死者との誓い 93年
2024年12/1〜12/2 タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿 本来だったら手持ちで一度ダイジェストで流し見したリーアム・ニーソンさん主演[誘拐の掟2014年(原題/獣たちの墓1992年)]を月明けに取り上げる予定でしたが……DVDが行方不明(汗) 何とか今月中に本作前に割込み投稿します御免なさい
12/8追記:ところで本作題材に投稿した翌日12/4に[遅延/否認/防御]による殆ど詐欺な保険金不払いと株主優遇で悪名高い生命保険会社ユナイテッドヘルスケアのブライアン・トンプソンCEOがニューヨークで何者かの手により暗殺 遺留品として残された薬莢に[否定/防御/追放]と刻まれていたのは何だったのか? 顔監視カメラで撮られてるのに未だ暗殺犯の身元分からないらしいよ
12/12追記:犯行から5日後、ペンシルベニア州のマクドナルドに居た犯人ルイジ・マンジョーネ逮捕送検 保険会社に恨み骨髄なアメリカ人は滅茶苦茶多いから脊髄すべり症で破産 ハワイでずっと療養生活やってた実行犯を擁護する輩がかなり多い様です。
【 時は流れ決して留まらない かつて愛した女も償いたくてもつぐない切れない罪の苦しみすらも みな痛みすら伴う思い出となり忘却の彼方へと消えてゆく 知命=五十にして天命を知る(by論語)を迎えた元アル中無免許探偵マット・スカダーの新たな転機となったのは再び家族迎える腹くくった事と、かつて依存症と共に戦った戦友であり共依存な交際相手だった女性との死別 ぶっちゃけると今作の事件と謎解きはあくまでもオマケです 】
★なお私は本作シリーズは11作目となる此れが初体験 [八百万の死にざま 1982年]は昔、文庫本でチャレンジしたけど子供には理解不能 何時のまにか手元から消えてそれっきり
原題:THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD
死んだことが悪魔に知られる前に
❖アイルランド独特の慣用句
アメリカ ハードボイルド・ミステリー小説
ローレンス・ブロック 著
マット・スカダー シリーズ11作目
翻訳版は1995年二見書房 刊/2002年文庫化
令和6年12月1日 普通のニュースは放ったらかしか財務省や厚生労働省のプロパガンダばかり 再選果たした斎藤元彦兵庫県知事をオールドメディア総出でリンチし貶める様に閉口して テレビも新聞もコメントが胸糞悪いNETニュースも閲覧止めてたのだけど 日本時間11月30日、露助の中東侵略拠点だったシリアの古都アレッポが反政府軍の攻勢に耐えられず陥落 動画投稿された現地市民の情報+アル・ジャジーラやボイス・オブ・アメリカによるとアサド大統領は側近等と共にロシアに政治亡命したらしいのですが裏取りは出来てません とは言え宮殿の内部に踏み込んでる反政府軍の動画投稿に街路で快哉上げる住民達の笑顔をそのまま信じると此れで漸くシリアの内戦は終わるのかも ダマスカスも政府軍撤退で陥落寸前 戦火で滅茶苦茶になったインフラ復旧とか難民帰還事業と後始末が大変だけど戦争よりは遥かにマシ
自身の近況はトイレその他野暮用除いて必ず私の周囲2m以内で付かず離れずなラグドール系♀が生活の中心になってるので今回は見送り 寒いと布団も取られたので何処かから毛布調達しようと買出し行く度色々回ってますがね
12月最初に取り上げる作品は小学校高学年の頃から通い詰めてる古本屋で 定価税込み1900円から前の持主■■で特価19円だったローレンス・ブロック先生のハードボイルド 探偵マット・スカダーのシリーズを 実は此れ時事ネタになるけど先月発覚した三菱UFJ銀行絡みの貸金庫からの行員窃盗ネタも入った色々タイムリーな物語だったので その手口云々と逮捕されない理由も書いてありますが公序良俗をぶっちぎりで冒涜してるので入手出来たら閲覧を(苦笑) 他人を陥れたり官憲や国税庁に密告する形でニューヨークでコンドミニアムマンション土地ごと現金購入出来るほどの不可分所得得て分相応な破滅迎える登場人物は 2024年時点でも未だ陰湿な男尊女卑が罷り通ってるアメリカだから男性となります フィクションなんで硬いことは言いっこなし NETの感想欄で[800万の死にざま]こそがシリーズの至宝だと断言する人達はいきなり酷いシーンが無くなった本作以降を原作者老いたと駄作呼ばわりしてる様だけど そもそも本屋行っても置いてないので私は素直に楽しめたけどね 多分アラフィフ向けです
【 母子家庭でトレーラーハウスすらも他人の名義 高校もろくすっぽ通えなかった弱肉強食社会の被害者だから法律に違反してなけれは何をやったって構わない 割と欧米に有りがちなな成り上がり者の発想だけど 他人や親族破滅させ、対価に一生働かなくても困らない資産と弁護士という社会的地位 そして彼の過去を知らない若く美しい妻を手に入れたグレン・ホルツマンが次に目を付けたのは数々の修羅場くぐった無免許で元アル中な主人公マシュウ=マット・スカダー だが突然の災難は誰にでも襲い掛かる 善人だろうが悪党だろうが容赦なく 】
★とは言え探偵仕事と謎解きは今回あくまでもオマケです 前作割とえげつなかったのにこの落差はなんなんだろうね
『 貴方に取って最後の旅路が穏やかで有ります様に 悪魔が貴方の死を聞き付け魂貶めようと要らぬ誘惑を始める前に天国に行けますように 』 アイルランドの末期の祈祷より
四月は最も残酷な月だとイギリスの詩人T.S.エリオットは長編詩[荒地]でそう語り嘆き悲しむ だがどんな月も50の大台越えた私にはただ鬱陶しいだけだ 欧米では眼鏡を掛けることは其れが老眼鏡であれ弱者や老人と見做され侮られる 近視や乱視に老眼が進行した顧客に読み易い大判活字印刷の書籍を提供する出版社 ウォーデル&ヤント社の版権売買交渉に関わる専属弁護士グレン・ホルツマンと若く美しい妻リサと知り合ったのは四月の最初の火曜日 恋人エレイン・マーデルに誘われ彼女の友人で写真家仲間の企画展初日を祝うパーティだった
そもそも住む世界も違い遥かに歳下の金持ちな弁護士が、あからさまに仲良くしませんかと無免許で非正規雇用の貧乏探偵&元高級娼婦のカップルに接近するなんて怪しいにも程がある エレインの暮らすコンドミニアムの割と近くで暮らし 探偵の行き付けの店や立ち廻り先に現れる作り笑顔の男なんかと端から仲良くする理由も拒絶する理由も無かったがそんな関係は約6ヶ月で終わりを告げる。 9月最後の木曜日深夜、28階に在る自宅コンドミニアムから道路挟んだ精々ベンチと街路樹が申し訳程度に生えてる小さな公園側の公衆電話ボックスへ どうやら顧客に電話掛けていたグレンは四発の銃弾浴びせられ殺害された
逮捕されたのは街の無害なホームレスと思われていたベトナム帰還兵ジョージ・サデッキ 目撃者の証言と状況証拠、ボロキレ同然のコートに隠し持ってた四発分の薬莢から強盗殺人の容器掛けられた被疑者 初めての子供が流産し次いで夫を半ば正気無くしたホームレスに殺された未亡人には同情するが所詮顔見知りを襲った理不尽な不幸だと割り切る探偵を訪ね事件の再調査を依頼したのは精神疾患で病棟送りが内定してる被疑者の弟トム・サデッキ
ベトナム戦争でPTSDに、どうしても屋内で眠れず風呂を恐れホームレスまがいの生活続ける兄が強盗殺人なんて有り得ない 実の所彼は撃たれたグレンを目撃し、もしかしてまだ生きてるかもと死体に覆い被さり半ば錯乱状態で証拠品の薬莢ポケットに入れただけ 探偵の雇われ助手を自認する謎多き黒人少年T.Jが目撃者のトランスジェンダーな街娼を見付けだし所轄警官の勘違いを確信したもののジョージは事情聴取受ける間もなく同じく病棟に隔離されていた精神疾患患った男に刺され殺されていた グレンを殺した本当の真犯人は誰なのか 2人目の依頼者リサが偶々故人の隠し金庫から発見した多額の現金 実は夫妻が住むコンドミニアムのみならず土地建物は全て現金払いの形で故人が支払っていた事が明らかとなる こんな一生働かなくても左団扇で暮らせる収入は弁護士仕事では到底賄える筈も無い
グレン・ホルツマンがロースクール通い弁護士資格取得したのは事実だったがその金の出処も分からない そもそも名前すら偽名だったし実母の死後を期に突然金持ちとなった経緯がはっきりしない この辺りのネタバレは読者からも恋人エレインにも捜査続ける真意を告げられない(友人で精肉店経営&副業が殺し屋なシリーズの中で散々えげつないことやってるミック・ガルーが真犯人かも知れないと疑ってた)マット・スカダー自身のミス・リードでもあるので何とか本入手したお客様だけの特典としておくが スカダーを悩ませてたのはそれだけじゃ無かった
弁護士謀殺事件と並行して関わっていく3人目の依頼者は共にアル中を乗り越えた友人・彫刻家のジャン・キーン 末期癌で余命持って1年の彼女の望みはどうしても苦しみに耐えられなくなった時の最後の手段=此処ニューヨークでは本来所持することすら不可能な拳銃の所望 蛇の道は蛇と懇願したT.Jにも用途説明出来ずうっかり安かったからとイスラエル製のウージ・サブマシンガン買って来るとか色々ブラックなギャグを交えつつも 結局グレン弁護士謀殺事件はその姿立振舞いから街娼のヒモと間違われ 深刻な乱視患ってる競合相手な街娼のヒモに撃たれた事実が明らかとなる
内心疑って悪かったと今回ストーリーとは無関係だったミックに謝りつつ グレン弁護士謀殺した真犯人の名を情報提供して貰ったジョー・ダーキン刑事に語り後始末を頼む探偵 此処6ヶ月、探偵の行く先々に現れ纏い付きかなり壮絶な半生を生きて来た主人公に自叙伝書きませんかとゴリ押ししてたグレンの後付いて回る真犯人でズート・スーツ姿の黒人ヒモ=ニコルスン・ジェイムスンは元高級娼婦だったエレインに付き纏い職場復帰を強要してた街娼のヒモ=ロジャー・ザ・ドジャーを謀殺した犯人でもあった 敢えて拳銃渡した事で精神的に持ち直し最後まで癌と戦う決意固めたジャンが亡くなったのは事件が解決しそれぞれの依頼者に報告書出した翌年の四月 エレインと共に割と近所のコンドミニアムに拠点移しかつて探偵のヤサだった安ホテルの1室は公式に探偵免許取った彼のオフィスとなった かつて恋人の仕事場でもあった部屋も今もリサが1人暮らすコンドミニアムの部屋も此処からは見る事が出来ないしやろうとも思わない
❖アメリカ合衆国で母子家庭=余程努力しても大学卒業すら経費的に難しく高卒は日本よりも人間扱いされない彼の国で手っ取り早く這い上がるなら他人の弱みや雇い主の脱税に不正蓄財或いはコカイン依存を税務署や酒麻薬取締局にちくり司法取引で自身はまんまと逃げ延びるついでに大概盗まれても司法機関に被害届出したら藪蛇になるから中々告訴に至らない銀行の貸金庫からちょろまかす なお顧問弁護士資格持ってるとその気になればやり放題 勿論盗まれた銀行の信頼は間違いなく失墜するので顧客が単なる社会的弱者や反社だとまず泣き寝入り まぁその為に彼の国には汚れ仕事で屑処分するマフィア組織が生き残る訳です
❖アサド大統領はまだシリアに残ってる様です 但しアレッポの宮殿は陥落済でシリア国内のロシア空軍基地も反政府軍が制圧 戦闘機始め色々装備入手したらしい
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2024年の投稿は98本/旧原稿の全面改稿5本/別館46本の計146本 来年こそはペース上げたいね




