絶園のテンペスト/アニメ⑥ 13年
2022年12/25〜12/26深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿
取り敢えずかなり手こずった物語は此れで締め 一眠りしてから細かい手直しする予定です ではお休みなさい(^_^)ノ
【 送り込まれたリセットシステム=はじまりの樹を倒すことで人は初めて文明存続の権利を勝ち取ることが出来る その為の道具=破壊システムとして生み出された彼女は決意する 私に取って大事なモノや愛する人が何もかも全て奪われるなら自身の死により必ず訪れる悲劇をハッピー・エンドに捻じ曲げる 例え想定外に多くの犠牲者を生み出すことになっても…… もしかしたら清濁併せ呑む大人になれば より大きな能力持つ大魔導師になれば自身も含め何もかも救う未来も有り得たが暫定的な巫女で武器でしかない彼女には考える時間がそもそも無かった 】
令和4年12月25日 主に首都圏と例によって特亜の観光客が押し掛ける北海道や沖縄じゃまたもや武漢コロナの蔓延始まってます 考えてみりゃ当たり前の話で表向きは犠牲者ゼロということになっている中華人民共和国であれだけバタバタ死んでりゃ空港での検疫すり抜けにより感染者増えるのは当たり前 既に何人死のうがインフルエンザ扱いで見て見ぬ振りすることを決めたアメリカ合衆国からも あわよくば日本で治療をと考える連中もうじゃうじゃと 幸いワクチン接種済、年末年始はそこそこ忙しいから5回目は年明けてから急ぎ接種が必要な人達優先で良いからゆっくりやろうと考えてますがどうなることやら 定期検査で病院行ったらインフルエンザと武漢コロナのワクチン接種を待ってるお客さんで平日でもそこそこ混み合ってるし
では気を取り直し 全24話に渡るこの長い物語のラストエピソードを その昔、滝本竜彦と名乗る変わり者なラノベ作家が "超人計画 03年" なるパッと見、またエヴァンゲリオンの便乗企画本かよとツッコミ待ちなエッセイ本で似たような事書いてましたが (表紙がドラえもんの如く昭和な薄汚れた押入れから登場する綾波レイ ……間抜けな罠に引っ掛かったのは私だけじゃ無い筈だ(笑)) 後年ブレードランナーの子供達と揶揄されたディストピア物 元々は魔界転生……いや南宋時代の二次創作ブームから始まったFateを筆頭とする時代や世界を超えた英雄達のバトルロイヤル 確か20世紀末から21世紀始め辺りまで様々な媒体の創作物で取り上げられたのが自己犠牲で世界を 或いは愛する者を救うべく命を賭すヒーロー&ヒロインの流行りも有ったけとつい色々と該当作品を連想したのは私だけなんでしょうか?
元はと言えば世界創世を記した神話や伝承にかなりの数で類似品が取り揃ってるから今更なんですけどね 私自身具体的に作品名とか神話の其れを列記すること出来るけど本当にキリが無くなるから自重します なお今回改めて見直してもこの謎解き展開は力押しにも程が有る(苦笑)
■第21幕:ファム・ファタール (運命の女)
鎖部葉風のタイムリープと共にハワイ沖に出現したのは幹の太さだけでも直径1kmを超え枝葉に至っては成層圏を凌駕する巨大樹=はじまりの樹の本体 まるで古代神話の世界樹を連想させる此れを 絶園の魔法使い が破壊した場合、その反動で何が起こるか想像も付かない 樹の周囲半径20km圏内において鎖部一族の魔法は使用不能 恐らくはじまりの樹の巫女 或いは 未だ性別年齢すら不明の絶園の魔法使いが行使する魔法しか破壊手段が無い可能性も 絶園の樹攻撃による惨劇再びとなる事態を恐れた国連総会は全会一致ではじまりの樹に対する不介入を決定 同時に絶園の魔法使いに対する捕縛命令が下される。
運命の日 原因と結果が捻れてると激昂し悲劇を阻止しようと動く葉風に対し 自ら死を選ぶ事により将来犠牲者の仲間入りする筈だった不破真広と滝川吉野を救おうとする絶園の魔法使い=不破愛花 河川敷で行われた壮絶な殴り合いに勝利したのは はじまりの樹の加護を受け絶園の樹の操り人形として生きて来た愛花の圧勝 漸く葉風が意識を取り戻した時には何もかも手遅れだった 強盗殺人に見せ掛けるためはじまりの樹の魔法を利用した彼女は此れまでの経緯を彼等宛に綴った手紙と別途封印された封筒を事件が解決したら渡して欲しいと葉風に託す 私がこの時代に愛花と出会い状況説明しなければこんな結末は迎えなかったかも知れない エンディングは絶望感と罪悪感に苛まれる葉風と未だ彼女と知り合う前の真広と吉野とのすれ違い 不破家の墓に手紙を隠した葉風は己の無力さに泣き崩れる。
■第22幕:不破愛花
多分最後となる回想シーンは当時未だ中学生だった真広に強引に連行される形で滝川吉野が愛花と初めて出会った時の記憶 ホテルの最上階にセッティングされた豪華なディナーを囲むのは未だ幼さが残る3人の男女のみ 駆け付ける筈だった真広の父も愛花の母も高速道路で渋滞に捕まりどうしても会食会に間に合わない云々色々事情は有るものの 何処まで行っても普通の子供達には程遠い彼等が打ち解けるには充分過ぎる出来事だった なお、まさか吉野が名前だとは夢にも思ってない愛花は少しだけ慌て 更に生まれて初めてちゃん付けだった事に照れる姿を見せる 其れは周囲の人々のみならず実の母親からもバケモノ呼ばわりされる彼女を普通の性格に難有りまくりな女の子に戻した出来事であり 彼女が痩せ過ぎなのを心配し親身に妹扱いするツンデレキャラな真広に癒やされる日々でもあった
此れまでの経緯を愛花が綴った手紙で読み終えたものの 辛い経験した葉風を労るばかりでフラットな反応しか浮かべない2人に苛立ち情け容赦なく殴り飛ばしたのは こんな悲劇を許せないなんでこんな状況でもカッコつけようとするんだと泣き喚くめぐみんもとい現・絶園の魔法使い=羽村めぐむ ちなみにかなり危ない所の骨逝った吉野はうっかり死に掛けたりするのだが 状況は圧倒的に主人公サイドに不利 日本政府のみならず世界を敵に回してでもはじまりの樹を破壊し魔法そのものを無効化しない限り人類に残された時間はあまり無い 幹の周囲に陣取る20ヶ国の軍艦100隻を出し抜き 後腐れ無い様、此れ以上誰も犠牲にせずにはじまりの樹を破壊する 不破真広と滝川吉野が纏めた作戦は鎖部一族を囮にした僅か7人による命懸けのギャンブル 作戦の肝となるのは勿論めぐみんだけど勿論真広と吉野も半ば脅迫めいた手段で潜入任務に志願する
2人を動かしたのは私は運命の操り人形だと割り切り自身の命すらも達観していた愛花が遺した多分生涯忘れない優しい思い出 進むためには終わらせないといけない 彼等が何故事件の中心に居ながら目を背けることも逃げる選択を選ばなかったのか だからこそこの作戦の鍵となるのは普通の少年でしか無い真広と吉野が必要なんだ葉風や左門ついでに哲馬や夏村の反対を押し切ったのはエヴァンジェリン山本とやっぱりオッパイ星人だった星村潤一郎 ちなみに官邸サイドで半ば軟禁されてる早川巧は御留守番 そして物語は最後の戦いに突入
■第23幕:はじまりの戦い
はじまりの樹との全面戦争に巻き込まない様に調査船3隻と連合艦隊100隻を半径20km圏内から引き離す 現地の雰囲気に溶け込まないと諜報機関に気取られる そんな口実でまんまとフロイライン山本の玩具になったのは一応シリアス担当だった鎖部夏村と弄られ役な鎖部哲馬 深夜のプールで其々が抱えるわだかまりも思いの丈も真正面からぶつけ合う吉野と葉風 死んだら意味が無いフォローするからしっかり一世一代の大舞台こなしてこい 責任感と不安感に押し潰されそうになっているめぐみんに激入れる真広の兄貴振り
絶園の魔法使い役を演じ艦隊引き離す任務に挑む葉風 はじまりの巫女に扮装し戦いながら御柱に向かうのは勿論めぐみんで途中哲馬が入れ代わり 左門と夏村は安全圏に達した艦隊をはじまりの樹の暴走から魔法で守る任務 3隻の調査船をシージャックし安全圏に追い立てる役を担うのは山本に潤一郎と真広&吉野コンビ 作戦は順調に進むかに見えたが調査船には銃を持ち込んでいる諜報員も紛れ込んで居た 真広庇い撃たれ手傷負ったのは吉野
■第24幕:それぞれの物語
幸い吉野が撃たれたのは左腕 何とか安全圏に艦隊引き離し初めて剥き身のジャージ姿ではじまりの樹に対峙する絶園の魔法使い羽村めぐむ 御柱相手の戦いは過酷を極めた 今までの様な根を使った攻撃のみならず 光線兵器搭載した実をドローン兵器として大量投入 根っ子から枝分かれして出てきたのは音響兵器 直径1kmの幹は今まで通用したありとあらゆる攻撃を喰らっても忽ちその身体を再構築してみせる 漸く英雄らしい男らしさを見せるめぐむを助けるかの様に絶園の樹は変化 其れは巨大な剣となり追い詰められためぐむの前に現れた 渾身の力を使い幹に突き立てられた剣により光り輝く蝶となり消滅していくはじまりの樹と絶園の樹 そして2つの樹と共に世界から魔法も消える 其れは囚われた楽園であり揺り籠からの解放 まるで夢から目覚めるかの様に世界は再び神の様なモノから自由となった
数ヶ月後、都心の牛丼屋で汁だく大盛りを堪能する山本や左門 彼等の遣り取りから語られる其々の後日談 未だはじまりの樹と絶園の樹が本当に消滅したのか手探り状態の世界 魔法を使えなくなった鎖部一族の元魔法使い達を内閣調査室に再雇用したのは早川巧 ちなみに哲馬は早川の専属運転手兼ボディーガード役 巫女の役割終えた葉風は滝川家の押し掛け嫁となるべく隠れ里から出奔 羽村めぐむは一度は別れ話も出てた彼女 北千里桜子と繁華街で待ち合わせ 始まりの場所=不破愛花の墓に手向けの花を捧げるべく列車で再建された街へ向かう真広と吉野 封筒の中に収められていたのは2人にトラップ付きな動画メッセージ 愛花の墓参り終え此れからどうする? 偶々黒鉄病から助け出し連絡取り合う歳下の彼女 林美森が待つ店へ向かう真広はタイミング良く車から降りてきた葉風に気付き 吉野はただ走り彼女の元へ 始まりは終わり、終わりは始まる かくして愛花のナレーションで物語は大団円へ
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2022年12/31 暫定351話 ヒポクラテスの憂鬱 16年 新規割り込み投稿
これにて本年度投稿はラスト 全面改稿16話 新規投稿は割り込みメインで150話 合計166話投稿しました 御愛顧ありがとうございますm(_ _)m来年も御贔屓頂ければ幸いです では良いお年を




