刑事コロンボ 13の事件簿/黒衣のリハーサル 10年
2022年8/22〜8/24夕方 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿
【 本当の事件解決とは犠牲者の存在が明らかとなり 犯人が何故、被害者を手に掛けなければならなかったのか視聴者或いは読者の前で情報開示され捕まる事で漸く完結するモノでなければならない 1968年から始まり1978年に放映された69話目の事件で取り敢えずの最終回 だけどいつかスペシャル版とかテレビが駄目なら舞台劇で演れれば良いねとシリーズ原作者の生き残りウィリアム・リンクと晩年のピーター・フォークが悪巧み 携帯電話に悩まされ90年代頃からかなりヒステリックになった嫌煙運動にしかめっ面となるコロンボ警部を描いてみた短編集 】
★基本放映時間30分以内目安にしてるのは2本立てで1時間のドラマ枠目指したから 新規のお客様のみならずテレビシリーズの再放送見てる付き合い長い常連様もニヤッとする仕掛け入ってるとか
アメリカ ミステリー小説短編集
原題:THE COLUMBO COLLECTION
コロンボ・コレクション
ウィリアム・リンク著 町田暁雄 訳
翻訳版は2013年 論創社にて出版
❖刑事コロンボ・シリーズはリチャード・レヴィンソン(87年没)との共同執筆
ウィリアム氏自身は2020年に人生終えました 享年87歳
令和4年8月23日 残暑御見舞申し上げますと書きたい所だけどサマーシーズン終えたのは蝉だけだった 沖縄は朝から31度越え 暑がりだけど冷房駄目な私以外は、猫も家族もクーラーの有る部屋から出て来ません 1昨年にテレビ買い換えついでにBS導入 毎週土曜日午後、楽しみにしてる番組が日本語吹替版のデジタル・リマスターされた刑事コロンボ(小池朝雄さん/石田太郎さん/寺岡光盛さん他) どうも妹によるとこの時間帯はエルキュール・ポアロの吹替版と互い違いに再放送繰り返してるそうですがいい加減○流ドラマには閉口してるので こんな感じでゆるゆると海外ドラマ楽しめるのは有難い
後年まんまこのスタイルを引用した古畑任三郎もそうだけど、最初から犯人が分かっているこの物語が何故面白いのか 此れまでそう深くは考え無かったのですが この間の15歳の少女が単なる思い付きで仕出かした親子殺害未遂事件や東京オリンピックに纏わる電通元専務が絡んだ汚職事件の報道を各種媒体で閲覧しててふと考えたのが容疑者が何故その1線を踏み越えるに至ったのかとという細やかな疑念 勿論実際の犯罪行為は大概が衝動的なモノだし 場合によっては容疑者として捕まった当の張本人が、何をどう考え悩んだ末に犯行に及んだのかなんて全く覚えていなかったり裁判に置いても動機云々は必ずしも量刑に影響及ぼす事にはならないのだけれど 悪趣味と陰口叩かれようが好奇心に駆られるままその事件を再現ドラマやノンフィクション小説等で追い掛けてしまうのは何故そうなったと言う素朴な疑念を自分なりに理解したいという悪癖めいたモノ
偶々図書館で見付けダンまちと共にレンタル 読んでて感じたのが犯人サイドがコロンボ警部との遣り取りで諦念、恐怖、怒り、焦りを感じながらもトリックや偽証を見破られ追い詰められたのにも関わらず何処となく捕まってホッとしている姿 犯罪行為が発覚しないと言う事は、実は殺してしまった段階で既に終わっている事件が終わらないままで居る違和感を解消する事でも有るのかなと 尚、本書は 何れまた現れるかも知れない4代目のコロンボ警部の為に書き下ろされた物語 3代目演じ原作者と二人三脚でそのスタイルを確立した名優ピーター・フォークさん以前にも テレビの生放送でコロンボ演じたバード・フリードさん スタジオが長期ストライキに入ったから半年限定の舞台劇でコロンボ演じたトーマス・ミッチェルさんなんて役者さんのエピソードは本書で初めて知りました 調べてみるとどうも2代目まではその捜査スタイルがまんま古畑任三郎みたいだったから苦笑する事に
■1話:緋色の判決 The Criminal Criminal Attorney
救いようの無いボウヤだ……弁護士を志し刑事裁判で連戦連勝を続けてきたサンフォード・バックマンを激怒させたのは暴力的なレイプ事件を何度も繰り返して来たイタリアンマフィア当主のドラ息子ケニー・サンドロの世の中舐めきったトドメの1言 無罪判決を受け釈放 事務所の周りを怒りに震える大勢のマスコミと市民団体が取り囲む中起きた密室殺人 状況証拠は明らかにバックマン弁護士に不利な状況だったが幾ら何でも自分のオフィスで依頼人を殺害するだろうか?
勿論衝動的に殺したのは読者だけは知ってるけど捜査に介入し妨害してくるのは被害者の父親 被害者がどんな人物だったかほじくり返してみても浮かび上がるのはその救いようの無い屑っぷり 報道機関のビデオカメラや写真から見出す突破口を糸口に遂に弁護士を追い詰めるがもの凄くタバコが吸いたくなる事件だったとぼやくコロンボに苦笑するバックマン 罪は認めたけど戦いは此れからだ 何せバックマンはどんな凶悪犯罪者に掛けられた容疑も巧みな弁舌で無罪にしてきた男だし……となるエピソード 甥っ子にお金出すからファッション・コーディネートさせろと迫られるコロンボに失笑するバックマンが楽しかったりする1本目
■2話:失われた命 Grief
日本のみならず半世紀以上前から自動車社会のアメリカで問題となっている高齢者ドライバーによる当て逃げや轢き逃げ事故 ついでに書いとくとロサンゼルスの光化学スモッグは未だ解決のメドが立って居らず人間のみならず多くのペットが犠牲になっている。 本来、殺人課所属で御門違いにも程が有るコロンボ警部が担ぎ出されたのは 轢き逃げ事故の被害者がビバリーヒルズ在住の元内科医で地元の名士で有る事と 莫大な遺産を相続するその妹メアリー・トムリンスンが故人は暗殺されたと訴えた事による
容疑者は即座に判明するが、エルム街の老人フェリックス・ヤンガーは何故顔見知り程度の関係だった被害者を殺したのか動機が分からない 捜査の過程で明らかになる被害者がヤンガー老人の愛犬を轢き逃げした事実 だが御年70越えの被害者は免許は持っているものの重度の白内障で車の運転なんか出来る筈が無い ヤンガー老人の生き甲斐を無免許運転で轢き殺したのはメアリーだった。 トムリンスン邸をヤンガー老人を連れ訪問し誤解による復讐劇が招いた顛末を語るコロンボ警部 彼の愛犬も肺を病み数日前に息を引き取った事が明かされる
以外な見せ場がコロンボ警部が愛用するスマートフォン 物語の舞台は21世紀 ビバリーヒルズやエルム街が老人ばかりとなった頃
■3話:ラモント大尉の撤退 A Dish Best Served Cold
2003年から2011年まで延々続いたイラク戦争 戦闘中に錯乱状態となり部下を見捨て逃亡するも心神喪失を理由に予備役編入のみで済んだローレンス・ラモント大尉を殺害 拳銃使った自殺に偽装したのはその戦闘で3人の部下を失い自身と盟友を不具にされた過去を持つマニュエル"マニー"・パス元軍曹 現場はロサンゼルス国際空港近くの豪邸 飛行機嫌いのコロンボ警部を閉口させる旅客機の轟音 第1発見者で通報してきた被害者の姪スティシーとのジョーク交じりな遣り取りと遺留品から即座に浮かび上がる殺人事件の証拠
マニーはあまりにも手際が良すぎた 映画やテレビドラマから殺害計画を考え付いた容疑者を巧みに追い詰めるコロンボ警部 その人当たりの良さそうな会話術と冴えない外見にまんまと油断した容疑者のポカで終わる軽い物語 なおイラク戦争における米軍の犠牲者は役4500名程度だが負傷し不具となり何のケアも無いままま軍を放り出された兵士の数は3万2000名を越える PTSDを原因とする自殺に精神に傷負った事によるホームレス化についてはそもそも統計すら残されていない。
■4話:運命の銃弾 Ricochet
読んでて連想したのが令和4年7月8日に起きた安倍元総理暗殺事件 未だ犯行動機が不明な無敵の人=山上徹也容疑者が撃った弾は跳弾してたから下手すると多数の群衆が巻き添えになる可能性有りました アレがやらかしたテロを義挙だと言い放つ特亜三国+半島生物 国葬に反対する売国論者は皆○んでしまえと本気で願います 前振りは此処までにして本編へ
20年前にロサンゼルスの遊園地に遊説に訪れた大統領を暗殺しようと拳銃発砲 誤って無辜の民間人女性テリー・タウンゼントを殺害し 先日懲役を終え釈放されたばかりのケネス・ハマーシールドが因縁の遊園地で大勢の群集が行き交う中、射殺された 容疑者でテリーの元婚約者テイラー・ラッシュを追い詰めるためアル・デンプシー警部が応援を要請したのは犯人を必ず生きて捕らえるコロンボ警部 数十年振りの苦手な飛行機を三杯のウイスキーで寝てやり過ごしマンハッタンへ 実は生まれも育ちもニューヨークだったコロンボは早速容疑者と対峙
婚約者を失い20年……3度の結婚と離婚を繰り返した容疑者のお仕事はぶっちゃけヒモ もうすぐ結婚予定の婚約者アレックス・フェアチャイルドが語るアリバイが崩せない 容疑者はもう1人愛人兼支援者が居た 元ウェイトレスのシンディ・フォルトゥナートをつつき明らかとなる兇器の拳銃 容疑者が飛行機を使わずニューヨークとロサンゼルスを行き来出来た以外な理由 端から捕まる覚悟が出来ていたテイラーとのしんみりした遣り取りに滞在中世話になった陽気なバーテンダーとの会話シーンで物語は幕を下ろす。
■5話:父性の刃 Scout's Honor
子離れ出来ない母親の話は矢鱈とドラマになるけど子離れ出来ない父親の話は何か気持ち悪さが倍増しになるから中々映像化されません(苦笑) 今回のエピソードはふしだらな女子大生ナンシー・クックは息子ニールの嫁に相応しくないと端から決め付け彼女を言葉巧みに森に誘い込み刺殺するキモい父親アーサー・マルヴァンの犯行シーンから 埋めて簡単には見付からない筈の被害者を発見したのは犯行現場をキャンプ地に選んだボーイスカウトの親と子供達
コロンボ警部率いる殺人課は隣州の刑務所を脱獄した囚人の行方追いながら死体遺棄した容疑者を追い詰める修羅場進行でヘロヘロ状態 容疑者として捜査線上に浮かんだのは婚約者ニール・マルヴァン 本当の犯人で有るアーサーが庇えばかばう程、包囲網はその息子へと向かい続けるが勿論其れは捜査を尽く妨害するアーサーを追い詰めるための罠だった
■6話:最後の一撃 Sucker Punch
敗者には何もくれてやるな 試合に負け惨めな気分味わったのみならず愛する女房も対戦相手に寝取られた プロボクサーのエディ・グラッソはロードワークの時間にチャック・ウォッシュバーンとスパーリングパートナーのビリー・ヘンダーソンに拳銃を向け発砲 ウォッシュバーンは即死しヘンダーソンは瀕死の状態で救命病棟に運び込まれる 犯行現場はロサンゼルスから遥かに離れたサンタクララのど田舎 車を使わず走って殺害現場に向かったからそう簡単には捜査が及ぶ筈は無い でも相手があまりにも悪すぎた ボクシングが大好きなコロンボ警部がエディの前に現れる 消えた兇器を巡る駆け引きとヘンダーソンを手に掛け口封じを成し遂げる容疑者 例によって盲点となったのは精神的に追い詰められた時、エディが思わず手を伸ばす煙草の吸殻 此処まで延々6話に渡り葉巻き吸えなくてしょんぼりしてるコロンボ警部 漸く次話で火が付けられますが勿論吸えません。
■7話:黒衣のリハーサル The Blackest Mail
物語の中では決して明かされない暗い過去(聖林だし多分ポルノ関連)をネタに脅迫され続けてる新進気鋭の人気女優キャシー・コールは悩んだ末に脅迫者で俳優志望者レイ・マトスをストーカーに仕立て上げ正当防衛を装い射殺 捜査の指揮を取るコロンボ警部もキャシーに同情的で漸く表舞台で戻れると希望を抱いた矢先、新たに現れる新しい脅迫者ピグノッティ 何とか証拠を残さず2人目の脅迫者を殺害したものの 慎重に捜査を続けていたコロンボ警部に追い詰められる 翻訳版の表題にもなってるエピソードだけどさらっと纏めさせて下さいな
ノートパソコンに監視カメラハッキングし映画スターを脅迫するパパラッチの下劣振りにドン引きするエピソード そりゃあ何もかもCG処理した作品増える訳だ なおコロンボ警部の憧れの映画俳優は "夜の大捜査線でティッブス警部補演ってるシドニー・ポワティエ氏" 馴染みの床屋で偶然出食わしたものの緊張してしまいサイン貰うのうっかり忘れたそうな。
■8話:禁断の賭け The Gun That Wasn't
現場はロス市警と目と鼻の先な住宅街ウェストレイク 自宅で殺されていたのはギャング・麻薬捜査課の遣り手刑事チャーリー・ビヴァンズ 当初はマフィアによる報復殺人だと思われていたその事件だったが捜査を指揮するコロンボ警部が容疑者としてマークしたのは被害者の同僚で第1発見者のメイソン・キンケイド刑事だった。 殺人課の若手刑事マルティネスとカーステァーズの捜査に口を挟むハウランド本部長を軽くいなしつつ続けられた内部監査で浮かび上がるメイソンへの疑念
市警の中でも昇進争うライバル関係にあったメイソンが堕ちた理由はギャンブル依存症 だが肝心要の兇器は何処に 通報時容疑者は拳銃を携帯していなかったし 後日彼の拳銃を検査しても発射跡は見付からないし日頃から射撃訓練は欠かしてないから衣服や手に硝煙が残るのは当り前な容疑者をどう追い詰める 突破口となったのは2人の部下と巡回中のパトロール警官 警部の手口を知り尽くしていたのにまんまと罠に嵌まるメイソンの憎まれ口で終わるエピソード
■9話:暗殺者のレクイエム Requiem for a Hitman
夫ヴィクター・コープランド判事を暗殺するため妻アリソンが雇い入れたのはNY出身の殺し屋ロイ・プロチェク 疑い深い彼女は多額の報酬受け取り契約通りヴィクターを暗殺した殺し屋を手に掛け完全犯罪を企むが もしもの時の保険を受け取った殺し屋の妹アンナの脅迫受け今度は彼女を殺害 此れで判事事務所に届けられる郵便小包をこっそり隠蔽すれば完全犯罪が成立する筈だったが殺されたアンナが掛けていた最後の保険はコロンボ警部 まんまと現場押さえられたアリソンはまともな判事が正しい裁判を行ってくれる事をひたすら祈るしかない
でも多分無理だな何せ彼女は3人も殺してしまったのだから
■10話:眠りの中の囁き Trance
毎年恒例ロス市警のチャリティーイベント ゲストはイケメンで凄腕の催眠術師マーク・ウィットフィールドによる特別ショー カミさんが別のイベント出演で調整付かず姪のジュリアとパーティーに参加 部下のパドリーゼ巡査部長とアーニー・マクミラン巡査部長がまんまと催眠術に掛かり振り回される光景を姪と共に楽しんだコロンボ警部は自宅に戻る直前、殺人事件の通報受け現場に立ち寄る事になる ノースリンヴッドの被害者宅で絞殺死体で見付かったのは催眠術師と別居し離婚調停中の妻アイリーン・ルイーズ・ウィットフィールド トランス状態で被害者宅に辿り着き変り果てた彼女を発見したのはアーニー・マクミラン巡査部長だった
当初は全く接点の無い被害者と遺体発見者 検査の結果アーニーに掛けられたアイリーン殺害容疑は早々に晴れたものの 何故催眠状態に掛かったままで巡査部長が被害者宅へ送り込まれたのか理由が分からない 後日判明したのはアーニーが娘の為に手を出した非合法なアルバイト アイリーンはアーニーのビジネスパートナーでもあった コロンボ警部に掛けられた妻殺害容疑をのらりくらりと躱す催眠術師だったが 物理的な証拠=指紋は殺人現場にしっかりと残っていてマークは敢え無く御用となる
■11話:歪んだ調性 Murder Allegro
土曜日深夜、日系ホテル瀧で起きた殺人事件 被害者は世界的に有名なアレグロ弦楽四重奏団のヴァイオリニスト森崎エレイン 死因は絞殺によるものだったがパガーノ巡査部長によると彼女を絞め殺すのは物理的に不可能 並の格闘家なら瞬殺する極真空手の有段者だったらしい……とまぁ前振りはこんな感じだけど空手云々等トリックについては原作者の詰めが色々甘い強引なオチなので出来れば本編読んで失笑して欲しいのだけど 物語の目玉は行く先々で履物脱いで上がれと言われ 汚れたセンス無い靴下を見られたりボロボロで微妙に臭い靴をコンシェルジュに預けるのを異様に嫌がるコロンボ警部のへっぽこ振り
ちなみに犯人は被害者と離婚調停中の夫 森崎アーサーと公式には不仲という事になってる弟の森崎ニール 見た目の説明描写からして明らかに荒事に不慣れなモヤシ兄弟が どうやって魔王を絞め殺したのかは明らかにされてません 実はゴムの様に伸びるのかな?
■12話:写真の告発 Photo Finish
最近You Tubeで自意識高めなツイフェミさんの頓珍漢にも程が有る言い掛かりを嘲笑う動画見てて思うのは内外問わず自分がお姫様だと勘違いしてる救えないオバちゃん達に抱く嫌悪感 本作のラストエピソードは愛は無償で他人から奉仕されなければならないと喚き散らす典型的な阿呆=アイリス・ブラックマー社長夫人の転落劇 その日届いたスピード違反の召喚状 写真に写っていたのは釣った魚には餌やらないヒロインちゃんの変わりに夫スコットを心身共に支えてる赤毛の社長秘書ルシンダ・ブレナーとイチャイチャしてる夫の姿
泥棒猫のお手付きは要らないと強盗殺人か痴情の縺れに見せ掛け夫を処刑 後日偶々砂浜に隠した兇器を見付けた隣人デール・ローゼンを口封じに殺害 後はチャンス伺い泥棒猫を処刑するだけ 端から冴えない姿晒しまくるコロンボ警部をグズでマヌケだと心底軽蔑し挑発しまくるヒロインちゃんを追い詰めたのは うっかりスピード違反やらかし 証拠写真付きで投函された車両管理局からの召喚状
■13話:まちがえたコロンボ Columbo's Mistake
アメリカ本国では豪華限定版のみにオマケで付けた書き下ろし短編 第1級殺人で有罪判決受けた元マフィア=マイク・マルドが収監され僅か10年で釈放されたのは殴り殺して海へ捨てた筈の詐欺師レイ・マグリーヴィが記憶喪失の状態で生還していた事が判明してから マイク曰く汚い引掛けで俺を有罪に追い込んだコロンボ警部に今度こそ屈辱を与えてやる トリックを使い今度こそコロンボ警部の目の前でレイを焼身自殺に見せ掛け殺害 溜飲を下げる事が出来たとイキる阿呆を追い詰めたのは 何処までも証拠探し食い下がるコロンボ警部の執念だった




