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獣たちの墓 92年

2025年3/24〜3/26 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 映画[誘拐の掟]とは似ても似つかないけど基本ストーリーは同一の作品をどうアレンジする? がっつり迷走してるのは勘弁を 良いね1つありがとうございますm(_ _)m

【 前作[倒錯の舞踏]で主人公(マッド・スカダー)と知り合い 探偵業に魅せられた黒人少年"T.J"がコメディリリーフも兼ねた大活躍+今回限り臨時雇いなハッカーチーム・コングス(勿論由来はドンキーコング)の迷走で映画版では何処までも陰惨な物語(シリーズ)に少しだけ笑える要素も入った"倒錯三部作・完結編" なお映画[誘拐の掟]で色々違和感抱いた描写は勿論存在してません 多分ハリウッドの検閲入ったからああなったのかも 本当に碌でも無い(苦笑) 】


★[八百万の死にざま]と[倒錯の舞踏]で銃を手にした探偵はやはり処刑人は性に合わんと以降徒手空拳に……でも次の三部作ラストでまたしても


原題:A WALK AMONG THE TOMBSTONES

墓地を散策する

アメリカ ハードボイルド文学作品

ローレンス・ブロック 著

マッドスカダー シリーズ10作目

翻訳版は1993年二見書房より/2000年同文庫化


 令和7年3月24日 思わず民主主義舐めてんのかと怒り狂った千葉県知事選挙と福岡県知事選挙の滅茶苦茶低い投票率 そして悪質米転売ヤーと成り果てた農水省/財務省/自民党に公明党と立憲共産党の醜態晒し もう何書いても呪詛になるので無心にこの間入手した[グラマンF6F5/3/5N]のプラモデルを4機同時製作 同じハセガワでも1番古い物は1984年モノな骨董品だったりするのでデカールの修復作業だけで数日費やしつつ色々野暮用熟してました 官製不況による物価高を警戒し自宅栽培してるキャベツと人参にほうれん草は順調に成育してるので自分達消費分は何とかなりそうです モンシロチョウやタイワンシロガシラの食害対策で網被せたので一安心 同居猫や通い野良も気温暖かくなり色々飛び回ってます でも手土産にネズミやバッタは勘弁してね(汗)


今年はオウム真理教による毒ガス使った無差別テロ事件から30年目 1部未だ逃走中の容疑者除き 刈谷さん拉致殺害や坂本弁護士1家皆殺しにも関わった麻原彰晃頭目とする新興宗教騙るテロリスト達は既に死刑によりつまらない人生終えた筈で残念ながら懲役判決下された者達も刑期終えた筈ですがね 当時は同時期起きた阪神・淡路大震災でそれどころじゃ無かったけど狂信者から引き離された筈のオウムチルドレンって僅か2年で野放しだったのな 何とか毒親と決別出来たのは極一部 大半は後継組織でテロリスト予備軍に堕ちたりれいわ新選組の崇拝者になったとか 今更番組作って其れを糾弾してるのがNHKでありTBSなのはもう呆れてツッコミ入れる気分にもなれなかったよ ところで公安って何かやったっけ 安倍晋三元総理の暗殺事件も止められ無かった辺り奈良県警と同レベルな無能だと思います


別館含め今月6本目となる物語は、既に映画[誘拐の掟]でストーリー説明まで終えた筈な原作小説[獣たちの墓] 当初は映画版の紹介に追記する積りだったけど些か趣きが異なる内容だったので色々迷いつつ此処に並べます 舞台設定は1991年3月 中東では同年2月に多国籍軍によるクゥエート解放作戦=湾岸戦争が終わって間も無い頃 インターネットや携帯電話も黎明期で個人携帯が容易な端末は平成生まれぐらいになると誰も知らないポケベルが主流でした 勿論監視カメラも官公庁か銀行への導入始まったばかり



【 かなり大雑把な括りになるがアラブ系アメリカ人=ニューカマーが急増したのは共産圏崩壊により民族主義やイスラム原理主義等のかなり偏ったイデオロギーを元凶とする内戦や民族浄化が激増したことによる とは言え当初欧米に潜り込んだ人々は福祉をただ食い潰し一方的に民族の価値観押付けるクルド人みたいな"自称難民"では無く たかがイデオロギーの違いで安易に殺し合う祖国を捨て、新たに移住先の国民として生きていこうと腹くくった輩だった 】


★とは言えクゥエート侵略戦争でイラク側が欧米民間人を人質に取りメディア使い脅迫したことでアラブ系を嫌悪する人々が増えたのもこの頃 双方が謀略戦を繰り広げた結果が2001年9/11に起きたアメリカ合衆国同時多発テロとなる


 レバノン人麻薬ディーラー"キーナン・クーリー"の妻でパレスチナ人の"フランシーン"が拉致されたのは3月最後の木曜日 多くの人々が闊歩するお昼前のブルックリンの商店街 彼女を攫ったのは清掃会社のロゴと電話番号が悪目立ちするライトバンで乗り付けた二人組の白人男性 だが此処じゃ秘密警察気取りな麻薬取締局がその手の車両でいきなり誰かを掻っ攫う光景はそう珍しいことじゃ無い キーナンとその兄ピーターが味わった誘拐犯との不快な遣り取り 数日後、多額の身代金を払ったにも関わらず彼女は拷問の末にバラバラ死体となって不法投棄された車のトランクに打ち捨てられていた


警察に通報してもたかが異民族、しかも麻薬ディーラーの可能性が有ると官憲にマークされてるキーナンに手を差し伸べる者など居ない ピーターが頼ったのは以前AA(アルコホーリクス・アノニマス)=依存症患者互助会で知り合ったリアイラブル探偵社に度々臨時雇いされている無免許探偵"マシュウ・"マッド"・スカダー" 当初はマフィアの抗争には関わらないとけんもほろろだったスカダーだったが兄弟の慟哭に絆されただけでなく この事件が[倒錯の舞踏]でステットナー夫妻やその部下の犯行にしては杜撰な"バラバラ死体遺棄事件"とあまりにも類似することから同棲中な"エレイン・マーデル"とのアイルランド旅行をキャンセル 前回の事件で知り合った黒人少年"T.J"や情報屋の"ダニー・ボーイ" 元同僚の息子で同一犯と思われる事件を追っているブルックリン警察殺人課刑事"ジョン・ケリー警部補"に接触 


なおイツメンな"ジョー・ダーキン警部"や殺し屋兼肉屋な友人"ミック・バルー"は出落ちか電話での遣り取りだけ


麻薬取締局を装い拉致され拷問の末にバラバラ死体となり遺棄されていたのは少なくとも5人以上 当初は性癖を満足させる為のレイプと指や胸を切断する拷問だった其れが金銭を要求する誘拐及びバラバラ殺人に変わっていった過程が徐々に明らかとなってゆく エレイン経由で偶然見付かった生還者は街娼"パム・キャシディ" 少なくとも連続誘拐殺人犯の1人は元麻薬取締局の職員或いは捜査情報入手出来る捜査官で有る可能性が極めて高い 別のエピソード以降頼る事が増えた"ドルー・キャプラン弁護士"に付き添って貰いFBIやケリー警部補に捜査協力 例え逮捕される事になっても妻の敵討ちを誓う"キーナン"には申し訳ないが被害者があまりにも多過ぎるし スキャンダル発覚恐れる麻薬取締局が隠蔽に走る可能性が高い 


事件を表沙汰にし官憲に協力する形で犯人追い詰める計画は "キーナン"同様、新興麻薬ディーラーなロシア人"ユーリー・ランドー"の幼い1人娘"ルートミラ"が誘拐された事で台無しに スカダーやT.Jにクーリー兄弟の活躍でかろうじて奪還に成功したもののレイプの末に指を2本失う廃人状態 臨機応変で動いていたT.Jと今回限りの面白ハッカーチーム"コングス"の活躍で犯人の身元もその潜伏先も割れた うっかり犯人の1人に弟の副業話した事で"フランシーン"が攫われ惨たらしい最後を遂げた 後悔に苛まれるピーターの告解 


身代金を巡る仲間割れの末に共犯者"アルバート・ウォレンズ"は元麻薬取締局非常勤事務員にして1連の誘拐殺人事件の主犯"レイモンド・ジョセフ・カランダー"により殺害されていた 自身の罪を告解したピーターは1人姿消し "レイモンド"は1人残った"キーナン"により四肢を切り落とされ声も目も奪われた肉ダルマとして通報受けたブルックリン署の刑事等に身柄確保されるが数日後死亡 事件は端から存在しない3人目の誘拐犯?による証拠隠滅で幕を閉じる事になる 数日後、ピーターはブルックリンの大橋から飛び降り自殺 結局遺体は見付からなかった 復讐を終えたキーナンは麻薬ディーラーを自主廃業 妻の遺灰と共にこの国を出て彼女を生まれ故郷埋葬し次はアフリカへ これからどうするかは未だ決めていない 


其れから数ヶ月後、ほとぼり冷めた"ミック・バルー"とその部下達もマンハッタンに戻って来た



❖サブのエピソードは高級娼婦引退考え悩むエレインと色々断ち切れない人間関係が増えつつも以前の様に悪夢に苛まれなくなった主人公の変化 傷は何れ必ず癒えるし忘却が其れを後押しする そんなテーマのエピソード


❖リーアム・ニーソン主演[誘拐の掟]原作版 本作時はやっぱり高級娼婦だった"エレイン・マーデル"との閨での会話とか エプスタインもとい前作真犯人のステットナー夫妻とその部下殺害に関わり、ほとぼり冷めるまで部下引連れアイルランドに逃げてた"ミック・バルー"の代わりに登場するピンチヒッター等、色々違います

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