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名探偵登場 76年

2022年1/20〜1/21タブレット端末にて執筆&脱稿 新規割り込み投稿

小ネタ満載なコメディですが此処に置いときます

【 ただでさえも悲惨で数奇な自分の人生切り売りし小説書いてたら ふと気が付けば荒唐無稽なフィクションが書けなくなってしまった太宰治か中島らもみたいな人生送る駄目オヤジ=トルーマン・ガルシア・カポーティが友人で今作原作者にしてプロデューサーなニール・サイモン監督と共に名だたる俳優&女優達と組んで演じて見せた一世一代の悪ふざけ 惜しむらくは小池朝雄さんとか羽佐間道夫さん等が担当した日本語吹替版で見たかった。 小ネタ笑おうにも字幕見ながらになるから1クッションズレるのよ 】


★続編含め原題もかなり皮肉めいたタイトル 名探偵シャーロック・ホームズとワトソン医師が最後に何もかもひっくり返す限定公開版は永久封印となりました


☆当初はオーソン・ウェルズが大富豪役だったそうですが彼がカポーティを推薦 ややこしい裏事情は亡くなってから知ったとか


原題:MURDER BY DEATH

多分 "殺人事件が死にました" かな

アメリカ 劇場公開作品

同年 日本劇場公開

原作はニール・サイモン執筆による戯曲 Murder by Death 1976年

翻訳版は同年 三笠書房より 名探偵登場 のタイトルで出版


 令和4年1月20日 先週辺りから例のオミクロン株対策とやらで在沖アメリカ軍はほぼ外出自粛状態ですが……軍属とその子弟は例年通り 暑いからとマスクも付けず半袖短パン姿で観光地をウロウロ(笑) 地元の私等はダッシュで距離置いてますが学校も分散出校になったからDQNが野放し 月イチの飲み会で顔合わせる度にアホな生徒に関する愚痴零す現役高校教師の懸念はやっぱり大当たり なんつーかワクチン接種受けたからマスク付けたり三密やっても大丈夫だよなとアチラコチラで騒いでた馬鹿が元凶で周囲の人々の感染続いてます。 ついでにちょっとした不祥事と言うか報告ミス発覚したんで沖縄の感染者数は900人程増える事になりました 検査会社が大阪府に有るからとあっちでカウントするのは不味いわな 私は今の所大丈夫な様ですが疾患有るから感染したら多分人生強制終了 とにかく慎重にサバイバル中です。


今回紹介するのは変わり種なこんな物語 私がこの映画見たのは確か小学生だった頃 Wikipedia検索してみると初回テレビ放映は1981年 リアルタイムで見たかどうかはかなりあやふや 恐らく続編の再登場も含め何度目かの再放送時だったんじゃ無いかな そもそも元ネタのハードボイルド小説も探偵小説も読んだ事なかったけど 義理の息子ウィリーが日本人な滅茶苦茶胡散臭い中国人警部シドニー・ワンを演じるピーター・セラーズのボケ役徹したギャグ 当時も令和4年の今も刑事コロンボのイメージが強いピーター・フォークが色々仕事が雑な名探偵サム・ダイヤモンドを演じ ラスボスと言うか物語半ばで呆気なく殺されちゃう大富豪ライオネル・トゥエイン演じたトルーマン・カポーティの狂気に満ちた存在感が強烈でした 


でも目が見えないがギャグになってる怪しい執事ベンソンマムと聾唖で英語が読めない老メイドのイエッタのコントがポリコレクレーマーの神経逆撫でするからBS放送も難しい? レンタルビデオ全盛期でも中々店頭に並ばなかった作品がちゃんとレターサイズでDVD化されてたのは滅茶苦茶嬉しいけど惜しむらくは字幕スーパーのみ 会話メインで笑いを取るタイプなコメディ作品で吹き替え無いと色々辛い 後いい歳こいて元ネタのハードボイルド小説や推理小説も殆ど読んでなかったのは失敗だったかな~ 多分最低でもこの間までBSで放映してたエルキュール・ポアロやミス・マーブルのドラマぐらいは見ておけば良かった(苦笑)



【 オープニングはびっくり箱に収納されてる飛び出す絵本形式で描かれた登場人物達と舞台となるギミック満載なお化け屋敷 絵は雑だしイラストのギミックはメンバーの目が動くだけなのがチープさを際立たせます。 見た目のみならず何もかもが色々怪しい大富豪ライオネル・トゥエインが殺人晩餐会の名目で招待状を送り付け呼び出したのは かつてトゥエインにやり込められたりペットを誤射で殺されたりと大富豪本人に殺意すら抱いてる5人の名探偵とその同伴者 そういや欧米での来客マナーじゃ単独で屋敷を訪問するのはルール違反 ディープサウス辺りじゃ強盗犯と間違われ撃たれても文句言えなかった気が……………。 】


★私の豆知識は専ら創作物からだけどね 元御公家さんにエラい目に合わされたし散々馬鹿にされたから上流階級とやらには関わりたく有りません


 仄暗い屋敷を照らすのは大小様々に並べられたランプ 玄関ホールに羽目抜きされたステンドグラスに叩き付ける雨粒と雷の瞬き 背中から映し出される館の主人らしき小柄な人物の性別を表すのは流暢に手書きしかも露骨に性格出る筆記体で記された招待状とその手に男にしてはやたらと甲高いその声だけ…………実は此処で全部ネタバレしてるんだけど "当時の私はおばちゃんとおじちゃんの区別はあんまり付けて無かった" 何よりも悪趣味な金切り声のブザーで呼び出されたのが あからさまに白い杖持たされてるけど矢鱈キチッとしたスーツ身に纏う盲人の老執事な辺りで変な笑い込み上げそんな些細な違和感はどうでも良くなるのが意地悪です。


目の見えない輩にあからさまに料金不足な切手貼らせ (でも貼れてない……) 手紙託して果たして届くのか? そんな素朴な疑問はさておきアメリカ国内のみならず アメリカ英語が蛮族の言語扱いされるヨーロッパからも招待状手に駆け付けたのは館の主トゥエインに因縁有りまくりな5人の名探偵とその同伴者達 とあるギミックで森は常に厚い霧に覆われ道はデコボコ 館に入る唯一の目印で有る橋は何時まで彷徨いても見付からない 最初に音を上げ偶々見付かった公衆電話で道案内して貰おうと思い付いたのはニューヨークからやって来たセレブな探偵ニック・チャールストンと探偵助手でその妻にしてパトロンなドーラ・チャールストン 


夫妻の飼い犬マイローの吠える声に反応し義理の息子No.3ウィリー急かし駆け付けるのはスペインはカタリナ警察に所属するチャーリー・ワン警部 あからさまに見た目怪しい中国系スペイン人な警部と顧客は上流階級専門なチャールストン夫妻にどんな因縁が有るのやら 勿論そんな裏話は明かされる事なく3番目の登場人物 メタボなベルギーはブリュッセルの名探偵ミロ・ペリエと全身義体なフランス系の助手マルセルとの間抜けな遣り取りへ 勿論ベルギーはチョコが唯一の観光土産だからペリエは其れを手放さないが どうも騙されてレーズンバー食わされてる辺りでコイツに味覚は無いらしいと判明する


4番目のコンビはサンフランシスコからやって来た私立探偵サム・ダイヤモンドとどうも大富豪の親族らしい助手テス・スケフィントンの小芝居 怪しい招待状送り付けて来たトゥエインは割と筆まめだった 質問状送ったら経歴綴ったお手紙届いたそうな(苦笑) 1906年サンフランシスコ生まれで結婚は1度きり 変死した妻が遺した唯一の忘れ形見は今年32歳迎えたリタことアイリーンのみ 隠し子のチャーリー・ワンは居ない事になっているから認知していない 本業は小説家だが教会舞台にしたポルノ小説(……それってムーン・リバーなあの作品?)書いて文壇からは追放されている 指は奇形で別に欠けちゃいないが小指と呼べる長さじゃない かなり小柄で声も特徴的らしいと話してる段階で車はガス欠 私立探偵サムはかなりケチンボで生活カツカツ ミステリー作品の定番 いかにも崩れ落ちそうな橋に出迎えサービスで落ちてくる石像と怪し気な人影


執事にも関わらず自身を個人名のジェームズでは無く名字(ファミリーネーム)のベンソンマムと呼んでくださいと来客に要求し徹底的にボケ倒す盲目執事(ジェームズ・サー・ベンソンマム) 興信所の紹介状手に館訪れる聾唖しかも英語読めなくてと色々面倒臭い老メイド・イエッタとのちぐはぐな遣り取り ワン&ウィリー出迎えシーンに燃えてるベット チャールストン夫妻が案内されたのは変死したトゥエインの妻の部屋 中の装飾はご丁寧に小麦粉で作られた埃と蜘蛛の巣に見せ掛けた綿飴 なおネズミだけは本物だった 尺の都合で移動&到着シーンばっさりカットされたやたらと動き活発な英国の安楽椅子探偵ジェシカ・マーブルスと長年付き合った挙げ句車椅子で介護されてる助手にして専属看護婦ウィザース登場シーン 


延々と小ネタギャグ説明してもそろそろ書いてる私もこんな駄文読まされてるお客様も不幸じゃねーかとなった所で漸く動き出す物語 屋敷に仕掛けられたギミック使い登場する大富豪(トゥエイン)の依頼は今夜12時に起こる殺人事件の目撃者兼探偵として事件を解決に導くこと 犯人は館に閉じ込められた13人の中の誰かで有りもしかしたら犠牲者となるのは名探偵やその助手になるのかも 


「 もし翌朝までに事件解決したら報酬は現金で100万ドル 勿論自身が関わった事件を面白可笑しく小説化しかも戯曲やテレビドラマに映画にして今まで阿漕に儲けて来た名探偵諸君にはその権利も譲ろう。 」


予告時間の前に何故か殺された執事 人々が消えたり元に戻るパーティールーム 館に仕掛けられた物凄く面倒臭いギミックにまんまと振り回される迷探偵 彼等全員が大富豪と何らかの関わりが有ったり恨み辛みが存在する事実 聾唖だと思われたイエッタの正体は精巧に作られたロボット 消えた執事の遺体の謎解き そして訪れたタイムリミット…………何故か殺されたのは依頼人のトゥエインだった 疑心暗鬼に駆られた探偵と助手達によるブラフに足の引っ張り合い 其々の個室に仕掛けられた死の罠を掻い潜り 多額の現金報酬受け取るため現れ自信満々に自らの推理を披露する名探偵


ある時は殺された筈の執事ベンソンマム ある時は大富豪の顧問弁護士アーヴィン・コールドマン 故人の資産独占企んだマーヴィン・メッシーナ会計士 実はこう見えても女性で実の娘のリタことアイリーン・トゥエイン いやその誰でも無く役者JJルーミスを私立探偵(サム・ダイヤモンド)に偽装させ捜査の混乱企んだ本物のサム・ダイヤモンド探偵だ 勿論理論穴だらけな全員の推理は大外れ 巧みな変装で有象無象の間抜け達を振り回していたのは殺された筈の大富豪ライオネル・トゥエインだった そもそも私みたいな輩にまんまと騙される名探偵なんか必要ない 逆に脅迫され罰金払いすごすご館を離れるメンバー達


「 ところで紹介状に書かれた殺しの予告通り殺されたのは誰だろう? 」


実は義父母(ワン夫妻)から散々玩具にされてるウィリー・ワンの疑念が一見間抜けに見える事件の真相を的確に突いているのだが登場人物達は尽くスルー


そしてトゥエイン以外誰も居なくなったお化け屋敷 フェイスマスクをゆっくり剥がし葉巻吸いながら楽しげに笑いだしたのは……………………彼等はまんまと名探偵から被害者(カモ)に変わり果てる。



★そういや忘れてたけどピーター・フォーク演じる偽探偵はJJルーミスも偽名 と言う訳で続編の主役は彼になります。




カポーティが出演快諾したのは引き取った義理の娘ケイト・ハリントンに楽しんで貰う事と自分の死後に必要となる生活資金の足し 長年毒親に虐待されてた彼女の心救ったのは嫌われ者なまま死んだ筈の義父だったとか

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― 新着の感想 ―
[一言] すいません。プラウザが固まっていたようです(笑)
[良い点] TVで何回も再放送されましたが、何度見てもピータフォークのコロンボのイメージが払拭されませんでしたが、良くこんなキャスト揃えて、こんなB級臭いギャグ映画を作れたものだと。 VHSですら見…
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