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処刑宣告 96年

2025年2/2〜2/3深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿し即日投稿 リーアム・ニーソンがスカダー演じた映画[誘拐の掟 14年(原作は獣たちの墓) なお原作設定では死者との約束の10年前]見て此れ読むとあまりに登場人物のキャラ設定に落差有りまくりで風邪ひきそうになりますが多分こっちが王道 50代半ばでバイオレンスなゴロ巻きや銃撃戦出来るのはジョン・ランボーぐらいのモノです。 T.Jも此方がらしいかなリアクション4つありがとうございますm(_ _)m

【 1992年8月〜12月 シリーズ13作目にして56歳で再び家族の居る生活に社会復帰した元無免許探偵マシュウ・"マッド"・スカダーが関わったのは、オールドメディアで話した事も会った事もない見ず知らずな著名人や犯罪者をただ自身の名前とゴシップ紙売る為に一方的に罵る文章垂れ流す典型的な御立派様(笑)に関わる幾つかの事件 】


★[死者との誓い][死者の長い列]を含めた名前未定な三部作完結編 なおSNS黎明期な92年当時はCNNの偏向報道が罷り通ってました


原題:EVEN THE WICKED

例え邪悪な者であっても

アメリカ ハードボイルド・ミステリー小説

ローレンス・ブロック著

マッド・スカダー・シリーズ13作目

翻訳版は同年二見書房より/2005年同文庫化


 令和7年2月2日 本州では寒波と大雪警報出てる様ですが、此処沖縄は桜満開で雨降るたびに徐々に暖かくなったり寒さ戻ったりとなるシーズン 先月28日からずっとトラック運転手の捜索救出活動が難航してる埼玉県八潮市の道路陥没事故は漸く重機降ろせるスロープ完成したものの既に事故から100時間…… 70代の運転手の生存はかなり低いかな? なお生島ヒロシだの笑福亭鶴瓶にTKOの木下他に対するオールドメディアの執拗なバッシングに関してはもう見聞きするのも嫌なので直接テレビ見ようとは思いません 警察沙汰にもなってないしどうやら被害者のコメントすらも又聞きの又聞きっぽいアレに耳傾けようなんて夢にも思いません 人の悪口言うな聞くな 動画サイトの其れも見るに堪えないからポップアップするたびに削除してます 阿呆らしくて付き合いきれん


ベッド占拠してるラグドール系&先月から家に棲み着き部屋に入り込むキジトラ猫(性別不明だけど多分♀)の寝姿に釣られ妙に眠い 毎朝夜明け前に『ごはん下さい』と叩き起こされてるからでも有るのだけれど奴等構いつつ家人が起きるまで静かに手掛けてる飛行機プラモは今は英国輸入品(エアフィックス社)の[P61ブラックウィドウ夜間戦闘機] 殆ど廃品修復作業だった其れの組み立て塗装終え、後はデカール貼りとセンサー等の細かなパーツ接着 剥げたり塗り忘れを手直しすれば一応完成 2020年復刻版だからデカールの劣化は心配してないけど此れ元は1960年代半ばの昭和期な代物 パーツの組み合わせなんて歪み合わないのが当たり前だし普通の接着剤じゃくっつかない 更に私が入手したモノは胴体歪んでたから針金で縛り鍋で煮込み整形 テールヘビーで尻もち付くからそっちも針金と瞬間接着剤で燃料補給か電力供給に見せ掛ける小細工を……説明書は英文オンリーだし徹頭徹尾不親切だからガンプラ感覚で手を出すと地獄見ます 粗忽でガサツな辺り何となく国民性感じるな此れ(苦笑)



【 瑕疵をあげつらい誰彼構わず噛み付く狂犬をマスメディアだと言い繕う日本も大概酷いが、欧米の其れは殆どリンチ 其れに加えて本作エピソードは個人の生死や見ず知らずな赤の他人が掛けている生命保険ですらもマネーゲームの投機対象となる異常さ加減 特に2つ目の案件は私も知らないし興味持てない世界なのでもし偶々原作小説入手し読んだお客様で事実誤認が有ったらツッコミお願いします 】


★そういやサブプライムローンもそうだったけど欧米は天災や戦争すらも投機対象 彼等が守銭奴呼ばわりするユダヤ金融より 遥かに下劣で我欲に塗れた餓鬼道振りには正直ついて行けない


 本編では出版当時、欧米では周知の事実だったのでばっさりカットされてますが時代背景知ってると尚更楽しめます N.Yはエアポケット状態だったけど欧州はユーゴ崩壊から始まるボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に今も継続中なアブハジア紛争 カリフォルニア州西海岸ロサンゼルスでは4月末に黒人暴動起き東海岸南部フロリダではハリケーン・アンドリューによる大災害 この辺りから保険会社と銀行等、投機系の金融機関が始めたのは俗に言う中間層を搾取の対象として始める生命保険や自動車自賠責保険等の乗せ換えによる個人投機の推奨(……を口実とした詐欺) 最終的に住宅金融すら投機対象としたサブプライムローンで何が起きたのか? 勿論碌でも無い鼠の帝国(ディストピア)の誕生でした


1992年8月 マンハッタンの無責任な世論を騒がせているのはゴシップ紙(デイリー・ニューズ)に掲載される[マーティー・マグロー]のコラムに呼応し掲載された法の網逃れる犯罪者を次々と殺す正体不明な殺人鬼[人民の意思(ピープルズ・ウィル)ことウィル]の跳梁跋扈 犠牲者は既に4人、証拠不十分で野に解き放たれた殺人鬼(リチャード・ヴォルマー)、悪名高いイタリア系マフィア(パトリジオ・サレルノ)、クリニック爆破や医師や看護師殺害疑惑囁かれる反中絶運動活動家(ロズウェル・ベリー)、黒人至上主義唱える反社活動家(ジュリアン・ラシード) 模倣犯や便乗犯により所轄署も市警捜査チームも振り回され捜査は空回り スカダーとエレイン、色々有ってストリートチルドレン続けながらも2人仕事補佐し事実上家族みたいなT.Jと3人 共にケーブルTV見ながら[ウィル]の正体に纏わる推測混じりな他愛もない会話してる最中に掛かってきた電話は以前[三十一人の会]事件で知り合った刑事弁護士(レイ・グリルオウ)通し、仕事受けたりと友人関係にある[エイドリアン・ウッドフィールド刑事弁護士]


マグロー宛に届けられた5人目の処刑宣告(ターゲット)となったウッドフィールド弁護士から依頼受け始まる殺人鬼(ウィル)の正体探し 此れまでウィルに殺害された4人は皆ウッドフィールドが担当弁護した顧客でもあった。 依頼人(弁護士)の身辺警護は主人公(スカダー)と協力関係に有る[リアイダブル探偵社]から派遣されたその道のプロが複数名24時間貼り付く形で対応 例によってノース署刑事[ジョー・ダーキン警部]と連携取りながら始まる事件の再調査 


勿論探偵マッド・スカダーに入った仕事は此れだけじゃない 未だ主人公が定期的に心の安寧求め通うAA=断酒会の顔見知り[ジニー]の交際相手で元証券マン[バイロン・レオポルド]があの小さな公園(ジャクソン・スクエア)で何者かの手により射殺 以前も主人公に纏わりついてた弁護士がヒモと間違われ殺された《死者との誓い》を彷彿させる其れも初動捜査の不手際で捜査は行き詰まり そもそもバイロンは末期のエイズ患者で余命は精々持って半年 T.Jの聞き込みで明らかとなるが彼の心臓に2発の拳銃弾撃ち込んだ容疑者はどうやら彼の名や顔は知ってるが初対面だった事実が浮かび上がる 主人公を挑発するかの様に現れた戯曲家崩れのコラムニスト(マーティー・マグロー) 暗中模索な2つの事件 依頼人エイドリアン・ウッドフィールド弁護士がウィスキーに仕込まれた毒物(シアン化合物)で殺されたのは自身が担当した裁判の判決出た直後 警護していた2人は必死に蘇生措置を行ったが殺人鬼(ウィル)はまたしても標的を仕留めた


警察による記者会見に先立つ形で、嬉々として弁護士(ウッドフィールド)の死因を書き立てるマグローのコラム だが殺人鬼はどうやって弁護士の酒に毒物を仕込んだ? 主人公がウッドフィールド弁護士の依頼受けた際に感じた小さな違和感(この辺りは本編読んだお客様だけが知ってりゃ良いか ヒントは端から散りばめられていた) 実はウッドフィールドは末期癌患者で余命は精々1年未満 バイロン同様、何も手を出さなくても放っておけば死ぬ筈だった彼は何故殺された? 其れは被害者(ウッドフィールド)が敢えて主人公にだけ分かる様に遺した手掛かりと別人名義で借りた部屋や航空チケットで明らかとなる [ウィル=ウッドフィールド]神出鬼没でどんな警護体制もすり抜け法の不手際から無罪放免にせざる犯罪者を狩ることが出来たのは皆彼の顧客だったから 2人目から既に殺人を楽しんでいた自覚に怯えていたウッドフィールドは自身の罪を馬の合う友人(マッド・スカダー)に暴いて欲しかったと判明する


バイロンには本人が知らぬ間に生命保険会社の仲介で多額の死亡保険が掛けられており、其れは投機目的で見ず知らずな他人へとまるでババ抜きの様に転売されていた なお私も経験有るから警告しときますが、日本でも正社員なら本人の許可なくても勝手に雇用主が死亡保険掛け、税務署に給与や福利厚生扱いで控除申請することは可能です 掛捨てだし勿論遺族は受取る事が出来ません


陰惨ささえ漂わせる保険転売でババを引いたのはクリーブランド州に住む人畜無害な元勤め人[ウィリアム・ハブメイヤー] 5年前に理不尽な理由で解雇され原因不明な病で苦しむ妻の苦痛和らげる治療費払う為に[ババ抜き=ヴァイアティカル取引]に手を出しまんまとババ掴まされた彼の立場だと[バイロン]は後数ヶ月以内に死んで貰わないと生命保険会社が利益の総取りとなり彼は妻共々ホームレス 悩んだ末に列車でニューヨークへ 公園に佇むバイロンに会い事情話した末に彼を手に掛けたものの結局妻は病没 今更どうしようもない罪悪感に押し潰される寸前だったハブメイヤーはスカダーに付き添われる形でニューヨーク市警6分署へ出頭し事の経緯を何もかも明らかとすることになった [ヴァイアティカル取引]は現行ではアメリカ合衆国では合法な経済活動 弱者を食い物にする生命保険会社や投機マネージメント会社を破滅させる手段は国が何とかするしかない


T.Jや(エレイン)、勿論今回も登場する職業暗殺者(ミック・バルー)を筆頭に此れまで登場した人物達と遣り取りする形で2つの事件を人知れず解決したマッド・スカダー だが再び[ウィル]を名乗る殺人鬼によりとある戯曲評論家が殺された 嬉々としてその経緯や犯行予告状をコラムに掲載する[マーティー・マグロー]だったが勿論オリジナルの[ウィル]は既に死んでいる ニューヨーク市警と共に割とどうでも良い真犯人(マグロー)の心ガッツリ折って後始末警察に託したスカダーとエレインは儲からない筈だったバイロンの事件解決したことで思わぬ多額の臨時報酬 勿論使い道は決めて有る 此れまで図書館やホームレスのシェルター、そして主人公の探偵オフィスに寝泊りしてる家族(T.J)に彼名義のアパルトメントの1部屋をクリスマスプレゼントに 勿論其れはスカダー夫妻の向かい部屋



❖映画[誘拐の掟]視聴からこのシリーズ読み出したお客様は間違い無くビックリするだろうけどT.Jはサヴァン症候群でも遺伝子上の疾病も抱えてませんし健康オタクでも有りません 此れまでのお気に入りはスカダー行き付けのダイナーでのチーズバーガーにオニオンリング エレインとスカダー結婚後は度々家庭料理馳走になるのでなるべく運動しダイエットも気を遣う様になりました。

2025年2/23 暫定1008話 コールド・コールド・グラウンド 12年 新規割込み

2025年2/11 暫定1153話 ラスト・シューティスト 76年 新規割込み投稿


2025年3/1 暫定472話 いまこそガーシュウィン 23年 新規割込み投稿

2025年3/16 暫定1205話 八百万の死にざま 82年 新規割込み

2025年3/3 暫定1206話 倒錯の舞踏 91年 新規割込み投稿

2025年3/26 暫定1207話 獣たちの墓 92年 新規割込み

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