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動く標的 66年

2021年12/8〜12/9深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿

ポール・ニューマンの時代錯誤なウザさが際立つ探偵物語 普通にスティーブ・マックイーン主演で撮るべきだったと思うのは私だけですか(苦笑) 今ならサイモン・ベックが演ったら嵌りそうです

【 1949年に出版されたハードボイルド小説の舞台を1960年代後半に変更 よって石油王がやらかした愛の逃避行云々等、色々違和感残る描写も有りますが ベトナム戦争に送り込まれたのが貧乏で居場所が無い若者メインだったあの時代 戦争に担ぎ出されるには些か草臥れ気味なアメリカ合衆国における中流家庭の男女がどんな生活送ってたのかとか恋愛事情とか色々垣間見えて来る そんな探偵物語 微妙にドジなのはこのシリーズの主人公のチャームポイントなんだそうです。 】


★すいません今回は趣味嗜好に走った穴埋め回となります アーチャーシリーズは全部で19作 映画化&ドラマ化されたのはほんの僅か


原題:HARPER

原作者サイドの事情でリュー・アーチャーからハーパーへ変更

その辺り強調するため合衆国公開版はこんなタイトルへ

英国公開版と日本公開版は原作通りのタイトルになりました

アメリカ劇場公開作品

同年 日本劇場公開

原作:ロス・マクドナルド THE MOVING(動き回る) TARGET(標的) 1949年

翻訳版は当初世界推理小説全集の52巻 1952年

1966年 創元社推理文庫より 動く標的のタイトルで出版

2018年 新訳版出版


 令和3年12月8日 今年は大東亜戦争 (実は太平洋戦争(パシフィック・ウォー)ってもう1つ有ったのご存知ですか? 紛らわしいから此方使います) 開戦から80年 大凡予想してた通り民放やNHKは地上波デジタル・BS共に "戦争はやっちゃいけない 祖国守って死ぬよりもロシア&人民解放軍受け入れよう" な主旨の中身スカスカな反日番組ばかりやってまして 片やウクライナと北海道がロシア共和国に 台湾と沖縄が中華人民共和国の侵略受けようとしてる時に何でこんなクソふざけた番組やってやがると静かな怒りがふつふつと………何故戦争やっちやいけないのかちゃんと受け止め自分の言葉で話せない阿呆が他人の共感集める事なんて不可能です オレオレ詐欺だってもう少しは頑張るぞ なお8日終わったらまたコロナ、尾身クロン怖いと騒いでる辺り真面目に怒るのも馬鹿馬鹿しくなります で、今回は色々駆けずり回ったけどお目当ての作品借りる事が出来なかったのでポール・ニューマンが私立探偵演ってたこんな作品を 確か沖縄戦に艦攻(アベンジャー)乗りとして参加してたしな


正直同じ海軍出身のスティーブ・マックイーンとあからさまなまでにキャラが被る そういや昔の映画雑誌では不仲説も有ったっけ……だから敢えて路線変えてセレブな役割も多かったし 私が高校生の頃には半ば現役引退状態 確か自分の名前入ったドレッシング販売してた自己顕示欲の塊みたいなイタいお爺ちゃん(笑)なイメージしか無かったんですが 全盛期にはこんな役もやってたんだとなりレンタル なんせほら、 タワーリング・インフェルノ や 明日に向かって撃て は兎も角、私がDVDで観た作品って投稿履歴閲覧して貰っても分かる通りガチテロリストな 栄光への脱出 とかホモォでマザコンな 暴力脱獄 だったし何方かと言うと庶民派なマックイーンの方が好きだったから中々手が出なくてね で……観終えた印象書き逃げさせて貰うとノリが古い! ステージで踊るヒロミゴーみたいにいちいち決め顔したりポーズがくどくて滅茶苦茶ウザい(爆笑) 生理的に受け付けないお客様はオープニング見て我慢出来なかったら視聴諦め原作をどうぞ


なんで長年DVD化されなかったのか何となく分かっちゃった


ロス・マクドナルド作品は酸いも甘いも噛み分けられる年齢になったら読もうと躊躇している内に読みそこねたまま 高校時代は古本屋で1冊=安い所だと50円切ってたんですが何時の間にやら下手なラノベが新刊で数冊纏めて買える金額に 仕方ないから図書館回って気長に探してみたいと思います あの頃はただでさえも睡眠時間削る程度には忙しかったし どっちかと言うとエド・マクベインの87分署シリーズに嵌ってたから探偵モノまで手が回らなかったんだよ



【 色々やらかし検事局を辞職 愛想尽かした(スーザン)から離婚調停裁判起こされてる主人公=探偵リュー・ハーパーの今の拠点はオフィスとして借りた筈のサンタ・テレサの探偵事務所 家賃もかなり滞納中 家具は組み立て式のベットに寝る前までずっと付けっぱなしのテレビ 低血圧で目覚まし時計だけでは中々覚醒しないから気合い入れるの兼ね氷水に顔突っ込んで洗顔 そして朝飯代わりに口にするのは泥の様な味と風味な安物の豆で入れる数杯のコーヒー とは言え何時もながら詰めが甘く豆切らすのは日常茶飯事 仕方ないから昨日ゴミ箱に放り入れた出し殻で入れたコーヒーは饐えた生ゴミの風味がして強烈だった 仕事選び収入カツカツな探偵の日常なんて大体こんなモノで有る。 】


★サンタ・テレサ=モデルになったのは勿論原作者が暮らしていたサンタ・バーバラ スペイン領時代の建物や公園が今も残る高級リゾート地


☆サンプソン邸はヒルズの観光名所ビバリーハウスを借用……映画やドラマでかなり引用されてますので見比べて笑うのも有りかと


 愛車は草臥れ気味なポルシェ356スピードスター 色々訳有りでドアを始めところどころ赤錆がまるでぶち模様 旧友アルバート弁護士の仲介受けた今回の依頼人はビバリーヒルズに済む石油王の妻エレイン・サンプソン 何だか知らないがものものしい介護用のベットに寝そべっているのは落馬したらしい 本業が頭打ちで酒浸りな石油王(サンプソン)が一昨日に空港から行方眩ませた 此処ロサンゼルスは遊び歩く所が多いから恐らく飲み歩いている可能性が大だが もし女が側に居たら潜伏先と女の身元を調べて欲しい 曲がりなりにも他人の前でかまってくれない夫に嫌悪感顕にする夫人の態度にドン引きし エレインの連れ子であるミランダが父親へ向ける突き放した態度と出会う相手構わず誘うビッチ振り 専任パイロットなのに雇い主に全く敬意を払わないアラン・ダガート


60年代半ばのビバリーヒルズは資産持ちでも幸せだとは限らない 傷口に塩を擦り付けあう様な人間関係にうんざりしつつも同行希望するミランダとアラン連れそこそこ成功してるらしいアルバート弁護士のオフィスへ 家族に見離され草臥れ果てた石油王(サンプソン)を探すのはそう苦労しない筈だ 日割りの捜査費用は請求せずちょっと高めの成功報酬で契約成立 呆れた事に見た目10代後半に見えるミランダはアルバートの婚約者でも有った ちなみにハーパーは41歳でアルバートは43歳 下手すると親子どころかお爺ちゃんと孫な婚姻関係を結ばせたのは石油王 姿眩ませたロサンゼルスの盛り場で手掛かりを探す 定宿のホテルにはかれこれ数ヶ月も立ち寄って無いと判明 色々深い関係に有ったらしい元女優のフェイ・エスタブルクに接触したら暗黒街の名士ドワイト・トロイが介入して来た 彼女の部屋で見付かったのは連絡先書いたメモ 以前麻薬売買で拘留された事が有る歌手ベティ・フレイリーが捜査線上に浮かび上がる 探偵を付け回すアランとミランダの不可解な振る舞い 屋敷に届いた営利誘拐の脅迫状


そもそもグデングデンに酔っ払った末に譲渡契約結んだらしいが 石油王は何故、得たいの知れない教祖様に山を1つ丸ごと譲渡したのか? 身代金の調達を監視していたかの様に届いた二通目の脅迫状 誘拐グループの内通者はこの屋敷の中に居る 取り敢えず犯人捕まえ締め上げれば石油王の行方が判明する筈だ 通報受け駆け付けた地元警官も保安官も脳筋過ぎて頼りにならない 身代金受渡し場所に現れた男=チンピラのエディはスーツケースを奪われ殺された 警官達がモタモタしてる間に手掛かりに逃げられる 手掛かりは依頼人の元を訪れた時もフェイの自宅に忍び込もうとした時も現れた謎の配送トラックの運転手 アラブからの安い原油が入り込み事業ジリ貧の石油王(サンプソン)がロサンゼルスのマフィア=トロイと組んでやっていたのは南米諸国からの密入国の手引き 新興宗教の私有地となっていた山頂の施設は密入国者の仮の宿 多勢に無勢で危うく口封じで一環の終わりとなる所だったが 相手(パトラー)殺して何とか生還


屋敷や事務所に戻ると厄介事に巻き込まれるから 元妻が暮らす懐かしい我が家へお仕掛け押しの1手で妻に泣き付くが良好な関係はたった一晩で破綻した


石油王を誘拐し監禁しているのはベティと ビジネスパートナー改め誘拐の協力者となりまんまと裏切られたのはフェイとトロイにその部下達 そして内通者はアラン以外有り得ない 挑発にまんまと乗ったアランは探偵を殺そうと銃を向けるが タイミング良く駆け付けたアルバート弁護士に撃たれジ・エンド エディ殺して身代金横取りしたベティを拷問してるトロイを撃ちその部下を殴り倒してフェイを武装解除 何とかベティを連れ出した探偵は弁護士に応援要請しつつ石油王が監禁されているキャッスル・ビーチの廃船置き場に急行するが何者かに後頭部殴られ昏倒している間に石油王は殺され ベティは探偵の車奪いメキシコ目指し逃走を図る 親友の車駆り追う主人公 色々ヌルいカーチェイスの末にハンドル操作誤ったベティは事故死 とは言え身代金の隠し場所と鍵は吐かせて奪ったから今回のギャンブルは痛み分け 


「夫は悪い奴等に騙されていただけなんです。 私は彼を愛していた(嘘泣き)」


不名誉な離婚ではなく悲劇的な最後遂げた石油王(サンプソン)のお陰で莫大な遺産を相続する事になった依頼人(エレイン)はお仕掛けた警官達やマスコミの前で一世一代の猿芝居 色々想定外の要素が多々有ったものの終わってみればウハハな人生待っている 色々有って(ミランダ)とも和解 後は中々頑張ったほぼ同世代の義理の息子(アルバート)とミランダの結婚ゴールインで大団円 だが主人公は気付いていた 貨物船に乗り込んだ時石油王は未だ生きていた 誰かが主人公を殴り倒し昏倒させた後石油王を殺し 追い込まれたベティに車奪い逃げる様説得した 容疑者はたった1人しか居ない


なんつーかそんな理由で人殺したのと呆れる動機と どう考えても時代錯誤な最後の賭け云々は正直書いても意味無い様な気がしますのでさらっと流しますが 最後の最後に石油王殺したのは彼の犯罪知ってたアルバート弁護士だと判明 友人として自首を促す場面で物語は無理矢理スタイリッシュに幕を閉じます(爆笑) 何だろうなポール・ニューマンの演技見ててなだぎ武のアメリカンな兄ちゃん=ディラン・マッケイなコントかレーザーラモンHGのアレ連想しちまったい お陰でストーリーが頭に入らないから本当に迷惑でした でも続編も借りて来ちゃった レンタル代勿体無いから何本か割り込み投稿終えてからそっちも取り上げます。


ではまた次回


◇本編オープニングの小ネタを軽く インスタントコーヒーは1938年にスイス企業のネスレが "ネスカフェ" として発売開始 合衆国に普及したのは1960年から 但しその原型発明したのはニュージーランド人と日本人だった事から対日戦参加しジャップ殺せとやってた一部の元軍人からは蛇蝎の如く嫌われてたそうです。 映画で登場した粉砕済のコーヒー豆入りのデカい缶詰 缶切りで開けた直後は風味豊かですがあれだけの量を個人で消費出来る筈もなく やがてドブの様に饐えた臭いが漂う代物に(笑) 勿論本来は飲食店の業務用 すぐ消費しないと命に関わるし


◇クライマックスで登場する廃船は戦時急造型のリバティ船 日本の急造型よりも実は粗乱製造品多く 特に溶接に不慣れだった初期のロッドは原因不明の分解沈没事故や船体の欠落を度々起こし多くの船員を殺したが単なる不注意や自損事故で処理されまともな恩給も見舞金も出ていない 特にこの船体使った護衛空母アベンジャー級は1隻がそもそも動かず爆発事故で沈んだのが1隻 他に軽い攻撃で真っ二つに割れ轟沈したから最後の1隻は自由フランス軍にタダで引き渡された 流石にフランス軍も怖くて使ってません。 その事実が明らかになったのは21世紀に入ってから

2021年12/11 暫定194話 エクソシスト2 77年 新規割り込み投稿致しました。

2021年12/14 暫定195話 エクソシスト ビギニング 04年 新規割り込み投稿致しました。

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