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バンデラス/ウクライナの英雄 18年

2021年11/29〜12/1タブレット端末にて執筆し深夜脱稿 即日投稿

いきなりですが居候な猫が二匹ばかり増えました 何故か内1匹は私の部屋で寝てるんだけど警戒心何処行った。 PV45万達成 ポイントも少し増えました ご愛顧本当に感謝致します。

【 ドネツク人民共和国寄りな閉鎖的な村で起きた乗り合いバス無差別殺人事件の犯人と駐屯地に潜り込みウクライナ軍兵士の殺害繰り返すロシアの破壊工作員(テロリスト)=ホドックを炙り出せ 派遣された探偵役と捕まった容疑者は20年前にヴェセレ村と家族を見捨てた主人公とその親友だった。 邦題も大概アレだけど原題もかなり間抜けなタイトルだから既にレンタル落ちとなってますが………要するに現代のウクライナ共和国を舞台にしたマカロニ・ウェスタン+犯人探しのミステリー要素も入った戦争映画 視聴前にドネツク州の立ち位置とか何故ウクライナが反ロシアなのか ある程度予備知識有った方が楽しめる物語。 】


★そもそもウクライナ系やタタール系がロシア共和国寄りな連中嫌う様になったのは1986年のチェルノブイリ原発事故とその後始末が切っ掛けとなり1991年にソビエト連邦が崩壊しその後色々揉めて今に至る訳ですが……単純にロシアに対する憎悪の歴史は軽く数千年越えてます。


原題:POZIVNIT《BANDERS》

英題:CALL SIGN BANDERS

コールサイン・バンデラス 本名がアントン・サイエンコだったから

語感が似てるし顔もとなり20年後の今に至るという設定です

ウクライナ共和国 劇場公開作品

日本未公開 2019年DVD化

❖殆どの店舗でレンタル落ち


 ソチ冬季オリンピックが開催されてる最中の2014年初頭から始まり 4月辺りから戦闘激化 黒海とセヴァストポリ要塞に港湾施設をロシアに寄越せそもそもウクライナは旧ソ連領だから正統な後継者となるロシア共和国に併合するべきだと延々9年近く続いているクリミア危機・ウクライナ東部紛争 ちなみに万単位の戦死者に180万人を越える難民が発生してるのに戦争扱いされてないのは宣戦布告無しで戦いが始まった事と ロシアの傀儡政権として独立したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国が国際社会から文字通り山賊かテロリスト集団扱いされており 其れを軍事経済的に支援してるロシア共和国側も公式には休暇中の将兵がボランティアやっている事になってるからだそう まんまスペイン内戦じゃんと感じたお客様……全くもってその通りです だから幼少期の主人公の渾名やコールサインがウクライナ人にあるまじき名前なバンデラス(スペイン野郎)なんだよ。


今回紹介するこの物語自体は、多分にフィクション要素取り入れてますが 分離独立促すため或いはウクライナへの再帰属促すために双方の勢力に属する破壊工作員や送り込まれた傭兵や民兵がロシア系民間人襲ったり誘拐の末に殺害なんて事案は本当に山程有り事実上の内戦&民族紛争は泥沼化 数代前に送り込んだロシア系移民を使いまるでかつての "アドルフ・ヒトラー/ヨーロッパツアー 1923年ミュンヘン〜1945年ベルリン" の再現そのものと言える宣戦布告無き侵略戦争の顛末については地上デジタル放送に移行した民放やNHKは報道しない自由行使してますのでBSで双方のテレビ放送局が朝から垂れ流してるワールドニュースを閲覧する事をお勧めします 多少視点が偏ってるのはご容赦を 自虐どころか売国そのものな日本の其れと違い 普通は自国に都合の良いニュース流すのはマスコミの常識です。 


1991年に独立 本来なら欧米資本や日本からの投資受けて繁栄の時代迎える筈だったウクライナ共和国 内部に多数の病巣抱える事になった原因はチェルノブイリで有り 何もかも根こそぎ奪うだけの中国&特亜資本で有り 未だ解決の目処が付かない人種差別や広がり続ける貧富の格差 なまじ敵対国と陸続きなだけにそして内部に多数の裏切り者を抱えてるから EUやアメリカ合衆国も中々手が出せず色んな意味で詰んでいる でも降伏すれば中華人民共和国に併合されたチベットやウィグルの様な同化政策とホロコーストが待っている 小見出しでマカロニ・ウェスタンな要素も入ってると書きましたがそんな状況も全く一緒 事態を根本的に解決したいなら元凶滅ぼすしか無い訳ですがかつて手を組んだナチスドイツが敗戦後どうなったか知ってるとね(ため息)



【 2014年9月ウクライナ共和国とドネツク人民共和国が領有権や住民の帰属権を争っているロシア・セルビア系移民の末裔が暮らすヴェセレ村 車無ければとうてい辿り着けない近隣の街へ夜明け前に嗜好品や食糧買い付けに向かう村人達を乗せた小さな乗り合いバスを襲ったのは4人の軍服姿の男達 虐殺は隣に駐留してるウクライナ軍の犯行としなければならない だから誰も生きて帰すな。 主人公の元親友………村を捨て今は人民解放軍に所属するリョーハが手に掛けてしまったのは幼い頃母親代わりに自分を育ててくれた叔母だった 罪悪感から任務放棄したリョーハを撃ち殺そうと動く正体不明な男達 草原に仕掛けられたウクライナ軍の対人地雷に引っ掛かかった裏切り者は死んだと判断され捨て置かれる。 】


★見てて連想したのがバカボン鬼塚とか言うラジオパーソナリティがその昔歌ってたフサチコフ……隣の歯医者が2000km先なんてロシアやウクライナじゃ珍しくも有りません そういやメキシコやブラジルにアメリカ合衆国もか(苦笑)


 其れなりに交流が有ったウクライナ軍派遣部隊とヴェセレ村の関係は急速に悪化の一途を辿る 事件発生から数日後に基地司令バウリチュク大佐の机に置かれた1枚のメモ 其れは村人から何者かに託された密告書 事件の背後には悪名高いロシア共和国の破壊工作員= "ホドック" が関わっているらしい この物語の主人公で特殊部隊に所属する アントン・サイエンコ大尉=コードネーム・バンデラスが抜擢されたのはヴェセレ村出身でロシア語やセルビア語に堪能で有る事 村を出たその足でウクライナ共和国軍に入隊したサイエンコ大尉の軍歴は約20年 平均年齢25歳で老人扱いな特殊部隊で指揮官続けるには些か歳を取り過ぎているがそもそもウクライナ共和国軍には暗部を任せられる人材が常に不足していた 


同胞を疑い殺害する事も有る主人公の仕事を嫌っている恋人ジェーニャとの口論と別れ 表向きは停戦合意が始まったばかりの最前線で爆弾処理にあたる工兵に扮した4人の部下(何れも少尉なインディアネツ(逆野球帽と髭)ホヴェルロ(野球帽髭無し)モレマン(ブッシュハット)タラス(眼鏡と髭))と共に工具満載したUZA-452(ライトバン)でまずは駐屯地へ バウリチュク大佐が "ホドック" ではと疑っていたのは最近部下を率い赴任して来た2人のロシア系将校 1人は元ソ連空挺部隊出身のコチュバ少佐 もう1人は村人を端から嫌っているモリャル少佐 あくまでも爆発物処理で派遣された工兵として動き捜査を開始する主人公達 合間合間に挟まれる20年前の回想シーンから浮かび上がる主人公が村を捨てた経緯 村のマドンナ=ヤーナを巡り親友リョーハと大喧嘩 父の戦死後1年もしない内に再婚した母と義父に対する反発 元々閉鎖的でウクライナ共和国に敵意剥き出しな村人達を嫌い僅かな荷物手に飛び出した記憶


主人公と唯一仲良くなった幼い村娘トーニャが見付けたのは 買春目的で村を出入りしていた空挺部隊の兵士ムジカの変わり果てた姿 死因は正面から一撃なナイフ 軍医イリーナ・ドロバン中尉の検死によると抵抗跡も無い事から "ホドック" は駐屯地で兵士か士官として潜伏している可能性が高まった ムジカが最後に会っていたらしい雑貨屋店員スヴェトカから事情聞くため20年振りに村を訪問 数年前に母ニーナは亡くなり生家は廃屋と化している ウクライナ側に付いたスペイン野郎(バンデラス)が帰って来た 警戒心と敵意を顕にする元同級生達 


ムジカの様な兵士を招き入れ対価貰い身体売っていたのは元恋人のヤーナ 主人公もリョーハも去った後、クラスメイト等と共にこの商売始め父親が不明な娘トーニャを授かったヤーナとの虚しい再会


殺害現場で実況見分始めた特殊部隊を狙う正体不明な狙撃兵 挙動不審な行動を繰り返していた弾薬庫の番人コヴァレンコ軍曹が大量の爆薬持ち出し駐屯地から脱走 再びヤギの面倒見てる少女トーニャが目撃した見慣れぬ軍服姿の兵士を追い再びヤーナの家へ向かう途中 フード姿でコソコソ通いの治療続けてたドロバン中尉取り押さえ 親友リョーハの父ステバンが独りで暮らしている筈の家へ部下と共に踏み込む 大怪我負い地下室で治療受けていたのはドナツク人民解放軍に入った筈のリョーハ メモをドロバン中尉に託し "ホドック" の介入を密告したのは道を違えた元親友 脱走兵(コヴァレンコ)の行方追ってたインディアネツとモレマンが発見したのはトレーラーハウスで殺されていたコヴァレンコ 建物には仕掛け爆弾も設置されていた 多数残された遺留品から殺人容疑を掛けられたのはモリャル少佐 逮捕連行されるが勿論事件は解決しなかった 


喧嘩別れした主人公を追い兵士や村人慰問のボランティアの一員としてやって来たジェーニャとのラブシーン 挙動不審な態度で同じく村人虐殺の容疑者として疑われていたコリャンの誕生日を祝う息抜き場面挟んで始まった村の異変 翌朝早朝 店を開いたばかりのスヴェトカを射殺し手榴弾を投げ込む軍服姿の男 パニック起こした村の老婆がスヴェトカを殺したのはスペイン野郎(バンデラス)の部下だと決め付けた事から始まり駐屯地にバンデラス差し出せと押し掛ける村人達 彼等の背後からヴェセレ村へやって来たドナツク人民解放軍の兵士達 警戒中で駐屯地の周りをパトロールしていたコリャンが刺され意識不明の重態に その傷口から判明した"ホドック"の影 テロリストは今も此処に居る 


民間人殺害を口実に翌朝始まった敵の容赦無い砲撃 地下壕でコリャンと連行したリョーハの治療を続けるドロバン中尉の3人を狙った手榴弾による破壊工作 3人を庇うため自ら犠牲になったのはインディアネツ少尉 此処に居る限りリョーハと犯人目撃したコリャンが危ない 戦場と化した駐屯地を脱出するボランティア団のライトバンに2人を託し付き添いでホヴェルロ少尉が乗り込む もう1人負傷兵を此処から連れ出してくれ隊の修理屋で重宝されていたボロダ軍曹=ホドックもまんまと車の中に 漸くホドック=ボロダの正体判明し追い掛ける主人公とモレマン少尉 車内ではホヴェルロが殺され道路に投げ捨てられた。 カージャックされヴェセレ村に逃げ込んだライトバン 程無く意識取り戻したコリャンとボランティアの男性が惨たらしく嬲り殺される ジェーニャは人質にされリョーハはドネツク人民解放軍に合流 攫われたジェーニャとリョーハ助け出すためモレマンに後を任せ独り村へ潜入する主人公


村役場で始まる人民解放軍将校の演説 其れを嬉々として撮影しウクライナ軍によるロシア系住民の虐殺罵るのはロシア共和国からやって来たマスコミの群れ 村人達もまんまと騙されスペイン野郎(バンデラス)が何もかも仕組んだとカメラの前で主人公を人殺し呼ばわり テロリスト達に協力していたのは今では村長となっていた主人公の元義父ベーチャ ヴェセレ村はマスコミとドネツク人民解放軍が撤退した後 密かに送り込まれた別働隊の砲撃により根絶やしとなる予定 犯人はウクライナ共和国軍と言う事にされ勿論その事実は村人達に知らされて居ない 危うくバス襲撃した工作員にレイプされそうになっていたヤーナを助け出そうとしたのは病院から逃げ出したリョーハ とは言え格闘戦なんてやった事も無いへっぽこ戦士は逆に殺されそうになるがヤーナが振り下ろすスコップで助かった


村役場に潜入した主人公は リョーハとヤーナにステバンおじさんの協力で死んだ工作員に変装し ロシア共和国から派遣されて来たスペツナズの将校を誘拐 脅されしっかりロシア側裏切った元義父との遣り取りに 拘束したロシア将校をモレマン少尉に預け今度はジェーニャの救出とホドックの逮捕に奔走 ちなみにロシア将校はモレマンとタラスを呆気なく殺し村へ逃げ戻り証拠隠滅に奔走 色々有って取り残されたホドックは最後の部下も殺され大激怒な主人公の手で呆気なく射殺された ジェーニャと共に再びドネツク人民解放軍が逃げ出した村へ戻りリョーハやヤーナ トーニャとステバンおじさんに協力して貰う形で村人に避難を呼び掛ける やがて始まった村への砲撃 独り安全圏を求めていた義父は車ごと木っ端微塵 主人公達の警告をファシスト呼ばわりし信じなかった村人達に多くの犠牲が出たものの数十人の村人を救い出した。


ファシストは俺だ‼ 乗り合いバスの虐殺に協力した事を父親やヤーナを含む生存者達に告白したリョーハはウクライナ共和国軍が敷設した地雷原に踏み込み自決を図るが予算の都合で其処に仕掛けられていたのは対戦車地雷と対人地雷に見せ掛けた警告用の花火だけ 20年前から間違えてばかり其れなりに潰しの効かない歳になってもやっぱり冴えない親友(リョーハ)ぶん殴りヤーナとトーニャに託す主人公 人は誰でも間違いを侵す人生とは其処からどう立ち直るかだ イケメン顔でそう呟くバンデラス=アントン・サイエンコ大尉のモノローグで始まるエンドクレジット 最後はかなりグダグダになったけどまあこんな感じです


本編見ててちょっと吹いたのが事ある度にウクライナ共和国軍や ロシア系の同胞見捨てウクライナ側に付いた主人公を "ファシスト" と罵る頭の御目出度い民族主義者な村人達 地元出身の家の叔父みたいな元自衛官や元警察関係者な私等罵る本州からやって来て居座ってる自称平和団体とか日本市民の発言 部落ごとに徹底的に異なる方言話せないからハングルや繁体字で垂れ幕振り回すバカと同じじゃん。




2021年12/2 暫定143話 黄昏のチャイナタウン 90年 全面改稿致しました

旧143話 瀕死の街? は全面削除 話数ズレます。

2021年12/4 暫定24話 ホワイト・バッファロー 77年 新規割り込み投稿致しました

2021年12/6 暫定193話 エクソシスト 73年 新規割り込み投稿致しました。

2021年12/8 暫定192話 リーピング 07年 全面改稿致しました。

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