蹴り飛ばされながら仕事場へ。
「ミツオ」の仕事はあれ以降に覚えた柔道の技術を活かして、金持ちの前でゾンビと闘う「ゾンビファイター」でした。
寝技にも負けず劣らずな地味な闘いをバカにされる毎日。
ある日対戦相手にどこか懐かしい寝技が得意な「ハゲ」の姿が!
それはゾンビとなった「フジオ」でした。
迷いながらも引導を渡す為「フジオ」と闘う「ミツオ」
その頃「カルピスの原液」を求めて外から壁を破壊した「変態」のせいで街にゾンビが乱入。
東京は最後の日を迎えます。
「ミツオ」と闘う「フジオ」は不思議な気分を味わっていました。
…アレ?俺コイツの事覚えてるぞ?
…というか俺ゾンビになってねえ(笑)
総入れ歯のゾンビに噛まれた「フジオ」は得意な思い込みで自分がゾンビになったと信じてました。
正気に戻った「フジオ」の姿に涙する「ミツオ」
でもいいのか?周りいつの間にかみんなゾンビだぞ!!
果たして二人は東京から脱出出来るのか?
どうでもいいけど嫁と娘の運命は?




