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新・動く標的/魔のプール 75年

2021年12/15〜12/16午後タブレット端末にて執筆し脱稿 PV累計46万突破に感謝込めつつ

ちなみに只今気温23度 言いたか無いけど直射日光降り注ぎ滅茶苦茶暑い(笑) 軽く水浴びしてきます。

【 前作から9年……あの名探偵ルー・ハーパーが帰ってきた と言う売り込みで始まる探偵物語ですが 雰囲気は好きなんですがね やっぱりヘタレで状況に流され易い主人公の物凄く手際が悪い捜査に好き嫌い分かれるかも知れません 色々思う所有ったのかポール・ニューマンのウザポーズやキメ顔は控えめになりました。 とは言えオリジナル版が50年代ベースだから何となく古臭さ満開 アクション要素含めサービスシーンがあの程度なのは映画として色々どうかと思うぐらいおとなしめ お昼のテレビでやってる2時間サスペンスレベルなのはちょっとなぁ(汗) 】


★正式には ハーパー探偵シリーズ/新・動く標的 だけど大人な事情で続編ポシャったから此れで終わり 今作ヒロインはリアル嫁な辺り突っ込み要素満載


☆こんなんでも ダーティーハリー2 公開から二年後に作られた作品なのはもう笑うしか無いと思います 思いっ切り時代錯誤じゃん


原題:THE DROWNING POOL

溺れるプール⇒要するに地雷女(笑)

アメリカ 劇場公開作品

1976年 日本劇場公開

原作:ロス・マクドナルド The Drowning Pool 1950年

翻訳版は世界推理小説全集53巻 魔のプールのタイトルで1958年出版

1967年 創元社推理文庫化 以降販売中


 令和3年12月15日 まずは前代未聞の連続竜巻によりアメリカ合衆国中南部で多くの犠牲者&行方不明者をだした件に哀悼と御見舞を………其れにしても例年なら夏場に起きる定番事案が何故冬の季節に? NHK BSの特番見てるとどうも海水表面温度が急上昇或いは急降下するエルニーニョ/ラニーニャ現象が原因みたいですが 其れにかこつけて地球温暖化がどうこうとか再生可能エネルギーへの移行を急げ……具体的には中華人民共和国製の太陽光パネル買って日本の野山削ってメガソーラーを何てクソふざけた方向に転がってったから黙ってテレビ消しました 本末転倒って言葉知ってるかダマスゴミ(怒)


一応先に謝っときます 御免なさい今回までは評価微妙なポール・ニューマン主演のルー・アーチャーもといハーパーシリーズです お金払って借りて来たからには何か楽しめる要素見付け出そう……まぁ努力だけはしたんだけどな なんつーか色々ヌルいし古臭さい(苦笑) 雰囲気は嫌いじゃ無いけど名作&問題作揃いの時代に何処までも地味に話進むこんな映画ってどうなのよ 例によって主人公が思い切りミスキャストだと思います 誰がどう見ても元検事局員で色々有って食い詰め者な私立探偵では無くポール・ニューマンにしか見えない  なるべくあらすじで分かりやすく楽しめる様、時代背景も挟みつつ遊んでみますがシリーズ2作目もかなり説明不足気味 登場人物が何故こんな行動起こしたのか? 映画自体は物語描くに辺りそんな気配りバッサリ抜け落ちてますのでご注意を 勝手だけど色々妄想働かせないとつまんなかったで終わります。



【 舞台はホームグラウンドのカリフォルニア州からアメリカ合衆国南部ルイジアナ州へ 1975年当時、ディクシーランドジャズを始めとする音楽文化と綿花栽培等の農業メインだった古き良き南部は変化の時代へと向かいつつ有る 農業機械化推進による黒人農夫大量解雇によるスラム誕生 ベトナム戦争敗北による国内製造業の海外移転による従業員大量クビ切り 其れとは逆に原油価格の高騰で笑いが止まらないのがメキシコ湾沿岸地域にたけのこみたいに増えまくった石油掘削業だった。 ちなみにその多くがカリフォルニアやテキサス州からやって来た成り上がり者で余所者達 極端化が進む貧富の格差の増大が今回の登場人物達の運命捻じ曲げた訳だが……映画では色々都合悪かったらしく大概の描写はバッサリカット 】


★沿岸部の埋蔵量大した事無かったから令和3年現在はより大量の原油見付かった海上掘削に変わりました 天然ガスの需要も右肩上がりで日本も海上油田20本ほど確保済


☆映画化に辺り主人公とヒロインの関係変更 まぁアイリス役のジョアン・ウッドワードはリアル嫁だし原作のそんなシーンも軒並みカットと相成ります


 冒頭コントはニューオリンズ空港 レンタカーで執拗に鳴り響く警報はシートベルト警告 合衆国で車の装備義務化されたのは60年代末期 流石に玉石混合な車に付いてるモノはかなり微妙な出来 締められないけどそのままだとロック掛かって動かない 悪戦苦闘のそもそもの原因はリベラル……しかも異教徒であるユダヤ系に不親切な南部ならではの嫌味 勿論サスペンションがユルユルなのもワザとです 燃費悪くなるし壊れたら賠償金取れるしな だから普通はわざわざ自分の車で陸路走破する訳で当然ながら交流も途絶え気味 そもそも観光地でレンタカーで走り回るって私は余所者だと看板掲げて歩き回るような振る舞い 前作から9年……やっぱりハーパーの行動は迂闊です。


版権の都合でインストゥルメンタルですが元恋人にして依頼者アイリス・デビローとの密会場所で流れているBGMは 優しく歌って=killing Me Softly with His Song 歌詞はまんま今作のネタバレになるし記述違反になりますので勘弁を 70年代当時、南部の上流階級既婚者が訪問出来る店は限定されるしお付きの者が居ないと怪訝な顔で見られる事も 知り合いに見咎められ依頼内容確認するのは失敗 主人公はアイリスが手配した湖畔のモーテルに向かいボンチャートレーン湖有料道路(コーズウェイ)を渡る 前作同様、その行動は其々の勢力に監視され尾行されてる訳ですが勿論気付いてません 10代の娼婦に扮したアイリスの娘スカイラーのハニートラップを何とかいなしたものの 拘留するタイミング伺ってた地元警察に捕まり危うく未成年者淫行容疑の冤罪掛けられブタ箱に………権力者の威光かさにやりたい放題なフランクス警部補の行為見咎めた署長の介入で逮捕は免れたものの 拳銃取り上げられ生身で放り出される


気を取り直しヒロインの自宅へ家庭訪問 時代錯誤も甚だしいコロニアル様式の豪邸で漸く依頼内容確認 アイリスの立場はその血統目当てに飼われているお飾りの妻 家の事は義母であるオリビア・デビローが何もかも取り仕切り夫も滅多に家に寄り付かない 主人公とかつて肉体関係持ったのはその寂しさや虚しさから来るものだったが 何者かに浮気がバレ脅迫状を送り届けられているらしい だが時代遅れのタイプライターで記されたその文体は成人男性が綴ったにしてはあまりにも稚拙だった 容疑者として浮かび上がるのは先日娘スカイラーとの不貞行為発覚し解雇された運転手パッド・リービス 屋根裏部屋を調べ上げある程度確信掴んだハーパーが揺さぶりを掛けたのはスカイラーとオリビア デビロー家の所有する狩猟鳥獣を保護するための森と湿地帯は原油が出る可能性が高く成り上がり者の石油王ジェイ・ヒュー・ギルボーンから買収交渉持ち掛けられているらしいと判明 動物保護活動に積極的なオリビアだけが土地の売買に頑ななまでに反対している


まんまマフィアそのものなギルボーンの部下達に脅され拉致 容疑者の1人ギルボーンからは依頼人(アイリス)を寝取り土地売買に協力しろと脅される ちなみにギルボーン(サディスト)の趣味はピットブル使った非合法な闘犬と釣りにハンティング 何とかその場を凌ぎ再就職したギルボーンの石油掘削会社からも行方眩ませたリービス潜伏先を嗅ぎ回る主人公 色男(リービス)に入れ上げる娼婦グレッチェンから自宅の場所聞き出し忍び込んだら今度は石油王(ギルボーン)の妻メイビスとその手下達に拉致され根掘り葉掘り尋問受ける そうこうしている内にオリビア・デビローが湖で溺死体となり発見され遺留物から容疑者として浮かび上がったのはまたしてもパッド・リービス 石油掘削会社の表沙汰に出来ない裏帳簿盗み出したリービスを匿っていたのは色男(リービス)に落とされたメイビス 


ギルボーン側に雇われたスパイとして主人公付け回す等、色々好き勝手やってた阿呆(リービス)取り押さえ色々吐かそうとしたら不気味な男(ブギーマン)のマスク被った3人の男の襲撃受ける 内2人は偶々セーフハウスで手に入れた拳銃で返り討ちにしたもののリーダー格には手傷負わせただけで逃げられリービスも撃たれて死亡 マスクの中身は警察官(汗) こんなモノ残しとくと碌な事にならないから3体纏めてワニの御飯にして証拠隠滅 肝心要の帳簿預かっていたのは英語読めないお人好しの娼婦(グレッチェン) 其処に記されていたのはヒロインの夫が石油王(ギルボーン)と組み肉親(オリビア)出し抜こうとした証拠とギルボーンがフランクス警部補等を始め大勢の警察官使い汚れ仕事やらせたり地元有力議員と裏金使い(よしみ)結んでいる事実 主人公の電話でデビロー家の家計が火の車な内情 父親独占するため母排除しようと脅迫状タイプライターで打ったのが娘スカイラーで有る事を知らされたアイリスは調査打ち切りを懇願するが 是迄散々な目に合わされてきた主人公(ハーパー)はせめて義母(オリビア)殺した本当の犯人挙げるまで止めないと公言


ギルボーンに命じられ主人公とリービス襲撃したのはフランクス警部補 銃傷をハンティング中の暴発事故と言い張り長期欠勤続けてた阿呆を殴り倒してロシアンルーレットで何もかも吐かせたハーパーは石油王(ギルボーン)捕まえ締め上げようとクルーザーに乗り込むが多勢に無勢 ピットブルに吠えられ追い返される ついでに裏切りバレ逃げようとするメイビス諸共石油王の部下に捕まり拷問の末、元精神病棟に閉じ込められた 此処から逃げ出し警察駆け込むなら部屋に水溢れさせ天窓から脱出するしかない まんまドリフのコントみたいな作戦はまんまと失敗メイビス共々水死仕掛けるが偶々ギルボーンの部下がドア開けて命拾い まるで水洗便所の○○コの様に流された悪党共 部下は打ち所悪く即死 満身創痍のギルボーンは妻を脅し付け救助要請するがブチ切れモードのメイビスは石油王を射殺 


「水責めの末に殺され掛けた(実は自業自得だけど(笑)) 裁判所で泣いて訴えれば正当防衛認められるよ。」


色々いっぱいいっぱいな未亡人(メイビス)に後を任せ 主人公(ハーパー)はオリビアを殺した犯人に自首促すべくデビロー家へ駆け付けるが何もかも後の祭り アイリスは服毒自殺した事にされお前が要らない妄動やらかしたから妻は死んだと夫は責めるが 彼女の死は明らかに毒を盛られ偽装されたモノ 祖母と実母を殺した犯人でありリービスに疑い向けさせたのは僅か16歳の娘=スカイラー 主人公のブラフにまんまと引っ掛かり父親と刑事達の前で全てを告白した犯人の将来は真っ暗闇 何もかも投げ出し逃げ回ったツケだよ後はアンタが決めろと館を離れる主人公 娼婦廃業しトレーラーハウスで暮らすグレッチェンにハーパーが託したのは 色男(リービス)が死んだ時持っていた有り金から探偵としての調査諸経費引いた9600ドルと 有りもしない嘘に塗れたメッセージ 帳簿を大手新聞社に送り付ける様頼んだハーパーはグレッチェンのエロな誘い断り空港へ逃げる 今ならロサンゼルス行きの便に間に合うからと



不気味な男(ブギーマン)のマスク……本当はハロウィン仮装で売られてたスター・トレックのカーク船長のマスク ひっくり返したら髪も眉毛も消え何か滅茶苦茶気持ち悪いから肝試しのイタズラや犯罪行為に多用された でまんまこのマスク被った殺人鬼が人殺し回る映画が "ハロウィン 78年" となる


☆忘れてた……フランクス警部補はハーパーが事実掴んだ事を雇い主に警告しに行ったら待ち構えてたのは野放し状態のピットブル 勿論犬の御飯になりました。

2021年12/17 暫定80話 誘う女  95年 全面改稿致しました。

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