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サムソン奪還指令/奪還チーム② 82年

2014年2/25ガラケー投稿 2018年10/25タブレット端末にて改稿開始〜12/22脱稿

ちなみにあのメーカーが影も形も無かった頃のネーミングですのでご容赦を 確か旧約聖書の英雄でしたっけ

【 1980年代当時、第三次世界大戦は露助による中華人民共和国への武力侵攻から始まるのではという説がありました 連帯運動のポーランドやプラハの春のチェコスロバキアにウクライナやジョージア あの国は西側に門戸開いた国は必ず潰す そんなイメージがあったのですよ このシリーズ、実は二作目後半辺りからメインの主役はゲストキャラクターが中心となります。DIA=軍情報局のルンドバーク将軍に惜しむらくは途中退場となる衛星写真分析官:ジュディス・ブリクストン少佐。今回の主役は老獪な爺様と職務に殉じた彼女でした。 】


★スティーブン・ライト・トンプスンのソ連⇒ロシアに対する認識は紀元前の価値観で他国に手を出す蛮族の類い いくらなんでも酷いと批判する人は沢山いましたが今となってはね(-_-)


原題:Countdown to China

直訳すると中国への秒読み 適当な翻訳は無理ですが

まあ要するにソビエトによる中国制圧作戦です

アメリカ.ポリティカルフィクション作品.

83年新潮文庫で出版〜2018年現在廃版


 正直書くと読んでた当時“大統領=黒幕設定(ラスボス)は流石に無いだろう(呆)”となった物語ですがソビエト連邦崩壊から程無くして見つかった同国対外情報部資料から判明したハルノートやフライング・タイガースを初めとする陰湿な不正規戦争の内幕……日本を使い共産主義拡散を防ごうとした叔父セオドア・ルーズベルトと真逆な対応やらかしたフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領やウィンストン・チャーチル首相の歪んだ思考誘導に貢献した多くの人々。 二重スパイに潜入工作員がソビエト連邦建国以降から第二次世界大戦前夜にかけ世界中で何をやらかし何をやらかさなかったのか色々具体的な証拠資料が見つかった辺りからアメリカでの評価が一変した物語です。


とまれ現代を生きる圧倒的多数の…しかもこんな場末なイロモノエッセイ読んで頂いてる奇特もとい有難い御客様には“何故共産主義なんてアレな思想にかぶれるお馬鹿様 しかもそろそろ人生に終わりが見えてきた駄目人間系爺婆やあからさまに社会不適合な若者(おろかもの)が豊洲市場や辺野古まで現地の人間に扮装してまでこんなアホな嫌がらせやらかすのか理解出来ないかと思います” 大まかに説明すると時代が代わり価値観も変わったけど彼等が若い頃は、例えば専門課程を卒業しても権威をチラつかせ無駄に威張る阿呆があまりにも多かったから希望通りの職場すら選べない、給料や結婚すらもその地方独自の慣習や古い宗教的禁忌なんかが立ち塞がる閉塞した息苦しい時代だったからだと言う事情が有りました。


権威に硬直した古い価値観を否定し挑戦する俺達は格好良い(まあ確かにそうですね)だけど思い上がったあまり、自分には全てが見えているだから他人は馬鹿だと極端な二元論に突っ走る“お利口さん”はなかなか気付かないのですよ。その歪んだ価値観は果たして自分で構築したものかどうか、変わってしまった世界でそれを続ける事に意味が有るのか…固まってしまった自身の歪みを疑え無いのです。紅衛兵やクメール・ルージュ、日本なら中核派に赤軍派やオウム真理教…例のイスラム国なんてものも典型的な例ですね。中途半端なお利口さんは破滅型の犯罪者や詐欺師にとって絶好のカモです。親の言う事だけを鵜呑みに現在進行形で餓鬼道一直線な盾の会とやらも哀れだけどな。


何故か日本のマスゴミはネタにすらしない大統領選挙に纏わる黒い噂に、批判的な民主党員が次々と不審な最後を遂げた○ラリー・○リントンももしかしたら…となってますので寧ろ今向けな作品なのかも知れません。


クライマックスの無線機を通した大統領(ラスボス)との遣り取り…専ら軍用で使われる衛星中継タイプも含め市販のスマートフォンやタブレット端末が普及した今の時代ならクライマックスの対峙シーンがより強烈になった可能性が有ります。とは言えネット回線が普及した今の場合、逆にマスゴミ使った真相隠蔽はかえって逆効果にも成りかねない辺り…内容リニュアルしてのシリーズ再版は難しいでしょうね。特定アジアを悪役に仕立てるにしてもかなりショボく陰湿でグロな描写になるから年齢制限引っかかるだろうし。


アレから4年…県内の古本屋を機会があれば探し回ったけど何とか見つけ出したのは“アベル.ベイカー.チャーリー(コッチはまた別の機会に紹介します)”だけ…まあ何とか覚えている限りの記憶とネットで辛うじて検索出来たキャラクター個人名並べて再構築してみました。間違いが有れば喜んで訂正致しますが基本おちゃらけ気味なのは仕様ですのでご容赦下さい。なお当時のアメリカ大統領は赤狩りで同僚告発に貢献した元ハリウッド俳優。日本に至っては具体的な根回しすらせずに浮沈空母だの在日米軍支援だの○○と一緒に○国を国連加盟国へと失言と失策を色々重ねたあのスダレハゲでした…流石にあの頃はパヨクに同情的だったのよね私も。



【 それはソチのビーチリゾートで久し振りのヴァカンスを楽しむソビエト連邦書記長に届けられた作戦計画執行のメッセージから始まる ソレが失敗しても合衆国に与えるダメージはかなりの物となる筈 名目上の目標は西側へ接近する裏切り行為を繰り返す中国への懲罰行動 だけど先制攻撃の本当の目標は? ルンドバーク将軍が反逆罪すら覚悟し動いたのは黒幕がアレだったからだけでは無いのです 】


 初めての任務で無線機やGPSを破壊され研修(OJT)を担当する先達(アイク)は撃たれ昏睡状態の過酷な状況に加え人民警察(ヴェポ)やソ連情報部の戦闘ヘリを自爆事故に追い込みながら成し遂げた血塗れの生還劇 奪還任務とは一見無関係な部外者であり政治亡命を希望する母親違いの妹(ヨハンナ・コッホ)連れ込んだ事で略取誘拐罪で東ドイツに告訴され下手すりゃ銃殺刑となる可能性も有った軍事法廷を無事切り抜けたエリック・モスはほとぼりが覚めるまで研修も兼ねた久し振りの里帰りも経験し約1年振りの現役復帰。


前作、物語中盤で瀕死の重傷を負い生死の境を彷徨った相棒アイク・ウィルスンも無事復帰し相変わらず噛みタバコ愛用してる無愛想な整備班長.ナブス・ピアーズの手で魔改造されたチェロキージープで定期パトロールに出発。またしても飛び込んで来た緊急任務はキラー衛星の攻撃でルートを外れブランデンブルク州…要するに東ドイツ領内に落っこちた軍事偵察衛星の撮影カプセルの回収任務。相変わらずハイレベルにしつこ……もとい前回よりも遥かに血相を変えた東ドイツ人民警察(ヴェポ)の追跡チームとの陸と空から襲い掛る手段を選ばない命懸けな鬼ごっこになります。


 主人公が海外赴任中に始まった政治情勢の不気味な変化。数年前好戦的な大統領が暴漢に暗殺された後、圧倒的な支持を得てアメリカ合衆国大統領に就任したリラベルな男が引き起こす矢継ぎ早な改革開放によりDIA=軍情報部は混乱の極みに有りました。数ヶ月前に中ソ国境近くに集結を開始していた機甲師団の情報は大統領と国防総省に握り潰されます。事態を憂慮したルンドバーク将軍の独断で打ち上げられた偵察衛星は待ち構えていたソビエト側のキラー衛星の攻撃により撃墜されますが辛うじて撮影には成功。


但し証拠写真を撮影したカプセルはアメリカ国内で暗躍する大統領直属組織の妨害で東ドイツ国内に、事実を報告したスタッフ達は特殊部隊に命を狙われアメリカ国内を逃げ回る事になります。国民に絶大な支持を受けている大統領の正体は数十年がかりで潜伏していたソ連の特殊工作員である可能性が極めて高い。ジュディス少佐は殺され殺害容疑をかけられたルンドバーク将軍は合衆国内で逃亡生活。壮絶な内ゲバは真相を知るが故に命を狙われる情報部員と国防総省と大統領の命令で状況を把握出来ないまま彼等を拘束する為走り回るFBIや特殊部隊との戦いになってゆきます。


 そして舞台は再び東ドイツへ、主人公達奪還チームはカプセルを積んだまま鬼ごっこの最中ですが不可解な事態が始まっていました。GPSや無線機は明らかに西側勢力の電子攻撃により早々に使用不可能となり東ドイツ人民警察やソビエト軍情報局以外だけでなく正体不明な西側勢力の特殊部隊からも命を狙われ始めます。俺達が回収したカプセルにはいったい何が映し出されているのか?追い詰められた二人はそこで何故か大統領からの直接ホットラインでカプセルを東ドイツ側に引き渡し投降する様命令されます。程無くして回線に紛れ込んだルンドバーク将軍よりどの様な手段を用いてもカプセルを無事持ち帰る様懇願された事により。大統領命令遵守に拘るアイクと相反する命令にただならぬ状況を感じ最初の命令を守ろとするマックスの対立は深刻な物となってゆきました。


悩みながらも本来の命令通り連絡事務所への生還を目指す二人を待ち受けていたのはアメリカ軍の一斉射撃。重傷となった主人公奪還チームは国家反逆罪で意識不明のまま軍刑務所へ収監されます。アメリカ国内は事情を知った人々と事実を握りつぶそうとする勢力の陰惨な戦いが続いていました。ようやく全てが手遅れとなる寸前で国防総省は黒幕の正体と恐ろしい計画の全貌を掌握しルンドバーク将軍と共に全ての事実を隠蔽する事を決断…大統領は辞任し後に急病により亡くなる事となり主人公達に掛けられた冤罪容疑は全て無かったことに…銃傷は東ドイツ人民警察により撃たれたことになりました。


その数日前、政治犯をソビエト兵とし処刑する役に選ばれた中華系の何も知らない兵士達に人民解放軍の格好をさせ隙を付いて皆殺しにした事で国境紛争の偽装を終えた軍情報部は機甲師団に出撃命令を出し、爆弾を満載したT22Mバックファイヤ爆撃機が緊急発進する寸前…相反する作戦中止命令を受けた事で大事故が発生。ソビエトの陰謀にそれなりの報いを与えた国防総省は喝采を上げますが爆撃機の本当の目的地を知っていたルンドバーク将軍だけは喜びの声を上げませんでした。奴等が先制攻撃の目標としていたのはもしかしたらアラスカ或いは在日米軍基地が密集する沖縄本島だったかも知れない…集められた資料から浮かび上がってきたのはソビエト軍情報局が同時進行で始めていた様々な謀略計画。戦いは始まったばかりなのです。





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― 新着の感想 ―
[良い点] <未視聴> 映画やドラマでやれない反面、ゲーム業界では「フォールアウト3」なんかを中心に<反中をギャグ>の領域まで高めた時代が2005年~2015年ですね。 [気になる点] 日本の「共産…
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