絶園のテンペスト／アニメ③ 12年
2022年11/11〜11/13 タブレット端末にて執筆し脱稿 本日は祖母の命日のため此れから法事やら来客対応に追われます 細かい手直しは少し時間下さいな 投稿と読書優先してて確認遅れました良いね1個ありがとうございます。
【 骨折程度なら何とかなっても魔法を使い死んだ者が再び蘇ることなんか無い そして未来から過去へ戻り起きてしまった出来事を無かったことには出来ない 何がどうこう以前にどうあっても矛盾する事象をどう捻じ曲げるのか？ それよりも延々4話も続く謎解きと鎖部左門の顔芸とテンパり全開なモノローグ 明らかにわざとやってる手抜き演出に貴方の腹筋は耐えられるのか でもモブな自衛軍や民間人は数億単位で死んでます 悲劇で終わる筈な物語をひっくり返すもピンチもまだまだ続きます。 】
★此れで本編視聴3回目だけど左門が……サモンの顔芸とテンパりが面白過ぎる 普通のドラマなら下手するとクレームものよ此れ(笑)
令和4年11月1日 此処沖縄はフィリピンに多くの犠牲者を出す等、土砂崩れ等の降雨被害齎した台風22号の影響で2日続けての大雨(半島のアレと違い詳しい被害報道流れないのはかなりムカつきますが) 昨日までは風も其れなりに吹き荒れてましたが漸く小康状態 宣伝する程盛り上がりはしなかったけど3年振りな世界のウチナワンチュ大会も終わり今週末は首里文化祭の予定 東京渋谷は昨日までは同じく3年振りのハロウィン云々でドタバタやってたみたいですが以前の様に酔っ払った末に車ひっくり返したり警官相手のトラブルも無くなによりかと…………半島? いや正直全く興味無いので私は精々海外ニュースで軽く読み飛ばした程度です あんな事まで日本のせいにされても迷惑だし
4話編成で進めて来たオチが全く想像出来ないであろう 世界の終わりと始まりを描きつつ同時に掛けられた謎解きミステリー 富士山麓で繰り広げられる陸海空の日本国自衛軍vs絶園の樹とそれの復活目指す魔術結社 鎖部一族の総力戦はこの4話でクライマックス 始まりの樹と絶園の樹 双方の関与が疑われる黒鉄病による地方都市や集落皆殺し もしかしたらはじまりの樹は復讐の鬼と化した不破真広の妹にして主人公 滝川吉野の交際相手でもあった不破愛花を何者かの手を使い殺害する事で結界と化した孤島に封じられ殺されたヒロインにして自身の巫女 鎖部葉風を救おうとしてるのか…………緊迫感溢れるクライマックスとなる筈だったんだけど 殺された恋人の思い出がフラッシュバックする中で吉野が始めたのはかなりえげつない時間稼ぎと左門だけを大混乱に陥れる詐欺同然の言い包め なお真広は此れで散々吉野に騙されたので単なる暇潰しなお付き合い
此れ借りた時、京極夏彦作品みたいな鮮やかな謎解きと憑き物落としを期待してた私は想定外の展開にのたうち回る事に いやね……本来ならどっしり構え怒り狂った挙げ句惨たらしい最後遂げると思われた鎖部左門がああも逆境に弱いテンパりキャラだなんて思って無かったんだよ 声はあのジャック・バウアーFBI捜査官や仮面のメイドガイでコガラシやってた小山力也さんだったし しかも顔芸と思いっ切り手抜きな背景に明らかにわざとやってる手抜き演出が………………… で散々頭の中をシェイクされた挙げ句、はじまりの樹と絶園の樹のビオランテな対決に予想外の惨劇でこの4話の謎解きは幕を下ろすので何だこれはとなったお客様も多いのでは そもそも沖縄じゃ此れ放映してなかったので原作コミックのファンぐらいしか知らなかったと思いますが勿論ラスボスは鎖部左門でも始まりと終わり司る二本の神木ですら無かった訳です。
■第9幕:彼氏
“ 天と地の間には、お前の哲学では思いもよらないものが有る。 ”
姫様は既に死んでいる 最早お前達が抗う意味は無いのだ 魔具を手に王手を掛けた不破真広と滝川吉野の前に立ちはだかる絶園の樹の最後の防衛ライン=鎖部左門 その横に掲げられた御馴染みの樽とヒロインの骨格標本 日本自衛軍の物量攻撃を阻止するため機甲師団に槍一本で立ち向かう鎖部夏村は戦車や装甲車両を防御魔法発動の贄とする形で翻弄するが 其処に現れ例によってリアクションに困る名乗りを上げF2攻撃機郡到着までの時間稼ぎに奔走するのは同じく吉野から入手した魔具と槍を手にした無職の28歳と胸張るミニスカ姿のエヴァンジェリン山本
逆転勝利で得意顔の左門を軽くいなしたのは 葉風が生きてようが時間の檻に閉じ込められたある種の幽霊だろうが割とどうでも良いブチ切れモードな真広の言葉 愛花を殺した犯人が分からないまま幕引きなんて出来るかよ ならば妹を殺した元凶である可能性が有るはじまりの樹も絶園の樹もまとめて暴走させ こんな理不尽な世界ぶっ壊してやる という訳で理屈も道理も全く通じない復讐の鬼の気迫に慌てた左門は儀式の真っ最中な顔面矢印の鎖部哲馬に連絡取り 急ぎ鎖部一族の中に居るとされた不破愛花殺害犯を探すことになる
なんか微妙に間抜けな遣り取り ( やってる事はまんま真広による鎖部一族相手にしたカツアゲ ) で茫然自失状態の吉野を我に返らせたのは向日葵畑でのキス未遂の直後に愛花と交わしたとある約束めいた会話の断片 まるで私が殺された後、こんな事態が発生するよと預言じみたその物語の名はテンペスト 魔法の供給源で有りある種の変圧器の役割果たす巫女=葉風は二年前に死んだ筈なのにはじまりの樹は未だ鎖部一族から能力を剥奪しておらず魔具の効力もそのまま何も変わってなどいない 悲劇を喜劇に塗り替える手段は必ず有る 例によって口から出任せか? 嘲笑う真広を動揺させるため主人公が提示したのは明らかにされないまま今に至るもう1つの謎 底無しのシスコンがその総力を傾けても判明しない愛花の彼氏の名前
■第10幕:タイムマシンのつくり方
「 なあ真広 魔具を貸与し愛花殺害犯の捜索に協力してる鎖部葉風と違い 殺害した巫女の骸骨連れ俺達の前に現れた初対面のオッサンをお前は信用出来るのか? 」
鎖部左門の大演説は端から穴だらけだった なお心の底から生真面目で逆境に極めて弱い左門の証言は全くの事実なのだが 復讐さえ遂げれば後は野となれ山となれな真広にしてみれば本当にどうでも良い話だし 取り敢えず心折られ掛けてる葉風が抗う時間稼げれば何とかなる筈だと判断した吉野の迷推理はその尽くが間違っているのだが敵として対峙してしまった左門 しかも彼には理解不能な理由で此処に立っている2人の信頼勝ち取る手段が存在しない 今更常識も無いだろう…………どんどんリアクション芸人となってゆく左門の顔芸とテンパり発言に散々振り回され 確か此れは復讐劇を描いたシリアスな物語の筈だとなった所で
吉野の虚言をぶち壊す葉風が樽に描き遺したファンシーなパンダのイラストとエアリエルの文字
確かに葉風は今現在死んでおりこの骨も彼女本人のモノに相違ない だけどタイムパラドックスは既に起きている 此処に葉風の骨と彼女を閉じ込め孤島に置き去りにした樽が同時に存在し 後付けの通信の遣り取りで文字が彫り込まれるという事は今現在も葉風の死は確定しておらず彼女が時間の檻を喰い破る事実も揺るがず此処に存在している証明となる 色々ややこしく遠回りに説明したけど鎖部一族の魔力の供給源な巫女を欠いては彼等は魔術を使えない だとしたら此れは単なる茶番劇に過ぎないと言えるだろう 延々続いてた山本さんvs夏村対決も魔具使い果たしボロボロになった山本のダウンで幕となる寸前 だが彼女の時間稼ぎは成果を上げた 絶園の樹上空に到着したF2攻撃機の群れと増援で駆けつけた戦闘ヘリによる飽和攻撃が再開され鎖部一族が施したバリアはその大半が崩壊
残る力で攻撃阻止を続けようとする夏村の前に立ちはだかるのは山本さんの戦いと乳揺れやらパンチラを特等席で見物してたボンクラ男を自称する星村潤一郎 葉風が閉じ込められている孤島では雨雲を吹き飛ばす突風が吹き雲を貫く様に光が差し込む かくして時間稼ぎはまだまだ続く
■第11幕:時の娘
「 僕が彼女に手を貸す理由? 決まっている……あのお姉さんの乳がいい感じに揺れていたからだ そんな彼女を助けないなんて男じゃ無いだろう 違うかい? 」
鎖部一族から離反したニー……もとい留年大学生 星村潤一郎による鎖部夏村お仕置きタイム 相変わらず世界の危機をガン無視する形で虚言混じりに脱線中な真広と吉野の口論にテンパり爆笑必至なモノローグでツッコミ入れてる左門 だが其処に黒鉄病を伴い新たな絶園の果実が飛んで来た 魔具で守られていない日本国自衛軍は呆気なく壊滅 今更戦い続ける理由は無い 肋骨折れてるエヴァンジェリン山本を潤一郎に促され治療する夏村
我等は所詮、二つの神木の奴隷或いは惨めな操り人形でしか無いのか? 不破愛花を鎖部一族の魔術師が暗殺するにははじまりの樹の承認と巫女である鎖部葉風の祈りが必須なのだが そもそも彼女が殺されたのは葉風が孤島に封印されてからの事だから介入する余地もない 儀式が大詰め向かう中で懸命に続けられた内部調査でも容疑者は見付からない だが葉風が放った魔法は確かに魔術師の関与を明らかにしている だとしたら犯人は鎖部一族に相対するこの世界で唯一無二の存在=絶園の巫女 はじまりの樹の巫女な鎖部葉風と対を成す存在は今もこの状況を嘲笑っているのか?
本編には組み込め無かったけど今回の回想シーンは吉野と喧嘩し不貞腐れる真広を宥める愛花のアドバイス ありとあらゆるトラブルを収めて来た吉野の虚言を忌み嫌う真広に "理屈に合わない事が最善の手段となる" テンペストの台詞引用しそう語る愛花の笑顔は何処までもミステリアスだった。
■第12幕:しばし天の祝福より遠ざかり……
“ ああ、あの叫びが胸をうつ 可哀想に皆んな溺れてしまった 私がもし力有る神様だったなら、海なんか陸の下に沈めてしまったのに そして立派な船も乗っている人達も海に飲み込ませはしなかった。 ”
活性化した絶園の樹に対抗するかの様に復活を果たすはじまりの樹 皮肉にもその能力の源は鎖部左門を筆頭に絶園の樹の復活儀式と真広や吉野にエヴァンジェリン山本の介入防ぐため鎖部一族が捧げた大量の贄(戦車やらミサイル) 日本自衛軍艦隊が見守る中渦の中から飛び出したはじまりの樹はその全体像がほぼ地球規模 日本のみならず世界中にその根を伸ばし文明の産物……特に黒鉄病でチョウと植物以外のありとあらゆるモノが金属化する形で死滅したモノを贄として消化し塵に変えながら富士山麓へ伸ばされてゆく 暴走を止めるには鎖部葉風を時間の檻から開放し此処に呼び戻す以外手段はない 皮肉にも神の如き能力を持つが故に理に縛られる二つの神木の最終決戦を止めるため 左門が孤島に隠した贄を探し走り回る葉風
そんな彼女を見兼ねたかの様に結界破り飛び込んで来たのは富士山麓に撃ち込まれた筈のミサイル 色々疑念やら疑いは拭えないが急いで事態打開しないと犠牲者は増え続ける 葉風はミサイルを贄に魔法を発動させる 其れは自らの人骨に自身の肉やら内臓やらその他諸々を移転させる彼女で無ければ実行する不可能な外法 かくして結界の中には葉風の骨と樽が取り残され 2年後の世界に鎖部葉風は顕現する形で復活果たした なお流石に服は転移無理だったので真っ裸なのは言うまでもない 声以外何も情報獲得手段が無かった葉風と真広に吉野の出会い 特に吉野の外見とその真っ黒な内面は葉風の好みにどストライクだったらしい 取り敢えず上着その他は吉野から拝借 さぁ此れからこのどうしようもない状況をひっくり返すぞ そんなタイミングで始まったはじまりの樹と絶園の樹により引き起こされる強烈な嵐と爆風
まるで用済みだと言わんばかりに折れた枝の串刺しとなる吉野と真広 2人の命を救うため魔具を使い果たす葉風と左門 さあ此れからどうなるという所で今話も時間切れ 勿論物語はまだ折り返し地点でしか無かった。
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