ザ・マスター 12年
2022年9/25深夜〜9/26夕方 タブレット端末にて執筆し脱稿
かなり内容端折りましたがこんな感じかな 実は洗脳やら犯罪教唆が有るんじゃないかと頓珍漢な期待してましたが怪しい出自でも主人公の悩みに真摯に向き合う教主のヒューマンドラマでも有りました
【 元々病んでたイカレさんが戦争で更に壊れた アルコール依存症とPTSD=外傷性ショックは信仰で治癒出来るのか? それとも抗精神病薬で癒せるのか？ 何にせよどちらも治療効果に関しては個人差が有ります 所詮どんな病であれ患者を救い出せるのは患者本人が治したいと願わない限り不可能かと カウンセラー或いは呪い師又は教主は貴方は独りじゃないと背中押すだけのことしか出来ないのかも 】
★何にせよ治癒するなら科学もオカルトも関係有りません 鰯の頭も信心から
原題:THE MASTER
教主 或いは 師匠
アメリカ 劇場公開作品
2013年 日本 劇場公開
令和4年9月26日 ホアキン・フェニックスのこんな変わった映画が有るよと偶々検索に引っ掛かり初挑戦したのは確か2019年の秋頃だから令和元年かな その昔、オウム真理教に目を付けられ色々トラブった嫌な記憶がフラッシュバックし正視出来ないと大雑把にラストまで流しそのまま返却 題材にもせず完全に忘れかけた頃に例の福岡県での5歳児餓死事件(篠栗男児餓死事件 2020年3月2日事件発覚＆逮捕)を巡る裁判の判決が今月発表となり動画サイトで閲覧 ○○○被告をマインド・コントロールし3男を餓死に追い込ませた赤堀被告が被害者家族を滅茶苦茶にした手段が、創価学会仕込みの集金術や信者脱会防止管理マニュアルだととある雑誌にすっぱ抜かれてましたので食わず嫌い克服兼ねて改めて挑戦してみようかと思い立ちレンタル
餓死に追い込まれた被害者には、危うい所で救出され児童相談所預かりとなった2人の兄が居るし 漸くマインド・コントロールが解けた母親を今更追い詰めるのもアレだから自主規制で名前消してますが ウイキペディア閲覧してみると創価の名前出て腰が引けたのかこのどうしようもないクズまで犯罪者の人権どうこうで匿名扱い(もしかしたら第1審で刑が確定した訳じゃないのも有るかな?) Yahooニュース含め殆どのニュースサイトでは実名出てますが 無責任な前振りに其れ書くのも駄目な気がしますので興味有りなお客様は自己責任でどうぞ こんなトラブルに介入するのは地元コミュニティの大立者か裏稼業の仕事だったけど何方も昭和の遺物と化したから有る筈もない
モルモン教で有名な合衆国ユタ州には現法で捕まえる事が難しい或いは状況証拠しか無い被疑者を人知れず裁き処分してる自警団が居る噂が流れてますが全体像は不明なまま そういやコルシカ島のコーザ・ノストラやシチリア島のマフィアも本来はそんな自警団が出自 官憲が何もかも取り仕切る息苦しい街より公権力の介入は最小限で程良く淀んでいる土地の方が、かえって治安が良く問題が起こりにくいのは何処も同じなのかも知れません 北海道の旭川なんて例の無理矢理未解決とされた虐めによる自殺強要のみならず 次から次へと嫌な事案が見付かってるもんな とあるメジャーな作家さんは其れをネタに地元題材のミステリーラノベ出版してますね アニメ見たからその内取り上げます
【 という訳で小見出しはこんな話を……精神科医であれ宗教指導者であれ 助けてくれと飛びこんできた心病んだ患者を救うなら、時には自身の心さらけ出したり正面からぶつかり合う必要が有るらしい もしかしたら此れは悪質な洗脳=マインド・コントロールと言えるのかも知れないけどそれで患者が自らが抱える闇に向かい合えるならインチキだろうがペテンだと罵られようが構うものか 病の治癒はただ結果が全て 第三者に其れを否定する権利も罵る謂われもない 】
★当該作がアメリカで問題視されたのは安易な抗精神病薬投与の否定 大手医療＆製薬企業は業界の大口スポンサー 公開中一緒くたにされ滅茶苦茶迷惑だったそうだけどサイエントロジーみたいなカルト教団や病を信仰で治すなんてやってるモルモン教は敵扱いなんだとか
☆なお流石に真似する馬鹿は居ないと思いたいが燃料ベースに様々なモノ混ぜ作る合成酒はぶっちゃけ毒物 ロシア＆英国では年間数万単位の死者出してるので絶対やるな そんな事やらなくても安価で安全な酒入手出来る日本は異常らしいよ 酒に呑まれる阿呆がほんの1握りでしか無いからでも有るけどね
1945年 太平洋戦線 水兵だったフレディ・クエルの心を摩耗させたのは何時襲い掛かるか分からない神風特攻 撃ち返せるだけまだ機関士よりはマシだが自身を守る防盾は薄っぺらい鉄板だけ 偶に島へ上陸しても娯楽なんか何処にも無い 椰子の実ジュースに船からガメた燃料混ぜ粗悪品の酒モドキを煽りグデングデンに酔うか誰かが戯れに作った砂の女に悪ふざけ仕掛ける日々 やがて戦争は終わりをつげるが既に精神を病み毒物同然の合成酒に依存する生活からは抜け出せなかった おなざりのカウンセリングとリハビリ終われば海軍病院からは用済みだと早々に追い出され やっと見付けたデパートのカメラマンの仕事は客とトラブル起こして解雇 出稼ぎ農夫の仕事に就いて再起図るが収穫祭で提供した合成酒で多数の中毒者出し、殺人未遂犯として仲間の農夫達に追い立てられる
宗教組織でも必ずしも科学的ですらない 中途半端だからこそ双方から袋叩きに合い続ける組織コーズ・メソッドの船上結婚披露宴パーティーに潜入 教主と言うより先住民の調停者みたいな立場の初老の紳士ランカスター・ドットに何故か気に入られ 単なる酔っぱらいの密航者ではなく合成酒作ったり偶に愚痴を聞いたりする役目を仰せ付かる主人公 なおアメリカのSF作家だったら庭にヒッピー住まわせてたロバートAハインライン 日本ならば作品の肥やしになると変わり者や作家見習いコレクションしてた小説家の江戸川乱歩に漫画家の手塚治虫や赤塚不二夫 そもそも落語家の名だたる面々や北野武のたけし軍団も此れにあたるかね だから厳密にはカルト教団と一概には纏められないのは何となく理解して貰えるかと ただ芸人でも小説家や漫画家ですらなく 変なオカルト本出版し毎回物議を醸すランカスターには信者も多いが同じくらい彼等を忌み嫌う輩も多数に上る
生まれ故郷には主人公が戻る日を待ち続ける婚約者が居る だけど変わり果てた自分は最愛の女性に相応しく無い 父親はアルコール依存症が原因で早世し母親は精神を病み病棟に閉じ込められたまま 自分も何時母親の様に壊れるのかそれとも父親の様に酒に依存し何もかも台無しにするのか 感情をどうしても制御出来ない そんな悩みに真摯に向き合うランカスターを師父として崇拝する主人公は明後日の方向へ暴走し 様々なトラブルをコーズ・メソッドへ招き寄せる ただ1人の迷い人を救えなくて何が調停者だ 家族や信奉者の反対押し切り手の掛かる問題児の面倒を見続けるランカスターだったがやがて双方に限界が訪れる 何処までも駄目な自分が此処に居る限り組織へのバッシングは高まる一方
1950年のとある日、感情の赴くまま師父のバイク乗り逃げする形で行方眩ませる主人公 悩んだ末に故郷に戻り婚約者の家を訪ねたが謝る機会も失われていた事に気付く イギリスに活動拠点を移すと決めたコーズ・メソッドに再び合流するか 其れともアメリカに残りの人生を掛けて自分を苦しめ続ける病と向き合う道を歩むのか 主人公は悩んだ末に組織から離れる事を決断 今更コーズ・メソッドに彼の居場所は無いし いい加減誰かに寄り掛かる人生からは卒業するべきだ 終戦直後の様にアメリカ中を流離い職を転々と変える流れ者人生 だが師父と二人三脚で闇と向き合い漸く自分の脚で歩き始めた主人公に迷いはなかった。
★なお当時38歳 映画では設定上20代後半⇒30代前半なホアキン・フェニックスを故郷で待ってた婚約者は終戦時16歳の未成年…………そりゃあ戻りたく無い訳だ(苦笑)
☆この物語纏めてる最中入ってきたのが週刊少年チャンピオンで当初は硬派系だったけど私が読んでた頃は癒やし系バイク＆喫茶店でまったりマンガ "750ライダー 1975年〜1985年 全50巻" 描いてた石井いさみ先生の訃報(9/17没 享年80歳) そういやあの頃は750ccのバイクでもノーヘルはそう珍しくも無かったけ で彼を師父として仰ぎ後半は本作の作画殆ど担当してたのがあだち充先生だったとか 何か呼ばれたのかな
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