歌舞伎町セブン 10年
2023年5/11〜5/12タブレット端末にて執筆し脱稿 同日新規割り込み投稿
歌舞伎町ダムド読んでて我慢出来なかったから本屋回って買って来ました…… でも"ハング"は見付からなかった(涙) ブックオフ回ります
【 弱者を受け入れる街で有りながら同時に弱者を喰い物にする輩が集う街でも有る魔界都市新宿・歌舞伎町 令和5年4月14日に東急歌舞伎町タワーなる巨大アミューズメントビルが誕生してもその足元ではトー横キッズと呼ばれる家出少年少女がたむろし彼等を屑呼ばわりし搾取しようと湧いてくる有象無象が要らぬトラブル引き起こす…… その昔菊地秀行先生のマンサーチャーシリーズとか魔界医師メフィストのシリーズ愛読してた私は終生近寄よろうとは思わないけどやっぱり自警団は必要だよなと思いつつ 勿論ベースは必殺仕事人のアレです 】
★この物語はあくまでもフィクションですが 怪しい店云々とか日本有数の危険地帯なのは確かかな でも多分最悪は大阪のあいりん地区だけど
日本 ミステリー文学小説
誉田哲也 著
歌舞伎町セブン シリーズ第1作目
2010年 中央公論新社 刊
2013年 中公文庫化
令和5年5月12日 地方であれ関東&関西の首都圏であれ 御花畑も甚だしい現状認識能力皆無なアホウがぶち上げる箱物や地域活性化企画は幾ら大枚叩こうが大概失敗するものです NETニュースでは自称NPO法人による高知県土佐市のカフェ乗っ取り案件が絶賛炎上中ですが 今の所は公金チューチューやってる地元でも評判悪いNGO団体の手先と化した市役所に性的接待やコネ雇用拒否して追い出されようとしてる移住者側の情報しか流れてないので当面は様子見 その代わりと言っちゃ何だけど既にきな臭い雰囲気が思いっ切り漂い傍から見てると大爆笑な東急歌舞伎町タワーのネタで前振りを 私が此処に世界中の観光客を受け入れる24時間営業のフードコートとか日本の祭りイメージしたライブ設備とか映画館をと聞いた時…… その昔少しだけ関わりグランドオープン後にいろんな意味で地獄見た "大阪フェスティバルゲート(1997年〜2007年)" の悪夢再びなイメージ抱いたんだよな なお小見出しにも書いた通り私の昔の愛読書はエログロ要素満載だった何でもちょん切るピアノ線使う煎餅屋が副業で人探しやってる秋せつらのあのシリーズだし 頼まれても近寄りたくないのが新宿であり歌舞伎町です(笑)
昨日も早朝に千葉県房総半島を中心とした震度5の地震 夕方には東横線に落雷落ちて列車が動かない等 もう真顔で呪われてるのかと聞きたくなるぐらいの偶然の天災が続くし テナントビル自体も地下に風俗店や水商売のスカウトマンがうろついてたり 都知事御自慢のLGBTQに配慮したトイレとやらが既にパパ活のラブボ代わりとなってるなんてニュース聞いてると尚更ね テナント占拠し酒盛りやってるホームレスとか隙あらば備品盗んだり店内で新興宗教の勧誘やってるアホウを追い出そうと悪戦苦闘した悪夢がフラッシュバックするのは何故だろう 結局フェスティバルゲートも何処もかしこも警備員置いたけど多勢に無勢だったしなぁ そもそも建物周りの環境が本当に最悪だったから未成年者のバイト雇えず私等も早々に店畳んだし 東急歌舞伎町タワーもそのうち家出未成年者の違法宿泊施設なスラムに成り果てるんじゃないのかなと
エロと酒にギャンブルに関しては 犯罪者の人権擁護だのトラブル起きてからしか対処出来なかったりと色々雁字搦めになってる官憲程度じゃ制御不能 まんまラスベガスか江戸時代の吉原の様に異界として囲い込み国の暗部による最悪密かな殺処分に暴力含む実力行使伴う独自ルールが必須 此れは酔客や無敵の人に限らず地道な商売やってるのが馬鹿らしくなる程金が動くから阿漕な商売やって歓楽街の評判地に落とす屑や 誘蛾灯に誘われフラフラやって来る居場所が無い又は自ら居場所を無くしてしまった半端者のセーフティーシステムも何とかしなきゃとなるから下手な街作りよりも難しい 石川英輔先生が自作 "プロジェクト・ゼロ 88年" で提示した様に ある種の肉体労働者=AI搭載なセクサロイドを実用化させないと惨劇もトラブルも防ぎきれないのは日頃のニュース見ててもお分かりでしょう?
【 平成22年=2010年 史実においてこの年は後の令和4年から5年に掛けて本州全域でほぼ同時多発的に発生した独り暮らしの老人が住む家や繁華街の金券ショップ等を狙った強盗団の元締めとなる関東連合と言う暴走族崩れの半グレ団体が指定暴力団の劣化版として歌舞伎町で暴力事件や縄張り争いやってた時代 ちなみに私はリーマンやってた頃なんでそもそも足伸ばすどころか人混み苦手だから近寄る気すらしない新宿の未来なんて心底どうでも良かったけど灰皿テキーラで悪名馳せた市川海老蔵は心底屑だと思ってました 野郎の名声さらに落としたのは翌年の東日本大震災における原発パニックでしたけどね 】
★ちなみに今作の元ネタな火災事件のモデルは2001年の歌舞伎町風俗店雑居ビル火災 確か非常口に色々押し込んでて逃げられず44名が亡くなってます
12月8日 多くの死者と逮捕者出した歌舞伎町封鎖事件から6年 街の再開発を巡る路線案が遅々として進まない会合に内心うんざり気味の一丁目会長 高山和義 亡くなった都議会議員の夫 河合彰久の後を継ぐ形で区長に就任し都議会議員を目指す理想主義者な三田静江 同商店街振興協力会の斎藤吉郎委員 再開発そのものがそもそも気に食わない高山の意見は端から噛み合わない 離れた土地で暮らす地権者を何らかの手段で抱き込み土地建物の権利買い続ける続ける円勇社・岩谷の暗躍 単なる好奇心と怖いもの見たさから此処を出入りしているとしか思えないフリーライター上岡伸介 深夜独り帰途につく老人をバンで拉致する男達 遺体で発見された高山は検死の結果、急性心不全で処理された。
此れは断じて自然死なんかじゃ無い 最初に動き出したのは深川の派出所勤務の警察官 小川幸彦巡査部長 高山会長の検死結果は14年前に歌舞伎町再開発に関わり不可解な変死を遂げた彼の父で当時新宿区長の小川忠典と全く同じ 新宿署強行班に駆け込み捜査継続を訴える小川をけんもほろろに追い返そうとする篠塚警部補を押し留めたのは東弘樹警部補 事件を追う上岡と小川は偶然の出会いから手を組み東警部補も単独で動き出す 13年前のテナントビル火災で最愛の妻[マキコ]と多くの同僚を失い自身も全身大火傷 8年ものリハビリと整形により全くの別人となり バー・エポの雇われマスターとして再出発を果たした元歌舞伎町セブンの処刑人 欠伸の[リュウ]こと陣内陽一 彼が此処に住み続ける理由は偶然惨劇を免れた元締めで恩人でもある斎藤に託した娘 杏奈を見守る為でもある リカーショップを経営する杏奈と偶に飯を食ったり元締め加わり3人で親子の様な関係築き上げかれこれ5年
元同僚で暴力団組長の市村光雄に高山会長暗殺の疑い掛けられた事で始まるトラブルの連鎖 街の空洞化進める円勇社の内定進める斎藤は高山会長の変死を契機に捜査官であり裁判官兼処刑人の歌舞伎町セブン再結成を進めていた 新メンバーとして加わったのはとある理由から刑事を辞め闇の世界に潜伏する……詳細は前作 "ハング 09年" に書かれてるらしいけど未読なので勘弁をな[ジロウ] 同じく "ジウ・シリーズ"で"カンヌ"と共にWヒロインやってたけど今は死んだ事になってる[ミサキ] 依頼人に決して正体をバラしてはならないと言う自身の最後の手抜かりから 妻[マキコ]と同僚の[ユタカ][ロク][キョウ][マサ]みならずテナントビルの顔見知りな従業員40名以上を死なせてしまった罪悪感から頑なに現役復帰を拒否する陣内だったが 偶然[リュウ]の生存を知り彼を今度こそ抹殺しようと企む元依頼人は斎藤を拉致し殺害 今度は主人公の潜伏先を知っているかも知れない杏奈を狙った事で主人公を追い詰める 14年前、大陸系マフィアと手を組み河合議員を事故死に見せ掛け殺害した小川区長を心筋梗塞に見せ掛け暗殺したのは[リュウ]だった 杏奈の身を心配し偶然事件の渦中に飛びこんだ小川巡査部長と上岡をメンバーに加え杏奈を元締めに再結成を果たす歌舞伎町セブン
最初の獲物は元依頼人に買収され[リュウ]の口封じに加担した死んだ筈の[キョウ]と[マサ] 最後の標的であり歌舞伎町を滅ぼそうと企む元依頼人の正体は今は陣内陽一と名乗る主人公の肉親 『 奪われたら奪い返す…… そんな事を繰り返したってまたいつか奪い返される 中略 いい年をしてそんなことも分からないのか 』 何かを得たかったらまず与えろ 父は端から居らず街娼で文字通り屑な母親とただ生き延びる為に中学生の頃から教師や同級生に先輩後輩相手に身体売ってた姉に育てられ棄てられた壮絶な過去を持つ主人公を野垂れ死にから救い上げたのは先代の仕置き人欠伸のリュウ 再び二代目の名を背負い現役復帰を果たした主人公は自らが招いた失態と今度こそ決別を果たすため自身の姉だったモノに手を掛けた 色々有って事件の真相大凡見抜いていながらも敢えて主人公達を見逃す東警部補
そして物語は今作から6年前に起きた歌舞伎町封鎖事件を生き延びたテロ組織・新世界秩序に纏わる新たな謀略と其れに立ち向かう歌舞伎町セブンや東警部補達のエピソード "歌舞伎町ダムド" へ なるべくネタバレ避けたけど今回はこんな感じで締めとさせていただきます。




