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アメイジング・グレイス 06年

2023年11/28〜11/29タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿

シエラレオネが絡む話でも有ったので"ブラッド・ダイヤモンド"の隣に置いときます 解放奴隷が放り込まれたのは今も疫病蔓延するこの国でした

【 彼等は家畜以下の惨めなケダモノなんかじゃない、我々と同じ神を崇拝する仔羊であり人間なんだ 人買いから改心し黒人奴隷の解放願う聖職者に転身したジョン・ニュートン牧師が作詞したその歌はやがて人々の心を動かし政治家ウィリアム・ウィルバーフォース等、ブルジョワ階級のリベラル政治家や人権擁護に勤しむ理想家達がその生涯を掛けて取り組んだ黒人奴隷取引廃止の原動力となった イギリス/アメリカで歌い継がれことアメリカ合衆国に至っては第二の国歌と親しまれる賛美歌に纏わる物語…… 勿論解放された黒人奴隷がどんな目に有ったかはばっさりカットしてます 】


★原曲自体は"ジョニーが凱旋する時"同様にアイルランドかスコットランド民謡のアレンジ この物語以降の19世紀に作曲されたアメリカ南部の黒人霊歌なんて説も有ります 此処まで書いたら大凡察し付くでしょうが歴史再現と宣伝しときながらその信頼性はNHKの"どうする家康"か"ちむどんどん"レベルです(笑)


原題:AMAZING GRACE

素晴らしき神の恵み

イギリス/アメリカ合作 劇場公開作品

2011年 日本劇場公開


 令和5年11月28日 ガザ地区を戦場としたテロ組織ハマスとイスラエルの宣戦布告無き絶滅戦争はやはりヘタれたアメリカ合衆国のバイデン政権による仲介により攫われた人質と死刑制度の無いイスラエルで不定期刑の判決受け刑務所に収監中だったテロリストシンパの交換という形で休戦中 最初の騙し討ちはまんまと成功したものの表向きのスポンサー務めるイラン・イスラム共和国を筆頭にアラブ側も色々追い詰められてるらしくこのままズルズルと人質交換口実の時間稼ぎは続くかと もし此れでガザ地区からパレスチナ人が排除されたら労働力として全く使えない数百万の難民がエジプト/ヨルダン/カタールそしてパレスチナ自治区に押し寄せる訳だし既にアラブ系の暴徒が略奪や放火にユダヤ人殺し仕出かした欧米からは受け入れ拒否の通達受けてるからね 


BBCがイギリス政府の意向を完全無視する形でハマスのプロパガンダを垂れ流した結果 アラブ系の合法及び不法移民が既に200万人を越えている彼の国ではデモ行進やそれに託つけた暴動や略奪による経済的損失が洒落にならん 特にイスラム教徒が60万人も犇めくロンドンに至っては、本来イギリス清教施設の筈なウエストミンスター寺院が文字通り占拠され奴等の礼拝施設と成り果てたとか 多文化共生を推し進めてきたインド系のリシ・スナク首相も流石にブチ切れ 今後はテロ支援者なイスラム教徒やその思想信条が到底受け入れられないとフランスやドイツ追い出されリベラルの支援でイギリスに潜り込もうとゴムボートや様々な船舶で押し寄せる不法移民は全員逮捕 出自関係無しにブリテン島から遥か6500km彼方のアフリカはルワンダへ永久追放しようなんて法案立法化しました 東欧移民と違い徹頭徹尾生活保護費目当てで押し寄せる乞食は何処も要らないしなぁ 


こんな前振り書いた辺りで大凡察し付いてるでしょうが "例えその生き方が正しかったとしても視野の狭い優しい理想主義者は歴史から何一つ学ばない" イギリスとアメリカの意識高い系が彼等視点で馬鹿で愚かな民衆に対しBLMだのLGBTQだの教化勧めるため、イケメンやイケジョな男優女優を使い NHKの朝の連続テレビドラマや大河ドラマなノリで無理矢理良い話に仕立て上げたプロパガンダ映画が本作になります 物語自体はこの頃劣化進むNHKの其れなんかより遥かに良い出来だし うっかり生涯この問題に取り組んだウィルバーフォースやウィリアム・ピッド首相等、登場人物達に感情移入しちまう訳ですが 人道的に極めて正しい博愛主義が何を齎したかと考えると色々もにょる 法案成立後に半ば破産した奴隷商人達により解放奴隷が送り込まれたのはあのシエラレオネ アウシュヴィッツ強制収容所やダッハウ強制収容所並みに様々な疫病が蔓延してた彼の地は奴隷船より遥かに餓死や病死等が多く 彼等の屍重ねる開墾中に様々なレアメタルやダイヤモンドの鉱床見付かり21世紀まで続く民族間&宗教間紛争の最前線となってしまいました



【 映画自体は人権擁護万歳な世直しモノ 福音派の教会とかで義援金集めでイベント上映会開くようなお行儀の良い物語を何故見ようなんて思ったのか? 実は映画ゴーリキー・パークのDVD見てたら監督同じだからと予告編入ってたんだよ とかく最初から最後までCG任せにせず其れなりにお金掛けてます まぁ文芸大作だし日本の其れ同様に政府からの補助金もチューチューしたかな? 】


★個人的には"綺麗事を錦の御旗に掲げ金集めたり暴徒扇動する輩は信用するな"此れに尽きるかと かつて"世界で一つだけの花"なんて歌ってたグループも作詞作曲したアレも大概頭の中身が御花畑だったしなあ


 1780年のアメリカ合衆国独立戦争末期からフランス革命政権を文字通り乗取ったナポレオン・ボナパルトがイギリスとその衛星国相手に一心不乱の大戦争やってた頃に漸く成立した奴隷貿易廃止が裁可された1807年までの延々27年に及ぶ戦いと挫折 主人公ウィリアム・ウィルバーフォースとヒロイン/バーバラ・スプナーの出逢いと結婚に長男ウィリアム2世誕生 ウィルバーフォースの人生に多大な影響与えた元奴隷商人のジョン・ニュートン牧師と解放奴隷で滅茶苦茶インテリだったオラウダ・イクイアーノ(本名グスタウス・ヴァザ) 貴族の次男坊でケンブリッジ大学時代から盟友だったウィリアム・ピット英国首相 その他にも奴隷解放運動に動いていた多くの人々が絡む長い物語のダイジェスト版なため 回想シーン入るなど時系列がごちゃごちゃしてます でも割とさらっと流せますので安心を



 18世紀末までに述べ1100万人 部族間紛争で発生した捕虜やイスラム教徒による組織的な奴隷狩り(異教徒絶滅政策)で発生した黒人奴隷がイギリス人奴隷商人に買われ使い潰されたのは西インド諸島を中心とするカリブ海の砂糖きび畑を運営するプランテーション 移送中にその半分が病や飢えに斃れそのまま死ぬか生きたまま鮫の餌にされた 1797年イングランド、豪雨の中を静養地バースの別荘目指し進むウィリアム・ピット国会議員の馬車に便乗しているのはもう何度目か分からない奴隷貿易廃止法案を否決されついでに落選し失意の最中にあるウィリアム・ウィルバーフォース(以降名前被りややこしいから家名呼び) 既に始まっている大気汚染とストレスにより咳や目眩に苦しめられているウィルバーフォースに投与されている薬は当時は咳止め薬として珍重されていたアヘンチンキ=インドからユダヤ人商人が持ち込んだ阿片をエチルアルコールに溶かし込んだ眠気や疲労感も吹き飛ぶ薬酒ということになってるけど ぶっちゃけるとフェンタニルと同じオピノイド系麻薬 迂闊に多用すると幻覚と幻聴でトリップする危険物なので今は使用禁止です


ウィルバーフォースが奴隷解放運動に身を投じる様になったのは、幼少期に通い詰めたリバプールの港町で出会った元奴隷商人から転身し福音派の牧師となった恩師ジョン・ニュートンのトラウマレベルな恐ろしい説話 1781年9月、若干21歳で国会議員に当選 貴族院に所属するピット議員等と共に当時戦争継続か講和条約締結かで揉めていたアメリカ合衆国独立戦争問題で果敢に持論を貫き通し議会を動かした盟友(ウィルバーフォース)を買いつつも危うさを感じていたピットが妻のマリアンと画策したのは落選⇒静養ついでに未だ独身貫く朴念仁の嫁取り 地元銀行家アイザック・スプナーの気性難な娘バーバラ・アンと無理矢理開催されたアブサンカフェでの見合いは紆余曲折有ったものの似た者同士な2人は僅か1週間で結婚式までゴールイン ついでに後継者選びで色々有った結果、ピットは与党国会議員から若干24歳で英国首相に抜擢 未だ奴隷解放運動を続けるか思い悩む主人公の尻を蹴り飛ばしたのは恩師ジョン牧師と志しを同じくする政治家仲間達がゲストに招いた解放奴隷としての体験談をもうすぐ出版するオラウダ・イクイアーノや私掠船の船長にして革命家志望のジェームス・スティーブン


此れまで英語も拙い二足歩行の家畜のイメージを覆すオラウダの奴隷体験記出版とサイン会に討論会 莫大な利益齎す砂糖利権に目が眩んでいるブルジョワ市民や貴族達にあまりに非道な奴隷船を実際に見学して貰う等の周知活動 主人公等の活動は徐々に世論を奴隷解放に向かわせるがブルボン王朝を始め多くの貴族やブルジョワ階級を断頭台に送り込んだフランス革命とその後色々有ってのし上がるナポレオン・ボナパルトの軍事独裁政権による英国/オーストリア・ハンガリー二重帝国/都市国家連合なイタリア/プロシア/ロシアの植民地や領土狙った侵略戦争が暗い影を投げ掛ける 福音派が唱える神の元での平等謳う人権擁護に根差した奴隷解放運動は単なる理想論でしか無いのか? 毎年法案立ち上げては多数欠で否決される繰り返し ピット首相はフランスとの対峙を優先しイギリスでも民衆革命による血の粛清をと激昂するある者は田舎に隠遁 スティーブンは奴隷の反乱により内乱状態の植民地を回り現状を訴える


彼等の後押しとなったのは皮肉にも産業革命や農業技術の向上による中産階級の誕生と増加 機械化による奴隷需要のダブつき 理想論をゴリ推ししても奴隷解放は進まない ウィルバーフォースとスティーブンが考え付いた搦め手はナポレオン政権下の海上封鎖や臨検免れるため奴隷商人等が使うアメリカ国籍の船に偽装する阿漕な手口の取締り 機械化により砂糖の安定供給等様々な時代の変化の最中、長年長期政権を維持してきた盟友ピット首相や後任で同じく奴隷解放運動に理解有ったチャールズ・ジェームス・フォックス首相にオラウダの病没 イギリス王室も世代交代し多くの国会議員もブルジョワ階級に入れ替わった1807年 漸く国会における法案通過と王室の承認が認められた黒人奴隷の解放と奴隷貿易の禁止 新首相や元敵対議員達による長年に渡る奴隷解放活動を称賛されるウィルバーフォース 物語は其処で幕を下ろし後日談とスコットランド軍楽隊によるアメイジング・グレイスのバグパイプ演奏撮影シーンにうつる インフルエンザにより身体壊しウィルバーフォースは1824年に国会議員を勇退 1833年に77歳で波瀾と苦難に満ちた生涯終えた英国の良心はピット元首相と共にウエストミンスター寺院に葬られた


❖ちなみにバーバラとの間に出来た子供は四男二女の計六人 勿論その子孫は今も続いている 他にもリベラルにも程があるウィルバーフォース家のドタバタ降りは小ネタで描かれてるがとてもじゃ無いけど書き始めたらきりがないから勘弁を


❖アラブ系が増えた理由は生活保護費のみならずイタリアやフランスよりもお高目な最低賃金 日本やアメリカ合衆国に潜り込んだ自称クルド人と手口は同じ 合法的に入り込んだアラブ系とリベラル名乗る人権擁護NGOが手を組み不法入国斡旋 存在バレたら強制退去だから合法移民に安価で雇われ金属泥棒に強盗等の犯罪行為に加担してます


❖良い話風に纏められてるけどブリカスもダメリカも数百年前からやっぱり腹黒いのな(笑)

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