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藪枯らし純次 08年

2024年10/23〜10/24 タブレット端末にて執筆し脱稿 月末なのでアクセス制限中で文章入力すらままならない 以前は反応遅い端末にイライラしてたけど敢えて割切り本を読んだり音楽聴いたり模型(プラモ)製作をちまちまと……追加料金払えば何とかなるしスマホは普通に使えるけどそこまで拘ってもねぇ(汗) ニッチな題材ばかりで読んでくれるお客様もほんの僅か 儲かる訳でもないので肩の力抜きます

【 彼が其処に居る間は必ず繁栄するものの居なくなった途端何もかも朽ち果てる 有る意味[座敷わらし]より遥かにたちが悪い[藪枯らし]の悪名付いた美貌の兄と痴態で人を惑わすJS妹ヒロインに振り回されるのはどいつもこいつも表沙汰になれば首括るしかない罪を抱え込みおぞましいバケモノに成り果てた老若男女 多分映画化企画しても此処で撮るな余所でやってくれと追い立てられ石投げられるそんな物語 アニメ化するのも多分不可能 原作通り数話編成で物語進めたら滅茶苦茶売れるかも知れませんがアレ忌み嫌う輩も結構居るし 】


★船戸与一先生の作品読んだの此れが三作目だけど 国内舞台にしてもより陰惨で醜悪でしかも淫靡な人間関係が繰り広げられる物語読んで思わず引いた 面白いけど読む人選ぶかも


日本 ミステリー小説

船戸(ふなと)与一(よいち)

2008年徳間書店刊/2011年同文庫化

学芸通信社配信 熊本日日新聞/秋田魁新報/中国新聞/信濃毎日新聞

高知新聞/北國新聞/神戸新聞 2006年4月1日〜2007年5月12日順次掲載

書籍化に辺り加筆修正


 令和6年10月23日 台風接近で海は荒れ海岸線近付くと強風に煽られますが沖縄は今日も秋ゼミ鳴いてる夏日です 直射日光で身体焼けるぐらいには 其れでも此れ書いてる深夜前には雨と風で急速に気温は下がりつつ有るので今夜は何とか暑苦しい夜とはオサラバかな ラグドール系♀は食っちゃ寝パターンで私のベットを占拠中 迂闊に此れ見てるとうたた寝するから今日も買出しついでにパルコシティで軽く競歩をついでにガンプラ再販品何か入荷してないか覗きに行ったけど今月に関しては未だお目当ての商品はオルフェンズ関連しか入手してません ボールやジョニー・ライデン仕様のザク欲しかったが多分無理 転売ヤーや阿呆みたいなプレミア付ける駿河屋みたいな業者は怨嗟を送りつつ程々に楽しもうかと それにしてもガンダムSEEDブームの頃に比べ使い勝手良い道具や安価な塗料が増えたもんだ スタンドとか収納ケースなんて物によってはダイソーで色々賄える様になってるし


此処の所、連日連夜 押込み強盗(中国海警局)警戒してたF―18E戦闘爆撃機も不定期に家の上行き交う大小の無人偵察攻撃機も午後から飛行停止 台風暴れてる暫くの間は軍用機のみならず 自民党や地元民はガン無視してるオール沖縄とやらの選挙カーというか下手な右翼団体もドン引き必至な騒音被害齎してる街宣車も多分動けない……正直ざまあみろとしか思ってませんよええ 前振りは此処までにして今月投稿12本目となる作品は例によって図書館本 多分新聞社からのリクエストだったんだろうけど平成時代を舞台にしてるのにも関わらず、時代錯誤にも程が有りまくりな幕末の維新騒乱繋がりな因縁の復讐譚と竜頭蛇尾な謎解きやオチは兎も角 国内でもやっぱりハードボイルドやってる船戸与一先生の作品2本目 タイトルと帯の宣伝文句見た時、てっきり時代小説だと勘違いしてたけど一応現代舞台の謀略物 今時こんな端金や地上げ目的で簡単に人殺すアホウなんて居ないと突っ込みたかったけど最近の闇バイトなる押込み強盗のニュース見てるとね 後先考えないで人殺す屑って昭和の遺物だと思ってたよ


 

【 ヤブカラシ或いは貧乏蔓 其れは野菜農家や園芸に携わる人間にしてみれば何処までも忌々しく厄介な葡萄科の蔓草植物 九州沖縄で繁茂するヒイラギヤブカラシは黄色の花咲かせるけど本州で繁茂する其れはピンクの花弁とマスカットを連想させる甘い香りで多くの昆虫呼び寄せる蜜が特徴的 地下茎で増えるから引っこ抜く程度じゃ根絶不可能 直接熱湯掛けて仕留めるか土を耕運機使わず手作業で耕して地道に根っこ探し間引くしか無い なお調べてみたら茎は食べられるそうだけどアク抜きが大変らしいよ此れ 】


★とは言え後書きにも書いたけど沖縄じゃヨモギにミントや紫蘇 さつまいもにすら勝てません そのさつまいもやヤブカラシもネズミに根こそぎ荒らされるのが南国の弱肉強食世界


 2005年12月後半、海抜320m 中国地方山間の限界集落 赤猿(あかざる)温泉郷(おんせんきょう) 近隣に今で言うスパリゾートが出来てから旅行会社からは掌返され殿様商売で成り立つ集落は衰退 多くの温泉旅館や滞在客目当ての小売店や土産物屋は開店休業或いは廃墟に 置き去り状態な住民達の平均年齢も65歳を軽く越えるこの地を訪れたのは東京に事務所構える城南経済興信所の調査員 高倉(たかくら)圭介(けいすけ) 訳有りな探偵に回される仕事はどれも此れも厄介事が付き纏う 何処もかしこも新春の準備に追われる時節に妻子残し単身赴任 アンテナ無いから携帯電話もまず繋がらない僻地に主人公が送り込まれた理由は母 若宮(わかみや)鈴子(すずこ)の首吊り自殺を契機に遺された12歳の娘 沙耶(さや)の保護者として集落に帰郷した曰く付きの男 若宮純次(じゅんじ)の監視


26年前の1979年、若宮和江が そして2005年、今度はその娘 鈴子が 集落の菩提寺高昭寺の同じ松の木で首吊り自殺 依頼人の代表で元村長の宮本(みやもと)明信(あきのぶ)によると純次(じゅんじ)は遺された沙耶(さや)と共に村の慰み者だった(和江)と親の分からない私生児産んだ(鈴子)を虐め殺した温泉卿の老人達に復讐するため戻って来たという 期限は[藪枯らし純次]が此処を立ち去るまで 依頼人の中には純次を必要以上に恐れ刀を持ち出す者や主人公に[藪枯らし]の殺害を懇願する者も居る 幾ら宮本(スポンサー)が興信所所長 岸谷(きしたに)武彦(たけひこ)の元クラスメイトで昵懇の仲とは言え 無用となった調査員や情報提供者を容赦無く切り捨て場合によっては破滅させて来た冷血漢が何故こんな身入り少なく頭の可笑しい老人達の妄想じみた案件を引き受けた?


若宮純次が[藪枯らし]の二つ名付いたのはその多才な才能と反比例するかの様に彼を雇入れたオーナーや取り込もうとした有象無象が軒並み栄達するも彼が去った後は必ず経済的に或いは人間関係が破滅している事実 どうやら彼自身その悪名と惨劇を愉しんで居るように感じられた 12km離れた小学校へ車で沙耶()を送り迎え 姉が経営していたスナックを自ら大工仕事熟し全面改装しジャズバー赤猿(レッドモンキー)に店名リニュアル 


『 俺達自身は何もしない ただ此処に居るだけで奴等は勝手に破滅する 』 


此処に村が誕生したのはどのような経緯が有ったから? 他の老人達同様に[藪枯らし]を恐れ毛嫌いするものの其れ以上に腐れ縁な村人達に憎悪すら抱いてる高昭寺の藤井(ふじい)顕久(あきひさ)住職の抱える秘密 幕末期に謀殺と近隣集落襲い嫁取り繰り返してる村の歴史調査のため主人公と同じ宿に滞在することになった九州情報文化大学学部史学科講師の津良涼一(つらりょういち)を傀儡廻しに仕立て上げた呪われた村赤猿に纏わるあれやこれ(なお津良先生は藤井住職殺し結局自殺)はぶっちゃけ物語ミスリード誘い疲れるだけなので ストーカー殺人やらかし同じく生まれ故郷に逃げ込んで来た林田(はやしだ)周臣(なりおみ)が肥溜めで溺れ土左衛門となる経緯共々、本編小説で楽しんで貰うとして 宿屋の業突くババァ高岡梅子(うめこ)の娘でギャンブル依存症にして淫楽症なぽっちゃり聖子(せいこ)の帰郷というか実家への夜逃げ 依頼人の1人松永(まつなが)誠市(せいいち)の変死 純次が持ち込んだルイジアナ大水害(ハリケーン・カトリーナにより街全体が水深6mの水底に沈み水が引いたのは1ヶ月後)で溺死したブードゥー教司祭の遺した人々を狂わせる曲"マウス・オブ・マッドネス"に操られステージでストリップ&○○○○ショー仕出かす沙耶の艶姿


かつて奉公先の庭師の老人にレイプされかけた忌まわしいトラウマ体験持ってる[藪枯らし]純次と 御年12歳で身体発育不良なぺったなのに異常に妖艶な少女沙耶の痴態に惑わされた者は老若男女問わず痴情の縺れにより殺し殺されたりと身を滅ぼす 其れはストーカー殺人鬼林田周臣の惨めな最後を取材するためわざわざ此処までやって来た報道陣も例外では無かった 主人公を此処に"囮"或いは"炭鉱のカナリア"として送り込んだ岸谷所長企む村そのものの地上げは復讐も絡んでいるらしい 村の慰み者となっていた若宮和江と岸谷が関係持ち生まれた息子が[藪枯らし]純次であり若宮鈴子 和子も鈴子も望まぬ妊娠と出産の末に心病み命を絶った事情が明らかになる中、実は沙耶も1月前に純次が此処に舞い戻る前は村の共有性奴隷だった真相が明らかとなる 岸谷の道具として送り込まれたものの娘と姪の現状知りながら傍観していた父親も破滅させたい[藪枯らし]純次 知り過ぎた挙げ句、岸谷が送り込んだ元ヤクザに命狙われ家庭も破滅させられた主人公は 沙耶(幼女)をレイプした屑野郎共々、自分を窮地に追い込んだ岸谷に報いを与えるため罠を張るが 沙那は主人公程度では到底太刀打ち出来ない人外に成り果てて居た 


まぁ此処等辺りの種明かしとか陰謀云々はかなりゴチャゴチャしてるし動機知ったら何じゃ其れとなる代物だけど此れから文庫本買うお客様のために "ヤバ過ぎて此処じゃ絶対書けないペドフィリアなエロシーン共々"敢えて明かしません 多分船戸与一先生は続編考えてたのかダークヒーローな[藪枯らし]純次と沙耶は勿論無傷で生き残りさぁ次は何処で誰を破滅させるとなってます


そういやこの人、ゴルゴ13等の漫画原作者でも有ったねえ(苦笑)

❖ちなみに九州/沖縄/台湾で害草となってるのは此れの仲間でヒイラギヤブカラシ サトウキビを枯らす厄介物ですがアオスジアゲハは此れを根こそぎ食って羽化します 家でもマメに駆除してるけど鳥が種運んで来るんだよ なお別名絞め殺しの樹=ガジュマルや同じ蔓草な葛が相手なら逆に返り討ち 母校の周りはずっと葛と通称酔っ払いの樹が繁茂し他の植物寄せ付けません(笑) 

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