エンダーのゲーム 13年
2014年5/27投稿 2020年10/3改稿開始〜
【機動戦士ガンダムSEEDのコーディネーターに今の劇場版を含めた新世紀エヴァンゲリオンのアレなお約束 果てはマクロス・フロンティアにおけるバジュラとの生存競争やとうとう人間すら辞めた成れの果て ヒディアーズやクジライカが登場する翠星のガルガンティアの元ネタにもなった作品で ダーウィンの本意を欧米人が勝手に自分達に都合良く捻じ曲げた弱肉強食理論とか1神教の選民思想が見え隠れするディストピアSFシリーズの第1弾……但し続きは永遠に出ないと断言しときます。 本来ならテレビシリーズでゆっくり時間掛けてやるべき物語なんですが……色々端折りましたからついて行けないです。】
★意識高い系な阿呆は此れを欧米人の合理主義の賜物だと絶賛しビジネス本として紹介してるらしいですが……中共化してるだけじゃねーか(╯°□°)╯
☆個人端末やSNS登場以前にその手のシステムを悪用し権力を掌握する悪党 子供の身体に管理用のナノチップ埋め込んで健康状態や個人の思想信条を監視し、不良品は物理的に間引く ディズニーが描く理想社会を描いてますが、そんな社会は滅びた方がマシだと思います。
原題:ENDER'S GAME
エンダー=終わらせる者或いは打ち止め
アメリカ劇場公開作品
同年 日本劇場公開
原作:オースン・スコット・カード
1977年 短編読み切り⇒1985年長編化
以降シリーズ14冊+続刊予定
翻訳版は1988年 ハヤカワSF文庫より
映画化に伴い新約版が2013年上下巻に分冊出版
但し消費税導入⇒度重なる増税に伴い始まった官製出版不況で
シリーズは7作目シャドウ・パペッツ以降翻訳版は出ておらず
ほぼ廃版扱い
1985年(短編ダイジェスト版は1977年)から続いている「エンダーシリーズ」の1作目とスラム育ちな影の主人公「ビーン」の視点から1作目を描いた「エンダーズ・シャドゥ」の2作品を掛け合わせた物語になります。
原作は通算第15作目が準備中。
本作の主人公「アンドリュー・エンダー・ヴィッキン」の戦いは3000年続きました。
現在はその子孫達の物語です(長いシリーズですから過去編の形でちょくちょく再登場してますよ)
15歳未満の子供達が観れる様に制作した作品ですから可能な限り「残虐シーン」を削って有ります。
実際の所、この手の検閲は「ディズニー」の名前を悪用した単なる逃げ口上ですけどね。
良い作品は別に残虐描写にこだわらなくとも後々まで残ります。
この手の子供を道具扱いする悪趣味作品の中では割と健闘した作品ですよ。
特に「面子」と「責任」を勘違いしたある候補生の最後やDVDに映像特典として残した「リーダー」の責任を描いたカットシーンは観る価値高いですよ。
かなりの長編小説ですから物語も随分削られました。
確か原作の大半は訓練シーンでしたから仕方ないか。
兄の「ピーター」と姉の「ヴァレンタイン」の果てしなく重たい愛情表現も軽めに抑えてあります。
映画では単なる粗暴な兄ですけど実は弟の為なら本当に手段を選ばない「ヤンデレ」な人なんですよ。実は二人共。
DVD観て「子供向けじゃん(怒)」と思った人は黙って原作版をお勧めします
…原作通り描いたら色々ヤバいんだよ(笑)
悪名高い「スターシップ・トルーパーズ」の中学生指揮官バージョンになっちゃうし。
※「ロバートAハインライン」の原作読んだり又は日本で制作されたアニメ版観た人には周知の話ですがPバーホーベン監督の映画版「宇宙の戦士」は設定の1部分だけ使った
「変態版」です(笑)
実はあの監督「エンダーのゲーム」を撮りたかったそうですが多数のオリジナル残虐描写を追加した脚本読んだ原作者のOKもらえなかったから、割と大ざっぱでお人好しな「ハインライン」騙くらかしてあの映画撮影しました(笑)
原作の「バグス」は「クモ型宇宙人」でモデルは「硫黄島の旧大日本帝国陸軍」だったりします。
「パワードスーツ」が産まれた作品です
デザイナーは後に「ガンダム」描いた「大河原邦夫」様起用
「エンダーのゲーム」も「宇宙の戦士」も後の作品に影響を与えています。
役立たずの大人達。
子供達の軍隊導入。
悪趣味な世界観は結局「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」等日本のアニメやライトノベルに様々なアイデアを提供しました。
最近DVDの販売&レンタルが始まった作品ですから詳しいあらすじは自主検閲しますが1つだけネタばれさせて下さい。
クライマックスのあのシーン。
戦闘機自体は全て無人操縦ですが、戦闘艦艇は有人で動いています。
続編でその事実を知った主人公達は遺族の恨みや怒りに振り回される事になりました。




