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ブリッジ・オブ・スパイ 15年

2023年10/31〜11/1タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿致します

トム・ハンクス作品は此れで連続5作目 なおマーク・ライランスさん演じるソ連のスパイ=ルドルフ・アベルが伝説の沖縄民謡歌手 登川(のぼりかわ)誠仁(せいじん)さん/1932年〜2013年 に見えるのは私だけかね? あんな感じの爺ちゃん、沖縄には割と多いけどさ

【 マッカーシー民主党上院議員と下院非米活動委員会が放逐されても アメリカ合衆国全土のありとあらゆる階層の人々を疑心暗鬼の探り合いや密告奨励に同調圧力を背景にした有る種の異端審問か魔女狩りに走らせた"赤狩りの時代"は終わらなかった 対立構造は今も略奪や暴動煽るBLMとか性的マイノリティーを特権階級に据えたLGBTQなんて胸糞悪い同調圧力に形変え今も合衆国の自由と平和に融和を踏み躙り続ける 本作のメインはあくまでも国選弁護人として東側のスパイに対する公正な弁護を成し遂げソ連の捕虜となった偵察機パイロットやスパイの冤罪掛けられたアメリカ人留学生を粘り強い人質交換交渉で助け出したとある弁護士の体験談なんだけどね 彼の国の暮らし難さに地味に胃に来る物語 】


★属に言うハリウッドスターが心の安寧求め日本に潜伏したくなる気分が良く分かります 何でもかんでも白黒云々は必ず付けないといけないの? 敵対するより程々に距離置くのが何故悪い?


原題:BRIDGE OF SPIES

橋の上のスパイ かつて西ベルリンと東ドイツの境目となったドイツ/グリーニッケ橋は東西冷戦時代は捕虜或いは人質交換が行われた場所だった経緯から

アメリカ 劇場公開作品

2016年 日本 劇場公開

❖物語のベースはジェームズ・ドノヴァン&リンデンマン共著

Strangers of a Bridg 1964年/2015年アメリカで再版


 令和5年10月31日 どうも10/30夜〜10/31の朝まで延々と続いた上位回線のメンテナンス以降 タブレット端末やスマホからはマイページのみならず公式サイトにすら直接アクセス出来なくて閉口してます 多分何か要らない入力やらかしたんでしょうがタブレットで検索しても偽の個人情報収集サイトに誘う怪しい其れしか出て来ないのでいちいち関連サイトにアクセスしてから迂回路通って一旦ログアウトし改めてログインしないと辿り着け無いから面倒臭い事この上ない できりゃ月末までにもう一本投稿したかったけど月跨ぎますm(_ _)m ただでさえも月末は反応速度極端に落ちるのにカクヨミみたく小説探し閲覧するだけで30分待ちなんて常態化された日には使い勝手が悪過ぎる では愚痴そこそこに前振りへ


"自分の望んだ結果以外認めないのは対立どころか対話ですらない 単に駄々を捏ねてるだけの害獣を生かして置く理由も無い" 


テロリスト組織ハマスと二人三脚で捏造報道続けるBBCにより 欧米や露助ではハマス寄りな停戦交渉に応じないユダヤ人を根絶やしにしろなんて暴動が起きてるそうですが 紀元前の戦争ならともかく、いきなり武器を持たない女子供や老人達を嬲り殺しにしといて此れを国家間の戦争行為と言い張るのは無理がある ヘタレ丸出しな日本政府の意向はともかく私個人はイスラエルによるガザ地区爆撃も地上侵攻も黙認します そりゃあ女子供が戦闘の巻き添えで死ぬのは胸糞悪いけど既に退去命令出てるのに戦場に居座ってたら流れ弾で死んだり負傷するのは当たり前じゃね? 何処からどこまでが演出なのかは不明だけど動画投稿サイトで多分2から3歳児な自分の娘にパレスチナ国旗持たせて戦車の前に放り捨て人間の盾にする父親の姿見てるとな …………此奴滅びるべくしてこうなったんだとしか感じません 南部に避難した難民の窮状についてもな 勝てもしない戦闘始めたらこうなるのは当たり前だ


既にハマス側は50人の人質を処刑したと公表しており 解放交渉はそもそも窓口すら存在しない 自称無辜のパレスチナ難民とやらも国連の倉庫に集団で押入り食糧や医薬品をハマスに貢ぐべく奪ってる状況下じゃ人道支援なんてお笑い草 先の格言めいた言葉はアルフレッド・アドラー先生(フロイトやユングと並ぶ高名な精神科医 確か境界性パーソナリティ障害を定義した爺様)が書き残した警句をアレンジしたモノだけど今のパレスチナの現状にまんまと当て嵌まるかと 11月最初の作品として取り上げるのは、悪党の弁護する奴は殺してしまえなんて野生動物以下の価値観が罷り通るアメリカ合衆国なるディストピアで法の公正と正義を貫き通し 感情論に走った異端審問に逆らい全体主義国家と化したワルシャワ条約機構や共産主義革命により反革命罪による処刑ショーが常態化したキューバから1万近い人々を粘り強い強かな交渉で救い出した元ノンポリな弁護士の物語 なお同調圧力に逆らうのはやっぱりストレスフルだったとかで53歳にして心筋梗塞で短い人生終えてます 



【 映画ではあくまで妻子持つごく普通の男として描かれるジェームズ・ブリッド・ドノヴァン弁護士とは何者なのか? 実はCIAの前身アメリカ合衆国陸軍戦略情報局=OSSの法律顧問勤めてたバリバリの元エリート 近接信管や対空ミサイルに後にE2Cホークアイで完成する早期防空警戒システムに原爆開発 他にも各種非合法活動に関する薬物開発や良心的兵役拒否者を実験材料にした飢餓実験とか薬物障害実験なんかにも関わっており OSS解散=軍退役後は民間の法律会社に再就職してたらしい 実はソ連スパイ=ルドルフ・アベルの事もパルチザン支援活動で名前や顔はともかくその存在は知っていた可能性があるんだとか 】


★まぁ要するにアメリカ版のジョン・スマイリー(ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ)みたいな人物かと? 此方は実在の人物だけどね 出来ればジョン・ル・カレ原作のスパイ映画"裏切りのサーカス 11年"と比べてみるのも有りかな


 イギリス生まれのソ連スパイ=ルドルフ・イヴァノヴィチ・アベル(本名ウィリアム・フィッシャー)が画家マークを名乗りアメリカ合衆国へ移住 ニューヨークのブルックリンで核兵器開発の情報収集を始めたのは1948年11月の冬 任務は達成したものの朝鮮戦争勃発からスターリンの死去とその後のソ連内部の権力闘争等々で本国帰還は中々叶わず、潜伏生活は9年近くにも及ぶ FBIは1953年から要監視対象としてアベル逮捕の機会を伺っており1957年のとある日に公園で受け取った5セント硬貨に隠されたメモを持ち帰る御年54歳を迎えた老画家を取り押さえるが既にメモは廃棄された後だった 東西冷戦下で熾烈な核兵器開発競争が繰り広げられる最中なこの時代に捕まった大物スパイ 1953年に原爆技術を流出させたローゼンバーグ夫妻の電気椅子による公開処刑を全米生中継のラジオ放送で行って以降、内外のリベラル系マスコミからナチス・ドイツの再来呼ばわりされる悪評に苦しめられてきた合衆国政府は 公正な裁判を生中継する事で自由民主主義の盟主の座を取り戻そうと画策 


アメリカ国内の保守系マスコミや世論の圧力でほぼ極刑が確定しているアベルの弁護士として白羽の矢を立てたのは ナチス・ドイツの戦争犯罪を追求するニュルンベルク裁判で副検事として活躍した元OSS法律顧問ジェームズ・ブリッド・ドノヴァン弁護士41歳 アメリカ合衆国の裏切り者を弁護すれば私達までその悪名のレッテルが貼られる 愚かな世論や其れを操る支配者気取りなマスコミのみならず、モーティマー・バイヤーズN.Y地方裁判官も検察側も端から此れは茶番劇だから被告を死刑に追い込む事に協力しろと主人公に圧力掛け 実は端から信用出来ないと聾桟敷に押し遣られていたCIAは元OSSなら俺達の地位向上に貢献してくれと主人公を協力者に引き込もうと画策するも 犯罪者では無く祖国に忠誠を誓う1兵士として振る舞うアベル大佐の頑固なその生き様に敬意すら抱き始めていたドノヴァンは家宅捜索令状の不備や人道的な配慮…… つまり安易に裏切り求めたり処刑するのではなく此方側の軍人が偶発的に逮捕されたり留学生がスパイの冤罪掛けられ逮捕勾留された際の人質としての有効利用を求める事で何とか極刑ではなく30年の禁固刑を取り付ける だが死刑を免れたアベルはかつてヨーロッパでナチス・ドイツ相手のパルチザン組織支援した経験談を例に持ち出し弁護士(ドノヴァン)に警告


「 君が行った正しい弁護は、感情論に凝り固まったアメリカ合衆国では受入れられないかも知れない 」


死刑判決を待ち望んでいた保守系マスコミと其れに操られる愚かな人々の軽挙妄動 最高裁判所での上告審を前に始まったドノヴァン弁護士に対する陰湿な偏向報道 職場ではクレームや嫌がらせの電話が繰り返され 新聞や雑誌には自宅住所や電話番号のみならず家族構成やその名前と顔写真まで 深夜撃ち込まれる正義の味方とやらの銃撃 駆け付けた警察官の中にも主人公とその家族を平然と非国民と罵るアホウが混ざり込む 自宅前には物見遊山で駆け付けるマスコミと暴徒の群れ 家族には再審終わるまで常に警察官が護衛に付く事になった 結局刑の軽減求めた再審は世論に屈した裁判官が出て来たことで敗訴 ドノヴァン弁護士に仕事を頼む依頼人の数も激減 そんな最中アベル受刑者の妻を名乗る女性から感謝の手紙と今後も夫に協力して欲しいとドイツ語で手紙が届き囚人生活を其れなりに楽しむアベルに手渡そうとするが彼にはドイツ語で手紙書く様なインテリな妻は居なかった 


妻子は今もモスクワで普通に暮らしてるけど東ドイツから手紙送る此れ誰だ?


メインの物語と同時進行で描かれるのは パキスタン・ペシャワール米空軍基地を舞台にその優秀さと機密保持能力を見込まれ 表向きはNASAの気象観測機パイロット その実態はCIAに所属するU-2偵察機のパイロットにスカウトされたフランシス・ゲイリー・パワーズ中尉等が1960年5月1日作戦任務中にソ連の新型対空ミサイルに撃ち落とされ捕虜となる経緯と 時をほぼ同じくしてベルリンの壁建設が始まった東ベルリンで恋仲のドイツ人女性とその家族を安全な西ベルリンに亡命させようとするものの あからさまに冤罪掛けられ東ドイツ秘密警察にスパイ罪で取り押さえられるアメリカ人留学生フレデリック・プレイヤーのエピソード アイゼンハワー大統領政権下、5代目CIA長官となったアレン・ウェルシュ・ダレスにホフマン捜査官経由で呼び出されたドノヴァン弁護士は当時独立国家扱いされていない東ドイツ連邦共和国や、そもそも国交断絶中のソビエト連邦共和国を相手に捕虜となったパワーズ中尉の身柄奪還交渉を命じられ 表向きは仕事干されイギリスで長期休暇と療養の名目で出国し連合国軍で分割統治占領下のベルリンへ


真冬の西ベルリンから東ベルリンに入国早々、カシミヤのコートを暴徒に奪われた主人公は文字通り凍死寸前の状態でアベル解放交渉の代理人を名乗るハラルド・オットー司法長官に面会を求めるが 出て来たのはアベル受刑者の妻や娘に叔父を名乗る滅茶苦茶胡散臭い人物達とソ連サイドの窓口担当名乗るイヴァン・シスキンKGB東ドイツ駐在武官 訳分からん輩と寒さに苦しめられまんまと風邪引いた主人公の悪戦苦闘シーンとか 何がなんでも言い掛かりふっかけ外国人を留置場送りにする東ドイツ秘密警察 建設途中のベルリンの壁越えようとして撃ち殺される若者達の断末魔 KGBや東ドイツ秘密警察を差し置いて意地でもパワーズ中尉から情報引き出そうと不眠の拷問で責め立てる駐留軍の尋問官 まぁこの辺りはばっさりカットするけどプレイヤーを留置場に縛り付ける東ドイツ秘密警察と パワーズ中尉を拷問してる駐留軍 そしてアベル大佐を取り返したいKGB駐在武官の其々の不仲に漬け込んだ主人公は色々口を挟もうとするホフマンCIA捜査官等やFBI捜査官等すら振り回す形でアベル大佐とパワーズ中尉+プライヤー留学生の2対1の交換交渉をまんまと実現 


自身も危うく拉致され掛ける等、散々な目に会いながら 明け方5時のグリーニッケ橋で身柄交換 最後まで相手に敬意と誠意を貫き通したドノヴァンにアベル大佐がプレゼントしたのは彼に取って興味深い人物だった主人公の肖像画 感謝の意を伝えたくとも誰が奪還交渉行ったか知らされていない留学生(プライヤー)空軍中尉(パワーズ) 機体爆破は叶わず自決すら阻止されてしまったパワーズ中尉は偶々隣の座席でアベルからのプレゼント見てる主人公に 僕は何も奴等に語らなかったと無実を訴えるが主人公はこう語り掛ける 


「 何も知らない阿呆からどうこう言われようが気にするな 君が誠意を貫いたのは君自身が誰よりも良く知ってる筈だ 」


何とか無事2人を救い自宅に戻る主人公 妻や3人の子供達が漸く情報公開されたテレビのニュース報道で彼の活躍を知った時には着替えもおざなりにベッドの中 数日後、再び民間人弁護士として職場へ向かうドノヴァン弁護士に暖かい眼差し向ける乗客達 面映ゆいから窓から外をひたすら眺める主人公を少しだけ曇らせたのは後にリトル・オデッサと呼ばれる東欧系亡命者が集うスラム街のバラックをフェンス乗り越え駆ける子供達の姿がベルリンで目撃した惨劇を連想させたから そして物語はエピローグへ、祖国へ戻ったパワーズ中尉の最後とその名誉回復 イエール大学で博士号を取ったプライヤー教授の後日談 そしてケネディ大統領政権下、再びダレス長官に呼び出されドノヴァン弁護士が解放交渉にあたったのはピッグス湾事件でキューバ革命政権の捕虜となった1000名の兵士達と反革命罪で捕えられた9000名以上の民間人の解放交渉を成功させたエピソードが文章とモノローグにより語られる


割と端折ったけど上映時間約2時間半 割と地味な遣り取り続くからアラフィフ向けかねこの物語


❖別館割込み投稿は活動報告にリストアップしております あっちは割とアクセス数スカスカだから半泣き状態だけどね


2023年11/11 暫定147話 あなたが愛した記憶 12年 新規割込み投稿

2023年11/5 暫定149話 妖の華 03年 新規割込み投稿

2023年11/23 暫定161話 インビジブル 20年 新規割込み投稿

2023年11/16 暫定207話 背の眼 05年 新規割込み投稿

2023年11/27 暫定208話 骸の爪 06年 新規割込み投稿

2023年11/22 暫定437話 ラスプーチンの庭 21年 新規割込み投稿

2023年11/15 暫定621話 白い家の少女 76年 新規割込み投稿

2023年11/20 暫定689話 ゴーリキー・パーク 83年 新規割込み投稿

2023年11/5 暫定712話 脱獄 Lonely Are The Brave 62年 新規割込み投稿

2023年11/7 暫定713話 大脱獄 70年 新規割込み投稿

2023年11/29 暫定1066話 アメイジング・グレイス 06年 新規割込み投稿

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