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大統領の陰謀 76年

2024年3/11〜3/12タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿 良いね2個ありがとうございます

【 結局ウォーターゲート事件とは何だったのか? 其れはFBI=アメリカ連邦捜査局vs同司法省とCIAの主導権争いの末に起きた間抜けな違法盗聴未遂事件 隠蔽工作に関わった結果こんなモンで大統領辞めないといけなくなったリチャード・ニクソン大統領ってつくづく就任時期が悪過ぎたんだろうなとなるけど当時はアメリカの全体主義化を恐れるあまりスキャンダルに仕立て上げられたのかも そういやトランプ元大統領もマスゴミには嫌われてたね こんな阿呆な事件が二度と起こらない事を祈りつつ 】


★陰謀ですらなく場当り的な誤魔化しだったのに報道の自由と知る権利の為、何やってもOKとなった悪い前例でも有ります 邦題がウケた結果生まれたのが"柳生一族の陰謀"


原題:ALL THE PRESIDENT'S MEN

とある映画のタイトル捩り 大統領の側近 或いは 大統領の民

アメリカ 劇場公開作品

同年 日本 劇場公開

原作:カール・バーンスタイン&ボブ・ウッドワード共著

All The President's Men 1974年

翻訳版は同年 立風書房にて出版/1980年文春文庫化

邦題:大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日


 令和6年3月11日 東日本大震災発生から13年目の冬 かつて阪神・淡路大震災の時もそうだったけど時が過ぎ去るのはあっという間 多分能登半島地震も数年後には同じ感慨浮かべ似たような文書残すんだろうなと達観しつつ 今回は"ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書"のエンディングで発生する"ウォーターゲート事件"に関する物語を 生憎レンタルで出回ってるのはオリジナルの英語版で字幕付き ダスティン・ホフマン=野沢那智さん&ロバート・レッドフォード=広川太一郎さんの吹替入ってたら滅茶苦茶面白かったんだろうけどリーアム・ニーソン主演"ザ・シークレットマン"まで通しで見た中で1番古いが故に娯楽作品としては完成度がイマイチなこんな作品を


2作続けて"週刊文春か週刊新潮をそのまま擬人化した様なひとでなしのオバサン"が殺人教唆し大暴れする中山七里先生の小説で正気度(SAN値)ダダ下がりしてるせいか、前振り書く前に本編軽く通しで見てもリチャード・ニクソン大統領にイマイチ嫌悪感抱けないのはどうしたもんだか 寧ろ割としょうもない犯罪行為を殊更大問題だと煽り立て 挙げ句の果てにスクープ記事書きまくった当人達が俺達凄いだろとドヤ顔でイキる姿が想像出来て何かムカついたのはつくづくタイミング悪かったかな(苦笑) 此れでピューリッツァー賞貰った2人はワシントン・ポストの記者から大学教授になったり次々書く政治家不祥事暴露本で荒稼ぎやって[ディープ・スロート]という渾名付けられた情報提供者の人生を滅茶苦茶にしてます まぁその辺りの話はリーアム・ニーソンさん主演の映画で取り上げるとして


結果的に合衆国の弱体化や露助以上にゴブリンだった中華人民共和国を肥え太らせる結果を招いたものの 此処沖縄で生まれ育った私自身は偶々あの日あの時アメリカ合衆国を取り仕切るのがリチャード・ニクソン大統領だったお陰で琉球諸島先住民ではなく日本人のままで居られた訳です


其れまでのアメリカ合衆国大統領は沖縄をプエルトリコかハワイの様に米軍基地と軍属優先の植民地化進める気満々 もしJFケネディが暗殺されず紆余曲折の末にベトナム戦争反対で東西冷戦の緊張暖和望むニクソン大統領が生まれ無かったら、私自身もアイデンティティ奪われ南米の何処かに強制移住強要されトレーラーハウスで彼等の様に野垂れ死にが待っていた可能性も高い 世の中所詮運任せな命懸けのギャンブル どう転がるかは誰にも分からない なお事件の経過報道と本作翻訳出版で多少の悪影響受けた可能性が有るのが外務省官僚を不倫関係で内通者に仕立て沖縄返還に関する密約(裏金云々)をリークさせた西山事件の裁判 犯罪行為で特ダネ掴んだ毎日新聞は危うく営業取消 判決は報道の自由と知る権利のために何をやっても良いんだと週刊文春や週刊新潮を増長させる起爆剤となりました 後日談も胸糞悪いので興味有るお客様は検索下さいな



【 ウォーターゲートビル……今でこそアメリカ合衆国近代史の舞台となりワシントンDCを象徴するホテルとして使われているが 1965年創業時、此処は無作法な侵入者を受付けない元閣僚とその家族が政治の中心部で隠遁生活を送るためにレストランやプールを始め敢えて外出しなくても何もかも賄えるある種のリゾートマンションだったという 入居費用は現在の日本円換算で約1億+共済費 民主党本部が此処に置かれた理由も当時としては珍しいオートロックと24時間警備だった 】


★勿論監視カメラとかモーションセンサーも無かった時代だから警備は専ら人力だし民間業者 諜報活動に勤しむ者達にしてみればペンタゴンよりは潜入容易だったらしい


 1972年6月1日 官主導の東西冷戦対立から大統領主導によるトップダウンの政治体制へ 沖縄や小笠原諸島を日本へ返還 西側に融和的なユーゴスラヴィアのチトーとの対峙 中華人民共和国との国交回復にソ連を盟主とするワルシャワ条約機構を相手取っての核兵器削減交渉の開始 ペンタゴンペーパーズに続いて映画では露骨に悪役な印象受ける演出されているけど第二次世界大戦後初めての共和党政権を割と上手く進めていたリチャード・ニクソン大統領 彼の上下両院議員会館での演説から始まるこの映画 やっぱり日本語吹替無いとびっくりするレベルで緊迫感皆無です(笑)


6月17日深夜2時 向かいのビルからトランシーバーでバックアップ支援受けウォーターゲートビルに潜入する5人の男達 彼等の目的は民主党全国本部に仕掛けたにも関わらず不具合が続く盗聴器の交換だったが 偶々見回り中の黒人警備員フランク・ヴィルズからオフィス荒しの通報受け駆付けた警官等により不法侵入の現行犯で呆気なく逮捕 白人のリーダーに率いられた4人の亡命キューバ人の男達 犯行動機を黙秘し続ける彼等が所有する高性能カメラに多額の現金 あからさまに怪し過ぎる ワシントン・ポストの社会部部長(ハワード・ローゼンフェルド)が取材担当として白羽の矢を立てたのは入社しまだ6ヶ月の新米記者ボブ・ウットワード 他愛もない遣り取りから相手の嘘を見抜く才能持つものの 文才に欠け機械オンチでタイプライターを二本指で入力するその姿を見兼ねたベテラン記者カール・バーンスタインの薫陶受けながら二人三脚で始まる事件の捜査


基本オフィスでタイプライター打ちながら黒電話での遣り取りシーンメインなのでストーリー描写バッサリ省くけど 当初はエドワード・マーティンと偽名で押し通そうとしたジェームズ・W・マッコード・ジュニアやキューバ人メンバーの1人バーナード・パーカーが長期休暇中のCIA調査官で有る事を探り出し ウッドワードに接触し彼の情報源となる謎の政府関係者ディープ・スロートから明かされるニクソン政権によるFBIやCIAに各種捜査機関の締め付けを知らされた2人は周囲のベテラン記者や上層部の叱咤激励受けながらリチャード・ニクソン大統領を追い詰める様々な傍証資料や電話回線から盗聴したテープを手に入れた 1973年1月20日 民主党が担ぎ出す御花畑な大統領候補に圧勝果たし2期目を迎えたニクソン大統領 だがワシントン・ポスト社を筆頭に多くの新聞社により明かされたウォーターゲート事件の経緯により共和党は世論に追い詰められてゆく タイプライターによる文字入力で明かされるニクソン大統領の辞意発表と5人の実行犯に与えられた判決 ジェラルド・フォードが37代アメリカ合衆国大統領になった記述を最後に画面は暗転しエンドロールへ



❖本当に身も蓋もない話ですが"ペンタゴンペーパーズ"でこの事件に興味持ちレンタルしてみたものの メインは専ら電話越しの会話シーンばかり 徹底的にノンフィクション風味のドキュメントに走った結果、此れがきっかけになったと言う割にはぶっちゃけ娯楽作品としてはイケメン2人を堪能するしか無いようなトンチキ作品の印象受けます 実は"ザ・シークレットマン"から先に見ちゃったもんだから尚更2人に感情移入出来ん(苦笑) 此れからこの3本見るなら真っ先に此れから見た方が楽しめるのかも知れません 右肩上がりで面白くなるし


❖生憎原作本読んだ事無いので新装版含め関係者生きてたから当時は恐らく公表出来なかった事実がボブ・ウッドワードの出自 イエール大学卒業後ウッドワードは士官学校経てアメリカ海軍大尉に 1969年まで国防総省に勤務し書類提出等の連絡将校として多くのホワイトハウス関係者と誼を結んでます 勿論その中にはディープ・スロートこと○○○の名も 何故かニクソン大統領失脚後以降はジャーナリストなお仕事から離れてるんですよこの人…………ぶっちゃけ"日本の一番長い日"で中途半端に描かれた"宮城事件"の関係者思わせる経歴です。


2024年5/11 本当に偶々ですがデジタルリマスター&日本語吹替収録したバージョン入手 野沢那智さん吹替のダスティン・ホフマン&広川太一郎さん吹替のロバート・レッドフォードをメインに今では再現不可能な声優陣に加えフィルムの劣化進んだ状態で収録された本作紹介時のレンタル版とは音も映像も劇伴すら雲泥の差……ぶっちゃけ此方だったら滅茶苦茶堪能出来る やはり昔の洋画はアドリブ入った吹替版がベストかと

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